おいしいと評判で、熊本土産としても人気が高い商品ですが、全国のスーパーやコンビニ等でも見かけることがありますね。
名前からすると、いかにも甘そうでカロリーが高そうなイメージが沸きますが、実際のところはどうなのでしょうか？
この記事では、黒糖ドーナツ棒の味の特徴や評判と、黒糖ドーナツ棒風のお菓子の作り方などについてご紹介します
目次
黒糖ドーナツ棒ってどんなお菓子？カロリーは高いの？
黒糖ドーナツ棒は、熊本の菓子メーカー「株式会社フジバンビ」の看板商品です。その名の通り、黒糖でコーティングをしたドーナツのような揚げ菓子で、直径が約2cmで長さが約8cmの棒状をしています。
程よい甘さで油っぽさもなく、素朴なおいしさからつい食べ過ぎてしまうと評判の黒糖ドーナツ棒ですが、そうなると気になるのがカロリーですね。
食べた感じでは甘さも油っぽさも控えめに思えますが、黒糖ドーナツ棒のカロリーは実際にどのくらいなのでしょうか？
味や食感はどんな感じ？
一般的にドーナツといえば、やわらかくケーキのような食感をイメージしますが、黒糖ドーナツ棒は表面はサックリ、中はしっとりとしています。
どちらかと言うと、ドーナツよりも沖縄のサーターアンダギーに近い食感ですね。
表面には黒糖蜜がたっぷりと浸み込ませてあるにもかかわらず程よい甘さで、食べると黒糖のコクや風味が口いっぱいに広がります。
油で揚げていますが油っぽくなく軽めの食感なので、カロリーもそれほど高いようには感じられません。和菓子のような素朴なおいしさで、コーヒー、紅茶、日本茶、牛乳など、いろいろな飲み物とよく合います。
黒糖ドーナツ棒の口コミ・評判は？
では、黒糖ドーナツ棒を実際に食べた人は、どのような感想を持っているのでしょうか？
やはり、外はサックリ、中はしっとりの食感で、黒糖が濃厚でおいしい！という感想のようですね。その他に、SNSやオンラインショップなどでは、次のような口コミが多くありました。
・生地の割れ目から中の方まで黒糖がたっぷり染み込んでいる
・ちょうどいい大きさで棒状なので食べやすい
・優しい甘さで素朴な味わい
・思ったよりも甘さは控えめ
・カフェオレやほうじ茶など甘くない飲み物とよく合う
・おいしくて、ついたくさん食べてしまう。食べ過ぎるとカロリーが心配！
買ってみようか悩んでいる方は、参考にしてみてくださいね。
黒糖ドーナツ棒のカロリー＆原材料
黒糖ドーナツ棒の裏面に書かれている原材料と栄養成分の表示は、次のとおりです。
小麦粉（国内生産）、植物油脂、還元水あめ、黒糖、粗糖、鶏卵、ショートニング、水あめ、糖蜜、はちみつ、膨張剤
エネルギー：70kcal
タンパク質：0.5g
脂質：2.7g
炭水化物：10.7g
塩分相当量：0.07g
黒糖ドーナツ棒、1本約16gあたりのカロリーは、70kcal。タンパク質はほぼ含まれていませんので、原材料名から見てもわかるように、小麦粉、糖類、油脂類が由来のカロリーです。
他のお菓子と比べて黒糖ドーナツ棒のカロリーは高い？低い？
黒糖ドーナツ棒1本のカロリーが70kcalであるということはわかりましたが、果たして、このカロリーは高いのか低いのかどちらなのでしょうか？他の食べ物と比較してみましょう。
| 商品名 | カロリー（kcal） |
|---|---|
| 黒糖ドーナツ棒 1本 | 70 |
| バナナ 1本 （可食部90g） | 77 |
| ポン・デ・リング（ミスタードーナッツ） | 219 |
| プレミアムロールケーキ（ローソン） | 215 |
| シュー・ア・ラ・クレーム（セブンイレブン） | 177 |
| グリコ Bigプッチンプリン（160g） | 225 |
| ７プレミアム 二段熟成醤油だれ串団子 1本 | 141 |
| ７プレミアム かりんとう饅頭 | 224 |
| ７プレミアム 豆大福 | 197 |
| カルビーポテトチップス 1袋（60ｇ） | 336 |
| 亀田製菓 ソフトサラダ （1個包装・2枚） | 68 |
| ますや おにぎりせんべい 1袋（62g） | 297 |
カロリーを比較すると、黒糖ドーナツ棒1本のカロリーは、バナナやソフトサラダせんべい1袋（2枚入）と同じくらいであることがわかりますね。
黒糖ドーナツ棒3本食べると、ミスタードーナッツのポン・デ・リングやローソンのプレミアムロールケーキと同じくらいの摂取カロリーになります。
ダイエット中のおやつとして黒糖ドーナツ棒は食べてもOK？
厚生労働省が推奨する1日の間食の目安カロリーは、成人女性の場合だと約200kcal。黒糖ドーナツ棒は、摂取カロリーで考えた場合、1～2本程度ならばダイエット中に食べても問題のない量です。
ただし、いっしょに飲む飲み物は、コーヒーやお茶など低カロリーのものを選んだ方が無難ですね。
栄養的な面から考えると、ダイエット中は特に、ビタミンやミネラル、タンパク質をはじめ、栄養成分をバランス良く摂る必要があります。
黒糖ドーナツ棒に使われている黒糖はミネラルが多いとはいえ、量としては微々たるものです。
黒糖ドーナツ棒のほとんどは炭水化物と脂質なので、栄養バランスを考えると物足りないですね。栄養面からすると、果物やドライフルーツ、ヨーグルト等の乳製品、ナッツなどの方がダイエット中のおやつに向いていると言えます。
手作りならカロリー調整も可能！黒糖ドーナツ棒を作ってみよう！
黒糖ドーナツ棒に似たお菓子を自宅で作ってみましょう。ホットケーキミックスを使って簡単に作れるレシピをご紹介します。
カロリーを控えめにするコツを押さえれば、カロリーが少なめの黒糖ドーナツ棒（に似たお菓子）も作れますよ！
基本の黒糖ドーナツ棒のレシピ
カロリーは少し気になるところですが、表面がサックリとした食感重視の黒糖ドーナツ棒を作るなら、油で揚げるタイプがおすすめです。
【材料】（20～25本分）
ホットケーキミックス 200ｇ
卵 1個
黒糖 100ｇ
水 50ｇ
【作り方】
１．ホットケーキミックスに卵を入れ、軽くひとまとめになる程度にサックリと混ぜ合わせる。
２．ラップをして冷蔵庫で30分～１時間程度休ませる。
３．黒糖と水を鍋に入れて火にかけ、黒糖を溶かして黒糖蜜を作る。
４．2の生地をラップやビニル袋で包み、長さ7～8cm、厚さが7～8ｍｍになるように四角く綿棒で伸ばす。
５．1cmくらいの幅になるように包丁で切る。
６．160度くらいの低温の油で、両面がキツネ色になるまで揚げて、油をしっかりと切っておく。
７．熱いうちに黒糖蜜にさっと漬けて、表面が乾くまで冷ます。
【ポイント】
・生地を作る際、卵の量が少なくてまとまりづらかったら、牛乳や水を少しだけ入れて調整してください。また、捏ね過ぎはＮＧです。
・1cm×7～8cmに切り分けた後に、それぞれの真ん中に縦に切れ目を薄く入れると、揚げたときに割れ目ができて見た目も黒糖ドーナツ棒のようになります。
カロリーを控えめにしたい場合は
黒糖ドーナツ棒の食感よりも、カロリー控えめを重視したいのであれば、油で揚げずにフライパンで揚げ焼きにするか、オーブンで焼いても良いでしょう。
フライパンで揚げ焼きにする場合は、弱火で熱したフライパンに少量の油を引き、転がしながら全体を焼いていきます。
オーブンで焼く場合は、クッキングシートを引いたオーブン皿の上に生地を並べ、刷毛で油を塗ってから170度で余熱をしたオーブンで約10分焼きます。その後、ひっくり返して反対の面にも油を塗り、さらに10分くらい焼きましょう。
カロリーは同程度！黒糖ドーナツ棒好きなら押さえたい姉妹品
株式会社フジバンビでは、黒糖ドーナツ棒の姉妹品のドーナツ棒を数種類展開しています。どれも個性的ですが、黒糖ドーナツ棒が好きな方にはおすすめできる姉妹品です。
ほとんどの商品はカロリーが黒糖ドーナツ棒と同じくらいかやや低めです。
阿蘇ジャージー牛乳ドーナツ棒
株式会社フジバンビの創業60周年を記念して作られた商品で、JA阿蘇の小国郷ジャージ牛乳を練りこんだドーナツ棒です。
阿蘇山麓の豊かな自然のなかで育ったジャージー牛は一般的な牛乳よりも乳脂肪分やタンパク質が多いのが特徴。阿蘇ジャージー牛乳ドーナツ棒も、ジャージー牛乳のコクのある深い味わいと優しい甘さを楽しめます。
黒糖ドーナツ棒よりもやや小ぶりの大きさで、カロリーも57kcalと黒糖ドーナツ棒よりも控えめです。
沖縄塩ドーナツ棒
黒糖ドーナツ棒に、沖縄県宮城島産の海塩「ぬちまーす」を使用したドーナツ棒です。
「ぬちまーす」は特殊な製法で海水のミネラル分をそのまま結晶化した塩で、一般的な食塩よりも塩分は約25％低く、マグネシウムが約200倍、カリウムが約10倍とミネラルが豊富に含まれているのが特徴。
まろやかで雑味のない海塩が黒糖のコクを引き立て、程よく甘じょっぱい黒糖ドーナツ棒です。１本のカロリーは74gで、黒糖ドーナツ棒よりもほんの少しだけ高めです。
瀬戸内檸檬ドーナツ棒
黒糖の代わりに、瀬戸内産のレモン果汁を入れたシロップを浸み込ませたドーナツ棒です。
瀬戸内産のレモンは、広島県と愛媛県で国産レモンの全国シェアの80％を誇っていて、無農薬で外国産のレモンよりも糖度が高く、風味が濃いのが特徴です。
瀬戸内檸檬ドーナツ棒は、瀬戸内レモンの爽やかな酸味と香りでスッキリした味わいを楽しめます。１本のカロリーは69kcalで、黒糖ドーナツ棒とほぼ同じです。
森永ミルクキャラメルドーナツ棒
2021年３月に発売されたドーナツ棒シリーズの新作で、「森永ミルクキャラメル」とのコラボ商品です。森永製菓のミルクキャラメルが発売されたのは1899年（明治32年）。
それから１世紀以上にわたって愛され続けているロングセラー商品の「森永ミルクキャラメル」と、熊本で長年愛され続けるお菓子のドーナツ棒が見事にコラボレーションをしました。
「森永ミルクキャラメル」味のシロップをドーナツ棒にたっぷりと浸み込ませてあります。キャラメルなのでカロリーは高そうに感じますが、実際は1本で64kcalと黒糖ドーナツ棒よりも少しだけ低めです。
レーズン黒糖ドーナツ棒
黒糖ドーナツ棒の生地の中にレーズンを混ぜ込んだ黒糖ドーナツ棒です。
黒糖とレーズンは相性がとても良く、レーズンのフルーティーな甘酸っぱさが深いコクと濃厚な甘さの黒糖蜜のアクセントとなり、これまでの黒糖ドーナツ棒とはひと味違った味わいを楽しめます。
レーズンが入っている分、カロリーは黒糖ドーナツ棒よりもほんの少しだけ高い73kcalです。
まとめ：黒糖ドーナツ棒のカロリーはそれほど高くない！
熊本発のおいしい名菓として人気の高い黒糖ドーナツ棒は、外はさっくり中はしっとりとした食感の素朴な味わいが特徴。黒糖の深いコクや香りと程よい甘さが人気の秘密です。
思ったよりもあっさりしているのでついつい食べ過ぎてしまいがちですが、食べ過ぎさえしなければ、それほど高カロリーではありません。ラインアップも豊富なので、いろいろな風味をぜひ楽しんでみてください。
