醤油ソフトクリームはどこで食べられるの?おすすめ9種徹底解説
ソフトクリームっておいしくて大好き。最近話題の醤油ソフトクリームって食べてみたいけど、どんな味なんだろう。どこへ行けば食べられるのかな。

そんな疑問に答えます。

筆者もおいしいソフトクリームと聞けば、味見をしないではいられないソフトクリーム好きです。最近は夏だけでなく冬でも販売される場所が増えてうれしいですね。

本記事を読めば、醤油ソフトクリームがどんな商品なのか、どこへ行けば食べることができるのかが分かります。

魅力いっぱい!醤油ソフトクリームとは?

魅力いっぱい!醤油ソフトクリームとは?

和の調味料「醤油」と洋のスイーツ「ソフトクリーム」。醤油味のソフトクリームなんてありえないと思う人もいるかもしれません。

でも想像以上に醤油ソフトクリームは人気があって、1度食べたらその独特のおいしさにはまってしまう人もたくさんいます。では醤油ソフトクリームについて解説していきましょう。

醤油ソフトクリームってなに?

醤油ソフトクリームには大きく分けて2種類の味があります。

1つはソフトクリームの生地に醤油を練り込んだタイプで、もう一つはバニラなどのソフトクリームに特製の醤油をかけて食べるタイプです。

全国各地の醤油蔵でご当地自慢の醤油を使ったソフトクリームが作られており、さまざまな味が楽しめます。中には醤油ソフトクリームに様々なトッピングをしたパフェもあり、メーカーの工夫が感じられます。

どんな味がするの?

醤油とソフトクリームの組み合わせは実は意外に評判がよく、「プリンのカラメルソースのような味」「みたらし団子に似ている」と言われています。

生地に醤油が練り込んである醤油ソフトクリームはどちらかといえばさっぱりした味で、ほんのりと醤油の香りと塩味が感じられるソフトクリームです。

ソフトクリームの上に特製の醤油をかけて食べるタイプは、濃厚な醤油のうまさがまずガツンと舌の上に広がった後に、さっぱりとしたソフトクリームの味が楽しめます。

ご当地醤油ソフトクリーム~東日本編

ご当地醤油ソフトクリーム~東日本編

ここまでは醤油ソフトクリームの説明をしてきましたが、ではどこでどんなソフトクリームを食べられるのでしょうか。全国にたくさんあるご当地の醤油ソフトクリームの中から特に人気のある9種類を北から順番にご紹介します。

まずは東日本にある老舗の醤油蔵や、有名な醤油メーカーで味わえる4種類の醤油ソフトクリームのご紹介です。

秋田県角館【安藤醸造 北浦本館】

安藤醸造は嘉永6年(1853年)創業の味噌醤油醸造の老舗です。武家屋敷で知られる角館に3店舗あり、醤油ソフトクリームが食べられるのは旧国道46号線沿いにある「北浦本館」のみとなっています。

北浦本館は広い駐車場のある広々としたお店で、秋田県の特産物や醤油、味噌が買えるほか、食事ができる食事処も併設されています。

醤油ソフトクリームが食べられるのは北浦本館内の「お菓子のくらた」です。名前は「元祖醤油ソフトクリーム」で、「元祖」と名の付くだけに、醤油とソフトクリームが調和した大人気の味です。

元祖醤油ソフトクリームのお値段は350円、醤油ソフトクリームの上にお菓子をトッピングした「醤油パフェ」480円もおすすめです。

【店舗情報】

住所:秋田県仙北市角館町雲然字山崎421

TEL0187-55-2200

営業時間:9:0017:00

定休日:1月~2月 水曜定休

千葉県銚子【ヤマサ醤油工場 しょうゆ味わい体験館】

ヤマサ醤油は日本でシェア第2位を誇る大手醤油メーカーです。創業は正保2年(1645年)で、江戸時代初期にはもう醤油の製造をしていた老舗中の老舗

ヤマサ醤油工場に併設している「しょうゆ味わい体験館」では、手作りせんべいを焼く体験のほか、2種類の醤油ソフトクリームが味わえます

「しょうゆソフトクリーム」は生地に特製の醤油を練り込んで作ったソフトクリームです。「バニラカップ 特製しょうゆソースかけ」は、バニラソフトクリームに特製のしょうゆソースをかけていただきます。

しょうゆソフトクリームとバニラカップ特製しょうゆソースかけ、どちらもお値段は300円です。予約をすると工場見学(無料)もできます。醤油味わい体験館は予約なしで入館でき、入館料は無料です。

【店舗情報】

住所:千葉県銚子市北小川町2570

TEL0479-22-9809

営業時間:9時~16

定休日:無休

千葉県野田【キッコーマン もの知りしょうゆ館】

キッコーマンは海外で「キッコーマン」と言えば醤油が出てくるほど、皆さんもご存じの世界中で有名な醤油メーカーです。キッコーマンの野田工場内にある「もの知りしょうゆ館」の「まめカフェ」で2種類の醤油ソフトクリームが食べられます。

「しょうゆソフトクリーム」は、生地に特製の醤油を練り込んで作られたもので、コクのある味がします。「豆乳しょうゆソフトクリームは」豆乳の入った生地に醤油を練り込んであり、さっぱりした味です。両方の味を試したい人にはハーフサイズがおすすめですよ。

しょうゆソフトクリームと豆乳しょうゆソフトクリーム、どちらもお値段は280円、ハーフサイズは180円です。予約をすると工場見学(無料)もできます。醤油味わい体験館は予約なしで入館でき、入館料は無料です。

【店舗情報】

住所:千葉県野田市野田110

TEL04-7123-5136

営業時間:9:0016:00

定休日:毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始

群馬県大間々【岡直三郎商店】

岡直三郎商店は天明7年(1787年)創業で、「にほんいち醤油」の名前で今も木の桶に仕込む昔ながらの醤油を作っている醤油蔵です。

店舗兼主屋と文庫蔵が2013年に国の有形文化財に登録されました。この由緒正しい店舗の中に、2種類の醤油アイスクリームを食べられる場所があります。

「醤油ソフト」は色が濃い目のベージュ色をしており、味もコクがあってしっかりとしたおいしさです。「醤油ソフト&バニラミックス」はさっぱりしており、甘い味が好きな人におススメです。

しょうゆソフトと醤油ソフト&バニラミックスはどちらもお値段は300円です。

【店舗情報】

住所:群馬県みどり市大間々町大間々1012

TEL0277-72-1008

営業時間:9:0017:00

定休日:無休

ご当地醤油ソフトクリーム~西日本編

ご当地醤油ソフトクリーム~西日本編

東日本のご当地醤油ソフトクリームはいかがだったでしょうか。西日本にもおいしいと評判になっている醤油ソフトクリームがたくさんあります。ここからは西日本で話題になっている5種類の醤油ソフトクリームをご紹介します。

石川県金沢大野【ヤマト醤油味噌 糀パーク】

ヤマト醤油味噌は明治44年(1911年)創業の、醤油や味噌、米糀を使った様々な食品を製造するメーカーです。本店には「ヤマト糀パーク」が併設されており、テイクアウトコーナーに醤油ソフトクリームがあります。

「元祖・醤油ソフトクリーム」はキャラメルのような味わい。「玄米ソフトクリーム」に無料で試せる「アイスにかける醤油」をかけると、ぐっと醤油の風味がして別な味が楽しめます。アイスにかける醤油は醤油ソフトクリームにかけてもおいしいと評判です。

元祖・醤油ソフトクリームと玄米ソフトクリームはどちらも350円です。糀パークではガイド付きツアーや、様々な体験コーナーがあります。予約が必要な場合がありますので、事前にお問い合わせください。

【店舗情報】

住所:石川県金沢市大野町4丁目イ−170番地

TEL076-268-5289

営業時間:10:0017:00

定休日:水曜日(祝日の場合は営業)、年末年始

和歌山県湯浅【湯浅醤油 蔵カフェ】

湯浅醤油は明治14年(1881年)創業の金山寺(きんざんじ)味噌と醤油のメーカーです。紀州湯浅は醤油の発祥の地と言われています。

湯浅醤油の「蔵カフェ」では。金山寺味噌から作られた「たまり醤油」を使った醤油ソフトクリームが食べられます。

「醤油ソフトクリームは」丹波の黒豆を100%使って作られた醤油を使用しています。追加の醤油をかけると濃厚な味わいが楽しめます。

醤油ソフトクリームは400円です。湯浅醤油では工場見学や、醤油づくりが体験できる「わくわく体験」(有料、要予約)もあります。

【店舗情報】

住所:和歌山県有田郡湯浅町湯浅1464

TEL0737-63-2267

営業時間:9:0016:00

定休日:無休

岡山県備前【鷹取醤油 燕来庵】

鷹取醤油は1905年(明治38年)創業の醤油蔵です。

創業当時のままの店構えの本店の隣に「燕来庵(えんらいあん)」というアンテナショップがあり、醤油ソフトクリームをテイクアウトしたり中で食べることができます。燕来庵の名前は毎年ツバメが飛来して巣を作ることからつけられたそうです。

「しょうゆソフトクリーム」は2000年の春に販売を開始し、濃厚なキャラメルのようなおいしさが口コミで広がって人気商品になりました。お持ち帰り用に「しょうゆアイスクリーム」(6個入り2,164円)も販売しています。

しょうゆソフトクリームは300円です。

【店舗情報】

住所:岡山県備前市香登本887番地

TEL0869-66-9033

営業時間:10:0018:003月~10月)、10:0017:3011月~2月)

定休日:無休(年末年始は休み)

香川県小豆島【盛田株式会社 マルキン醤油記念館】

盛田株式会社は寛文5年(1666年)創業の老舗の醤油メーカーです。マルキン醤油は何度か合併や吸収を繰り返し、現在は盛田株式会社が製造販売しています。

「マルキン醤油記念館」は1987年に大正初期に建てられた工場を改装して作られ、1996年に国の登録有形文化財に指定されました。記念館に隣接した「物産館」で醤油ソフトクリームを販売しています

「しょうゆソフトクリーム」は、天然醸造蔵の木桶で仕込んだ「生しょうゆ」を使っています。カラメルソースのような風味があり、醤油のしょっぱさは感じないさっぱりとした味です。

しょうゆソフトクリームは300円です。マルキン醤油記念館は入場料210円で、麹室(こうじむろ)などの見学ができます。

【店舗情報】

住所:香川県小豆郡小豆島町苗羽甲1850

TEL0879-82-0047

営業時間:9:0016:30720日~831日、1016日~1130日)、9:0016:00(左記以外)

定休日:第2、第3火曜日、年末年始

鹿児島県【吉村醸造 サクラカネヨ直売所】

吉村醸造は昭和2年(1927年)創業の、醤油や味噌、ソースを製造販売するメーカーです。本社工場の道を挟んだ真向かいに「サクラカネヨ直売所」が2012年に作られました。

サクラカネヨ直売所は江戸時代から続く米蔵を改装した、白い壁に黒い瓦屋根が目を引く建物です。

「しょうゆソフトクリーム」はサクラカネヨのスタンダードな甘口醤油「こいくち甘露」を生地に練り込んで作られています。トッピングもあり、あんこやせんべい、クッキーをのせて食べるとまた一味違うおいしさを味わえます。

SサイズとMサイズから選べるので、お子さんやカロリーを気にする人にはSサイズをおすすめします。

しょうゆソフトクリームはSサイズが220円、Mサイズが300円です。

【店舗情報】

住所:鹿児島県いちき串木野市大里5565

TEL0996-29-5898

営業時間:10001700

定休日:木曜日、年末年始、夏季休暇

まとめ~醤油ソフトクリームは洋と和のおいしい出会い

全国のご当地醤油ソフトクリームを紹介してきました。日本独自の調味料である醤油と、欧米からやってきたスイーツのソフトクリームが出会った驚きのおいしさにハマる人も続出しています。

それぞれの蔵元やメーカーで独自の工夫を凝らした醤油ソフトクリームは、ご当地でしか味わえないのも魅力ですね。ぜひ1度本物のおいしさを現地で味わってみてくださいね。

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