こんな悩みを持っている方はいませんか?
世の中にはマヨネーズを使った料理がたくさんあります。ですから、マヨネーズが嫌いだと不便なことも多いかもしれませんね。
この記事ではマヨネーズ嫌いの人の経験談を参考に、マヨネーズを嫌いな理由や克服法や対処法、さらにはマヨネーズ嫌いの人のためのレシピまで、まとめて探ってみたいと思います。
目次
マヨネーズ嫌いの人は多い?困ることは何?
「マヨラー」という言葉が示す通り、マヨネーズを大好きな人たちが社会で認知されている反面、マヨネーズが大嫌い!という人も少なからず存在します。
まずは、マヨネーズが嫌いな人たちはどれくらいいるのか?マヨネーズが嫌いで困ることはないのか?その実情に迫ってみましょう。
マヨネーズ嫌いな人はどのくらいいる?
具体的なデータはないかと探してみたところ、インターネット調査会社の「マイボイスコム株式会社」が、2016年にマヨネーズに関するアンケート調査を行っていました。
その調査結果によると、回答した10代以上の11,129人のうち、マヨネーズを好きではないと回答した人は5.9%、あまり好きではない回答した人は12.3%でした。つまり、全体の18.2%の人がマヨネーズは苦手だということになります。
また、マヨネーズが苦手な人を世代別で見てみると若年層に多い傾向があり、特に20代男性は3割強を占めていたそうです。
マヨネーズを好き・やや好きという人が大多数であるのは事実ですが、マヨネーズを嫌いな人もそれなりに存在することがわかる結果ですよね。
マヨネーズが嫌いで困ること
調査結果からもわかるように、世間的に見るとマヨネーズが嫌いな人はかなり少数派と言えます。では、マヨネーズ嫌いの人が普段の生活で困ることや不便に思っている点はどのようなことなのでしょうか?次のような意見がありました。
- マヨネーズが嫌いなことをなかなか理解してもらえない
- 市販のサンドイッチや総菜パンはほぼ全滅
- 外食やテイクアウトの時にマヨネーズを使っているかどうかがわからない
- 外食やテイクアウトでマヨネーズ抜きに対応してもらえないことがある
- 子供の頃に給食でマヨネーズが出た時には苦労した
最初の意見のように、少数派だからこその肩身の狭さを感じる人は多いようです。また、外食メニューや給食など避けようとしてもなかなか難しい部分も多そうですね。
なぜ?マヨネーズを嫌いと感じる理由は?
では、マヨネーズが嫌いな人は、どのようなところが嫌いなのでしょうか?
先に紹介したマイボイスコムの調査では理由までは挙げられていなかったので、インターネット上でマヨネーズを嫌いな人や苦手な人の意見を探してまとめてみました。
マヨネーズは絶対に無理!という人の理由
まずは、マヨネーズそのものが大嫌いで、絶対に食べたくない!という人の理由をまとめてみます。
- 匂いが絶対に無理!
- とにかく味が嫌い
- 食感が嫌い
- 味も匂いも食感もマヨネーズのすべてが嫌い!
- 酸っぱいくせにサッパリしてなくて濃厚だから気持ち悪い
- もともと酸っぱいものが食べられない
- そもそも卵の味が嫌い
- 後味がいつまでも残るのが嫌い
- 油っぽい
マヨネーズは絶対に無理!という人は、マヨネーズそのものの味、匂いや食感などが嫌いという人が多いようですね。なかには、子供の頃にマヨラーの人が大量に食べるのを見て気持ち悪くなって以来食べられない、という人もいました。
できれば食べたくないという人の理由
マヨネーズ嫌いの人の中には、食べられないわけではないけれどできるだけ食べたくない、という人もいます。その理由には次のようなものがあります。
- せっかくの素材の味をマヨネーズが消してしまう
- あらゆる料理がマヨネーズ味になってしまう
- 料理の味が安っぽくなる
- カロリーが高い
- ドロッとしたものがあまり好きではない
特に多かったのは、マヨネーズをかけると全部同じような味になる、せっかくの料理の味を台無しにしてしまうという理由でした。
実際に、マヨネーズにはマスキング効果があることが知られています。素材そのものの臭みや苦味などを抑える働きがあるので、苦手な食材を食べられるようになるという人もいるようです。
逆に、マヨネーズを嫌いな人にとっては、すべてを苦手な味に変えてしまう調味料でしかないということがよくわかります。
使い方によっては食べられる!という人も
マヨネーズが嫌いでも使い方によっては食べられるという人もいるようです。
例えば、野菜などに直接マヨネーズをかけて食べるのは無理だけど、ポテトサラダやタルタルソースなら食べられる、という人もいます。
お好み焼きのソースといっしょなら食べられるという人もいれば、お好み焼きのマヨネーズだけは無理!という人もいるようです。
また、オーブン焼きや炒め物などマヨネーズに火を通した料理や、チャーハンやから揚げなどの隠し味なら問題ないという人、逆に焼いたマヨネーズだけは絶対に無理!という人もいます。同じマヨネーズ嫌いであっても、その内容は実にさまざまです。
マヨネーズ嫌い克服大作戦
マヨネーズを嫌いな理由やどの方法なら食べられるというのは、人によって違うことはわかりました。次に、マヨネーズの克服にチャレンジした人の経験談を参考にして、その方法を探ってみたいと思います。
隠すのはNG!目指すは「意外に食べられる!」
他の食材の好き嫌いについても同じことが言えますが、克服しようと思うなら、本人が気付かないように隠して食べさせるということはあまり意味がありません。あくまで本人がそれを食べていることを認識した上で食べられた!ということが大切です。
マヨネーズ嫌いを克服するには、こういう方法なら意外と食べられる、ということを見付けることがポイントとなります。これならいける!という方法をいろいろ試してみましょう。
この方法なら食べられる!ということがわかると、市販の食べ物や外食をする際に選択肢が増えるので、試してみる価値はあります。
作戦その1:ちょい足しで味や食感を変えてみる
マヨネーズ嫌いの人の中には、からしマヨネーズや味噌マヨネーズなら食べられる、タルタルソースならOKという人も結構いるようです。ですから、マヨネーズに他の調味料や食材などをプラスして味や食感を変えると、食べられるかもしれません。
◆マヨネーズの味や匂いが嫌いな人
醤油や麺つゆ、味噌、ケチャップ、カレー粉、一味や七味、柚子胡椒、レモン汁など、比較的味や香りが強めの調味料や香辛料を混ぜてみましょう。マヨネーズ独特の味や卵の風味などを軽減できます。
◆酸っぱい味が苦手な人
牛乳やヨーグルト、豆乳などを足すことで、ツンとくるお酢の刺激を和らげてまろやかな風味にする効果が期待できます。
◆濃厚すぎる味が嫌いな人
お酢、ぽん酢、レモン汁など酸味のある調味料を足すことで、さっぱりとした口当たりにすることができます。穀物酢や米酢の風味は強いからちょっと…という人は、リンゴ酢や白ワインビネガー、バルサミコ酢などを混ぜるのもおすすめです。
◆マヨネーズの食感が嫌いな人
液体の調味量や牛乳・ヨーグルト・豆乳などを足すと粘度が下がってさらっとした状態になります。また、タルタルソースのように卵や玉ねぎなどの固形物を多めに入れて食感を変えるのもおすすめです。
作戦その2:いろいろな料理に使ってみる
マヨネーズが嫌いでも、使う料理によっては問題なく食べられるという人も少なくないので、いろいろな料理で試してみましょう。
◆混ぜる
ポテトサラダ、卵サラダ、マカロニサラダ、ツナマヨおにぎりなど、マヨネーズを混ぜて食べてみましょう。最初は少量から試すのがおすすめです。牛乳・ヨーグルト、豆乳などをいっしょに混ぜるとよりマイルドになります。
◆加熱する
キューピーの研究によると、マヨネーズは加熱するとコクとうま味が増えることが証明されています。パンや肉・魚などの上にかけてオーブンで焼いてみたり、エビマヨやマヨネーズ炒めなど火を通すレシピを試してみたりするとよいでしょう。
ただし、マヨネーズの匂いが嫌いな人は、加熱することで匂いをより感じてしまう傾向があるので注意が必要です。
作戦その3:マヨネーズを手作りしてみる
手作りのマヨネーズは、好みの味や食感に調整できるのがメリットです。市販のマヨネーズが嫌い、安っぽい味が嫌い、うま味調味料の味が嫌いという人は試してみるとよいでしょう。
例えば、卵黄ではなく全卵を使うとマイルドに、使用するお酢の種類や量を変えるとさっぱりとしたマヨネーズになります。砂糖やハチミツを加えて甘味とコクを出すことで、人によっては食べやすくなるかもしれません。
失敗しにくいマヨネーズの作り方やコツはこちらの記事で紹介しています。こちらの記事もぜひ参考にしてください。
マヨネーズ嫌いを克服できなくても無理はしないで!
マヨネーズ嫌いの克服方法をいろいろとお伝えしましたが、やはりどうしても食べられない、という人もいるかと思います。
食べられない場合でも無理は禁物。マヨネーズ嫌いの人の中には、子供の頃に無理やり食べさせられて余計にトラウマになった、という人もいるようです。
無理な場合は克服を諦めて、食べなくてもすむような対処方法を考えてみましょう。
マヨネーズ嫌いでも栄養的には問題なし!
野菜、肉・魚、豆類や乳製品をはじめとする一般的な食材の場合、好き嫌いがあると必要な栄養素が偏ってしまうリスクがあります。しかし、調味料は料理の味を付けるためのものであって、絶対に摂らなければならない食材ではありません。
調味料の中には、お酢や味噌のように体に良い影響を及ぼすものありますが、マヨネーズに至っては体にいい影響を与える成分が特に含まれているわけでもありません。マヨネーズは単に味付けのために使うものなので、無理をしてまで食べなくても大丈夫です。
マヨネーズの栄養素については、以下の記事でも詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
外食や給食での対処方法は?
冒頭でも紹介したように、マヨネーズ嫌いの人が困るのは外食やテイクアウトなど飲食店で注文する時です。しかし、多くの飲食店では、調理上で可能であれば「マヨネーズ抜き」という注文に対応してくれます。注文する際に聞いてみるとよいでしょう。
また、メニューを見ただけではマヨネーズが使われているかどうかわかりにくいケースも多々ありますよね。少々面倒ではありますが、注文前に確認するようにすると、後で嫌な思いをすることも少なくなります。
子供がマヨネーズを嫌いな場合に、いちばん苦労するのは給食のようです。確かに以前は、給食で好き嫌いは許されない、といった風潮が少なからずありました。
しかし、最近は残さず食べることを強要する、いわゆる「給食ハラスメント」が問題視されていることもあり、以前より柔軟な対応に変わってきているようです。
どうしても食べられない場合は、学校側に相談して対応してもらうとよいでしょう。
マヨネーズ嫌いのための代わりのレシピあれこれ
家族にマヨネーズを嫌いな人がいると、料理のバリエーションが限られてしまうと悩む主婦も多いようです。そのような場合は、マヨネーズ以外の調味料や食材を使って工夫してみるとよいでしょう。
マヨネーズの代わりになる食材やマヨネーズを使わないレシピをいくつか紹介します。
マヨネーズの代わりになる食材は?
サラダの場合は、単にマヨネーズの代わりにドレッシングを使用すればすむ話です。しかし、マヨネーズ嫌いの家族を持つ主婦が頭を悩ませるのは、ポテトサラダやマカロニサラダなど、本来ならマヨネーズありきの料理でしょう。
マヨネーズを料理に使う目的は主に酸味とクリーミーさを出すことです。したがって、マヨネーズの代わりにお酢やレモン汁などの酸味のあるものと、ヨーグルトやクリームチーズなどの乳製品をうまく使うことで、似たような味を作り出せます。
マヨネーズの代用品については以下の記事でも詳しく紹介しています。マヨネーズ不使用のタルタルソースやコールスローサラダのレシピもありますので、参考にしてみてください。
マヨネーズ不使用『ポテトサラダ』のレシピ
マヨネーズを使わないポテトサラダは、お酢や乳製品をうまく組み合わせて作るとよいでしょう。
◆【マヨネーズ不使用】ポテトサラダ
お酢とオリーブオイルに加え、パルメザンチーズと砂糖でコクと甘味を出したシンプルなポテトサラダです。
レシピはこちら
◆マヨネーズ要らず!ヨーグルトポテサラ
ヨーグルトに砂糖とわざびを加えることで、サッパリ爽やかな風味を出したポテトサラダです。
レシピはこちら
◆レンジで簡単!マヨなしポテトサラダ
牛乳とチーズでまろやかさとコクを出したポテトサラダです。レンジで簡単にできるのもうれしいポイントですね。
レシピはこちら
マヨネーズ不使用『マカロニサラダ』のレシピ
マカロニサラダは、ヨーグルトやお酢で味付けするのがおすすめです。
◆マヨ不使用!ヨーグルトマカロニサラダ
ヨーグルトをたっぷりと使用したマカロニサラダ。マスタードでアクセントを付けています。
レシピはこちら
◆マヨなしのマカロニサラダ
お酢とごま油のシンプルな味付け。ツナを入れることでコクを出しています。野菜がたっぷり入っているのもうれしいですね。
レシピはこちら
マヨネーズ不使用『卵サンド』のレシピ
卵サンドは水分が多いとベチャッとしたサンドイッチになるので、水分の少ないシンプルなレシピがおすすめです。
◆マヨなしで!ほんのり甘いタマゴサンド
砂糖と牛乳で味付けしたほんのりと甘い卵サンド。卵を細かく切ることでなめらかに仕上がります。
レシピはこちら
◆オリーブオイル卵サンドイッチ
エキストラバージンオリーブオイルを使っているので、シンプルかつヘルシー。ちょっぴり大人の味の卵サンドです。
レシピはこちら
まとめ:マヨネーズが嫌いでも何とかなる!
コンビニやスーパーの総菜パンやサンドイッチ、ファストフードやレストランのメニューなど、マヨネーズを使ったものは多くあるので、食べられるようになると選択肢が増えるのは確かです。とは言っても、食べられなくても何とかなります。
ダメならダメでいいや、というくらいの気楽な気持ちで、マヨネーズ嫌いの克服にトライしてみてはいかがでしょうか。