美味しくて実用的な、味噌のギフトを贈るのはいかがでしょうか。味噌は和食だけでなく洋食の隠し味としても使われる、いろいろな料理と相性が抜群の日本人になじみ深い調味料です。
最近では栄養豊富な味噌の健康効果が注目されて、年齢に関係なく使われるようになってきています。自分ではなかなか手に取る機会のない特別な味噌は、ギフトとしても喜ばれる食品です。
この記事では味噌をギフトとして送るときの選び方や、おすすめの味噌ギフトを紹介します。
味噌をギフトにするときの選び方って?
日々使う味噌などの調味料は、いつもの店で同じ種類のものを買うことが多いもの。こだわりの美味しい味噌を使えば、いつもと同じレシピでも格段にバージョンアップした料理になります。
料理の仕上がりを左右する味噌は、毎日使うものだからこそ特別なものを贈られるとうれしいですね。ではまず味噌をギフトとして送るときの選び方を見ていきましょう。
送る相手の年齢や人数に合わせる
味噌をギフトとして送る場合には、相手の方の人数や年齢に合わせたものを選びましょう。
味噌は比較的賞味期限の長い食品ですが、一人暮らしや食事量の少ない高齢のご家庭にあまりたくさんの量の味噌が入ったギフトを送ると食べ切れないことも。
人数の少ないご家庭には、小さいパウチに入った使い切りサイズの味噌ギフトもあります。また若い方にはすぐに食べられるおかず味噌などもおすすめですよ。
味噌の種類は相手の好みに合わせる
味噌は地域によって、赤味噌や白味噌、米味噌や麦味噌などたくさんの種類があります。「味噌はふるさとの味」と言われるほど、出身地域によって好みの分かれる調味料です。
出来るだけ相手の方が普段使っている種類の味噌を贈るのがおすすめですが、好みがわからないときにはいろいろな種類の味噌が入った「食べ比べセット」などを贈れば安心です。
また普段使う機会のない高級味噌は興味があってもなかなか自分用に買うことは少ないので、プレゼントすると喜ばれることが多いようです。
健康志向の相手なら、無添加や減塩を選ぼう
贈る相手が健康志向の方の場合には、無添加や減塩味噌を選びましょう。味噌はたんぱく質やミネラルなど栄養豊富な食品ですが、酒精や添加物を入れたり熱処理したりすることで乳酸菌や酵母菌が失われてしまいます。
栄養の点で選ぶなら、酒精や添加物が入っておらず、熱処理もしていない「生味噌」を選びましょう。また近年減塩傾向に好みが変わってきているため、特に高齢の方に味噌をギフトとして送るときには減塩の味噌を選ぶのがおすすめです。
おしゃれな味噌のギフト
普段の料理をさらにおいしくするだけでなく、最近では味噌のギフトも容器やパッケージもおしゃれなものが多くなっています。おしゃれなものの好きな人や、女性に贈るならパッケージにもこだわって選びたいですね。
まずは実用的なだけでなく、おしゃれなパッケージの味噌ギフトを見ていきましょう。
正田醤油【オーガニックギフト】
「正田醤油」は群馬県で1873年(明治6年)に創業した、醤油や味噌の製造販売を行う企業です。正田醤油の「オーガニックギフト」は、有機原料にこだわった醤油、純米酢と味噌が入ったセットです。
クラフト紙を使ったナチュラルなパッケージの色合いは、「オーガニック」のイメージにぴったりです。
内容量は醤油が1本360ml、純米酢は1本360ml、味噌は米麹を使った米味噌で、600g入りが2袋入っています。価格は3,680円で販売されています。
こと京都【京の九条の葱の箱】
「こと京都」は京都で2002年(平成14年)に設立した、九条ネギの生産、加工、販売を行う会社です。
「京の九条のねぎの箱」は、こと京都と油一筋200年の歴史を持つ「山中油店」と、イタリアンレストラン「イル・ギオットーネ」のコラボで作られたギフトセットです。
しっかりとした厚手の化粧箱に入り、フタを開けるとさわやかな緑色の地色に、おしゃれな瓶入りの葱油2本と葱の味噌が洋風と和風一個ずつ入っています。
少量ずつ入っているので、たくさんの量の味噌を使いきれないご家庭へのギフトにもおすすめです。価格は4,500円で販売されています。
小林醤油店【十年熟成天然味噌】
「小林醤油店」は新潟県で1935年(昭和10年)に創業した、味噌と醤油の製造販売を行う会社です。「十年熟成味噌」は、十年もの長い年月を気長に見守って作られた米味噌です。
味噌煮込み料理や赤だし味噌汁に向いた味噌で使う人を選びますが、コクのある赤味噌が好きな方にはたまらない味噌です。パッケージもおしゃれでギフトにぴったりですよ。
価格は500gの味噌が3パック入りで2,970円です。
高級味噌のギフト
味噌は日本で古くから食べられている伝統食です。戦国武将も陣中食として愛したと言われ、徳川家康が平均寿命40歳前後だった当時に、75歳のご長寿だったのは味噌を毎日食べていたからだとか。
また武田信玄の「信州味噌」や、伊達政宗の「仙台味噌」などは、今でも食べ続けられています。ここからは高級な味噌のギフトを見ていきましょう。
日田醤油【最高級味噌味比べギフト】
「日田醤油」は大分県で1843年(天保14年)に創業した、醤油と味噌の蔵元です。1949年に天皇に献上したという味噌は、最高級の呼び声の高いこだわりの味です。
日田醤油の味噌ギフトで一番人気なのは「最高級味噌味比べギフト」で、「こだわり味噌(1kg)」「高級合わせ味噌(650g)」「三年味噌(650g)」「伝統の味噌(580g)」の4種が入っています。価格は5,186円です。
山田屋【生きている味噌】
「山田屋(山田醸造)」は新潟県で1891年(明治24年)に創業した、味噌と醤油など発酵食品の製造販売を行う企業です。
「生きている味噌」は新潟コシヒカリを100%使った米味噌で、アルコール無添加のため酵素や酵母が生きている味噌です。
「熟」は十分な発酵で深い赤褐色をしており、「麗」は人気の淡麗色に仕上げたそれぞれ熟成の異なる2種類の生味噌の詰め合わせです。価格はそれぞれ750gずつで4,536円です。
佐野みそ【贅沢味噌セット】
「佐野みそ」は東京で1934年(昭和9年)に創業した、味噌と醤油、漬物を中心とした発酵食品の専門店です。
「贅沢みそセット」は、新潟県産もち米と北海道大豆を使った「金亀子(こがね)赤みそ」と岡山県産米と国産大豆を使った白味噌「大吟」、国産大豆と国産米を使い2年間熟成させた「蔵魂(ぞっこん)」の3種類の味噌が入っています。
1つ260gのカップ入りの使いやすい量で、一人暮らしの方や高齢のご家族、また母の日のギフトにもぴったりです。価格は2,775円です。
味噌のギフト食べ比べセット
味噌には米麹を使った米味噌、大麦を使った麦味噌や大豆だけの豆味噌などさまざまな種類があります。日本に流通する味噌は8割が米味噌と言われ、そのうち信州味噌が全体の4割を占めています。
普段使わない味噌を少量ずつお試しできる「食べ比べセット」は贈答品としても人気が高く、人数の少ないご家庭にもおすすめです。ここからは味噌の食べ比べセットのギフトを見ていきましょう。
坂本商店【日本全国味噌食べくらべセット】
「坂本商店」は東京で1922年(大正11年)に創業した、味噌の専門店です。「日本全国味噌食べくらべセット」は坂本商店が日本各地から厳選した、地域を代表する味噌の詰め合わせです。
「北海道味噌」「越後味噌」「仙台こし味噌」「信州こうじ味噌」「江戸甘味噌」「八丁味噌」「西京味噌」「麦味噌」の8種類が、Sサイズは各160g、Mサイズは400gずつ、Lサイズは800gずつ入っており、ギフト用に箱詰めもしてもらえます。
価格はsサイズが2,420円、Mサイズが5,850円、Lサイズが9,950円です。
エビス味噌【味噌食べ比べセット】
「エビス味噌(蛭子屋)」は福岡県で1916年(大正5年)に創業した、味噌の蔵元です。
「味噌食べ比べセット」はエビス味噌で作っている6種の味噌の詰め合わせで、「赤出し味噌」「米味噌」「特選合わせ麹味噌」「麦味噌」「玄米味噌」「筑前味噌」がそれぞれ500gずつ入っています。
こだわりの無添加味噌は独特の象形文字のようなパッケージも秀逸で、贈り物にも最適です。価格は4,093円で販売されています。
ヤマト醤油味噌【お味噌食べ比べセット】
「ヤマト醤油味噌」は石川県金沢市で1911年(明治44年)に創業した、醤油や味噌の製造販売を行う企業です。「お味噌食べ比べセット」の味噌は国産の材料を使い、アルコールなどは無添加の生味噌です。
有機米を使った「かなえ味噌」、大豆より米の割合が多い加賀味噌の「ヤマト味噌」、玄米麹を使った「玄米味噌」の3種類がそれぞれ400gずつ入っています。価格は3,150円です。
味噌は世代を問わずギフトとしてぴったり
味噌などの調味料のセットは、食べるだけでなく料理をする時間も楽しくなるギフトです。素材や製法にこだわった味噌は、いつもの料理をぐっとレベルアップしてくれます。
お取り寄せギフトは普段手に入れにくい本場の味を贈れるのも魅力。贈る相手のことを考えて気持ちを込めて贈った特別な味噌は、幅広い世代の方に喜ばれるギフトアイテムとして人気です。
送る相手の方の好みにぴったりのギフトを見つけてくださいね。