そんな疑問にお答えします。
いま若者の間でレトロブームが起こっていて、インスタントカメラの「写ルンです」で撮った写真はSNSにたくさん投稿されています。
また世界的な人気アーティストがレコードやカセットに収録した曲を発売したことで、さらにレトロが注目されるようになりました。
そのような背景もあってレトログッズの商品化があとを絶ちません。今回はそんなレトログッズのなかでも水筒に焦点を当ててご紹介します。
目次
レトロな水筒の代表的なデザインはこの3つ
レトロブームの「レトロ」とは、昭和30年代から平成初期辺りの幅広い年代のことを言います。
時代が変わっても、かわいらしいと思える水筒のデザインはたくさんありますよ。ここではレトロ水筒の代表的なデザインを3つご紹介します。
レッドチェック柄の水筒
赤いタータンチェック柄のレトロ水筒は、アラジン社によって「世代を超えて幅広い層が持ちやすいように」とデザインされたもので、当時世界中で大ブームとなりました。
日本でも誰もが一度は見たことがあると言われていて、サーモスなど他の水筒メーカーもアラジン社に続いて販売しています。
ですがその後アラジン社の水筒は生産停止となってしまいましたが、別会社が引き継いで販売しているので、現在でもレトロ水筒として手に入れられます。
花柄の水筒
花柄の水筒が販売されるようになったのは、花柄のポットが大ヒットしたことが背景にあります。
というのも、当時の花柄ポットの人気はすさまじく、魔法瓶メーカーの象印にいたっては、当時の売上本数が一家に3~4台ある計算になっていたそう!実家や祖父母の家で見たことがあるという人もいるのではないでしょうか?
その背景から、花柄の水筒も各メーカーから販売されるようになりました。当時流行していた花柄は、現在ではレトロ感あふれるデザインとして人気を博しています。
キャラクターが描かれた水筒
キャラクターが描かれたレトロ水筒は、主にこども向けにつくられたものです。
キャラクターのバリエーションは豊富で、ディズニーの「ミッキー」やサンリオの「キキララ」、当時テレビで放送されていた「魔法使いサリーちゃん」や、「仮面ライダー」などがあったそう。
当時のこどもたちは遠足などに行くとき、友達の水筒を見るのが楽しみのひとつになっていたようです。
いまでも見慣れているはずの、ディズニーキャラクターの当時のデザインにレトロを感じることから、時代に合わせてデザインが変化していってるのがよくわかりますね。
お気に入り柄を見つけよう!レトロ水筒おすすめ6選
幅広い世代から愛され続けているレトロ水筒。ここではレトロ感がありつつも現代の機能性を兼ね備えた、日常でも使いやすいレトロ水筒を6種類ご紹介します。ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね。
象印 「花柄ボトルステンレスマグ」
象印の「花柄ボトルステンレスマグ」は、限定商品として復刻したレトロ水筒です。
2015年に、昭和に大流行した花柄デザインを壁紙用コンテンツとして掲載したところ、幅広い年齢層から反響があったため商品化しました。
デザインは3種類で、1970年に発表された華やかで繊細なタッチの「花化粧」、1975年に発表されたカラフルなストライプ柄の「フローラ」、1980年に発表されたエレガントな「ワインフラワー」があります。
デザインはレトロなままに、水筒本体はステンレス製で蓋はくるくると回すスクリュータイプを採用。保温保冷効果もばっちりで、内容量は480mlと持ち運びしやすいサイズとなっています。
アラジン 「レッドチェックヘリテイジボトル」
アラジンの「レッドチェックヘリテイジボトル」は、当時のレッドチェック柄水筒を知る人が見ると「なつかしい!」とつい言ってしまいそうなレトロ水筒です。
こちらも復刻盤で、当時のチェック柄を再現しつつ、ファッション性や使い勝手に磨きをかけたレトロ水筒になっています。
当時は水筒の内側がガラス製となっていましたがこちらはステンレス製に変更していて、保温効果は魔法瓶に劣らず80℃を6時間もキープします。
蓋はコップタイプで複数人使用できるよう2個ついており、700ml入りと多めの内容量はアウトドアやドライブなどにも最適です。
両親や祖父母に水筒を見せたら、なつかしさのあまり昔話に花が咲いてしまうかもしれませんね。
ヘリオス 「ガラス製卓上用魔法瓶エレガンス 」
ヘリオスの「ガラス製卓上用魔法瓶エレガンス」は、販売当初からデザイン・機能性が変わることのないレトロ水筒です。
ヘリオス社は100年以上続くガラス製魔法瓶の老舗メーカーで、ステンレス製が主流になっているいまでもガラス製の水筒を販売し続けており、世界で有名なホテルや航空会社が採用していることからも品質の高さがうかがえます。
ガラス製の水筒は重さがあるのと、落としたり何らかの衝撃が加わると割れやすいのがデメリットですが、保温性と品質性からいまでも日本で愛されて続けています。
シンプルながらもレトロ感があふれるデザインは、飽きずに長く使い続けることができるでしょう。
サーモス 「和柄マグボトル」
サーモスの「和柄マグボトル」は、インパクトがある花柄がなつかしさを感じさせるレトロ水筒です。
日本らしい「牡丹」をモチーフにしていて、デザインの部分は特殊な方法で装飾されているので高級感があります。安心の日本製でプレゼントにも最適です。
蓋はスクリュータイプですが、開閉の際160度回すだけで簡単に開けることができて、閉めるときも硬くなりにくいです。パーツは細かく分解できて丸洗いも可能なので、衛生面も安心です。
内容量は500ml入りにもかかわらず重さはわずか170gと超軽量なので持ち運びしやすく、軽いながらも保温保冷効果がしっかりしていて飲み頃温度をキープしてくれます。
ニューレトロ 「ミニ水筒」
ニューレトロの「ミニ水筒」は、現代人が好むようなノスタルジックなデザインが描かれたレトロ水筒です。
ニューレトロとは、新しさの「new」とレトロ「retro」が合わさっていて、「ノスタルジックな要素を現代の感覚で再構築する」という意味を表す造語です。
水筒のデザインは、「すいとう」と書かれた文字の下にハトの絵が描かれていて、反対側には「ちょっと一息」という言葉もあるので、見るだけで癒されそうです。
水筒の内容量は150mlとちょっとした水分補給に便利なサイズとなっていて、保温保冷にも対応しています。
小さめのバッグやこどものランドセルにもすっぽりと入るので、こどもから大人まで幅広く利用しやすいでしょう。
三好製作所 「レトロ文具ワンプッシュボトル」
三好製作所の「レトロ文具ワンプッシュボトル」は、昔から人気の文具とコラボレーションしたレトロ水筒です。
デザインは4種類あって、「アーム筆入れ」のゾウ、「よいこのおどうぐはこ」のライオン、「ツバメノート」のツバメ、「不易糊」のフエキくんと、なつかしさあふれるキャラクターばかりです。
特にフエキくんは世代を超えてファンが多く、現在でも生産されているため若い人でも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
水筒の蓋はワンプッシュボトルで内容量は300mlと飲み切りやすい量となっており、細めのボディーはカバンに入れてもかさばりにくいです。レトロなキャラクターのかわいらしさは何年経っても愛らしく感じますね。
レトロな水筒でなつかしさを楽しもう
レトロが若者に受け入れられている理由は、完成されたものばかりがある現代に対して、「レトロ」という不完全なものに惹かれているからではないかと言われています。
便利でハイテクなものばかりの完成された社会にはどこか無機質で冷たさを感じていて、その逆であるレトロな不完全さには自然と温かみが感じられるのかもしれません。
レトロ水筒を持っていると両親や離れた世代とも共通の話題ができるので、コミュニケーションツールのひとつにもなります。
ぜひかわいいレトロ水筒でデザインを愛でつつ、コミュニケーションも楽しんでみてくださいね。