最近SNSなどでバルサミコ醤油が話題になっていますが、ご存じですか?
バルサミコ醤油は、そのままかけるだけで和食にも洋食にも合うと人気が出ている話題の調味料です。バルサミコ酢を買っても、うまく使いこなせないことがありますね。
バルサミコ醤油は日本人好みに味付けされているので、とても使いやすいと好評です。この記事ではバルサミコ醤油がどんなものか、どんなメーカーから販売されているのかや手作りレシピなどをご紹介します。
目次
バルサミコ醤油ってどんなもの?
バルサミコ醤油はバルサミコ酢に砂糖や塩、醤油を混ぜて日本人に食べやすい味にした調味料です。とろみがついているので、煮詰める手間がかからずソースとしてそのまま使うことができます。
バルサミコ酢になじみのない日本人でもすぐ使えて、味も醤油が入っているため日本人の舌に合うことから人気が急上昇している商品です。バルサミコ醤油について、売っているお店や商品などを見ていきましょう。
カルディで人気急上昇
バルサミコ醤油と言えばカルディと言われるほど人気の高い、カルディ(カルディコーヒーファーム)のバルサミコ醤油。
カルディは全国に300店舗以上あり、イオンや駅ビルにテナントとして入っていることの多いコーヒー豆と輸入食品のお店です。
カルディの公式サイトによると、バルサミコ醤油はカルディオリジナルの商品だそうです。原料はぶどう酢、水あめ、砂糖、しょうゆ、食塩など。砂糖を加えることで、日本人好みのあまじょっぱい味になっています。
調味済みのため、そのまま料理に使っておいしい万能調味料としてファンが増えているようですよ。
製造しているのは正田フーズで、正田醤油の関連企業です。正田醤油は明治6年(1873年)創業の醤油業界では全国3位の老舗で、主に業務用の醤油を作っているメーカーです。
バルサミコ醤油は1本150mlで、通常価格は367円。全国のカルディで購入することができます。
浜田醤油 バルサミコ醤油
浜田醤油は文政元年(1818年)に、熊本県で創業した醤油メーカーです。熊本の醤油は甘い味が特徴で、バルサミコ酢に合わせるととても相性が良いそうです。
浜田醤油のバルサミコ醤油はアクセントに唐辛子の粉が入っていて、あまじょっぱい中にピリッとした味が感じられます。色は褐色に近く、さらさらとしてさっぱりしています。
価格は1本150mlで538円。実店舗や公式サイトなどで販売しています。
【店舗情報】
蔵SHOP
住所:熊本市西区小島6丁目9-1
電話番号:096-329-7111
営業時間:10:00〜17:00(日曜、月曜定休日)
上品なパッケージ【福萬醤油 バルサミコ酢の吟醸醤油】
福萬醤油は福岡県で文政4年(1821年)に創業した醤油蔵です。後継者がおらず一時休業状態でしたが、M&A(事業継承)で他業種の仕事をしていた現在の7代目によって、事業が再開されました。
伝統の醤油はそのままに、他業種から参入した7代目の新鮮な感性で今までにない新しい醤油製品が開発されています。
「バルサミコ酢の吟醸醤油」はイタリア・モデナ産の15~25年物のバルサミコ酢と、醤油や砂糖の他に、福岡県で獲れたショウガやニンニクを溶かしこんでいます。
価格は200mlで864円。実店舗や公式サイトなどで販売しています。
【店舗情報】
バル福萬醤油
住所:福岡市中央区天神3丁目6番9号
TEL:092-737-8920
営業時間:10:00~17:00(正月以外は無休)
湯布院醤油屋本店 【甘露ヴァルサミコ醤油】
湯布院醤油屋は有限会社竹司が運営する、醤油や味噌、佃煮などを扱うお店です。
お店は大分県別府市湯布院町の、湯の坪街道のほぼ中央に位置しています。有限会社竹司は1975年に設立し、醤油や味噌の製造や販売をしている会社です。
「甘露ヴァルサミコ醤油」はイタリアのイメージとはかけ離れた、竹の皮に包まれた和風のパッケージが特徴です。味は九州の甘い醤油とバルサミコ酢の他に、こんぶとかつおが入っています。
価格は1本150mlで980円。店舗の他に公式サイトなどからお取り寄せができます。見た目のインパクトはおみやげやプレゼントにしても喜ばれそうです。
【店舗情報】
湯布院醤油屋本店
住所:大分県由布市湯布院町川上1098-1
フリーダイヤル:0120-848-457
TEL/FAX:0977-84-4800
営業時間:9:00〜18:00(年中無休)
手作りバルサミコ醤油の作り方とアレンジレシピ
市販のバルサミコ醤油はプロの作った味で、おいしいのは間違いなさそうです。ただ残念ながら市販の商品は、添加物や化学調味料が気になります。
自宅で作れば材料も自分で選べますし、お好みの味に作ることができます。ここからは簡単に作れるバルサミコ醤油の手作りレシピや、バルサミコ醤油のアレンジレシピをご紹介します。
バルサミコ醤油の作り方
バルサミコ醤油はバルサミコ酢と醤油があれば、簡単に作ることができます。
【材料】基本の分量
・バルサミコ酢:大さじ1杯
・醤油:大さじ1杯
・砂糖(はちみつでも可):小さじ1杯
【作り方】
1.深めの小さい耐熱容器に材料を入れてよく混ぜます。
2.電子レンジで1分加熱すれば完成です。
【ポイント】
醤油は九州などの甘い醤油が合います。砂糖の量はお好みで調整してください。
※おすすめのバルサミコ酢はこちらのページに詳しく紹介していますので、ぜひ併せてご覧下さい。
バルサミコ醤油を使ったドレッシング
バルサミコ酢にオリーブオイルを混ぜただけでもおいしいドレッシングになりますが、一工夫してバルサミコ醤油でドレッシングを作りましょう。
【材料】
・バルサミコ醤油:大さじ2杯
・オリーブオイル:大さじ2杯
・塩:小さじ1/2杯
・コショウ:適量
【作り方】
1.器にオリーブオイル以外の材料を入れてよく混ぜます。
2.1.にオリーブオイルを入れてよく混ぜれば完成です。お好みのサラダにかけてどうぞ。
【ポイント】
減塩中の人は塩の量を控えめにして、お好みでレモン汁やかつおだしなどを入れると味の満足感がありますよ。
豚肉ソテーのバルサミコ醤油ソースがけ
バルサミコ醤油のさっぱりとしたあまじょっぱい味は、やはり豚肉のソテーによく合います。
【材料】1人分
・豚ロース肉:1枚
・油:少々
・塩・こしょう:適量
・バルサミコ醤油:大さじ2杯
【作り方】
1.豚肉に塩・コショウをまぶしておきます。
2.フライパンに油をひき、豚肉を中火で片面2~3分ずつ焼きます。
3.肉を上げる前にバルサミコ醤油をフライパンに入れ、肉汁と混ぜて肉にからめれば完成です。
【ポイント】
バルサミコ醤油の代わりにバルサミコ酢、醤油、砂糖をフライパンに入れて、少し煮詰めてもOKです。
簡単おいしいバルサミコ醤油酢豚
バルサミコ醤油を酢豚の味付けに使うと、いつもの中華がおしゃれなイタリア風に早変わりしますよ。
【材料】1人分
・豚肉肩ロース:100g
・人参:1/3本
・玉ねぎ:1/2個
・ピーマン:1個
・サラダ油:大さじ3杯
・片栗粉:大さじ1杯
・塩・こしょう:少々
・バルサミコ醤油:大さじ2杯
【作り方】
1.豚肉は一口サイズに切り分けて塩・こしょうを振り片栗粉をまぶします。
2.野菜を一口サイズに切っておきます。
3.フライパンに油を熱し、中火で豚肉をころころと揚げ焼きにします。
4.豚肉を皿にあけ、余分な油をふき取り野菜を入れて炒めます。
5.野菜に火が通ったら豚肉を戻し、強火にしてバルサミコ醤油を入れてからめれば完成です。
【ポイント】
バルサミコ醤油にとろみがついていますが、もっととろみが欲しい人は水溶き片栗粉を少々入れましょう。前の晩に多めに鶏のから揚げを作っておいて、豚肉の代わりに使えば時短にもなり便利です。酢豚じゃなくて酢鶏ですね。
まとめ~バルサミコ酢は醤油と相性ばっちりだった
イタリア生まれのバルサミコ酢と日本生まれの醤油が、日本で出会って作られたバルサミコ醤油。特に九州地方で作られる甘い味の醤油と抜群の相性で、人気が急上昇しています。
バルサミコ醤油と言えばカルディの商品が有名ですが、最近では他のメーカーでもバルサミコ醤油を作ってSNSなどでもおいしいと評判です。
バルサミコ醤油は手作りすることも出来ますので、是非自分の好みの味を見つけてくださいね。