そんな疑問に答えます。
黒酢は、飲むタイミングによって得られる効能が違うことをご存じですか?せっかく飲むのだから、体にとって一番いいタイミングで飲みたいですよね。
この記事では、得られる効能別に黒酢を飲むタイミングや、美味しい飲み方をご紹介していきます。
目次
黒酢を飲むタイミングでおすすめなのはいつ?
黒酢を飲むことで、高血圧を予防したりコレステロール値を下げたりと体にうれしい効果が期待できます。ですが、黒酢のパワーを余すところなく発揮するには、飲むタイミングが重要。
まずは黒酢を飲むことでどういう結果を得たいのかを考え、よりよいタイミングで黒酢を取り入れていきましょう。
黒酢の1日当たりの適量と注意点
黒酢を飲む際には、飲むタイミングだけではなく飲み方にも注意が必要です。ポイントは以下の3点です。
- 1日の摂取量は15ml~30ml
- 空腹のときには飲まない
- 飲んだ後はうがいをする
1日の摂取量は15ml~30ml
黒酢は調味料なので、毎日飲むことができます。1日の摂取量の目安は原液で15ml~30ml。ただし、原液で飲むことは控えてください。内臓に負担をかけてしまいます。
水などで5倍~10倍に割って飲むようにしましょう。飲むタイミングも、朝・昼・晩と、1日3回程度に分けて飲むのがおすすめです。
空腹のときには飲まない
まろやかな酸味で飲みやすい黒酢ですが、空腹のときに飲むのは控えましょう。黒酢は酸性なので、胃が空っぽの状態ですと負担をかけてしまいます。
結果、胃が荒れたり胃痛を感じたりすることになりかねません。黒酢を飲むタイミングは、食事をしながら、もしくは食後がおすすめです。
また、食前に黒酢を摂ると食欲が増し、食べ過ぎてしまうかも。ダイエットをしたい方は食前に黒酢を飲むのは避けるとよいですね。
飲んだ後はうがいをする
黒酢を飲むと、酸により歯のエナメル質が浸蝕される酸蝕歯になる可能性があります。酸蝕歯は、虫歯になりやすい・歯の着色汚れなど、歯のトラブルを引き起こします。
黒酢を飲んだ後は必ずうがいをし、お口の中が酸性になるのを防ぎましょう。また、黒酢を飲んだ直後に歯磨きをすると歯のエナメル質を傷つけてしまうので、歯磨きは控えた方がよいでしょう。
脂肪燃焼したい時に飲むタイミングは?
黒酢は、黒酢に含まれるクエン酸とアミノ酸が脂肪燃焼を促してくれるため、ダイエットにいいといわれています。
脂肪燃焼を目指すなら、黒酢を飲むタイミングはウォーキングなどの有酸素運動の前がおすすめ。運動を始める30分くらい前に摂取するとよいでしょう。
どうしても運動前に飲めないというときは、運動直後でもOK。クエン酸が疲労回復にも役立ってくれますよ。
「運動する時間がない」というときであれば、洗濯物を干す・掃除をするなど、体を多く動かす家事をするときが黒酢を飲むタイミングとしておすすめです。朝、家事をする前や出勤前に飲むといいですよ。
血糖値の上昇を緩やかにしたい時に飲むタイミングは?
食後の血糖値が気になる方に向いている黒酢を飲むタイミングは、食事中や食後です。黒酢に含まれる酢酸が、糖の吸収を遅らせることで、血糖値の急上昇を抑えてくれます。
食後に眠くなる、なんだか疲れてしまうという方は、血糖値が高くなっていることが考えられますので、黒酢を取り入れてみてください。
血糖値の急上昇は、糖尿病だけでなく肥満にもつながりやすいと言われています。健康な方でも血糖値に気を付けるのは、体にとって大切なことですね。
胃腸の回復にいい飲むタイミングは?
胃腸が疲れていると感じたら、夜、夕食の後や寝る前に黒酢を飲んでみてください。黒酢が胃腸の回復を促してくれます。
血糖値の急上昇を抑えることで、睡眠の質を高める結果になり、体の疲労回復にもつながります。
ただし、黒酢を飲んだ後の歯磨きには注意が必要です。酸性に偏った口内は、歯のエナメル質がはがれやすい状態。どうしても歯磨きが必要な場合は、しっかりうがいをして、口内を中和しておきましょう。
『飲むタイミング』に合わせたおすすめの黒酢の飲み方
黒酢は、飲み続けることでよりよい結果が出ます。飲むタイミングと同じく大事なのは、続けること。黒酢を飲むタイミングに合わせた美味しい飲み方をご紹介します。
黒酢を朝に飲むなら『豆乳バナナ黒酢』
食欲がイマイチな朝。だけど朝食はしっかり摂りたいものです。そんなときは、黒酢ドリンクにバナナをプラスして、朝食代わりにしてみませんか。
食物繊維やマグネシウムが豊富なバナナを合わせることで、腸内環境の改善も期待できます。腸内環境を整えると、便秘改善や肥満防止につながります。是非試してみてくださいね。
材料(1人分)
- バナナ…1本
- 無調整豆乳…200ml
- ハチミツ…5ml~10ml
- 黒酢…10ml
作り方
1. バナナの皮を剥きフォークなどで潰します
2. 黒酢とハチミツを入れ、よく混ぜます
3. 少しずつ豆乳を入れ、混ぜて完成
ポイント
- よく熟したバナナは甘いので、ハチミツの量を加減してください
- 豆乳の代わりに牛乳を使うと、とろみが出てヨーグルトのようになり、食べ応えがアップします
黒酢を食後に飲むなら『黒酢の炭酸割り』
食事中や食後に飲む場合は、シンプルな飲み方がおすすめ。食事の味を邪魔せず、さっぱりと飲めます。炭酸水が苦手な場合は、お水でもOK。
食後のデザートドリンクとして飲む場合は、パイナップルやマンゴーなどのフルーツを入れても美味しいですよ。
材料(1人前)
- 黒酢…10ml
- ハチミツ…適量
- 炭酸水…180ml
- レモン…お好みで
作り方
1.グラスに、黒酢とハチミツを入れて混ぜます
2.氷を入れ、炭酸水を注ぎ軽く混ぜます
3.お好みでレモンを添えて完成
ポイント
- 甘味がいらないときは、ハチミツを入れなくてもOKです
- 氷はサッと水を通すと、炭酸を入れても泡であふれにくくなります
黒酢を夜に飲むなら『黒酢のホットドリンク』
黒酢を飲むタイミングを夜にする場合は、温かいドリンクで心も体もホッとさせましょう。生姜の搾り汁入れることで、体の冷え予防にも役立ちます。
黒酢は睡眠の質を高めるとも言われているので、ぐっすりと心地よい睡眠が期待できます。
材料(1人分)
- 黒酢…10ml
- ハチミツ…適量
- 生姜の搾り汁…適量
- お湯…200ml
作り方
1.カップに黒酢とハチミツを入れ、軽く混ぜます
2.お湯を注いでよく混ぜます
3.しょうがの搾り汁を入れて完成
ポイント
- ハチミツがないときは、てんさい糖や三温糖などでも代用できます
- 生姜の搾り汁の代わりに、柚子などもおすすめです
黒酢を飲むタイミングを知って健康生活!
黒酢は、飲むタイミングによって得られる効能が違います。体の症状や、得たい結果によって飲むタイミングを変えてみてください。
黒酢は毎日飲むことができますが、飽きずに続けるのは難しいもの。ですが、飲み方を工夫すれば美味しく続けることができますよ。
黒酢で健康生活、はじめてみませんか。