そんな疑問に答えます。
ドーナツと聞くと高カロリーであまり体によくなさそうなイメージが先行してしまいます。
そんなダイエットの敵というイメージを払拭して、ヘルシー志向の方々に話題となっているのが豆乳ドーナツ。
この記事では豆乳ドーナツが栄養満点な理由と、自宅でも作れるレシピ、そして人気のお店・お取り寄せ先をご紹介していきます。
甘いものが食べたくなっても豆乳ドーナツがあれば、罪悪感なくおやつの時間を楽しむことができますよ。
目次
豆乳ドーナツがヘルシーと人気なワケ
ここのところ豆乳ドーナツが人気ってご存知でしょうか?
穴の開いたドーナツが苦手な子供はいないはず。幼いころはワクワクしながらどれにしようかな?と選んだものですが、大人になるにつれてドーナツ=甘い揚げものということに気づき、カロリーが気になったりして疎遠になってしまうものです。
ダイエット中などでドーナツを避けている方に、見直されているのがヘルシーな豆乳ドーナツです。
一般的なドーナツは小麦粉×油
手軽なお菓子であるドーナツは、基本的には小麦粉・砂糖・ベーキングパウダーなどを牛乳でまとめて、油で揚げたもの。
簡単だからこそ世界のどこでも食べられていて、人気のお菓子です。
さらに、トッピングとして砂糖やチョコレートをトッピングしたり、中にはあまりクリームを追加したり。
おいしいことは間違いないのですが、改めて考えると甘いものの塊でちょっと恐ろしい…と感じてしまうお年頃の方も多いはず。
豆乳ドーナツは原材料が魅力的
ドーナツを出来るだけヘルシーで体に良いお菓子に切り替えたいと生み出されたのが「豆乳ドーナツ」です。
お店によって使う原材料は異なりますが、名前の通り「牛乳を豆乳に切り替える」「豆乳を作るときに生まれるおからを加える」など、ヘルシー素材に切り替えているものが目立ちます。
中にはオイルの量を減らすべく、揚げないレシピもあり、ダイエット中の人に人気があります。
より進化するヘルシー豆乳ドーナツ
豆乳ドーナツが人気になったことで、さまざまな種類のヘルシードーナツが誕生しています。
ドーナツ=ダイエットの敵というイメージがありますが、これらの置き換えテクニックを駆使することで、栄養満点のオヤツに変身していると言えるでしょう。
- 牛乳→イソフラボンの含まれる豆乳/食物繊維豊富のオーツミルク/乳酸菌もとれるヨーグルト
- 小麦粉→食物繊維の多い全粒粉やグルテンフリーの米粉/イソフラボンの含まれるおから
- トッピングの粉砂糖→ミネラルの含まれる甜菜糖/大豆から出来ているきなこ
お店で市販されている豆乳ドーナツの選択肢も増えていますが、自家製豆乳レシピもさまざまです。
ダイエット中でもドーナツが食べたい!という方に人気なのが、卵なしでカロリーカットしたものや、おからの代わりにコンビニでも買える豆腐を加えたものなど。
アイディア次第でドーナツは「ヘルシーアイテム」に切り替えられるんです!
バリエーション豊富!豆乳ドーナツの簡単人気レシピ5選
揚げるのさえ手間でなければ、ドーナツは自家製の出来立てホヤホヤが1番美味しいと言っても過言ではありません。
豆乳ドーナツに加える材料も、気分に合わせてアレンジが出来るので、飽きることなく楽しむことができますよ。
また、ドーナツの楽しみはトッピング。定番の粉砂糖を甜菜糖にしたり、はちみつやメープルシロップなどの体にいい甘味料を合わせてみてはいかがでしょうか。
定番の「豆乳ドーナツ」レシピ
まずはベーシックな豆乳ドーナツを作ってみるところから始めましょう。
一度作って感覚をつかんでしまえば、そのあとは好きな材料を加えたり、置き換えたりして楽しめます。
【材料】(2人分)
・小麦粉 100g
・卵 1個
・無調整豆乳 85ml
・砂糖 15g
・ベーキングパウダー 8g
【作り方】
1.ボールに卵を割って、砂糖を加えて混ぜる。
2.小麦粉、豆乳、ベーキングパウダーを入れて混ぜる。
3.小鍋に油を入れて170度にしておく。
4.3を絞り袋に入れて、ドーナツ型に絞り出しながら鍋に浮かべる。
5.片面がキツネ色になったら、ひっくり返して両面揚げる。
6.両面きれいな色に仕上がったら、油から上げ、粗熱を取ったら完成。
そのまま食べても美味しいですが、きなこと砂糖をお好みで混ぜると優しい味わいに仕上がります。
豆乳ときなこはどちらも大豆から出来ているので、マッチしないワケがありません。
栄養価をUPさせたい方は、小麦粉を全粒粉や米粉に置き換えてみましょう。
食べた時の触感も少し異なり、また違った豆乳ドーナツを楽しめますよ。
ホットケーキミックスで「簡単豆乳ドーナツ」レシピ
豆乳ドーナツは作ってみたいけど、あれこれ計量するのが面倒だな…と感じる方は、ホットケーキミックスを活用しましょう。
すでに小麦粉や砂糖、ベーキングパウダーを混ぜてくれているので、最低限の材料と手間でオヤツ作りができてしまう優れものです。
【材料】(2人分)
・ホットケーキミックス 150g
・無調整豆乳 90ml
・卵 1個
【作り方】
1.ボールに卵を割って、豆乳と混ぜ合わせる。
2.ホットケーキミックスを加えて、ダマにならないよう混ぜる。
3.フライパンに1㎝程度の油を入れて、中火で熱して170度にする。
4.絞り袋に2を入れて、ドーナツ型に絞りながらフライパンへ並べていく。
5.片面2,3分ずつ、こんがりするくらいを目安に揚げや機にする。
6.クッキングペーパーなどに乗せて油を切って、粗熱を取れば完成。
自宅で豆乳ドーナツを揚げるというと、とにかくたくさんの油が必要なイメージがあるかもしれません。
でも、このレシピはフライパンで「揚げ焼き」にしているので、必要な油の量を抑えることができます。
できるだけ少ない材料で、できるだけ少ない油で仕上げたい方におすすめのレシピです。
食物繊維たっぷり「豆乳おからドーナツ」レシピ
豆乳ドーナツにさらに食物繊維をプラスしたければ、おからを加えてみましょう。
大豆を絞って豆乳を作るときに、残りかすとして出てくるのがおからです。だからこそ、豆乳ドーナツとの相性はぴったり。
また、おからはおなかの中で膨れる性質を持っているのでので、食べた後の満腹感もUPさせることができます。
【材料】(2人分)
・生おから 100g
・小麦粉 30g
★砂糖 15g
★卵 1個
★無調整豆乳 30g
★オリーブオイル 5g
・ベーキングパウダー 5g
【作り方】
1.★の材料をボールに入れて、しっかりと混ぜ合わせる。
2.混ぜ合わせたら、生おからを加えてヘラを使って混ぜる。
3.小麦粉とベーキングパウダーも加え、全体をまとめる。
4.鍋に油を入れて、180度にしておく。
5.大きめのスプーンで生地をすくい、ボール状にしながら鍋に浮かべる。
6.鍋の中で転がしながら、全体がキツネ色になるまで揚げる。
7.油から出して、粗熱をとったら完成。
とろとろとした生地だねを、きれいなドーナツの形に絞り出すのが大変そう…と感じる方に、ぜひ挑戦してみていただきいのがスプーンですくうだけのこの方法です。
鍋料理の時のつくねを作る感覚で、なんとなく丸くなればOKです。お好みに合ったコロコロサイズに仕上げてみてください。
出来上がったら、お好みでカカオパウダーやシナモンパウダーなどをふるうと、香りのよいコロコロ豆乳ドーナツが完成です。
グルテンフリー「米粉ドーナツ」レシピ
アレルギーや健康のために小麦粉を避ける人は増えていますが、そんな方でも豆乳ドーナツは楽しめます!
自家製だからこそ、より健康に優しい素材を取り入れて、おいしい&ヘルシーなオヤツに仕上げてみましょう。
このレシピでは、ヘルシーな食材の代表格である木綿豆腐を使い、さらにグルテンフリーの代表格、コメが原料となっている米粉を使っています。もちもち感がたまらない豆乳ドーナツです。
【材料】(2人分)
・米粉 100g
・木綿豆腐 100g
・無調整豆乳 30g
・ベーキングパウダー 8g
・はちみつ 50g
【作り方】
1.ボールに木綿豆腐を入れて、ヘラでつぶす。
2.豆腐が滑らかになったら、残りの材料を加えて混ぜる。
3.鍋に油を入れて180度にしておく。
4.スプーンで生地をすくって、油の中に浮かべていく。
5.前面がこんがりした色になったら、引き上げる。
6.クッキングシートなどに並べ、粗熱と油を落としたら完成。
砂糖ではなくはちみつを加えているからこその、ほんのりと甘い味付けに仕上がるレシピです。
グルテンフリー・グルテンレス生活を心がけている方はもちろんですが、そうでない方でも、豆腐たっぷりのもちもち豆乳ドーナツはやみつきになること間違いなしです。
お子様の3時のおやつにもピッタリの、栄養満点ドーナツとして覚えておきましょう。
揚げないからヘルシー「焼き豆乳ドーナツ」
自家製豆乳ドーナツは気になるけど、やっぱり油で揚げるという工程が大変そう…と感じてしまう方も多いでしょう。
慣れてしまえば最低限の油で揚げることができますが、確かに揚げ物はハードルが高いものです。
そんな方におすすめなのが、揚げないヘルシーな豆乳ドーナツです。生地の作り方は揚げるときと一緒ですが、最後はオーブンで焼くだけ。
油を使わないのでよりヘルシーですし、揚げ物で部屋が暑くなったり、油跳ねなどのリスクなどもなく、気軽に作ることができますよ。
【材料】(2人分)
★小麦粉 100g
★きなこ 20g
★ベーキングパウダー 5g
★砂糖 20g
・無調整豆乳 100g
・オリーブオイル 15g
【作り方】
1.ボールに★の材料を入れて、しっかりと混ぜる。
2.そこに豆乳、オリーブオイルを加えて、さっくりと混ぜる。
3.オーブンを180度に予熱し、ドーナツ型に油を塗っておく。
4.ドーナツ型に生地を流し込む。
5.180度のオーブンで15分焼いたら完成。
生地を混ぜ合わせる際は、できるだけさっくりと、切るように混ぜましょう。
あまり練りすぎてしまうと、べったりとしたドーナツになってしまいます。ふんわりと膨らむイメージで、優しく混ぜるよう意識してください。
ドーナツ型は1つ持っておくと、思い立った時に焼きドーナツが作れるので便利です。
シリコンタイプなら焼きあがったドーナツを簡単にはがすことができるので、きれいな仕上がりにつながりますよ。
こだわりの豆乳ドーナツの人気お取り寄せ5選
市販の美味しい豆乳ドーナツを食べてみたい!という方に、人気のお店5選をご紹介します。
素材で勝負のドーナツ屋さんが、心を込めて作った定番豆乳ドーナツから、ヘルシー志向の方に人気のアイディア商品までを選びました。ぜひ、食べ比べをしてみてくださいね。
神戸発「はらドーナツ」
神戸で生まれた「はらドーナツ」は「おいしく、安心して食べていただける」をモットーに、昔懐かしお母さんの味を作り続けているドーナツ専門店です。
お母さんの味を目指すからこそ、防腐剤や保存料などは一切使わず、定番の「はらドーナッツ」はおからと豆乳をたっぷり使ったドーナツです。
より体にいい砂糖であるサトウキビを使ったドーナツや、こっそりホウレン草やにんじんを加えたものまで。
素朴な見た目のドーナツが多い印象ですが、もちもち感がたまらなくて、つい手が伸びてしまいます。
岐阜発「こんにゃくinどーなつ」
岐阜の弓削銘水堂(ゆげめいすいどう)という老舗豆腐屋さんで話題の、ちょっと珍しい豆乳ドーナツをご紹介します。
北海道産の小麦粉と岐阜県産の豆乳にこだわって作られている豆乳ドーナツは、もともと人気の定番商品でした。
そんな人気商品をもっとヘルシーに&食物繊維たっぷりにできないかと考えてつくられたのが「こんにゃくinドーナツ」です。
こんにゃくの保水効果もあってもちもち感がUPしながらも、カロリーは1個当たり91kcalと一般的なドーナツの半分以下に仕上がっています。
ヘルシー路線の豆乳ドーナツの中でも、ひときわ目立つ商品といえるでしょう。
大阪発「清一郎豆乳」
大阪で話題の「絶品焼きドーナツ」といえば、工場直売の豆乳専門店で発売されている豆乳ドーナツです。
国産大豆100%と原料にこだわって作られる無調整・無添加の誠一郎豆乳は、内閣総理大臣賞を受賞した確かな製法をもとに作れれています。
余計なものを一切入れず、豆と水だけで作られた豆乳をたっぷりと使った焼きドーナツが、カフェにて食べられると話題になっています。
ぜひお店を訪れて、おしゃれな豆乳ドリンクと一緒に、豆乳ドーナツにもかぶりついてください。
信州発「コメパンドーナツ」
信州で作られている「コメパンドーナツ」は揚げないヘルシードーナツであり、さらにはグルテンフリーの豆乳ドーナツです。
揚げ物は避けている方にも、小麦粉の摂取量を控えている人にも愛されています。その理由は、米粉をたっぷり使っている点といえるでしょう。
コシヒカリの米粉にこだわって、もちもち&しっとり感のあるコメパンドーナツは、おやつはもちろんですが、朝ご飯にも食べたい!と言われるほど。
トッピングも砂糖よりもヘルシーとされる、メープルシロップや黒糖を使っていて、心にも体にも優しいドーナツです。
荻窪発「いっ久どーなつ」
東京の荻久保には「いっ久どーなつ」という、いい香りの漂うドーナツ屋さんがあります。
お店の外観だけ見ると、ちょっと渋い雰囲気ではありますが、根強いファンがいる、おいしい豆乳ドーナツ屋さんです。
いっ久どーなつのこだわりは、山形にある契約農家さんから届く豆乳とおからです。
こだわりの国産材料にこだわって、添加物など余計なものを入れずに作られるいっ久どーなつ。
賞味期限は5日となっているものの、店頭では翌日までに食べるようアドバイスされるほど、新鮮さにこだわっているドーナツ屋さんです。
まとめ:豆乳ドーナツはヘルシーおやつとして全国で大人気!
オシャレなドーナツ屋さんが日本に上陸して大ブームになったことは何度もありますが、豆乳ドーナツに関していうと、話題沸騰!というほどヒットした商品とは言えないかもしれません。
それでも、ドーナツ人気と並行して、じわじわと長い期間愛されてきている豆乳ドーナツ。
カラフルで目立つオシャレドーナツと比べると、少し地味に見えてしまうかもしれません。
だからこそ、豆乳やおから、全粒粉などの素材で勝負しています。
食べてみると変に胃もたれすることもなく、体に優しいお菓子ということが、よく分かります。
ダイエット中の方はもちろんですが、食生活を見直ししていきたいなと考えている方や、子供には素材重視のお菓子を与えたいという方に、ぜひおすすめしたい豆乳ドーナツです。