そんな疑問にお応えします。
にんにくのポン酢漬けは、にんにくをポン酢で漬け込む保存食です。そのままでも食べられますが、様々な野菜や肉などの具材を漬けたり、タレとして料理に使ったりできる万能調味料なのはご存知ですか?
この記事では、そんなにんにくポン酢漬けの作り方から、調味料としても使えるアレンジレシピなどをご紹介していきます。
目次
栄養満点!にんにくのポン酢漬けの魅力とは?
「にんにくのポン酢漬け」は、スタミナ料理にはかかせない「にんにく」と、さっぱりした柑橘系の調味料「ポン酢」の2つの材料を使った、簡単で美味しく食べられるおすすめの一品です。
さらに、色んなメリットも!ここでは、にんにくのポン酢漬けの様々な魅力についてご紹介していきます。
作り置きして常備品に
名前の通り、にんにくのポン酢漬けは、にんにくをポン酢に漬け込むだけです。材料さえあれば、火や調理器具を使わずに簡単に作れるので、時間があるときに作り置きしておくと常備品として役立ちます。
「にんにく醤油漬け」よりも塩分が少なく、ポン酢の酸味でにんにくの辛味が和らぐので、食べやすい味わいとなっています。ご飯のお供やおつまみにぴったりなので、時間がない時の一品料理としても大活躍します。
また、にんにくのポン酢漬けは、野菜や肉を漬け込む調味料としても便利に使えます。にんにくを食べ切った後に、野菜を漬け込んでにんにく風味の漬物としても楽しめます。
また、ポン酢に漬け込んだにんにくも取り出して、刻んで料理に使うこともできます。
にんにくで免疫力を強化
独特の香りと食感があり、様々な料理に使われているにんにくは、体に嬉しい栄養素が沢山含まれています。特に「アリシン」という成分には、殺菌・抗菌作用や腸内環境を整えるはたらきがあります。
細菌やウイルスから身体を守り、風邪などの感染症にかかりにくい効果が期待できます。また、ビタミンB1の吸収を高める効果もあるため、疲労回復やスタミナ増進にも。ただし、摂取しすぎると体に悪影響がでる可能性があるため、適度な量にしておきましょう。
にんにくを食べ過ぎるとどうなるのか、また適量とはどのくらいなのかについては、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
ポン酢と合わせて効率的なビタミン摂取
鍋の時期や醤油の代用品としても優れているポン酢には、疲労回復に最適なクエン酸やカルシウム・ビタミンCなどの栄養素が含まれています。
にんにくに豊富に含まれているビタミンB6は、ポン酢漬けすることで、より効率的にビタミンを摂取でき、たんぱく質をエネルギーに変換していきます。
にんにくのポン酢漬けは、美味しく食べられる上に、効率よくにんにくとポン酢の栄養を摂取することができます。
簡単に作れる!『にんにくのポン酢漬け』の作り方
疲労回復や免疫力強化に効果的な『にんにくのポン酢漬け』は、自宅で簡単に作れます。用意するにんにくは、白くて丸く、ずっしりした重さあるものが新鮮です。
スーパーで選ぶ時の参考にしてくださいね。ポン酢も色んな種類があるので、自分好みの味わいのものを使ってみてください。
『にんにくのポン酢漬け』の基本レシピ
『にんにくのポン酢漬け』は、にんにく1個とポン酢1本があれば簡単に作れます。薄皮を剥いたにんにくを洗って水気を拭き、保存容器の瓶に入れて、にんにくが浸る程度にポン酢を入れるのみです。
2週間程度、冷蔵庫で寝かせると、にんにくにポン酢の風味が程よく染み込んできます。途中で何度か振ったり、ポン酢が少なくなってきたら足してあげましょう。
辛さが欲しい方は、ポン酢漬けの中に鷹の爪を入れると、ピリッとした辛さがプラスされます。
野菜を一緒ににんにくポン酢漬けする場合は、ジップロックなどの保存袋に入れて、冷蔵庫で1〜2日置くだけで味が染み込みます。にんにくの香りがプラスされた、美味しいお漬物感覚で食べられる一品になります。
にんにくの簡単皮むき方法についてはこちらの記事も参考にしてください。
冷蔵保存の注意点
にんにくのポン酢漬けを長期冷蔵保存する場合は、保存容器用の瓶を使うのがおすすめです。保存袋は時間がない時や手早く作りたい場合に使うようにしましょう。
瓶は事前に煮沸消毒するか、食用アルコールで消毒して乾かしましょう。賞味期限は、半年~1年程度です。ポン酢漬けする前に、にんにくを電子レンジで温めておくとより長持ちします。
温める場合は、にんにくは重ならないよう、耐熱容器に散りばめて置いてくださいね。瓶の中に水分が残っていたり、きちんと消毒できていなかったりすると、腐敗の原因になるので、十分気をつけましょう。
『にんにくのポン酢漬け』を使ったアレンジ活用レシピ
そのまま食べても美味しいにんにくのポン酢漬けは、にんにくを食べ切った後に、にんにく風味が美味しい調味料としても活用できます。
また、他の調味料を加えても美味しくなりますよ。ここでは、にんにくポン酢漬けを、調味料として使ったアレンジ活用レシピをご紹介していきます。
※レシピの中の「にんにくポン酢漬けだれ」は、にんにくとポン酢それぞれをどの分量で使うか、目安となる作り方を記載しています。
きゅうりのにんにくポン酢漬け
きゅうりの食感が美味しく、病みつきになるにんにくのポン酢漬けレシピです。
<材料>
・きゅうり:2本
・にんにくポン酢漬けだれ(にんにく:3片、ポン酢:大さじ6)
<作り方>
1.きゅうりはヘタを切り落とし、ピーラーで縦に4箇所ほど皮を剥き、乱切りする
2.保存袋にきゅうりとにんにくポン酢漬けだれを入れ、空気を抜いて密閉状態にする
3.一晩冷蔵庫で寝かせたら、お皿に盛り付けて完成
<ポイント>
辛みを加えたい場合は、鷹の爪を適量入れるとピリッとした味わいがプラスできますよ。
大根のにんにくポン酢漬け
あっさりとしていて、ピリ辛が美味しい大根のにんにくポン酢漬けです。カレーの福神漬け代わりとしてもおすすめです。
<材料4人分>
・大根:1/4本(250g)
・にんにくポン酢漬けだれ(ポン酢:大さじ3、にんにく:1片)
・めんつゆ:大さじ1
・白ごま:大さじ1/2
・唐辛子の輪切り:1本分
<作り方>
1.大根は皮を剥いて、3cmぐらいの長さに拍子切りする
2.保存袋に大根と他の材料を全部入れる
3.袋の上からよく揉んで、冷蔵庫で一晩寝かせ、お皿に盛り付けたら完成
<ポイント>
大根のしゃきしゃき感が美味しい一品です。大根が余っている時や、多めに買ってしまった時の消費メニューとしても便利ですよ。
セロリのにんにくポン酢漬け
セロリが苦手な人でも食べやすく、食感がくせになるセロリのにんにくポン酢漬けレシピです。
<材料2人分>
・セロリ:1本
・にんにくポン酢漬けだれ(ポン酢:大さじ3、にんにく:1片)
・塩昆布:適量
<作り方>
1.セロリは筋を取り、食べやすい大きさに切る
2.保存袋ににんにくポン酢漬けだれ・塩昆布を入れて、空気を抜いて密閉してから、冷蔵庫で数時間寝かせる
3.お皿に盛り付けたら、完成
<ポイント>
急いでいない時は冷蔵庫で一晩寝かせると、さらに味が染み込みます。ごま油を少し回しかけたり、鷹の爪を入れてピリ辛にしても美味しくなりますよ。
枝豆のポン酢漬け
枝豆をにんにくポン酢漬けするだけで、さらに美味しくなる簡単おつまみレシピです。
<材料2人分>
・冷凍枝豆:150g
・にんにくポン酢漬けだれ(ポン酢:大さじ3、にんにく:1片)
・鷹の爪:適量
<作り方>
1.枝豆は解凍し、にんにくは皮を剥いてスライス、鷹の爪は輪切りにする
2.保存袋に、枝豆と他の材料を入れて揉み込む
3.空気を抜いて密閉し、冷蔵庫に1〜2時間以上置く
4.お皿に盛り付けたら、完成
<ポイント>
冷蔵庫に寝かせる時間が多いほど、味が染み込んで美味しく仕上がりますよ。冷凍枝豆を使うと、下処理が省けるので便利です。
砂肝のポン酢漬け
砂肝を焼いて、にんにくのポン酢漬けと合わすだけの簡単レシピです。
<材料>
・にんにくポン酢漬けだれ(ポン酢:大さじ5、にんにく:2片)
・砂肝:300g
・塩:ふたつまみ
・サラダ油:大さじ1
・鷹の爪:適量
・万能ねぎ:適量
<作り方>
1.砂肝は半分にして切れ目を入れ、塩を振る
2.にんにくは皮を剥いて潰しておく
3.フライパンにサラダ油を入れて熱し、砂肝に焼き目がつくまで炒める
4.粗熱を取った砂肝・にんにくポン酢漬けだれ・鷹の爪を保存袋に入れていく
5.空気を抜いて密閉した状態で、約30分以上漬け込んでいく
6.お皿に盛り付け、鷹の爪と万能ねぎを上から振りかけたら完成
<ポイント>
時間がある場合は30分以上漬け込むと、より味が染み込んで美味しく仕上がります。砂肝のこりこりした食感とにんにくの味わいにご飯が進みますよ。
にんじんとなすの冷しゃぶ
にんにくポン酢漬けだれをドレッシングとして使った、にんじんとなすの冷しゃぶです。
<材料2人分>
・豚ロースしゃぶしゃぶ肉:150g
・なす:2本
・人参:1本
・酒:大さじ1
・大葉:4枚
・サラダ油:大さじ1
・にんにくポン酢だれ(ポン酢:大さじ2、にんにく:1片)
・ごま油:大さじ1
・白いりごま:大さじ1
・蒸し汁:大さじ2
<作り方>
1.なすはヘタを切り落とし、縦6等分に切って水にさらす
2.人参はピーラーで薄くスライスし、大葉は千切りにする
3.耐熱容器になすとサラダ油を入れ、全体に油が回るように混ぜて、上に豚肉を重ならないよう置いていく
4.その上に酒を回しかけ、ふんわりとラップして電子レンジで3分加熱していく
5.ボウルに、にんにくポン酢だれ・ごま油・白入りごま・蒸し汁を入れて混ぜる
6.器に、人参・なす・豚肉・大葉の順番でのせて、5を回しかけたら、完成
<ポイント>
電子レンジで加熱する際は、豚肉に火が通っているかどうか様子を見ながら追加加熱しましょう。その際に出てくる蒸し汁はにんにくポン酢だれ用に取っておいてくださいね。
まとめ:にんにくのポン酢漬けで簡単に栄養を摂取しよう!
にんにくのポン酢漬けは、野菜や肉とも相性がよく、簡単で美味しいレシピです。
保存容器に多めに作り置きしておいたり、にんにくを食べた後調味料として活用したりとバリエーション豊富に使えます。上記で紹介した具材以外とも合わせてみて、色んなアレンジレシピを楽しんでみましょう!