たまに、無性に食べたくなるにんにく料理。作ろうと思って冷蔵庫を開けたら、
なんて経験ありませんか?
今回はそんな時ににんにくの代わりに使える食材と、代用品でも美味しく作れるレシピをご紹介します!
にんにくの代用食材5選!
ここでは、おすすめのにんにくの代用食材を5つ紹介します。100%にんにくと同じ食材は存在しませんが、求める内容(効果なのか、香りなのか)によって使い分ければ、十分代用は可能ですよ!
共通の効果(臭み取り・食用増進):しょうが
にんにくと同様に香辛料として使われるしょうがは、にんにくの代用品として使えます。生のしょうがを細かく切ったものやすりおろしたものを、にんにくの代わりに多めに入れましょう。
もちろん、香りが違うのでにんにくの香りを活かしたい料理には向きません。しかし、にんにくと共通した効果があります。料理に使うことで味に深みが出て、特有の香りと辛味がアクセントに。
それにより食欲増進効果が期待できます。また、魚やお肉の臭みを取る効果があります。たんぱく質分解酵素も含まれているので、すりおろしたものにお肉を漬け込むとやわらかくなりますよ。
共通の香り成分(少):ネギ
ネギはにんにくと同じ種類の植物です。薬味として使われている点でも似ていますね。冷凍のカットネギをストックしている人も多いのではないでしょうか。
うっかりにんにくを買い忘れても、ネギがあれば代用できます。ネギとにんにくは同じ香り成分を持っているので、にんにくと似た風味を出すことが可能です。
ネギの香りとピリッとした辛味を活かして、かつおのお刺身やタレなど薬味として使う料理におすすめです。
共通の香り成分(少):たまねぎ
いろんな料理に欠かせないたまねぎ。常備しているという方は多いですよね。にんにくとたまねぎは同じヒガンバナ科の植物です。にんにくのにおい成分とたまねぎのにおい成分は同じ「アリシン」という物質。
もちろんにんにくと比べると香りは弱いですが、代用食材として使えます。アリシンは細かくするほど増えます。また、たまねぎを油でさっと炒めると最大限にアリシンが引き出せ、コクもうまれます。
にんにくの最大の特徴は香りとコク。にんにくのコクがほしい時は、みじん切りにして炒めたたまねぎで代用しましょう。
共通の香り成分(多):ニラ
強い香りがアクセントになり、料理に大活躍のニラ。こちらもにんにくと同じ香り成分「アリシン」を持つ野菜です。香りの強さで言うとにんにくと互角だといえるのではないでしょうか。
煮物やスパイスとして使うことはできません。しかし、料理ににんにくに似た香りやアクセントがほしい時におすすめです。炒め物やスープ、細かく刻んで餃子に混ぜるなどさまざまな使い方ができます。
共通の香り成分(多):にんにく入りドレッシング
にんにく入りドレッシングをにんにくの代わりに使うことができます。イタリアンドレッシングなどはにんにくが入っているものが多いですよね。
もうすでに味が完成しているものなので、味付けに失敗することなく使えます。ドレッシングを料理に使うには酸味が強すぎない?と思うかもしれません。
ですが、火を通すと酸味がまろやかになるので、いろんな料理にアレンジできておすすめです。にんにくを香り付けに使いたい場合は、塩気があるのでほかの調味料を減らすなど量を調節しましょう。
にんにくチューブやガーリックチップでも代用できる!
生にんにくの代用にピッタリ:にんにくチューブ
生のにんにくがない時に使えるのがにんにくチューブ。にんにくをすりおろして、調味料や添加物を加えて加工したものです。
やや味や風味が生のにんにくには劣りますが、香りが弱い分次の日ににおいが残りにくいのはうれしいポイントですよね。好きな分量だけ使えて、手ににおいがつかないのでとても便利です。
にんにくチューブで代用するときは、にんにく1かけ(5g)=にんにくチューブ小さじ1(3cm)を目安にしましょう。
にんにくチューブがはねるのがイヤ!という方はこちらの記事を参考にしてみてください。
幅広い代用が可能:ガーリックチップ
にんにくをカリカリになるまで揚げたガーリックチップ。よくステーキに乗っているイメージがありますよね。ガーリックチップはふつうのにんにくと同じように使えます。
炒めたり、かつおのたたきに乗せたり、煮物に入れたりもできますよ。そのままだとサクサクとした食感で香ばしい風味。熱を加えるとやわらかくなり、コクが出て、おいしくなります。
ガーリックチップの使い方についてこちらの記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
違和感なし!にんにくの代用食材で作るレシピ3選
にんにくの代用食材を使っているのに、にんにくで作るのと比べて違和感を感じない(感じにくい)おすすめのレシピを3つご紹介します!ぜひ参考にしてみてくださいね。
ニラが主役のニラ餃子
ニラはにんにくの最強代用食材!ニラをしっかりと入れれば、にんにく無しでも美味しい餃子が食べられますよ。
【材料/2人分】
餃子の皮:20枚
豚ミンチ:150g
ニラ:1束
キャベツ:1/8個
白ネギ:1/4本
(調味料)
しょうが汁:1/2片分
料理酒:大さじ1/2
塩コショウ:少々
しょうゆ:大さじ1/2
ごま油:大さじ1/2
【作り方】
1.キャベツ、ニラ、白ネギはみじん切りにし、分量外の塩で塩もみをします。よく水気を絞ります。
2.ボウルに豚ミンチ、1、調味料、を入れよく混ぜ合わせます。
3.餃子の皮の中心に2をのせ、皮のふちに水をつけ、ヒダを作りながら包みます。
4.中火で熱したフライパンにサラダ油(分量外)をひき、餃子を並べてうっすら焼き目をつけます。
5.餃子の高さの1/4つかるくらいまでお湯を入れ、蒸し焼きにします。
6.水分がとび、パチパチという音がしてきたらフタをとり、強火にして残りの水分をしっかりとばしましょう。
7.最後にごま油を少量まわし入れ、カリッと焼き目をつけて完成です。
ニラとしょうが汁を入れることでにんにくを入れなくても、パンチのきいた餃子になります!
しょうがたっぷり鶏のから揚げ
しょうがは、にんにくの代用食材の中でも「臭み取り」に特化した代用品。お肉類との相性はバッチリですので、(香りは一緒ではありませんが)きっと満足のいく一品になるハズ!
【材料/2人分】
鶏もも肉:1枚(200~250g)
(調味料)
・しょうゆ・酒:各小さじ2
・塩こしょう:少々
・ごま油:小さじ1/2
・おろししょうが:1片
卵:1/2個
片栗粉・サラダ油:適量
【作り方】
1.鶏もも肉は食べやすい大きさに切ってポリ袋に入れ、調味料を加えてよくもみ込みます。
2.ポリ袋に卵を入れてさらにもみ、一切れずつ片栗粉をまぶしておきます。
3.170℃に熱したサラダ油で7~8分揚げ、程よく色がついたら完成です。
にんにくの代わりにしょうがを多めに入れることで、風味がよく仕上がりますよ。
にんにくドレッシングで作る『ペペロンチーノ』
にんにく入りのドレッシングは、そのままでは生にんにくと味が違いますが、調理に使うと、香り部分が強調されて、代用品としてものすごく高いパフォーマンスを発揮してくれます!ペペロンチーノはおすすめです。
【材料/2人分】
パスタ:200g
キャベツ:140g
ベーコン:30g
鷹の爪:1本
オリーブオイル:大さじ3
にんにく入りドレッシング:大さじ4
【作り方】
1.キャベツはざく切りにし、ベーコンは1.5cm幅に切ります。鷹の爪は種を取り除いておきましょう。
2.熱湯に分量外の塩を加え、パスタを時間通りにゆでます。茹で終わる1分前にキャベツを入れましょう。
3.パスタを茹でている間にフライパンにオリーブオイル、鷹の爪、を入れて弱火で加熱し、辛味が出るまで炒めます。ベーコンとにんにく入りドレッシングを加えて1分ほど火にかけます。
4.茹であがったパスタ、キャベツを加えよく混ぜ合わせて完成です。
にんにく入りドレッシングを使うことで、他の調味料を入れずにおいしいペペロンチーノができます。味付けに失敗がないので料理が苦手な方もぜひチャレンジしてみてください。
まとめ:にんにくがない時でも代用品でなんとかなる!
今回はにんにくの代用食材をご紹介してきました。しょうが、ネギ、たまねぎ、ニラ、にんにく入りドレッシングで代用できます。
また、にんにくチューブやガーリックチップもにんにくと同じように使えて、賞味期限が長いので常備しておくのもいいですね。にんにくの代用品でもおいしくできるレシピもご紹介しました。
うっかりにんにくを買い忘れた!という方はぜひ試してみてくださいね。