そんな疑問に答えます。
にんにくとはちみつの組み合わせは、食べたことがないと味や風味が想像しにくいのではないかと思います。ですが、なんとなく、にんにくもはちみつもカラダに良さそうなイメージがありますよね。
この記事では、そんな気になる「にんにくのはちみつ漬け」の気になる効果や食べ方・レシピまで、詳しく解説していきます。
目次
にんにくのはちみつ漬けの効果とおすすめの食べ方を紹介
にんにくのはちみつ漬けは、その名の通り、にんにくをはちみつに漬けたものです。
にんにくの中まではちみつが染みて漬かるまで1ヶ月以上かかりますが、熟成させている間に発酵がすすみ、にんにくが柔らかく、栄養素が身体に吸収されやすくなるというメリットがあります。
にんにくのはちみつ漬けは、主に疲労回復や免疫力向上に効果があると言われています。食べてみると、匂いはあまり感じられず、甘くて食べやすくなっており、そのまま食べてもいいし料理にも活用できます。
※詳しいにんにくの効果、についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
にんにく×はちみつでダイエット効果Up
にんにくとはちみつの両方に含まれているビタミンB1は代謝に関係する栄養素で、糖質をエネルギーに変換する効果があります。
さらに、にんにくに含まれる「アリシン」という栄養素は、血行を促進する効果があるため、新陳代謝を活性化して脂肪を分解する効果もあります。
はちみつも、ダイエットに適した甘味料だと言われています。はちみつは、砂糖より甘みが強い上に、カロリーも砂糖の7割ほどです。
いまでは様々なダイエット食品にもはちみつが使われていますが、にんにくのはちみつ漬けはシンプルな材料で、より安心してダイエットに用いることができます。
にんにくのはちみつ漬けの食べ方
にんにくのはちみつ漬けは、ひとつづつそのまま食べてもいいですし、お茶うけにもなります。寝る前に食べているという人が多い印象で、心地よい睡眠や、寝起きが楽になったという口コミが目立っています。
にんにくのはちみつ漬けは料理に利用してもよく、生にんにくの代わりに使用してもよいでしょう。また、薄切りにしてサラダの具に混ぜたり、スープや炒め物にも合います。
はちみつは、にんにくを漬けているうちに徐々に粘度が薄まり、甘みが減ってきますが、にんにくの風味が移っているので、飲み物にして楽んでもよいでしょう。
にんにくのはちみつ漬けの作り方と保存方法
にんにくのはちみつ漬けは、その名の通りにんにくをはちみつに漬けてつくります。基本的には生のままのにんにくの皮を剥き、はちみつとともに瓶に入れて放っておくだけで出来上がります。
漬ける期間は3ヶ月~半年ほどかかります。1ヶ月程度では、にんにくが生の状態と同じように固く、まだ辛味が残っていますが、3ヶ月を越した頃になると黄金色に染まり、表面がつややかで柔らかく変わっていきます。
にんにく特有の強い匂いは和らぎ、甘みがあってそのままでも食べやすくなります。はちみつに漬ける期間は個人の好みで調整するとよいでしょう。
【簡単】にんにくのはちみつ漬けの作り方(その1)
<材料>
にんにく:お好みの量
はちみつ:にんにくが浸かる程度
<作り方>
1.にんにくの薄皮まで丁寧に剥きます。
2.清潔な瓶の中に、にんにくとはちみつを入れて蓋をします。
3.ときどき中の空気を抜いたり、ひっくり返して全体が浸かるようにします。
<ポイント>
3ヶ月くらい経つと柔らかくなり、そのままでも食べやすくなります。お好みで、ドライフルーツやナッツをプラスしてアレンジすることもできます。
【ひと工夫で失敗なし】にんにくのはちみつ漬けの作り方(その2)
<材料>
(500mlくらいの容器で漬ける量)
皮を剥いたにんにく:200g
酢:2カップ
酒:2カップ
はちみつ:3カップ
<作り方>
1.瓶に洗って水気をとったにんにくと酢を入れ、2週間ほどおきます。
2.にんにくを酢から出し、酒に浸して1週間ほどおきます。
3.にんにくを酒から出し、はちみつを加えて冷蔵庫に入れ、1ヶ月以上おきます。
にんにくのはちみつ漬けの保存方法
にんにくをはちみつに漬けて保存していると、はちみつの糖分と反応して容器のなかで発酵していきます。初めの数カ月は容器から強くにんにくの匂いが漏れてくるので、置き場所に注意しましょう。
ガラス瓶などの密閉容器をつかっている場合、急に開けると中身が吹き出してくることがあるため、保存瓶の上部にすこし余裕をもたせておくようにします。
フタを開けるときはゆっくりと、少しずつ隙間を開けていくとよいでしょう。
長期間放置すると吹き出しやすくなるので、ときどき瓶のフタを開けて空気を出すようにします。はちみつとにんにくには強い殺菌効果があるため、冷蔵庫で保管すれば1年ほど楽しむことができます。
筆者のおすすめ2品!にんにくのはちみつ漬けの紹介
にんにくのはちみつ漬けの商品には様々なものがありますが、中でも、実際に筆者が食べてみて食べやすかった・美味しかったものに絞って、二つだけご紹介しますね。
山幸彦 薬膳にんにく
にんにくとクコの実、杏仁を蜂蜜、りんご酢などで漬け込んで作られた、薬膳食のにんにく漬です。食べる量は1日数粒を目安にします。
「薬膳」と聞くと、ちょっと身構えてしまうかもしれませんが、特有のにんにくの匂いはほとんど感じられず、本当に食べやすいですよ。
クコの実は漢方や薬膳でなじみが深く、赤くて甘みがあるドライフルーツで、最近ではダイエット用のミックスナッツにも入っていることがあります。
滋養強壮や疲労の回復、めまいや耳鳴り、視力低下、高血圧、老化防止などいろいろな効果があり、万人向けの食材ともいえます。
杏仁は本アンズの種の中にある仁のこと。もっとも大きな効果は咳止めで、肺に潤いを与えて乾いた咳や喘息を落ちつかせます。また、大腸にも潤いを与えるので、便秘やむくみにも効果があります。
熟成黒にんにく蜂蜜漬け
「熟成黒にんにく蜂蜜漬け」は、青森県産の黒にんにくを栃木県産のはちみつにつけたものです。国産の原料にこだわりのある方に人気です。食べ方は、小さじ1~2杯をそのまま食べるだけ。
黒にんにくは、生のにんにくを高温で長時間熟成させたもので、匂いはほとんど無く、甘酸っぱいフルーツのように加工したものです。にんにく本来の高い栄養価はもちろんそのままで、食べやすいのが特徴です。
「黒にんにく蜂蜜漬け」は、滑らかでほどよい酸味があり、黒にんにくを刻み乾燥させてから、安心の国産蜂蜜に漬け込みんだもので、贈り物としても人気がありますよ。
まとめ:にんにくのはちみつ漬けは食べやすくダイエット効果がある
にんにくのはちみつ漬けは、にんにくとはちみつの両方の効果を得ることができ、ダイエット、疲労回復、食欲不振のときの栄養補給や、高血圧・糖尿病が気になる人の健康づくりのサポートをする効果などがあります。
にんにくの匂いは気にならなくなり、そのまま食べても良いですし料理にも使えます。にんにくのはちみつ漬けの作り方はとても簡単で、誰でも作ることができるので、健康づくりのために作ってみるのはいかがでしょうか。