日本の伝統的なお菓子である「黒糖ピーナッツ太鼓」をご存知ですか?
駄菓子屋さんに並んでいるような素朴なオヤツですが、お茶のお供としてでなく、運動時の補給食やお酒のお供にまで、実は幅広い人に愛されています。
駄菓子屋さんで見かけるようなTHE日本伝統お菓子といった風貌から、あまり目立つわけではないお菓子ですが、誰でもどこかで見かけたことはあるであろう黒糖ピーナッツ太鼓。
オススメのおいしい食べ方から、人気の有名店までご紹介していきます。
甘辛の味がたまらない!黒糖ピーナッツ太鼓
黒糖ピーナッツ太鼓とはどのようなお菓子なのでしょうか。
おせんべいのような形をして、渋いパッケージに入っていることが多く、決して華やかなお菓子ではありませんが、知る人ぞ知るおいしい駄菓子なんですよ。
黒糖ピーナッツ太鼓ってどんなお菓子?
ピーナッツ太鼓とは「豆太鼓」とも呼ばれることがある、日本の伝統的な駄菓子の一つです。大きめのおせんべいに似たサイズ感で、よく見ると沢山の砕いたピーナッツがギュっと押し固められたような雰囲気です。
砕いたピーナッツとおかき押し固めて、黒糖でコーティングしたものが黒糖ピーナッツ太鼓です。
ピーナッツとおかきの組み合わせは、おつまみの定番「かきピー」に似ていますが、柿の種がピリ辛なのに対して、こちらはほんのりと甘い味がクセになるお菓子として親しまれています。
気になる黒糖ピーナッツ太鼓のカロリーは?
黒糖ピーナッツ太鼓のカロリーは1枚318Kcal。脂質の多いピーナッツがベースとなっていることもあり、黒糖ピーナッツ太鼓のカロリーは少しお高めとなっています。
食べ過ぎには注意が必要ですが、なんせ固いこともあり、バリバリと食べきるころには1枚でも十分な満腹感を得ることができます。
さらに、ピーナッツの栄養価も見逃せません。カロリーは高いですが、健康的な脂質が入っていたり、そのほか沢山の効果が期待できる食材です。
- 豊富なビタミンB群で疲労回復効果
- 抗酸化作用を持つビタミンEはアンチエイジング効果
- 体に良い脂質がたっぷり。不飽和脂肪酸は生活習慣病予防に
- レシチンは脳を活性化する効果あり
- 食物繊維も多く含み、老廃物の排出やダイエット効果も
もちろん食べ過ぎに注意は必要ですが、カロリーが高い=避けた方がいいというわけではありません。
ピーナッツだけでなく、黒糖の効果・効能も期待できる黒糖ピーナッツ太鼓は、適度に食べることが健康につながります。
黒糖の効果効能については、こちらの記事をご覧ください。
黒糖ピーナッツ太鼓のおいしい食べ方
伝統的なお菓子といった雰囲気の漂う黒糖ピーナッツ太鼓ですが、どのように食べるとおいしいのでしょうか。定番の食べ方から、新しいアイディアまでご紹介していきます。
緑茶やコーヒーと合わせてオヤツに
黒糖ピーナッツ太鼓はボリュームも満点で、普段のおやつとして食べるのに最適です。大人も子供もハッピーになれるほんのり甘い黒糖味と、ザクザクの噛み応えがクセになること間違いなしです。
日本のお菓子ということで、緑茶にもありますが、実はブラックコーヒーにも合います。オフィスのデスクに忍ばせておいて、小腹がすいたらつまむのにもオススメです。
黒糖ピーナッツ太鼓はビールにも合うおつまみ
なんとなくオヤツのイメージが強い黒糖ピーナッツ太鼓ですが、実はピーナッツ×おかきの組み合わせは、晩酌のお供にもなります!
黒糖ピーナッツ太鼓を少し砕いてつまみやすくして、他のミックスナッツと組み合わせたら、かなり贅沢なおつまみの出来上がり。
ほんのり甘い黒糖ピーナッツ太鼓と、塩辛いミックスナッツのコンビネーションで、ビールがどんどん進んでしまいそうです。
黒糖ピーナッツ太鼓がグラノーラに!?
黒糖ピーナッツ太鼓を一口サイズに砕いてから、ヨーグルトにトッピングしたり、ミルクをかけたら即席グラノーラになります。
普通の食べ方がマンネリ化していたり、ちょっと硬くて食べにくい…というお子さんにも、このアレンジなら食欲がわくことでしょう。
グラノーラであれば、毎日の朝食にも取り入れられますので、栄養補給にもバッチリですね!
運動時の補給食として!手軽に持ち運べる黒糖ピーナッツ太鼓
黒糖ピーナッツ太鼓はカロリーが高いお菓子ですが、その分エネルギーは豊富ということ。硬くて割れにくいということもあって、ハイキングやジョギングの時の補給食として大活躍します。
ピーナッツはビタミンB1を多く含むので、疲労回復効果も期待できます。ぜひポケットやリュックに忍ばせておいて、くたびれてきたタイミングで摂取しましょう。
黒糖ピーナッツ太鼓の名店とは?
…という方に向けて、人気の名店をご紹介します。
和菓子で人気の京都から「伊藤軒」の黒糖ピーナッツ太鼓
ピーナッツもあられも大粒なことで有名な「伊藤軒」のピーナッツ太鼓。プレーン味と黒糖味の2種類販売されていて、京都駅構内のおみやげ物屋さんでも人気のオヤツです。
1枚162円(税込)という手軽なお値段なこともあり、自分へのオヤツだけでなく、京都土産としても鉄板です。
伊藤軒の公式ホームページはこちら。
落花生の産地千葉から「豆処はせべ」のピーナッツ黒糖太鼓
「豆処はせべ」は千葉県産のピーナッツにこだわったピーナッツ太鼓を販売しています。なんせ千葉県は日本では断トツNo.1のピーナッツの名産地なんです。
はせべのピーナッツ太鼓は、黒糖味はもちろんのこと、シンプルなプレーンと、珍しいみそ味までラインアップが豊富です。1枚162円(税込)とお手軽なので、いろいろとお取り寄せして、味の食べ比べがしたくなります。
豆処はせべの公式ホームページはこちら。
合わせて食べたいプレーンピーナッツ太鼓
黒糖ピーナッツ太鼓は、ほんのりとした甘い黒糖とピーナッツの組み合わせがクセになるお菓子ですが、シンプルなプレーン味も美味しさでは負けていません。
奈良県にて昭和21年から営業している「日進堂製菓」の豆太鼓は、老舗とあって根強い人気があります。
「おこし」や「麦ぽん」など、日本の愛される駄菓子屋さんの作るピーナッツ太鼓は、ざくざくの大粒ピーナッツがこだわりです。
まとめ:甘辛味がクセになる黒糖ピーナッツ太鼓
コンビニで手軽に買える和菓子とは違い、少し見つけにくいのが難点ですが、黒糖ピーナッツ太鼓は「知る人ぞ知る美味しい日本のお菓子」といった感じでしょうか。
昨今、黒糖の栄養価が見直されていることもあり、じわじわと黒糖ブームが始まっていることを受け、黒糖ピーナッツ太鼓も注目されることが増えてきています。
さらに、ピーナッツの疲労回復効果や美容効果も相まって、これからもっと人気が出てきそうなお菓子です。ぜひ、毎日のおやつや、運動時の補給食にも取り入れてみてください。