ベーキングパウダーなしで作れる!色々な種類のドーナツを紹介!

ドーナツは、甘くて、種類がたくさんあり、食感も様々で、子どもから大人まで楽しめるお菓子ですよね。最近では家にいる時間が多くなり、自宅でお菓子作りをする方も増えているようです。

そんな時、ベーキングパウダーがない!というような状況になったことはありませんか?ドーナツを作る場合も、基本的にはベーキングパウダーを使います。しかし、ベーキングパウダーなしでも作る方法があるのです。

今回はベーキングパウダーなしで作れるドーナツについて紹介していきます。

ドーナツはベーキングパウダーなしでも作れるの?

ずばり、ベーキングパウダーなしでもドーナツは作れます!ただし、油で揚げるドーナツは、正しい知識がないままベーキングパウダーなしで作ると大変な危険を伴う場合がありますので、注意しましょう!

ベーキングパウダーなしドーナツを成功させるコツ

ベーキングパウダーなしでドーナツを作る際に、まず知っておいて欲しいリスクが一つあります。それは、爆発の危険性があるということです。簡単に説明すると、ドーナツが爆発する原因はこうです。

小麦粉に含まれるグルテンは、水分に反応してグルテン膜を作ります。これを油で揚げると、生地内部で水蒸気が発生・膨張しますが、その逃げ場がなくなると爆発します。

それを防ぐために、粉を水で練った生地を揚げる際には、ベーキングパウダーと砂糖を入れるようにと、東京都消費生活総合センターも警鐘を鳴らしています。

爆発を防いでドーナツ作りを成功させるためのコツがいくつかあります。

ベーキングパウダーなしドーナツのコツ

1.ベーキングパウダーの代わりに生地を膨らませる材料を使うこと(後ほど解説します!)

2.水分を吸収してグルテン膜の形成を防ぐ砂糖を使うこと

3.水蒸気の逃げる穴を増やしたり表面積を大きくすること(例:星型の口金で生地を絞る、生地に切れ込みを入れる、等)

また、ベーキングパウダーなしで作れるドーナツの種類を選ぶ、ということも大切です。ベーキングパウダーなしでも安心して作れるドーナツのレシピを後ほど紹介しますので、参考にしてみてくださいね!

ドーナツの膨らみ具合はベーキングパウダーなしだとどう変わる?

揚げて作るドーナツは、ベーキングパウダーなしでは爆発する恐れがありますので、焼きドーナツの場合の違いについて説明します。

生地を膨らませる役割のベーキングパウダーなしで焼いた生地は、膨らみが小さくなります。生地の中身は密度が高く、ずっしりとした焼き上がりになります。

一方、ベーキングパウダーを入れて焼いたドーナツは、中に含まれる空気が多くなり、ふっくらとした焼き上がりになります。

ドーナツの種類によっては、ふっくらさせた方が美味しいものもありますし、逆にぎゅっと詰まった生地が美味しいものもあります。あるいは人それぞれ好みもありますよね。

自分の好みによって、自在に食感をコントロールできるようになれたら嬉しいですね!

ベーキングパウダーなしドーナツにはコレを入れよう!

安全にベーキングパウダーなしドーナツを作るためには、ベーキングパウダーの代わりに生地を膨らませる材料をいれましょう。お家にストックがなくても、近くのコンビニで手に入る食材ばかりですのでご安心ください。

※以下の記事も参考にしてください。

1.ホットケーキミックス

元からベーキングパウダーが含まれているホットケーキミックスは、ホットケーキをはじめ、ドーナツやマフィン、クッキーなど、様々なお菓子作りに応用できる万能アイテムです。

家に常備しているという家庭も多いのではないでしょうか?コロナ禍で家にいる時間が多くなり、お菓子作りをする方も増えたようで、ホットケーキミックスの品薄状態が続いているという話がよく聞こえてきます。

お店に在庫がある時は、大きめサイズを一つ買っておくと安心ですね。

2.重曹

ベーキングパウダーの素とも言える重曹は、生地を膨らませる働きをしてくれます。

ベーキングパウダーが縦に膨らむのに対し、重曹は横に膨らむ特徴があります。お酢やレモン汁などの酸を少し加えることで、より膨らみやすくなります。

また、茶色っぽい色が着きやすく、入れる量が多いと若干苦味が出ることもあります。ベーキングパウダーの代わりとして使う場合は、1/2程の量を入れるのが目安とされています。

重曹には食用と掃除用とがありますので、ドーナツ作りに使う際は必ず食用の重曹を使用しましょう。

3.ドライイースト

ドライイーストは、パンなどをふっくら焼くために使われる、酵母の一種です。

ベーキングパウダーは、水と混ざったタイミングと加熱されたタイミングの2段階で膨らみますが、ドライイーストの場合は一定時間生地を寝かせ、ゆっくりと発酵させる必要があるため少し時間がかかります

しかし、実はベーキングパウダーよりもふっくらと膨らむため、ふわふわのドーナツ作りにはベーキングパウダーよりもドライイーストが向いているとも言えます。

ベーキングパウダーなしで作れる、おすすめドーナツ3選

ベーキングパウダーなしで、お菓子作り初心者でも安心して作れるレシピを3つご紹介します。あまりマニアックな材料は使っていませんので、気軽にチャレンジできますよ!

慣れてきたら好きなトッピングやアレンジで楽しんでみて下さいね。

定番ドーナツ!オールドファッション

サクッとした食感が美味しい、オールドファッションのレシピです。仕上げに湯煎で溶かしたチョコレートをかけてコーティングするのもおすすめですよ!

オールドファッションのレシピ

■材料:6個分

ホットケーキミックス:200g

バター:20g

卵:1個

牛乳:大さじ1

砂糖:大さじ1

揚げ油:適量

■作り方

1.バターを電子レンジで15~20秒ほど温めて、溶かす

2.ボウルに溶かしバター、卵、牛乳、砂糖を入れ、泡だて器でよく混ぜる

3.ホットケーキミックスをふるいにかけながら2に入れる

4.ゴムベラでさっくりと混ぜながら生地をまとめる

5.生地を6個分に切り分け、厚さ1cm程の輪っか状に成型する

6.生地の表面に、ナイフや爪楊枝で1周切れ込みを入れる

7.170℃に熱した油で、両面がきつね色になるまで揚げる

8.粗熱をとって完成

■ポイント

揚げたてでも美味しいですし、冷やしてから食べても美味しいです!

・ボール状に丸めて揚げると、サーターアンダギー(沖縄ドーナツ)風にも頂けます

ふわふわ食感が大人気!イーストドーナツ

ベーキングパウダーなしで、ドライイーストで膨張させるイーストドーナツは、柔らかくふわふわした食感で、お子様にも人気のドーナツです。

イーストドーナツのレシピ

■材料:約10個分

強力粉:200g

薄力粉:50g

バター:30g

卵:1個

牛乳:卵と合わせて180ml

ドライイースト:3g

砂糖:30g

塩:4g

揚げ油:適量

■作り方

1.牛乳を40度くらいに温め、バターは常温に戻しておく

2.ボウルに牛乳、ドライイースト、砂糖、塩を入れて混ぜる

3.1に強力粉、薄力粉、卵を入れて混ぜる

4.2にバターを入れてよくこねる

5.生地がまとまってきたら丸く形作り、ふんわりとラップをかける

6.生地が2倍くらいに膨らむまで発酵させる

7.平手や綿棒で伸ばして、膨らんだ生地の空気を抜き、適当な大きさに分けてドーナツの形を作る

8.生地に軽くラップか濡れ布巾をかけ、20~30分ほど2次発酵させる

9.170℃に熱した油で、両面がきつね色になるまで揚げる

10.粗熱をとって完成

■ポイント

イーストドーナツはシンプルな分、アレンジの幅がとても広いです。下記は例の一部ですので参考にしてみて下さい。

・ミルクチョコレートやストロベリーチョコレートでコーティング

・白砂糖を振る

・チョコスプレーを振る

・グレーズのコーティング

ヘルシー志向におすすめ!焼きドーナツ

油で揚げないのでヘルシーで気軽に作りやすいドーナツです。ドーナツが食べたいけど、脂質が気になる、という方や、揚げ物は後処理が面倒!という方には焼きドーナツがおすすめです!

焼きドーナツのレシピ

■材料:型のサイズにより10~20個分

ホットケーキミックス:200g

卵:1個

砂糖:20g

バター:30g

牛乳:100ml

■作り方

1.電子レンジでバターを15~20秒ほど温め、溶かしておく

2.オーブンを180℃に予熱しておく

3.ボウルに卵、砂糖、溶かしたバターを入れ、泡だて器でよく混ぜる

4.3に牛乳、ホットケーキミックスを加えてさらに混ぜる

5.型に少なめに入れる

6.180℃のオーブンで15~20分焼く

■ポイント

・よりヘルシーに作りたい場合は、砂糖をはちみつやラカントなどのカロリー0甘味料に変えてもOKです

・ドーナツ用の型は100円ショップなどでも手に入ります

・型に生地を入れる際は、焼いて膨らむことを考慮して少なめに入れましょう

まとめ:ベーキングパウダーなしでも美味しいドーナツは作れる!

ベーキングパウダーなしでも様々な種類のドーナツを作れるということが分かりましたね!

ただし、ベーキングパウダーの役割を補う方法をとらないと危険な場合もありますので、今ある材料では、どんなドーナツなら美味しく、安全に作ることが出来るのか確認して、お菓子作りに臨みましょう!

ドーナツ作りに慣れてきたら、是非色んなアレンジを試して楽しんでみて下さいね!

おすすめの記事