そんな疑問にお答えします。
白ご飯に生卵をのせるだけで簡単に美味しく食べられる卵かけご飯。別名「TGK」の愛称でも親しまれている卵かけご飯は、日本のソールフードとなり、様々なアレンジレシピがネットで出回っています。
そんな人気の高い卵かけご飯は、醤油をかけて食べるのが定番ですが、ポン酢のさっぱりとした風味とも相性が良く、色々なアレンジが楽しめるのはご存知ですか?
この記事では、卵かけご飯×ポン酢のおすすめアレンジレシピについて、ご紹介していきます!
目次
卵かけご飯×ポン酢が相性がいい理由
日本特有の食文化である卵かけご飯と柑橘系の酸味が美味しいポン酢は、よりご飯が進むと人気の組み合わせです。
ご飯1膳に対し、ポン酢はお好みでかけるだけ!簡単に作れるので、忙しい朝や時間がない時でもささっと食べれる便利食です。
ここでは、そんな卵かけご飯とポン酢の組み合わせが、人気で栄養満点な理由についてご紹介していきます。
卵かけご飯1杯で栄養たっぷり
卵かけご飯に使う卵には、たんぱく質をはじめビタミン・ミネラルなどの栄養価が豊富です。
卵黄には、からだの細胞組織を作るリン脂質や鉄分が含まれ、卵白には、悪玉コレステロールの酸化を抑えてくれるセレンという栄養が含まれています。
ご飯だけでは不足しているアミノ酸を、卵をプラスすることで良質なタンパク質を摂取することができます。さらに栄養補給を強化したい場合は、白米を玄米や雑穀米にすると効果が期待できます。
ポン酢を足してビタミンを補強
ドレッシングにしたり、パスタソースとしても万能に活用できるポン酢。
そんなポン酢には、疲労の早期回復に欠かせないクエン酸やミネラルの吸収を助けるカルシウム・ビタミンCなどの栄養素が豊富に含まれています。
卵かけご飯にポン酢をかけて食べることで、卵やご飯に不足しているビタミンCを補足することができます。
『まずい』という意見も…?
卵かけご飯にポン酢をかけるのは、美味しいと感じる人もいれば、まずいと思う人もいるようです。
「ポン酢のお酢の味わいと卵のまろやかさに違和感がある」、「やはり醤油の方が美味しい」という意見がネットで多く見受けられました。筆者自身、何度も食べていますが、私は「美味しい」と感じる派です。
また、シンプルに卵かけご飯にポン酢をかけるだけではなく、卵かけご飯の卵自体にアレンジしたり、トッピングをプラスしたりすることで、より美味しく卵かけご飯×ポン酢を食べる方法もあります。
これから詳しくご紹介していきますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
『卵かけご飯×ポン酢』をより美味しく!卵かけご飯アレンジ
シンプルに卵かけご飯とポン酢を合わせて食べても美味しいですが、卵にアレンジを加えることでさらに美味しくなります。ここでは、卵かけご飯好きがおすすめする卵かけご飯アレンジをご紹介していきます。
卵白と卵黄をセパレートする
溶いた卵とポン酢をぶっかけた卵かけご飯は美味しいですが、卵白と卵黄をセパレートして食べるのもおすすめです。
分けた卵白は茶碗に入れたご飯に空気を入れながら混ぜて、ふわふわっとした食感を作り、その上に卵黄だけをのせていきます。
卵黄は決して混ぜず、崩しながら食べ進めると、卵本来の甘さやコクを感じながら、卵かけご飯を堪能できます。また、ポン酢や醤油は先に卵黄と絡めて、ご飯と徐々に混ぜていくのがおすすめです。
卵の卵白と卵黄に分ける時は、市販で売っている「エッグセパレーター」を使うときれいに仕上がります。卵黄だけを器用にキャッチして、手が汚れずに卵をセパレートできます。
卵白をメレンゲ状にする
まずは卵白と卵黄をセパレートして、卵白だけをボウルに入れ、電動ハンドミキサーなどでよく混ぜてメレンゲ状にしていきます。卵白のメレンゲは透明から白い色になるまで混ぜていきましょう。
角が立つほど泡立てるか、少し柔らかめにするかはお好みで調整してみてくださいね。茶碗に入れたご飯の上に、メレンゲをふわっとのせて、上に卵黄をのせて、ポン酢や醤油をかければ完成です。
まるでスフレを食べているかのような、見た目もおしゃれな卵かけご飯が楽しめます。
卵黄を一晩醤油漬け
卵の卵黄が入るすっぽり入るぐらいの器を用意します。卵白と卵黄をセパレートし、器に卵黄1個につき醤油小さじ1・みりん小さじ1/2を入れます。
卵黄の頭は出ても大丈夫です。醤油とみりんが混ざるよう、少し器を左右に振り、ラップをかけて冷蔵庫で一晩寝かせましょう。
1日置くことで卵黄の中までしっかり味が染み込みます。ご飯の上にのせて食べると、より味わい深い卵かけご飯になります。そのままでも美味しいですが、ポン酢や醤油をちょい足ししても美味しく食べられますよ。
卵黄の醤油漬けに使う醤油は、出汁入りの醤油がおすすめ。中でも、茅乃舎の「卵かけ専用醤油」は(茅乃舎が出汁屋さんですので)香りがすごく良くて美味しいですよ。
若干値段が高いですが、卵の旨味を引き立ててくれる出汁入りの甘辛い味わいが食欲をそそります。
卵を冷凍する
卵を殻のままジップロックなどの保存容器に入れ、1日~2日間冷凍します。殻を割った状態での冷蔵庫・冷凍庫保管は菌が増殖してしまうため避けてくださいね。
その後、冷凍した卵の殻を割り、耐熱容器に入れて電子レンジ(500w)で50秒温める、または常温で自然解凍しましょう。卵白と卵黄を分けて、茶碗に入れたご飯と卵白を空気が入るようによく混ぜます。
ご飯に卵黄を落とし、お好みでポン酢や醤油を回しかけたら、完成です。冷凍することで、卵黄の食感が濃厚でクリーミーな味わいの卵かけご飯になりますよ。
ご飯に醤油を混ぜる
茶碗に入れたご飯に、醤油を小さじ2~3ほど入れてよく混ぜ合わせます。まんべんなく混ざったら、溶いた卵をかけて食べるだけです。醤油の味が卵やご飯に馴染んで、より美味しい卵かけご飯になります。
また、ご飯に混ぜる醤油をポン酢に変えると、さっぱりするのでおすすめです。
定番の卵かけご飯の順番を変えただけの食べ方ですが、SNSなどでは「画期的!」「卵に醤油を混ぜるよりも味がはっきりする」と評判がいいので是非試してみてくださいね。
『卵かけご飯×ポン酢』にプラスしたい!おすすめ調味料&具材
シンプルで美味しい卵かけご飯とポン酢に、家にある調味料や具材をプラスすると、さらに美味しく食べられます!火を使わず、ご飯1膳に混ぜるだけで、簡単に食べられるおすすめアレンジレシピです。
卵かけご飯×ポン酢×マヨネーズ
マヨネーズとポン酢を混ぜるだけ!忙しい朝におすすめの卵かけご飯です。
<材料1人分>
・ご飯:1膳(200g)
・卵:1個
・マヨネーズ:大さじ1
・ポン酢:小さじ2
・マスタード:少量
<作り方>
1.大きめのお茶碗にボウルに卵・マヨネーズ・ポン酢・マスタードを入れてよく混ぜる
2.その中にご飯に入れて混ぜ合わせたら、完成
<ポイント>
マスタードの爽やかさとポン酢のさっぱり感が意外と相性がよく、ご飯が進む卵かけご飯レシピです。栄養が気になる人は、ねぎをプラスしてみましょう。
卵かけご飯×ポン酢×ごま油
ごま油の香りとポン酢の風味でさっぱりと食べられる卵かけご飯です。
<材料1人分>
・ご飯:0.5合
・卵:1個
・かつおぶし:ひとつまみ
・白すりごま:小さじ1/4
・ポン酢:小さじ1/2
・ごま油:ひとたらし
<作り方>
1.ご飯に白しりごまとかつおぶしをかける
2.その上に卵を割り入れる
3.ポン酢とごま油を入れたら、完成
<ポイント>
すりごまとごま油のダブルごまとポン酢で、いつもと一味違う卵かけご飯が味わえます。夏バテして食欲がない時におすすめのレシピです。
卵かけご飯×ポン酢×バター
バターとポン酢のシンプルな卵かけご飯です。食べ始めると病みつきになるとSNSでも話題のレシピです。
<材料1人分>
・ご飯:1膳(200g)
・卵:1個
・ポン酢:小さじ2
・砂糖:少々
・バター:5g
<作り方>
1.卵を卵黄と卵白に分ける
2.卵白・ポン酢・砂糖をボールに入れてかき混ぜ、ご飯の上にのせる
3.その上に、卵黄とバターをのせたら完成
<ポイント>
バターは固形のものでは溶けにくいので、チューブタイプがおすすめです。バターのコクとポン酢の酸味が相性良く、卵のまろやかさを引き立ててくれますよ。
卵かけご飯×ポン酢×長芋
ふわふわの卵白と、とろろの組み合わせが美味しい卵かけご飯です。
<材料1人分>
・ご飯:1膳(200g)
・長芋:50g
・卵:1個
・かつお節:適量
・ポン酢:適量
<作り方>
1.長芋をすりおろし、卵は卵黄と卵白に分ける
2.卵白を細かい気泡ができて白くなるまで混ぜていく
3.すりおろした長芋と卵白を軽く混ぜて、ご飯の上にのせる
4.その上にかつお節・卵黄・ポン酢をかけたら完成
<ポイント>
卵白はお好みでメレンゲ状にすると、とろろとマッチしてさらに美味しくなりますよ。また、刻みのりを適量かけるのもおすすめです。
卵かけご飯×ポン酢×ニラ
シャキシャキしたにらの食感と、ポン酢のさっぱり感が抜群に美味しい卵かけご飯です。
<材料>
・にら:1わ
・ポン酢:150cc
・生姜:1片
・ご飯:1膳(200g)
・卵:1個
<作り方>
1.にらは水気を拭き取って小さめにざく切りにし、生姜は千切りにしていく
2.保存容器にポン酢・にら・生姜を入れて一晩寝かせる
3.卵は卵黄と卵白を分け、卵白は泡立てる
4.ご飯の上に卵白・卵黄・にらポン酢の順でかければ、完成
<ポイント>
にら・生姜と合わせたポン酢は、冷蔵庫で一晩寝かせると味が馴染みより美味しく仕上がりますよ。卵かけご飯だけでなく、他の料理の調味料としても活用できます。
卵かけご飯×ポン酢×オニオンスライス×マヨネーズ
オニオンスライスのシャキシャキ感と、ポン酢のさっぱり感が美味しい卵かけご飯です。
<材料1人分>
・卵:1個
・ご飯:1膳(200g)
・玉ねぎ:30〜40g
・粗挽き胡椒:ひとつまみ
・ポン酢:大さじ1
・マヨネーズ:大さじ1
<作り方>
1.玉ねぎは繊維に沿って2〜3mmにスライスする
2.ボウルにポン酢と玉ねぎを入れて、5分ほど置いて馴染ませる
3.卵は卵黄と卵白を分け、ご飯と卵白をふんわりするまで混ぜる
4.ご飯の上に2の玉ねぎを広げて盛り、真ん中に卵黄をのせる
5.マヨネーズや粗挽き胡椒をかけたら、完成
<ポイント>
オニオンスライスとポン酢と組み合わせることで、サラダ感覚で食べられます。卵かけご飯だけでは物足りない時におすすめです。
卵かけご飯×ポン酢×大根おろし
大根おろしと大葉の風味にポン酢を合わせた、清涼感のある卵かけご飯です。
<材料1人分>
・ご飯:1膳(200g)
・卵:1個
・大根:100g
・なめたけ:50g
・大葉:3枚
・かいわれ大根
・ポン酢:小さじ2
<作り方>
1.大葉は軸を切り落として千切り、大根は皮を剥いてすりおろし水気を切る
2.卵は卵黄と卵白を分ける
3.ご飯の上に大葉・大根おろし・なめたけの順番でのせる
4.その上に卵黄・かいわれ大根をのせ、ポン酢を回しかけたら完成
<ポイント>
かいわれ大根を合わせることで、全体的に彩りが良く、さっぱりとした食感が楽しめます。また、なめたけの甘塩っぱさと卵黄の組み合わせも抜群でご飯が進みますよ。
まとめ:卵かけご飯×ポン酢でさっぱりした味わいを!
卵かけご飯とポン酢の組み合わせは、定番の醤油とはまた違ったさっぱり感が楽しめます。そのまま食べても美味しいですが、卵をアレンジしたり、具材や調味料をプラスして、自分好みの卵かけご飯を追求してみましょう!