イタリアのおしゃれな酢として、最近人気の出ているバルサミコ酢。減塩を心がける人の中には、醤油や塩の代わりにレモン汁や酢を料理にかけることが増えてきています。
バルサミコ酢はブドウから作られた、黒くてドロッとした独特の香りのする酢です。数年や、中には十数年以上かけて熟成されたものものあり、濃厚な味と豊富な栄養価が注目されています。
この記事ではバルサミコ酢はスーパーで買えるのか、買えるとしたらどこのスーパーに売っているのかやおすすめのバルサミコ酢などをご紹介します。
目次
バルサミコ酢はスーパーで買える?
バルサミコ酢は煮詰めてソースとして使ったり、オリーブオイルと混ぜてサラダのドレッシングにしたり、ヨーグルトやアイスクリームにそのままかけたりと様々な使い方があります。
気軽にバルサミコ酢を購入して、毎日の食卓で使いたいですね。スーパーではバルサミコ酢を取り扱っているのでしょうか。バルサミコ酢はスーパーで売られているのか、どこの売り場に置いてあるのかなどを見ていきましょう。
業務スーパーにはお得な値段で置いている
業務スーパーでは、バルサミコ酢を扱っています。
業務スーパーは食堂やレストランなどの業務用の商品を扱っており、プロだけでなく一般の人も利用することができます。全国47都道府県すべてに店舗があり、店舗数は2021年1月に900店を突破しました。
業務スーパーの公式サイトによると、業務スーパーのバルサミコ酢はイタリアから直輸入したモデナ産の商品とのことです。
値段は500g入りで300円前後。バルサミコ酢の価格としては破格と言っていいでしょう。気軽に購入して毎日どんどん気兼ねなく使えますね。
業務スーパーのバルサミコ酢はさらさらしたビネガータイプの他に、初心者にも使いやすいどろっとしたクリームタイプもあります。
コストコのバルサミコ酢はやっぱりお徳用
コストコにはやはり、大きなサイズのバルサミコ酢が売られています。コストコはアメリカに本社のある、会員制の倉庫型スーパーです。
会員になれば誰でも利用ができ、アメリカ直輸入のアメリカサイズの商品を買うことができます。
コストコの公式サイトによると、コストコのバルサミコ酢は「カークランドシグネチャー バルサミコビネガー 1リットル」で、イタリアから直輸入したものとのことです。
原材料はぶどう果汁、赤ワインビネガーと酸化防止剤(亜硫酸塩)のみ。少し添加物が入っているのが残念ですが、カラメルなどを使っていないちゃんとしたバルサミコ酢です。
価格は公式サイトでは1,680円で、セールなどで安く売られることもありそうです。1Lのバルサミコ酢は、使い切るのにかなり時間がかかるかもしれません。
カルディはこだわりの品ぞろえ
カルディではいろいろな種類から、バルサミコ酢を選ぶことができます。
カルディ(カルディコーヒーファーム)は、駅ビルの他イオンやアリオなどの大型スーパーの入り口近くにテナントとして入っていることの多いお店です。
コーヒー豆のほか、独自の珍しい輸入食品を置いているのが特徴です。バルサミコ酢は色々な種類を取り揃えており、味の違いを楽しむことができます。
価格は1本2,000円以上するものから、500円程度のものなど様々です。内容量も小さいものから大きいものまであるので、自分の使う目的に合わせて買うことができますよ。
売り場は?どのコーナーに置いているの?
バルサミコ酢を買おうと思ってスーパーに行ったけど、どこにあるのか分からない時ってありますね。
スーパーなどでは戦略として定期的に売り場の変更を行っている店もあるため、前に売っていた売り場に無くなっていることもあって困ります。
バルサミコ酢を置いているコーナーは、調味料売り場の可能性が高いです。黒酢などの酢と同じコーナーか、イタリア料理関係の調味料のコーナーにあります。
赤ワインの近くに売られている場合もあるので、調味料の売り場に無い時はチェックしてみてもいいかもしれません。
【スーパー以外でも!】バルサミコ酢のおすすめ商品
最近は大型スーパーでも見かけるようになってきたバルサミコ酢ですが、小さなスーパーや需要のない地域のお店では扱いがありません。
近くのお店で手に入らないなら、やはりネットから取り寄せるのがおすすめです。ここからはネットで人気のおすすめのバルサミコ酢をご紹介します。
オーガニックで買いやすい価格【アルチェネロ社製】
「アルチェネロ」は1978年にイタリアで創業した、有機農法で作られた食品のメーカーです。
オーガニックだけでなく、フェアトレードにも取り組んでおり「オーガニックだから食べるのではなく、食べたらおいしいオーガニックだった」との考えでモノづくりをしている企業です。
原料は有機ワインビネガー、有機濃縮ぶどう果汁のみで、本物のバルサミコ酢に与えられる「イタリア モデナ産 IGP」を取得しています。
価格もオーガニックでありながら250gで600~700円前後と、他のバルサミコ酢と比べて買いやすい値段でネットで一番人気です。
有機バルサミコビネガーには通常の黒くてドロッとしたタイプの他に、熟成期間の短い琥珀色のさっぱりしたホワイトタイプもあります。
伝統の無添加バルサミコ酢【ジュゼッペ・ジュスティ社製】
「ジュゼッペ・ジュスティ」は、イタリアのモデナで一番古くからあるバルサミコ酢の製造メーカーと言われています。
創業は1605年で、400年以上の歴史があります。1605年と言えば日本では関ヶ原の合戦の5年後です。伝統を感じますね。
「アチェート・バルサミコ」には銀(6年)から赤(12年)まで5種類あり、それぞれ熟成する期間が違っています。銀は一番熟成期間が短く6年で、価格は250mlで2,000円前後と5種類の中では一番お求めやすいお値段です。
原料はぶどう果汁とぶどう酢だけ。伝統の製法で作られたバルサミコ酢は、味がまろやかでフルーティな甘みがあり安定した人気があります。
クリーミータイプで一番人気【アドリアーノ・グロソリ社製】
「アドリアーノ・グロソリ社」は1891年にイタリアのモデナで食品会社として創業し、その後1974年にバルサミコ酢専門のメーカーになりました。
アドリアーノ・グロソリ社の前の社長アドリアーノ・グロソリ氏は「イタリア モデナ産 IGP協会」を創設した人物で、もちろんバルサミコ酢はIGPを取得しています。
アドリアーノ・グロソリ社のバルサミコ酢のパッケージには、17世紀中ごろにモデナを治めていたフランチェスコ1世の肖像画が印刷されています。ネットでは「大泉洋さんに似ている」などと評判です。
「バルサミコ クリーム」はバルサミコ酢を煮詰めてクリーム状にしてあるので、煮詰める必要がなくそのままソースとして使うことができます。バルサミコ酢が初めての人にも使いやすい商品です。
価格は250gで900円前後で比較的購入しやすい値段です。アドリアーノ・グロソリはクリームタイプ以外にも、いろいろなバルサミコ酢を製造しています。
純国産のバルサミコ酢【内堀醸造社製】
バルサミコ酢と言えばイタリアで作られるのが普通ですが、近年日本でも純国産のバルサミコ酢が作られるようになってきました。
「内堀醸造」は1876年に岐阜県で創業した、酢の専門メーカーです。内堀醸造のバルサミコ酢は、材料のワインから自社で製造して木樽を使って熟成させています。
さらさらのさっぱりした味わいが特徴で、価格は150gで700円前後で販売されています。
まとめ~バルサミコ酢はスーパーにも置かれて身近な存在に
いろいろな料理に使えるバルサミコ酢は、大きいスーパーでも取り扱われるようになり身近な存在になってきました。
バルサミコ酢は500gで300円前後で売られているものもあれば、100gで5,000円以上する商品もあり価格や味にとても幅のある食品です。
高ければおいしいというものでもなく、自分の口に合えばそれが自分にとって一番のバルサミコ酢です。様々なバルサミコ酢があるので、ぜひ自分好みの味を見つけてくださいね。