皆さんは普段、どのように生姜を食べていますか?
生姜と言えば生姜焼きでしょうか?お肉やお魚の臭み取り用でしょうか?あるいは薬味として食べているでしょうか?
欠かせない食材であることは間違いないですが、縁の下の力持ち的な働きをすることの多い生姜。この記事では生姜をより一層美味しく、主役級の存在感で食べられる方法を紹介していきます。
目次
生姜の手作り万能調味料レシピ
ついつい常備しておきたくなる、そんな生姜を使った調味料を3つご紹介します!
調味料レシピ1:酢生姜
こちらの酢生姜は、テレビ番組「サタデープラス」や「あさチャン!」で取り上げられ、一時生姜が品薄になるスーパーが出るほど話題になりました。
番組内で出演タレントさんが、10日間、毎日の料理に酢生姜を取り入れた結果、血管年齢が17歳も若返りました。また、その他にも血圧が下がった、体重が減ったなど、様々な健康効果があることも紹介されていましたよ。
■材料:
生姜100g
黒酢(胃腸の弱い方はリンゴ酢でも良い)100ml
はちみつ20g
■作り方:
1.生姜をよく洗い、皮付きのままみじん切りにする(千切りや輪切り、すりおろしでも大丈夫です)
2.みじん切りにした生姜を密閉保存容器に入れる
3.黒酢を入れる
4.はちみつを入れて全体をかき混ぜる
5.冷蔵庫で一日寝かせる
お料理においての使い方はというと、まさに何にでも使えます。
ハンバーグやステーキの和風ソースとして上にかける、焼き魚に添えるのはもちろん美味しいですし、炊き込みご飯に加えても良いです。通常のおろし生姜と同じ感覚で使えますので、和洋中問わず、様々なレシピに活用してみましょう。
また、すりおろしで作っておくと、ドリンクとしてのアレンジがしやすいです。シンプルに水で割っても良いですし、炭酸水で割ってジンジャエール風にしても良いです。
温かい紅茶で割ってジンジャーティーなんていうものいかがでしょうか?
調味料レシピ2:生姜の佃煮
こちらのレシピは少し濃い目の味付けになっており、白米に乗せて食べると美味しいです。また、お酒のつまみとして常備しておくのも良いでしょう。
■材料:
生姜150g
醤油大さじ2
みりん大さじ2
砂糖大さじ2
酒大さじ2
ごま適量
かつお節適量
■作り方:
1.生姜をよく洗い、皮付きのまま薄く輪切りにする(皮が苦手な方は剥いても良いです)
2.沸騰したお湯に入れ、下茹でする(辛いのが好きな方は5分ほど、辛いのが苦手な方は15分ほどを目安に茹でましょう)
3.ざるにあけて水洗いし、絞る
4.鍋にごまとかつお節以外の調味料と、水気を切った生姜を入れて煮立たせる
5.煮汁が少なくなって来たら、お好きな量の白ごまとかつお節を入れて混ぜる。
下茹で時間を長めにして辛みを十分に抜いておけば、お子様でも美味しく頂けますので、お弁当に入れても、おにぎりの具に入れても良いでしょう。
長期保存が効くのも、忙しい毎日を送られている方にはありがたいポイントですね。少し多めに作り置きしておくのもおすすめです。
調味料レシピ3:生姜味噌
普段お使いの味噌に、生姜が加わることによっていつもと違った風味の味噌をお楽しみ頂けます!
■材料:
生姜60g
味噌100g
砂糖大さじ2(味噌の味によって調節して下さい)
酒大さじ2
油少々
白ごま適量
■作り方:
1.生姜の皮を剥いてすりおろす
2.鍋に油をひき、おろししょうがを炒める
3.火を弱火にし、味噌、砂糖、酒を入れ、焦がさないよう混ぜながら煮る
4.ふつふつとしてきたら火を止め、ごまをお好みの量入れて混ぜる
まずおすすめの生姜味噌の使い方は焼きおにぎりです。生姜味噌を塗って焼き、大葉を添えて食べるととても美味しいですよ。
もちろん炒め物にも使って頂けますし、さばの味噌煮などの煮魚を作る際は、別途生姜を入れなくても大丈夫です。お味噌汁や豚汁、味噌ベースの鍋物など、汁物に使うと、生姜の効能によりいつも以上に身体が温まるでしょう。
また、今回のレシピでは生姜をすりおろしにしておりますが、みじん切りにして触感を残すのも良いですね。
味噌にも様々な種類がありますので、合わせ味噌や白みそなど、種類を変えてみるとまた違った美味しさを味わえます。ぜひお気に入りのレシピを見つけてみて下さい。
生姜の調味料の保存方法・賞味期限・注意点
冷蔵で保存する場合
本来生姜は、夏でなければ常温でもある程度保存できる食材です。
しかし、一般家庭で室温や湿度などの環境を一定に保つのは難しいため、冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。
生の生姜を冷蔵保存する場合は新聞紙やラップなどにくるんで保存すると良いですが、上記で紹介した酢生姜のような、調味料に漬けて保存する場合は蓋のついた密閉容器での保存が基本です。
ただし、火を通さず生のまま保存する場合は、しょうがの切り方によって保存期間が変わります。すりおろしの状態が一番保存期間が短く、数日~1週間、スライスであれば2週間、丸ごとであれば3週間が目安と、覚えておきましょう。
火を通して調理した場合、しっかりと密閉し、調理に使用する際にその都度清潔な箸やスプーンを使うようにすれば、冷蔵保存で1ヶ月くらいは保存することが出来ます。
冷凍で保存する場合
生姜をまるごと、生のままジップロックなどに入れて冷凍すれば、使いたい時に出して、凍ったまますりおろすことが出来ます。もちろん、使いやすいように千切りやスライスした状態でも冷凍可能です。
今回紹介した上記の生姜調味料の中で、酢生姜だけは冷凍出来ませんが、佃煮や味噌は冷凍が可能です。
それらを冷凍する場合は、ジップロックに入れて平たく伸ばした状態で冷凍すると、使う際に使いたい分を手で折って簡単に取り分けられます。あるいは、製氷皿のように小分け出来る容器に使いたい分ずつ入れて冷凍するのも、非常に便利です。
100円ショップに行くと、数種類のサイズの商品がありますので、ちょうどよいサイズの製氷皿を探してみると良いでしょう。
保存容器は事前に殺菌・消毒を!
生姜で調味料を作る際、保存瓶かプラスチック容器に入れて保存する方が多いと思います。その際、保存容器を通常通りに食器用洗剤で洗っただけのものを使用していませんか?
食品を長期保存する場合、その容器を事前に殺菌・消毒しておかなければ、食品を入れてから菌が繁殖する可能性があります。
数日で食べきれるのであれば、そこまで気にしなくても問題ないですが、長期保存を前提とする場合は必ず容器の消毒をしてから保存しましょう。
まず、ガラス瓶を使う場合は、鍋の中に瓶と、瓶が完全に浸かるくらいの水を入れ、沸騰させます。沸騰したらそのまま5分ほど待ち、火傷に注意してトングなどで容器を取り出し、乾かしましょう。
沸騰した状態で瓶を入れると、ガラスが急な温度変化に耐えられずに割れる可能性がありますので、必ず水の状態から鍋に入れておきましょう。
プラスチック容器にも耐熱性の高いものがありますが、耐熱温度の低いものは熱湯で変形したり、溶けたりする可能性がありますので、アルコール除菌スプレーで消毒することをおすすめします。確実に消毒をして、安心して生姜調味料を頂きましょう。
おすすめ!生姜調味料の商品3選
業務スーパー 姜葱醤(ジャンツォンジャン)
こちらは業務スーパーで売られている、生姜とねぎ油の万能調味料です。テレビ番組「ヒルナンデス」に取り上げられたこともあり、大人気の商品です。
万能調味料と言われるだけあって、まさに何にでも使える商品ですが、特に人気なのはチャーハンに入れるという使い方です。生姜の風味はもちろん、ねぎ油の香りがいい働きをしてくれます。
他にも、蒸し鶏や餃子のタレにしても良いですし、パスタ、スープ、唐揚げの下味などにも活躍してくれます。
その他、隠し味として炒め物に足したり、和え物に加えるのもおすすめです。
忙しくて自炊が出来ない、という時には、インスタントラーメンに少し入れるだけでも、ぐっとコクと風味があがりますよ。
ハナタカ優越館 ご飯のお供 うめえ生姜
生姜を塩漬けし、だし汁で煮た商品です。おろし生姜ではなく、みじん切りされた生姜が入っているため、シャキシャキとした食感が楽しめます。梅、かつお、しそ、カレー、ゆずポンの5種類の味があります。
炊き立ての白米に乗せると、主役級の活躍をしてくれる一品です。こちらの商品も、どんな料理とも合うので炒め物・和え物などにもお使い頂けますが、特におすすめなのは、納豆や冷奴、サラダなどに乗せる使い方です。
また、夏には冷たいそうめんが食べたくなりますが、めんつゆに薬味としてこの商品を入れることで風味はもちろん良くなりますし、生姜の力で身体の冷えを防ぐことも出来ますので一石二鳥の食べ方です。
まずは白米に乗せて、5種類の味比べをしてみませんか?
吾妻食品 うまくて生姜ねぇ
刻んだ生姜の醤油漬けです。テレビ番組「めざましテレビ」でも紹介された人気商品です。こちらも薬味としてはもちろん、万能調味料として大変優秀な一品です。
生姜焼きに使っても良いですし、牛丼などのお肉料理に加えると、ご飯が進むこと間違いなしです。お子様や男性には特に喜ばれるのではないでしょうか。
その他には、焼き野菜・素揚げした野菜に乗せるのも良いですし、焼き魚に乗せても美味しいです。実はこちらの商品はシリーズもので、たくさんの種類があります。
少し辛いもの、とても辛いもの、納豆が入っているもの、キムチが入っているもの、生姜焼き専用のものなど、選ぶのが大変なくらい美味しそうな商品がたくさんありますので、是非お気に入りの一品を見つけてみて下さい。きっと、ご自宅の常備品になりますよ。
まとめ:生姜の調味料を使いこなして美味しい毎日を!
日本人の食生活の中で欠かせない食材である生姜ですが、皆さんは生姜を使いこなせているでしょうか?冷奴に乗せるだけ、生姜焼き用にすりおろすだけ、煮魚の臭みとりに使うだけ、になってはいませんか?
それではもったいないほどに生姜は優秀な調味料になります。
手作りで調味料を作ってみるも良し、人気の商品から自分のお気に入りを見つけるも良し。万能の生姜調味料を使って、いつものお料理をより一層美味しく頂きましょう!