計量スプーンを持っていなくて小さじ1杯がはかれない時や正確に分量をはかりたい時、グラム数を知っておくと便利ですよね。
また、ベーキングパウダーはほんの少しの分量を入れることも多く、必要性があるのか?と思い適当に入れてしまっている方もいると思います。
実は少しの量でも仕上がりに大きな違いを生むベーキングパウダー。そこでこの記事ではベーキングパウダーの小さじ〇杯のグラム数や正しいはかり方、計量スプーンがない時の代用方法や分量を間違えてしまった時に起こることまで詳しくご紹介します。ぜひ最後までお読みください!
目次
ベーキングパウダーの小さじ1杯の重さ。はかり方やカロリーは?
ベーキングパウダーの小さじ1杯は何グラムなのでしょうか?グラム数と正しいはかり方、カロリーについてもご紹介していきます。
ベーキングパウダー小さじ1杯のグラム数は?
ベーキングパウダー小さじ1杯分の重さは約4グラムになります。ちなみに小さじ1杯ではかればどんなものでも同じグラム数になるというわけではありません。
上白糖:3.2グラム
グラニュー糖:4.6グラム
重曹:5.5グラム
片栗粉:3.3グラム
小麦粉:2.7グラム
水:5.0グラム
はちみつ:6.9グラム
などといったように、ベーキングパウダーと似た粉状のものから液体のものまで形状に関わらず同じ小さじ1杯でもグラム数には結構な違いがあるのです。
そのため、小さじではなくグラム表記のレシピの場合はキッチンスケールを使って正確にはかってはかることをおすすめします!
計量スプーンでのはかり方
ベーキングパウダーを使った料理を作る際にレシピに「小さじ〇杯」という表記がしてある場合は、計量スプーンを使ってはかることになります。
ただし小さじの計量スプーンを使っても、適当にはかると正しい分量にならない場合がありますので注意が必要です。
1.まず、ベーキングパウダーを山盛りになるようにすくう。
2.次に、ヘラや菜箸などで計量スプーンのふちに沿って平らになるようにならす。
これで「すりきり」と言われる状態になり、正しい分量になります。
大さじの場合も同様です。くれぐれも山盛りのまま入れたり、最初からスプーンのふちより少ない量で調整しようとせずに必ず「すりきり」にしてはかるようにしましょう。
計量スプーンがない場合の代用品
ベーキングパウダー小さじ〇杯、と書かれていても、計量スプーンを持っていない場合もあるかと思います。
そういう場合はグラム数さえ知っていればキッチンスケールではかれば良いのですが、実はおうちにあるティースプーンでも小さじ1杯をはかることができるのです。
ティースプーンではかる場合も計量スプーンと同様に「すりきり」の状態ではかるようにして下さいね。
ベーキングパウダー小さじ1杯のカロリーは?
ベーキングパウダー小さじ1杯はどれくらいのカロリーがあるのかというと、約4kcalになります。小さじ1杯の重さ4グラムと同じ数値なので覚えやすいですね!
ベーキングパウダーに似たパン作りの際に使うドライイーストの小さじ1杯のカロリーは約9kcalなので、ベーキングパウダーの倍以上のカロリーがあることが分かります。
ちなみにベーキングパウダーにはタンパク質はまったく含まれておらず脂質も極わずかであることから、カロリーのほとんどは炭水化物によるものです。
ベーキングパウダーの大さじ1杯の重さ。はかり方やカロリーは?
ご家庭でのお菓子作りで使うベーキングパウダーは小さじ〇杯で作るものがほとんどで、大さじではかるような量を使うことはほとんどないかと思いますがご紹介しておきます。
ベーキングパウダー大さじ1杯のグラム数は約12グラムになります。カロリーは約15kcal。
小さじの場合、計量スプーンの代用品としてティースプーンが使えることをご紹介しましたが、大さじの場合はカレースプーンで代用できるので計量スプーンやキッチンスケールがない場合はぜひ活用してみて下さいね。
カレースプーンではかる際にも計量スプーンのはかり方と同様に「すりきり」ではかるように注意してください。
これを見れば早わかり!ベーキングパウダー小さじ〇杯のグラム数
ベーキングパウダーは正しく分量をはかることが大切。そこでキッチンスケールではかる場合に便利なよく使われる小さじ〇杯をグラム数に変換してまとめてご紹介します。
グラム数 | カロリー | |
---|---|---|
小さじ2杯 | 8g | 9kcal |
小さじ1/2杯 | 2g | 2kcal |
小さじ1/4杯 | 1g | 1kcal |
作る量にもよりますが、スポンジケーキやシフォンケーキなどをワンホール作る際にベーキングパウダーを小さじ2杯使うことがよくありますので、覚えておくと便利です。
たとえ0.1g違うだけでも食感や見た目などの仕上がりが大きく変わってくるため、美味しく思い通りの仕上がりにするために少ない分量でも正確にはかるようにしましょう。
ベーキングパウダー小さじ1杯量を間違えたらどうなるの?
ベーキングパウダーの分量は正確にはかることが大切だとご説明しましたが、もし分量を間違えてしまった場合にどうなるのかをご紹介しておきます!せっかく作ったお菓子が無駄にならないよう、注意しましょうね。
生地が膨らまない!
ベーキングパウダーは小さじ〇杯とレシピで決められている分量が足りないとその分生地を膨らませる炭酸ガスが足りずに膨らみも減りますし、逆に多く入れ過ぎた場合も加熱中に膨らみ過ぎて破裂し、結果しぼんでしまいます。
ふんわり膨らまないと食感も悪くなってしまいますので、ベーキングパウダーはたとえ小さじという少ない分量であっても正確にはかることが大切なのです。
味が苦くなる!
ベーキングパウダーはアルカリ性の炭酸ナトリウム(重曹)が主な成分となっており、加熱することで二酸化炭素と炭酸ナトリウム、そして水に分解されて生地を膨らませます。
この重曹ですが味に苦味があり、ベーキングパウダーを入れ過ぎるとしっかり分解されずにお菓子自体に苦味が広がってしまいます。
また、ベーキングパウダーをしっかり溶かしきらずにダマになってしまった場合もうっかり口に入れると強い苦味が広がりますので注意しましょう!
まとめ:ベーキングパウダーは小さじでも正確にはかることが大切!
いかがでしたでしょうか?
ベーキングパウダーの様々な小さじの分量をご紹介してまいりましたが、たった数グラムであっても料理の仕上がりに差が出てしまうほどベーキングパウダーは大きな役割を果たします。
分量を間違えてしまっても食べられなくなってしまうということはあまりありませんが、ご紹介した正しいはかり方をしっかり守って、より美味しいお菓子作りにお役立ていただけると幸いです。