何気なく使っているマヨネーズ、大さじ1杯。なんとなくカロリーが高いイメージはありますが、実際のところどれくらいのカロリーがあるのでしょうか?
また、ポテトサラダやコールスローなどのマヨネーズがたくさん使われていそうな料理についても、具体的にどれくらいの量のマヨネーズが入っているのか気になりますよね。
という訳でこの記事では、マヨネーズの大さじの正しい計り方からグラム数への換算法、種類別のマヨネーズのカロリーや塩分、主なマヨネーズ料理の含有量までご紹介いたします。
目次
マヨネーズの大さじ1杯は何グラム?計り方は?
マヨネーズの大さじの計り方や注意点はどのようなものがあるのでしょうか?また、レシピがグラム表記だった場合の計り方について調べてみました。
計量スプーンでの計り方
それではまず、マヨネーズの大さじでの計り方をご紹介します。
まず、大さじの計量スプーンの容量は15mlとなっています。ちなみに小さじのスプーンは5mlなので、大さじの3分の1の容量となります。小さじスプーンしか持っていないという場合は3倍にして計ってください。
マヨネーズを計る際の注意点は、計量スプーンの上に盛り上げて入れずに”すり切り”で入れて計ることです。また、マヨネーズは粉や液体と違いスプーンにくっついてしまうので、何杯も計る場合は正確な量が計りにくくなってしまうので毎回スプーンを洗って計量するか、キッチンスケールを使って計ることをおすすめします。
マヨネーズ大さじ1杯のグラム数は?
そもそもマヨネーズの大さじ1杯の重さはどれくらいなのでしょうか?
マヨネーズの大さじ1杯は約14グラムになります。大さじの容量15mlは液体で計るとちょうど15グラムになるので、マヨネーズはやや軽いということになります。
また、小さじはの場合は大さじの3分の1になりますので、マヨネーズ小さじ1杯は約4.6グラムということになります。これを覚えておけばあとはレシピにかかれている大さじの杯数に14をかければ、総容量の計算ができます。
<例>マヨネーズ大さじ3杯の場合:3杯×14グラム=42グラム
キッチンスケールで計る場合にはこの量になるように計れば簡単です。
※その際は最初に空の容器をキッチンスケールにのせて数値を0に合わせてからマヨネーズを計りましょう。
マヨネーズのグラム数から大さじに換算すると?
レシピでマヨネーズの使用量がグラム表記しかされておらず、大さじ何杯分なのか知りたい!ということもありますよね。
お家にキッチンスケールが無く計量スプーンしか持っていないという場合は、特にそのような状況に直面する機会が多いかと思います。そこで、マヨネーズの容量を大さじに換算してみました。
・10グラム:大さじ1弱
・20グラム:大さじ1と1/2
・30グラム:大さじ2
・50グラム:大さじ3と1/2
・100グラム:大さじ7
・150グラム:大さじ10と1/2
ぜひ料理の際にお役立てください。
計量スプーンがない時の代用品
計量スプーンが無い場合、マヨネーズの大さじを代用品で計ることができます。計量スプーンほど正確ではないため大まかな量となってしまいますが、計量できない時の対処法としてぜひ活用いただければと思います。
■カレースプーン
カレースプーン1杯と計量スプーンの大さじ1杯がほぼ同じ量になります。カレースプーンで計る場合も盛り上げずにすり切り1杯で計ってくださいね。
■ティースプーン
小さいティースプーンの場合は計量スプーンの小さじ1杯とほぼ同じ量になるため、ティースプーン3杯分でだいたい大さじ1杯と同じ量になります。2杯目以降はスプーンにマヨネーズが残らないよう注意して計量しましょう。
マヨネーズ大さじ1杯のカロリーはどれくらい?
ひと言でマヨネーズといっても、卵黄タイプと全卵タイプ、そしてカロリーオフタイプのものがあり、それぞれの商品でカロリーも変わってきます。そこで、マヨネーズの種類別にカロリーや塩分などをご紹介していきます。
卵黄タイプのマヨネーズ
そもそもマヨネーズには卵黄タイプと全卵タイプがあることをご存知でしたか?ちなみに日本の家庭の約70%で使われているキューピーマヨネーズは卵黄タイプになります。
卵黄タイプは文字通り卵に関しては卵黄のみが使われており、全卵タイプと比べて濃厚で酸味の効いた味であることが多いです。
大さじ1杯あたりの栄養成分は、
エネルギー:100カロリー
タンパク質:0.4グラム
脂質:11.2グラム
糖質:0.1グラム
塩分:0.3グラム
となっています。
全卵タイプのマヨネーズ
全卵タイプのマヨネーズの代表的な商品は味の素のピュアセレクトマヨネーズです。卵黄タイプのマヨネーズと比べると、あっさりとしていてまろやかな味であることが特徴です。
酸味が苦手で甘味のあるマヨネーズが好みという方には全卵タイプをおすすめします。大さじ1杯あたりの栄養成分は、
エネルギー:110カロリー
タンパク質:0.21グラム
脂質:11ググラム
糖質:0.54グラム
塩分:0.27グラム
となっています。カロリーと糖質は卵黄タイプよりも全卵タイプの方がやや高いようです。
カロリーオフタイプのマヨネーズ
マヨネーズはカロリーが高いイメージがあるため、カロリーオフを謳った商品も多く発売されています。その中でカロリー50%がカットされた、人気のキューピーハーフの成分を調べてみました。
大さじ1杯あたりの栄養成分は、
エネルギー:49カロリー
タンパク質:0.4グラム
脂質:5.1グラム
糖質:0.3グラム
塩分:0.4グラム
となっています。
実はカロリーオフタイプの多くのマヨネーズはマヨネーズではなくドレッシングに分類されています。カロリーを大幅に抑えた分、美味しさを保つために様々な食品添加物が使われていることが多く、日本農林規格(JAS)によって規定されているマヨネーズの定義からはずれてしまうためです。
また、カロリーは少ないですが塩分が通常のマヨネーズよりもやや高い商品が多いということも覚えておきましょう。
あの料理にマヨネーズは大さじ何杯入ってる?
マヨネーズが使われている料理はたくさんありますが、実際にどれくらいの量が入っているのか少し心配になることはありませんか?マヨネーズによる味付けを主体とした代表的な料理の含有量をご紹介します。
料理別マヨネーズ含有量
商品によって違いはありますが、基本的なレシピを参考にマヨネーズの含有量を大さじ換算で調べてみました。
■一般的なレシピで1人分または1食分
ポテトサラダ:大さじ2と1/2
タルタルソース:大さじ2
コールスロー:大さじ1
ツナサンド:大さじ1
やはりこれらのマヨネーズメインの料理は、少なくとも大さじ1杯以上は使われているようです。ということはマヨネーズだけでもかなりカロリーが高くなってしまいますね。
マヨネーズのカロリーのほとんどは使用されている油にあるといっても過言ではないので、カロリーや健康が気になる方はエゴマ油や亜麻仁油といったトランス脂肪酸の少ない健康的な油を使用しているマヨネーズを選ぶことをおすすめします。
マヨネーズの種類(29種類)については、以下の記事で詳しく解説をしていますので、ぜひ本記事と併せてご覧ください。『保健機能食品』に分類されるマヨネーズや、カロリー80%OFFのマヨネーズなども紹介しています。
マヨネーズを使うことで塩分を減らせることも
マヨネーズは1食分で多くても大さじ1~2杯ですから、塩分量に関してはそれほど多くはありません。
塩分が気になる方であればドレッシングよりもマヨネーズを使った方が塩分は少ないですし、料理の際は醤油やソース、ケチャップなどよりもマヨネーズの方が塩分が少ないため、これらの調味料の代わりにマヨネーズで味付けを行うことで摂取する塩分を減らすことができます。
マヨネーズは脂質などから健康に悪いイメージを持たれていることが多いですが、使い過ぎに気を付ければ塩分を抑える効果があるというわけです。
まとめ:マヨネーズの大さじは正しく計量し、用途に合わせて種類を選ぼう!
いかがでしたでしょうか?
マヨネーズを大さじ2杯以上使う際には、正しく計れるよう注意しましょう。また、通常のマヨネーズはやはりカロリーが高いため、使う量や原材料の油に気を付けたり、カロリーオフタイプを選ぶと良いでしょう。
塩分が気になる場合には他の調味料を減らしてマヨネーズを主体に味付けしてみてくださいね。