そんな疑問に答えます。
最近では入れるだけでカレーが作れる「カレールー」もいろいろなものが販売されていて、「カレー粉」や「カレーパウダー」はあまり馴染みがない、という方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、カレー粉・カレーパウダーの特徴や使い方から、カレー粉を使った美味しいレシピまでご紹介していきます。
※「カレー粉」の保存のコツについては、こちらの記事でご紹介しています。
目次
カレー粉・カレーパウダー・カレーフレークの違いは?
カレー粉、カレーパウダー、カレーフレーク…と似たような名前が色々あって、どう違うのか悩んでしまいますよね。ここでは、それらの違いや使い方などについて解説していきます。
カレー粉とカレーパウダーは同じもの!
カレー粉とカレーパウダーは、実はどちらも様々な香辛料がブレンドされた同じ物です。商品名が漢字で書かれているか、カタカナで書かれているかの違いしかありません。
カレー粉とカレーパウダーの主要香辛料は、ターメリック、クミン、コリアンダーです。
ターメリック:
カレーの色づけの役割を果たしてくれる香辛料です。きれいな黄色を引きだしてくれるため、カレーを作る際には欠かせない香辛料です。
クミン:
スパイシーで芳醇な香りと苦みを引き出してくれる香辛料です。カレーの味付けのアクセントになるので、とても重要なスパイスの一つです。
コリアンダー:
パクチーと同じ植物からとれます。しかし、パクチーのように独特の香りと苦みは持ち合わせておらず、甘くさわやかな香りを引き出してくれる香辛料です。
カレー粉とカレーパウダーの使い方
カレー粉とカレーパウダーは、炒め物、スープ、煮物など様々な料理に使うことができます。
カレー粉・カレーパウダーはあくまで香辛料ですので、コクやまろやかさが欲しければ小麦粉や砂糖を加えたりと自分好みの味にしやすい点も特徴です。
また、カレー粉はお肉、魚、野菜などほとんどの食材と相性が抜群なので、お好きな食材と調理法をかけあわせてオリジナルのカレー粉レシピを作ることができますよ。
カレー粉・カレーパウダーとカレーフレークは同じ?
カレー粉とカレーフレークは実は別物です。カレーフレークはカレールーを細かくしたものです。
カレールーは、主に小麦粉や牛脂をベースにして作られていますので、カレーフレークにも小麦粉や牛脂などが含まれています。香辛料だけのカレー粉とは別の調味料というわけですね。
カレーフレークの良い点は、カレールーと違って分量の調節ができるところです。大量に作ってしまいがちなカレーですが、このカレーフレークを使えば1人前のカレーを作ることも可能になります。
少量のカレーを作りたいときに、とても使い勝手のよい調味料です。
カレー粉・カレーパウダーを使ったおすすめレシピ
ここからは、カレー粉、カレーパウダーを使ったレシピを3つご紹介します。肉、魚、野菜をそれぞれ使ったメニューになっているので、料理のレパートリーが増えること間違いなしですよ。
鶏胸肉のカレー照り焼き
カレー粉・カレーパウダーを使ったレシピ1つめは、鶏胸肉のカレー照り焼きです。
【材料】(2人分)
・鶏胸肉 300g
・片栗粉 大さじ2
・塩こしょう 少々
◎合わせ調味料
・醤油、酒、みりん、カレー粉 大さじ1
・砂糖 大さじ 2分の1
【手順】
1.鶏胸肉に塩こしょうと片栗粉をまぶす
2.油を引いたフライパンに鶏胸肉を入れて、両面がこんがりするまで焼く
3.中まで火が通ったら、合わせ調味料を加えて鶏胸肉とよく絡める
4.器に盛り付けて完成!(付け合わせはキャベツの千切りがオススメ)
包丁を使わないため、手軽で美味しく作れるメニューになっています。和風の調味料とカレー粉の風味が絶妙にマッチして美味しいので、ぜひお試しください。
野菜たっぷりカレーポトフ
カレー粉・カレーパウダーを使ったレシピ2つめは、野菜たっぷりカレーポトフです。
【材料】(2人分)
・ソーセージ 4本
・ジャガイモ 1個
・たまねぎ 半分
・キャベツ 4分の1
・にんじん 半分
・カブ 1個
・水 300ml
◎調味料
・コンソメ 大さじ1
・白だし 大さじ2分の1
・カレー粉 大さじ2分の1
・ローリエ 1枚
【手順】
1.野菜を食べやすい大きさに切る
2.水に野菜類を全て入れ弱火で20分ほどじっくり煮込む
3.調味料を加えて味付けをし、弱火で5分ほど煮込む
4.器に盛り付けて完成!仕上げにパセリを振りかけると彩りが良くなります。
栄養満点のメニューなので、育ち盛りのお子さんにもオススメのメニューです。また、コンソメがカレー粉の辛さを柔らげてくれるので、辛い物が苦手な人でも食べられます。
白身魚のカレームニエル
カレー粉・カレーパウダーを使ったレシピ3つめは、白身魚のカレームニエルです。
【材料】(2人分)
・白身魚(鱈や鯛)2切れ
・バター 適量
・小麦粉 大さじ1
・カレー粉 大さじ1
・塩こしょう 適量
【手順】
1.塩こしょうをふった白身魚に、小麦粉とカレー粉をまぶす
2.バターをひいて熱したフライパンに、白身魚を入れる
3.弱火でじっくりと焼き、中まで火を通す
4.器に盛り付けて完成!(付け合わせはレタスやトマトがおすすめ!)
バターのまろやかさとカレー粉の辛みが中和されて、普通のムニエルとは違った味わいが楽しめます。カレー味なので、魚嫌いのお子さんでも美味しく食べられます。
カレー粉・カレーパウダーより手軽な「フレーク」のレシピ
ここでは、カレールーを細かくしたカレーフレークを使ったレシピを2つご紹介します。どちらもカレーフレークの良さを活かしたメニューです。
マグカップで作る1人分のカレー
カレーフレークを使ったレシピ1つめは、マグカップで作る1人分のカレーです。マグカップは、出来るだけ深めの物をご用意ください。
【材料】
・豚こま切れ肉 50g
・にんじん 4分の1
・ジャガイモ 半分
・たまねぎ 6分の1
・カレーフレーク 30g
・水 150ml
・白米 お好みの量
【手順】
1.マグカップに水を入れ、お肉と野菜も加えて600wで5分チンする
2.一度取り出し、カレーフレークを加えてよく混ぜる
3.フレークがしっかり混ざったら、600wで3分チンする
4.器に盛った白米にカレーをかけて完成!
量を調整できるカレーフレークだからこそできるレシピです。一人暮らしの方や、少量だけカレーを食べたい方にとてもオススメです。
トマトと豆のキーマカレー
カレーフレークを使ったレシピ2つめは、トマトと豆のキーマカレーです。
【材料】(2人分)
・ひき肉 200g
・玉ねぎ 半分
・ホールトマト缶 半量
・大豆 80g
・カレーフレーク 40g
・ケチャップ 大さじ1
【手順】
1.玉ねぎをみじん切りにし、油を引いたフライパンで炒める
2.玉ねぎがしんなりしたら挽肉を加えて、色が変わるまでよく炒める
3.ホールトマト缶と大豆、カレーフレークを加えてよく混ぜ合わせ、弱火で15分ほど煮込む
4.ケチャップを加えて味を整えたら完成!
カレールーだと作るのが面倒なキーマカレーも、カレーフレークを使えば簡単に作ることが出来ます。ぜひお試しください。
まとめ:カレー粉・カレーパウダー・カレーフレークの違いと活用法!
いかかでしたか?カレー粉とカレーパウダーは、どちらも約20種類ものスパイスで作られています。
ターメリックやクミン、コリアンダーを含む多くのスパイスが、ご家庭で作るカレーを本格的な味わいにしてくれます。
それに対して、カレーフレークはカレールーを細かくしたものです。小麦粉や牛脂が加えられているので、まろやかでとろみのあるカレーを作ることができます。
どのレシピも、カレー粉の風味が食材の良さを引き出しています。ぜひ一度試してみてくださいね。