そんな疑問に答えます。
マイ水筒を持ち歩く人も多い今、気づいたら水筒のパッキン部分にカビが生えていた、なんてことありませんか?
そのまま飲んでしまった場合の健康面も心配ですし、見た目的にも一気にテンションが下がってしまいますよね。
今回は、水筒のパッキンにカビが生えた時の対処法や、日々のお手入れ方法を詳しく解説していきます。
目次
洗剤だけでは「水筒パッキン」のカビは防げない!
パッキンにカビが生える原因はいくつかありますが、実は、洗剤で洗うだけではカビを防ぐことはできません。あなたの洗い方がカビを生やしてしまう原因となっていないか、チェックしてみてください。
水筒パッキンになぜカビが生えるの?
水筒のパッキンにカビが生える原因には次のようなものがあります。
・中身を入れっぱなしで放置する
・水筒に糖分を含んだ飲料を入れている
・パッキンまできちんと洗えておらず汚れが残っている
・洗った後にしっかり乾燥できていない
カビは湿気を好みます。水筒の中身が入ったまま放置していたり、洗った後の乾燥ができていないとカビの温床となってしまいます。
見た目では乾燥できていると思っても、水筒とパッキンの間には汚れや水分が残りやすいためパッキンにカビが発生してしまうのです。
また、カビは糖分も好みます。ジュースなどを持ち歩く場合、よく洗えていないとカビが糖をエサにしてどんどん繁殖するんだとか。
カビが口に入っても大丈夫?
水筒のパッキンにカビが生えてしまった場合、そのまま使っても大丈夫なのかな、と不安になりますよね。
多くの場合、カビの生えた水筒で飲み物を飲んでしまったとしても、胃酸の働きによって死滅させることができると言われていますので、心配しすぎなくても大丈夫です。
ですが、免疫力の弱い小さなお子さんはカビを口にすることでカビアレルギーなどを発症する恐れもありますので、できるだけこまめに確認した方がよさそうですね。
毎日のお手入れでカビを予防する
一度カビが生えてしまうと、気分もよくありません。毎日の水筒のお手入れに少し気をつけるだけでカビが生えにくくなりますので、次のことを意識してみてください。
・パッキンまで全て外して洗う
・全ての部品をよく乾かす
・週に一度、クエン酸または重曹でパッキンをつけ置きをする
水筒はパッキンの部分に水や汚れが残りやすいため、カビが生える原因になってしまいます。
よく洗い乾燥までしっかりすることで、カビが生える可能性がぐんとひくくなります。また週に一度のクエン酸や重曹でつけ置き洗いする方法もおすすめ。
大さじ1杯程度のクエン酸または重曹をお湯に溶かし、パッキンを数時間つけ置きするだけです。
クエン酸は水垢を落としカビを生えにくくし、重曹は消臭効果もあるので水筒の嫌な匂いを防止します。
ズボラしたい方は「一体型水筒」がおすすめ
せんとパッキンが一体型になった「シームレスせん水筒」というものも販売されています。部品を極限まで減らした水筒で、パッキンがないため、非常に洗いやすい設計になっています。
「パッキンを外して洗うのが面倒」「つけ忘れてしまう」「細かいパーツを紛失してしまう」そんな方におすすめの水筒です。
口コミを見ても洗いやすさ・使い勝手ともに満足されている方が多い水筒です。思い切って水筒ごとストレスフリーなものに変えてしまうというのも一つの手ですね。
水筒パッキンのカビ対処法!分解&付け方も動画でチェック♪
パッキンにカビや汚れを発見したらそのまま放置せず、早い段階で対処しましょう。見た目ではわからなくても、パッキンを水筒本体から外してみると、パッキンの裏や細かい部分にカビが生えている可能性もあります。
ここではカビの落とし方と、間違えやすいパッキンの正しい付け方を確認していきます。
酸素系漂白剤を使った「つけ置き洗い」
水筒にカビが生えてしまったら基本的につけ置き洗いで対応しましょう。水筒からパッキンを取り外し、パッキン全体が浸かるような入れ物に、酸素系漂白剤とぬるま湯を入れて数十分~数時間放置します。
メーカーによって分量やお湯の温度、つけ置き時間は異なるのでお使いの商品のパッケージを確認してください。
漂白剤を使った後は、パッキンをしっかり乾燥させ水筒に忘れずに装着しましょう。
熱湯消毒や塩素系漂白剤には要注意!
間違った水筒のカビのお手入れの仕方をしていると、パッキンを傷つけてしまったり、逆にカビが生えやすくしてしまっている可能性も…。こんなカビの落とし方をしている人は要注意です。
・熱湯をかける
・たわしや硬いスポンジでゴシゴシ擦る
・塩素系漂白剤を使う
カビには熱湯をかけるといいという話をよく聞きますが、パッキンに熱湯をかけると変形してしまう恐れがあります。熱くても50℃程度までとしましょう。
また、パッキンの部分をたわしなどで強く擦るのもNGです。柔らかいパッキンに細かい傷が入ってしまい、その溝に汚れが溜まりやすくなったり、カビが生えやすくなってしまうからです。
塩素系漂白剤も、パッキンを傷める恐れがありますので使用は控えてくださいね。
もしパッキンが変形してしまった時は?
「洗い方を間違えてしまいパッキンが変形してしまった」「パッキンにカビが生えてしまった」そんな時はパッキンの部分だけ取り替えるという方法があります。
水筒の型番がわかれば、パッキンだけ別売りしているメーカーがたくさんあるので、困った時はぜひ調べてみてください。
楽天などでも、サーモス・象印など有名メーカーのパッキンは2~300円ほどのお手頃価格で販売されていますよ。
パッキンの取り付け方法
パッキンをきちんと取り付けられていないと、水筒の中身が漏れてしまうこともあります。洗った後の正しい取り付け方法も確認しておきましょう。
以下でメーカー別に分解の仕方から、付け方まで説明しています。
パッキンの取り付け方【THERMOS】
ワンタッチタイプとストロータイプの水筒をお使いの方は以下の動画をご確認ください。
ワンタッチタイプはパッキンが二つなのに対して、ストロータイプは1つですが、取り付け方はほぼ同じです。
※スクリュー・コップ式の取り付け方については動画のご用意がないため、取扱説明書をご確認ください。
パッキンの取り付け方【象印】
ワンタッチタイプ・スクリュータイプのパッキンの付け方は以下の動画から確認できます。スポーツジャグタイプのパッキン構造も似ているのでこちらの動画が参考になります。
※2way・コップ・ストロータイプの取り付け方については動画のご用意がないため、メーカーホームページ上等で取扱説明書をご確認ください。
パッキンの取パッキンの取り付け方【TIGER】
ワンプッシュタイプ・ダイレクトタイプのお使いの方は以下の動画からどうぞ。
※マグ・コップ・2way・炭酸タイプの取り付け方については動画のご用意がないため、取扱説明書をご確認ください。
まとめ:パッキンのカビの落とし方をマスターし、清潔な水筒を保とう
頑固な水筒のパッキンのカビは、汚れや水分が残っていることで発生してしまいます。正しいカビの落とし方をマスターし、日々のお手入れ方法を気をつけるだけでカビのない、清潔な水筒をキープすることができます。
パッキンを取り外して洗った後は、水筒の中身が漏れないように、忘れずに付け直しましょう。
気をつけたいカビのNGな落とし方や、おすすめな商品もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。