そんな疑問にお答えします。
水筒は日常的に使うものだからこそ清潔に保ちたいですよね。しかし、形状によっては洗いにくかったり、しっかりと洗えているのか不安になる方も多いと思います。
この記事では基本の水筒の洗い方や重曹、クエン酸、酢などを使用したしつこい汚れの落とし方、水筒を洗う際に便利なグッズなどもご紹介していきます。
目次
毎日のお手入れに!基本の水筒の洗い方
毎日の水筒の洗い方次第では汚れが残ってしまい、臭いや茶渋、さびなどの原因になることも。ここでは、基本の正しい水筒の洗い方に必要なものとポイントをご紹介します。
<用意するもの>
・台所用洗剤
・柄付きブラシ、やわらかい食器用スポンジ
<洗い方>
1.ゴムパッキン・なかせんなど、パーツを全て分解する。
2.スポンジに台所用洗剤をつけてやさしく洗う。飲み口やコップ部分は汚れがたまりやすいので念入りに!
3.水筒の内側の底部分などは柄付きスポンジに持ち替えて洗う。
4.洗剤をよくすすいで乾かす。全てのパーツが乾いたらお手入れ完了!
<ポイント>
●使用する洗剤は、普段食器洗いに使用している洗剤でOKです。
●水分が残っていると雑菌の繁殖の原因になります。本体の内側は水筒を傾けたり軽く振ったりして水気をよく切ると乾きやすいですよ。
●時間がたつと汚れは落ちにくくなります。水筒を使ったらその日のうちに洗うようにしましょう!
●飲み口部分は普段使用する食器洗いスポンジがおすすめですが、水筒の内側の底部分は届かないため、柄付きのスポンジと使い分けましょう。
汚れに合わせたおすすめの水筒の洗い方
水筒を使うたびに正しい洗い方をしていても、長く使っていると臭いや茶渋、水垢などが気になることがありますよね。
なかなか落ちにくいこのような頑固汚れも洗い方によっては簡単に落とすことができます。ここでは、汚れに合わせたそれぞれの洗い方をご紹介していきます。
茶渋・コーヒー汚れには重曹が便利
紅茶やコーヒー・緑茶などの茶渋汚れは、重曹を使って落としましょう。
クエン酸と重曹のどっちを使っていいか迷う人も多いかと思いますが、重曹は弱アルカリ性の性質を持っていて、酸性の茶渋を中和させ汚れを落とす効果があるのです。
洗い方は簡単。水筒にぬるま湯と重曹をいれて、そのまま30分ほどつけおきましょう。重曹は、500mlに小さじ一杯が目安です。その後ぬるま湯で注げば洗浄完了です!
重曹をつけたスポンジで水筒をこすっても茶渋は落ちますが、水筒が傷つき、さらに汚れがたまりやすくなるため「つけおき洗い」がおすすめです。
白い汚れ・水垢汚れはクエン酸で洗浄
水筒についてしまったしぶとい水垢汚れや白い汚れは、水に含まれるカルシウムが原因です。
分解できるクエン酸をつかうとスッキリ洗浄することができます。重曹での水筒の洗い方と同じようにつけおき洗いがおすすめ。
ぬるま湯にクエン酸を入れ、(500mlに小さじ一杯のクエン酸)つけおきをした後よくすすぎます。
つけおき時間は汚れが落ちていれば短くてもOKです。汚れの落ち具合いを観察しながら洗いましょう。素早く汚れを落としたい場合は、水筒の蓋をして軽く振ると汚れが浮きやすくなります。
斑点状のさびには酢とお湯でつけおき洗い
水筒についてしまう斑点状のさびはざらざらして衛生面も不安になりますよね。こちらは酢を活用しましょう。ご自宅に常備してある酢で問題ありません。
酢を使って水筒を洗う場合は500mlのぬるま湯に50mlの酢を入れてつけおき洗いしてください。
ポイントは、つけおき洗いした後に丁寧にすすぐことです。酢が残るとカビや臭い残りの原因になるので注意しましょう。
水筒のゴムパッキンやなかせんには酸素系漂白剤
水筒のなかせんやゴムパッキンなどの茶渋や汚れは、酸素系漂白剤できれいになります。
ボウルに酸素系漂白剤と水を入れ、30分程度つけ置きしましょう。よく水洗いし乾燥させたら完了です。
酸素系漂白剤を入れる分量などは製品によって異なりますので表示をよく確認してから洗うようにしましょう。また、製品によっては浸け置き洗いできない場合があるので、必ず取り扱い説明書をご確認ください。
この洗い方はNG!やってはいけない水筒の洗浄方法
間違った水筒の洗い方をしてしまうと、水筒本体の劣化や体調不良を引き起こすことがあります。
ご自身が持っている水筒の取り扱い説明書も一緒に確認しながら、NGな水筒の洗浄方法を確認していきましょう。
熱湯を使用して水筒を洗う
ついつい消毒のために熱湯を使って水筒を洗いたくなりますが、パッキンが傷むおそれがありますので避けましょう。煮沸消毒もNGです。
どうしても汚れが落としにくい場合は、30度~40度くらいのぬるま湯を使って水筒を洗うようにしましょう。
たわしや研磨剤が入った洗剤で洗浄する
たわしやキッチンブラシ、研磨剤入り洗剤で洗うと、水筒に細かい傷がつき劣化やさびの原因になります。
しっかりとこすれるので汚れが落としやすく便利なのですが、水筒を洗う際は柔らかいスポンジを使用しましょう。
さらに、内側に傷がついた水筒に飲み物を入れると種類によっては長時間保存すると傷から銅が溶け出し、金属中毒になってしまう恐れがあります。
水筒の種類や使用条件にもよりますが、非常に危険なため、たわしや研磨剤を使用しての洗い方は避けてください。
水筒本体を塩素系漂白剤につけおき
塩素系漂白剤は強い漂白効果がありますが、水筒本体や金属パーツに使用すると水筒のサビや劣化、水筒表面のデザインのはがれにつながるのでNGです。
また、誤ってつけおき洗いしてしまうと塩素系漂白剤の成分が水筒のステンレス内に溶けだし、飲み物と一緒に体内に取り込まれてしまう可能性もあるのだとか。
キッチンハイターや漂白剤は常備してある人も多いと思いますが、水筒には使用しないようにしましょう。
食洗器で水筒を洗浄する
熱いお湯で洗浄する食洗機も水筒を劣化させてしまう恐れがあります。さらに、高温で乾燥させると水筒本体やパーツが変形してしまうことがあるため、食洗機の使用はできません。
しかし、水筒によっては食洗器OKの製品もあります。まずはご自身が使用している水筒の取り扱い説明書を確認してみましょう。
また、今後食洗器を使用して水筒を洗いたいという場合は、食洗器OKの表示がついた水筒を選ぶようにしましょう。
形が複雑な水筒の洗い方や乾かし方は?便利なツールも紹介
水筒によっては洗い方が難しく、スポンジや水筒用の柄付きブラシでも対応できない形のものもあります。ここでは、複雑な形の水筒を洗ったり、乾かしたりする際に便利なツールをご紹介します。
飲み口が狭くてスポンジが入らない!ペットボトル形状の水筒にはコレ
ペットボトルのような形状で、ブラシ付きのスポンジでも対応できない形状には、中にいれて振るだけで洗浄できる便利グッズがあります。
えだまめのような形状をした商品の中には洗浄効果のあるアルミナセラミックボールが入っています。
水筒にぬるま湯と商品を入れて振れば、汚れを落としてくれるのです。洗い方の難しい飲み口が狭い水筒をお持ちの方や、ひょうたん型などユニークな形状の水筒をお持ちの方は洗う際にぜひ活用してみて下さいね。
飲み口部分はスポンジでしっかり洗いましょう♪
水筒がなかなか乾かない時のおすすめツール
湿気が多い時期や、形状によっては水筒がなかなか乾かないことも。また、逆さまにして水筒を水切りカゴにおいても、倒れてしまい底に水滴が残ってしまうことはありませんか?
雑菌の原因になる水分はしっかりと乾かして清潔に保ちたいですよね。そんな時はこのような水筒乾燥スティックを活用しましょう。
洗った後の水筒の中に残る水滴を素早く吸収してくれるので、どんな形状の水筒も安心です♪
どうしてもスポンジで対応できない水筒の洗い方
洗い方が難しい水筒や、しっかり洗えているか心配になる場合は、入れるだけで水筒を洗ってくれるこのような洗浄剤を活用しましょう。
水を入れた後に薬剤を入れ、蓋を開けたまま2時間放置すればいいだけなので手間がかかりません!茶渋汚れや水垢、臭いなどもまとめてごっそり洗えます。
ドラッグストアやネットでも購入することができますので、ぜひ探してみて下さい。
まとめ 水筒の洗い方をマスターして清潔に長く使おう
この記事では、基本の水筒の洗い方や汚れに合わせた水筒の洗い方をご紹介しました。
普段のお手入れは3ステップでとても簡単。汚れが気になる場合は重曹やクエン酸などを活用してみてくださいね。
また、水筒にはNGな洗い方もあります。取り扱い説明書なども確認しながら正しい洗い方をマスターして、水筒を長く清潔に使ってきましょう!