最近SNSなどで密かな話題になっているわさびオイル。テレビなどで見て気になっている人もいるのではないでしょうか。
わさびと言えば日本人が昔からなじんでいる香辛料ですね。すりたてのわさびのさわやかな香りや風味、口に入れた瞬間のあの鼻に抜けるつんとした辛さが何とも言えません。
この辛さと香りを油に閉じ込めた、わさびオイルがハワイで大人気だと言います。この記事では今密かな話題のわさびオイルの解説やアレンジレシピをご紹介します。
目次
わさびオイルってどんな調味料?
みなさんはわさびオイルって聞いたことがありますか?
わさびオイルはラー油と同じように、油にわさびの香りと辛さを付けた調味料です。日本ではあまり見かけないわさびオイルですが、ハワイでは大人気なんです。作っているのはほとんどが日本の企業と言われています。
ハワイや日本のハワイ料理店では、マグロ丼(アヒポキ丼)によく使われている調味料です。最近テレビなどで紹介され、逆輸入の形で日本でも少しずつ認知度が上がっています。
ではわさびオイルについて詳しく見ていきましょう。
一滴でちゃんと辛い『わさびオイル』
わさびオイルは見た目が透明で辛くなさそうですが、一滴でもきちんとわさびの風味と辛みがあります。
わさびオイルと生わさびの違いは、かけた瞬間に広がる香りの良さです。また辛さに比べて鼻につんと来づらいので、わさびが苦手な海外の人にも食べやすくなっています。
メーカーによって多少辛さが違っているのか、ネットでは「思ったより辛くない」との意見と、「ちょっとだけでも結構辛い」との意見に分かれています。
わさびオイルは一滴ずつ料理にかけることができるので、辛さが苦手な人はまず一滴からかけてみて味を確かめながら量を調節するのがよさそうです。
わさびオイルは和風はもちろん洋風料理にもおすすめ
わさびオイルはタバスコやラー油のような感覚で、料理にかけて使うことが多い調味料です。マグロ丼のほか、ステーキなどの洋風料理のアクセントにも使えると好評です。
刺身や納豆、変わったところではお好み焼きやたこ焼きに一滴たらすとおいしくなるそうですよ。またサラダのドレッシングの香り付けにしたり、カルパッチョに使ったりと使い道はさまざま。
チューブ入りのわさびの賞味期限が封を開けてから3カ月程度なのに対し、わさびオイルは半年~1年程度日持ちするのもうれしい特徴です。
どこで買える?
わさびオイルを作っているのは日本の企業なのに、日本ではスーパーなどであまり見かけません。日本では生わさびが手に入るため、わざわざオイルにしなくてもおいしいわさびが食べられるためでしょうか。
わさびオイルがテレビなどで紹介され、話題になった後も日本ではわさびオイルを扱うお店はあまり増えていません。現在わさびオイルを購入するには、通販などでお取り寄せするしかなさそうです。
わさびオイルの作り方とアレンジレシピ
さっぱりと食べられるわさびオイルをお料理に使いたいけれど、日本ではまだお店でなかなか手に入りづらいですね。家にある材料で簡単にわさびオイルに似た食べ物を作ることができますよ。
ここからは自家製のわさびオイルの作り方やわさびオイルを使ったアレンジレシピをご紹介します。
自家製わさびオイルの作り方
市販のわさびオイルのような透明な油を作るのはご家庭では難しいものの、似たようなものは自宅でも作ることができます。わさびは時間がたつと香りが飛びますので、食べる分ずつ作りましょう。
【材料】(1人分)
・油(オリーブオイル、えごま油など):大さじ1杯
・わさび(ねりわさびでもOK):小さじ1/2杯
【作り方】
小さめのボウルに油を入れ、わさびをよく溶かして完成です。
【ポイント】
使う油は何でもいいのですが、できればそのまま生で食べる油を使った方がおいしくいただけます。
わさびオイル風ドレッシングの作り方
わさびオイルにひと手間加えて、日本人好みのわさびドレッシングを作りましょう。サラダやカルパッチョの他にお刺身にも合いますよ。
【材料】(1人分)
・油(オリーブオイル、えごま油など):大さじ1杯
・わさび:小さじ1/2杯
・醤油:小さじ1杯
・レモン汁(瓶入りの果汁でOK):少々
【作り方】
1.小さめのボウルに醤油を入れ、わさびを溶かします。
2.油を入れてよく混ぜ、最後に香りづけにレモン汁をたらして完成です。
【ポイント】
油と醤油を使うので、時間がたつと油分が分解してしまいます。食べるときに混ぜながらかけてください。レモン汁が苦手な人は使わなくても大丈夫です。
ハワイ風マグロ丼【アヒポキ】の作り方
わさびオイルを使う料理の定番と言えば、ハワイのマグロ丼アヒポキです。アヒは「マグロ」でポキ(ポケ)は「スライスする」の意味があります。現地ではマグロの他にタコのポキなどもあっておいしいそうですよ。
【材料】(1人分)
・マグロ:100g
・アボカド:1/2個
・ネギやかいわれなどお好みで:少々
・醤油:大さじ1杯
・みりん:小さじ1杯
・ゴマ:少々
・温かいご飯:器に1杯分
・わさびオイル:適量
【作り方】
1.アボカドは種をとり皮をむいて、電子レンジで10秒位加熱します。
2.マグロとアボカドを一口サイズに切り分けます。
3.醤油、みりん、ゴマと2.を混ぜます。
4.器にご飯をよそい、上に3.とネギやかいわれなどを乗せて完成です。
【ポイント】
わさびオイルは食べるときにお好みでかけてください。みりんは少量なので煮切らなくても大丈夫です。九州産などの甘い醤油を使えばみりんは使わずに作れます。アボカドを電子レンジで加熱するのは色止めのためです。
ネットで話題の『わさびオイル』おすすめ商品3選
料理の仕上げや、ちょっとしたアレンジに便利なわさびオイルはいろいろな使いどころがありそうですね。一振りするだけで、洋風の料理も和風に大変身する辛いものが好きな人にはたまらない調味料です。
ここからはSNSで話題になったり、ハワイのお土産として人気のわさびオイルをご紹介します。
西河商店【山葵油(わさびあぶら)】
西河商店は鳥取県で本わさび卸売、商品企画、販売を行っている企業です。材料にこだわり、鳥取県の名峰大山の清流で2年かけて育てられた「関金わさび」と、山形県産の「こめ油」を使っています。
三重県の製油会社でこめ油にわさびを閉じ込めて製造した、世界初の純国産わさびオイルです。味は「わさびオイル」「柚子わさびオイル」「紫蘇(しそ)わさびオイル」の3種類があります。
ウエディングドレスのデザイン会社に依頼したというパッケージは上品でかわいらしく、「パケ買い」した人も多いとか。
ネットでの評判は「2~3滴たらすだけで味が劇的に変わる」「何にでも合う」「パッケージが素敵」など、好評な意見が多いようです。購入方法は全国の取扱店のほか、公式サイトからお取り寄せできます。
ケイズコーポレーション【わさび調味油】
ケイズコーポレーションは鹿児島県にある企業で、加工食品の製造、卸売の他にホームページの作成や企業支援・企画など様々な事業を行っています。
わさび調味油はハワイのお土産として、ハワイでは定番の商品です。お土産屋さんのほかレストランにも置いてあり、気軽な調味料として使われています。
ネットでの評判は、「想像していたよりかなりわさび感がある」「わさび好きにはたまらない」など好評な意見が多いようでした。
馬場製菓【わさび油】
馬場製菓は鹿児島県屋久島にあるお菓子のメーカーです。お菓子を作るメーカーがわさびオイルも作っているなんて不思議ですね。
馬場製菓の公式サイトにはわさびオイルについては何もかかれていません。海外向けに特注で作っているのかもしれませんね。
馬場製菓のわさび油もハワイではおなじみのようで、お土産屋さんやレストランなどでよく見かける商品です。ハワイのお土産として購入した人もいるのではないでしょうか。
ネットでの評判は「美味い!病みつきになりました」「想像以上にわさびの辛さがある」など好評な意見がほとんどでした。
まとめ~日本のわさびオイルはハワイで大人気の調味料
日本生まれのわさびは、日本料理のアクセントとして欠かせない調味料です。わさびの香りと辛さをそのまま油にしみ込ませたわさびオイルは、日本産でありながらハワイという外国で大人気になりました。
タバスコのように手軽に使えて一滴ずつ好みの量を調節できる便利さで、最近では日本でも少しずつ話題になってきています。わさび好きな人はもちろん、わさびのつんと来る感じが苦手な人もわさびオイルなら相性がいいかもしれません。
ぜひ一度わさびオイルのおいしさを味わってみてください。