そんなあなたには黒酢ドレッシングがおすすめです。
黒酢は一般的な米酢や穀物酢に比べてまろやかなだけでなく、旨味やコクが強いので、プロが作るような本格的なドレッシングを簡単に作れます。
この記事では、黒酢を使った簡単なドレッシングの作り方から、活用方法や市販の黒酢ドレッシングまでまとめてご紹介していきます。
目次
【タイプ別】黒酢ドレッシングの作り方と使い方
黒酢ドレッシングは、黒酢以外は家に常備してある調味料などを使って簡単に作れます。
自分で手作りをすると市販の黒酢ドレッシングを買うよりも低コストで作れるだけでなく、自分の好みの味にいろいろとアレンジできるのが魅力ですよね。
ここからは、4タイプの黒酢ドレッシングのレシピと作った黒酢ドレッシングの活用レシピをご紹介します。
シンプルな黒酢ドレッシングのレシピ
最初に、フレンチドレッシング風のシンプルな黒酢ドレッシングと、その活用例を1つご紹介します。
黒酢のフレンチドレッシング風
黒酢とオリーブオイルがメインなので、黒酢のコクや旨味をそのまま味わえるドレッシングです。生野菜などのシンプルなサラダによく合います。
【材料】(3~4人分)
黒酢 大さじ2
オリーブオイル 大さじ4
塩 小さじ1/3
黒こしょう 少々
作り方は材料を混ぜるだけです。
【ポイント】
・少し甘めの味付けが好きな人は、砂糖を小さじ1/2ほど足してもよいでしょう。
☆活用例☆ トマトとツナの冷製パスタ~黒酢風味~
黒酢のフレンチドレッシング風を使ってトマトの冷製パスタを作ってみましょう。黒酢のシンプルなドレッシングがトマトの酸味と甘味を引き出します。
【材料】(1人分)
スパゲティ 90~100g
トマト 1/2個
ツナ 1/2缶
黒酢のフレンチドレッシング風 大さじ2~3
水菜、スイートバジルなど 適量
【作り方】
1.スパゲティはたっぷりのお湯で、パッケージに書かれている時間より1分長く茹でる。
2.トマトはひと口大に切り、水菜やスイートバジルは適当な大きさに切る。
3.トマトとツナを黒酢のドレッシングで和え、冷蔵庫で冷やす。
4.スパゲティーが茹で上がったら冷たい水で冷やして器に盛り付け、上に3を盛り付けて水菜やバジルを飾る。
【ポイント】
・水菜やスイートバジルの代わりに、キュウリや茹でたオクラなどを使うのもおすすめです。
・ドレッシングの量はお好みで加減してください。
黒酢を使った和風ドレッシングのレシピ
次に、黒酢を使った和風のドレッシングの作り方をご紹介します。野菜サラダの他、冷奴や酢の物にもおすすめです。
黒酢のノンオイル和風ドレッシング
ノンオイルの黒酢和風ドレッシングの作り方をご紹介します。ノンオイルなのであっさりとヘルシーなのもうれしいポイントですね。
【材料】(3~4人分)
黒酢 大さじ2
しょうゆ 小さじ2
砂糖 小さじ2
顆粒だし 少々
水 大さじ1
作り方は超簡単!材料を混ぜるだけです。砂糖が溶け残らないようにしっかりと混ぜるようにしましょう。
【ポイント】
・ピリッとした辛さがお好みの場合は、わさび小さじ1程度を入れるのもおすすめです。
・顆粒だしはなくても問題ありません。また、しょうゆの代わりに3倍濃縮の麺つゆを使ってもよいでしょう。
☆活用例☆ きゅうりとカニカマの酢の物~黒酢風味~
黒酢のノンオイル和風ドレッシングを使うと、酢の物も簡単に作れます。黒酢のコクと旨味をしっかりと味わえます。
【材料】(2人分)
きゅうり 1本
塩 少々
カニカマ 4本
乾燥わかめ 大さじ1
黒酢のノンオイル和風ドレッシング 大さじ2
すりごま 小さじ1
【作り方】
1.きゅうりは小口切りにして、塩をふって混ぜてしばらく置いておく。
2.乾燥わかめは水でもどし、カニカマは手で割いておく。
3.水気を絞ったきゅうりとわかめ、カニカマをドレッシングとすりごまで和える。
【ポイント】
・きゅうりとわかめやカニカマの他に、大根、茹でた白菜やもやし、茹でダコ、ちくわなど、具材を変えてさまざまなアレンジができます。
ひと味変えて中華風に!黒酢の中華風ドレッシング
黒酢は酢豚など中華風の料理にもよく使われますよね。黒酢にごま油を加えて中華風のドレッシングを作ってみましょう。
黒酢の中華風ごまドレッシングのレシピ
ごまがたっぷりと入った中華風の黒酢ドレッシングをご紹介します。豆板醤を入れて少しだけピリ辛に仕上げました。
【材料】(3~4人分)
黒酢 大さじ2
しょうゆ 大さじ1
砂糖 大さじ1
豆板醤 小さじ1/2
ごま油 大さじ2
すりごま 大さじ2~3
【作り方】
1.砂糖と豆板醤をすり混ぜ、しょうゆ、黒酢を少しずつ入れてよく混ぜる。
2.すりごまとごま油を加えてよく混ぜる。
【ポイント】
・豆板醤、すりごまの量はお好みで加減してください。
☆活用例☆ 棒棒鶏サラダ~黒酢風味~
黒酢の中華風ごまドレッシングは、野菜サラダや和え物によく合います。今回はアレンジレシピとして、鶏のささみを使った簡単棒棒鶏サラダをご紹介します。
【材料】(2人分)
鶏のささみ 3本
酒 大さじ2
塩 少々
きゅうり 1本
トマト 1個
黒酢の中華風ごまドレッシング 大さじ2~3
【作り方】
1.鶏のささみは筋を取り除き、塩をふっておく。
2.耐熱容器に1のささみと酒を入れて軽くもみ込む。
3.ラップをして600Wのレンジで3~4分加熱し、火が通ったらそのまま放置して冷ます。
4.きゅうりは細切り、トマトは薄切りにする。
5.器にきゅうり、トマト、ほぐしたささみを乗せ、黒酢の中華風ごまドレッシングをかける。
【ポイント】
・お好みで、レタスや水菜などの野菜を足すと、野菜をたっぷりと食べられます。
豚肉と相性ピッタリ!黒酢の玉ねぎドレッシング
市販の黒酢ドレッシングの人気商品のひとつに、黒酢玉ねぎドレッシングがあります。人気の黒酢玉ねぎドレッシングを家で手作りしてみましょう。
黒酢の玉ねぎ香味ドレッシングのレシピ
今回は炒め玉ねぎではなく、生の玉ねぎをたっぷり入れた香味ドレッシングのレシピをご紹介します。
【材料】(3~4人分)
玉ねぎ 1/2個
黒酢 大さじ3
しょうゆ 大さじ1
ごま油 大さじ3
砂糖 大さじ1
おろししょうが 少々
【作り方】
1.玉ねぎはみじん切りにする。
2.玉ねぎと調味料をすべて混ぜ合わせ、数時間そのまま放置して味をなじませる。
【ポイント】
・玉ねぎの香りを出すために、玉ねぎは水にさらさずにそのまま使いましょう。
・できれば1晩~1日程度置いた方が味がなじんでおいしくなります。
☆活用例☆ 冷しゃぶサラダの黒酢香味ドレッシングがけ
黒酢玉ねぎドレッシングは豚肉との相性がとてもよいので、冷しゃぶサラダがおすすめです。
【材料】(2人分)
豚肉薄切り(しゃぶしゃぶ用) 150g
酒 大さじ2
すりおろししょうが 小さじ1
レタス、水菜、きゅうり、トマトなどお好みの野菜 適量
黒酢玉ねぎドレッシング 大さじ2~3
【作り方】
1.豚の薄切りは大きければ食べやすい大きさに切る。
2.ボールに1の豚肉、酒、しょうがを入れて軽くもみ込み、10分くらい放置しておく。
3.鍋にたっぷりのお湯を沸かし、2の豚肉をほぐして入れて茹でる。火が通ったら冷水に取る。
4.お好みの野菜の上に、水気を切った3の豚肉を乗せ、黒酢玉ねぎドレッシングをかける。
【ポイント】
・ドレッシングにいりごまを入れると、さらに香ばしい風味になります。
市販品ならコレ!筆者おすすめの黒酢ドレッシング5選
黒酢ドレッシングを家で作るのは面倒!という場合は、市販の黒酢ドレッシングを使うのもおすすめです。人気の黒酢ドレッシングのなかから筆者が厳選したおすすめ商品を5つだけご紹介します。
キユーピー テイスティドレッシング 黒酢たまねぎ
酢のツーンとする酸味をおさえ深いコクと豊かな旨味みこだわった、キューピーの「テイスティドレッシングシリーズ」の黒酢ドレッシングです。
甘味のある玉ねぎと、コクが深くまろやかな酸味の大麦黒酢を使用していて、玉ねぎのシャキシャキの食感と芳醇で奥深い黒酢の風味を味わえます。
サラダをはじめ、蒸し野菜や冷奴にかけるだけでなく、炒め物の調味料としてそのまま使ったり、肉や魚のソテーやハンバーグなどのソースとして使ったりもできる、万能調味料です。
日清ドレッシングダイエット 黒酢たまねぎ
植物油のリーディングカンパニーである「日清オイリオ」の強みを生かし、油のコクとヘルシーさにこだわった黒酢ドレッシング。
使用する油の量を一般的なドレッシングの1/3程度に抑えた、コレステロールゼロのローオイルータイプのドレッシングです。
シャキシャキとした玉ねぎの食感とまろやかでコクのある黒酢の風味がマッチしていて、野菜サラダはもちろん、海藻サラダやシーフードサラダにもよく合います。
アジア食品 黒酢たまねぎドレッシング
株式会社アジア食品は、健康にいちばん大切なのは日々の食生活、ということをモットーに、原材料や無添加にこだわったドレッシングなどを製造している会社です
『黒酢たまねぎドレッシング』は、北海道産と佐賀産の玉ねぎをたっぷりと使用しているのが特徴で、黒酢でたまねぎを熟成させ、玉ねぎの甘味や旨味と黒酢のコクが相まって、豊かな風味を味わえます。
玉ねぎがたっぷりと入っているので、サラダはもちろん、ステーキや焼き魚のソースとして使うのもおすすめです。
福山黒酢 桷志田黒酢ドレッシング オニオン
福山黒酢は、鹿児島県福山町に拠点を置く、黒酢醸造メーカーです。
「アマン壷」と呼ばれる壺に、こだわり抜いた玄米、麹、湧水を仕込み、3年以上(通常の黒酢は半年~1年程度)熟成させた桷志田(かくいだ)黒酢を造っています。
『桷志田黒酢ドレッシング』は、長期熟成の桷志田黒酢をベースに、良質のオリーブオイルとグレープシードオイルを加えたこだわりのドレッシングです。オニオン、キャロット、柚子塩の3種類があり、いちばん人気がオニオンです。
このドレッシングのポイントは、伝統製法で醸造・熟成された長期熟成の黒酢を使用していること。黒酢本来のコクや風味にこだわりたい人はぜひ試してほしい一品です。
もへじ 黒酢たまねぎドレッシング
カルディーコーヒーファーム(KALDI)で購入できる人気の黒酢ドレッシング。製造者の「株式会社 もへじ」は、日本の食材や味にこだわった商品を生産者とともに開発している、カルディー専属の食品メーカーです。
みじん切りにした玉ねぎがたっぷりと入っているのが特徴で、玉ねぎの甘味と黒酢のまろやかな風味が独特の旨味を引き出しています。
サラダだけでなく、焼いた肉や魚のソースや焼き肉のタレとしても使える万能調味料です。カルディーの店舗が近くにない場合は、カルディーのオンラインショップでも購入できます。
まとめ:自分好みの黒酢ドレッシングを作ってみよう!
黒酢ドレッシングの特徴は、まろやかな酸味と旨味たっぷりのコクのある風味です。黒酢を使うと、いつものドレッシングや料理がちょっぴりプロっぽく仕上がってしまうのもうれしいですよね。
和・洋・中のどのテイストにもよく合い、サラダだけでなく、お肉や魚、豆腐などにも使える万能調味料です。
材料さえそろえば、あとは混ぜるだけで簡単に作れるので、黒酢を1本買ってきて、ぜひ試してみてくださいね。