そんなお悩みを解決します。
体に良い成分がいっぱいのオリーブオイルですが、実は、「苦手」という方が結構いるんですよ。
今回は、オリーブオイルが苦手な原因や対処法、美味しく食べられるとっておきのレシピまでお伝えしていきます。
目次
オリーブオイルが苦手な方の「2つの原因」
オリーブオイルが苦手な原因には何があるのでしょうか。苦手と言っている人に話を聞いてみると、好きな人にはわかりにくい共通する2つの原因があることが分かりました。
独特なオリーブの香り
オリーブオイルはオリーブの果実を絞ったものなので、果実の青臭い香りがダイレクトにします。そのクセのある香りが苦手な原因の1つのようです。
通常家庭でよく使われる綿実油や大豆油などは、種子を絞って精製したものなので料理に使ってもほとんど香りはしません。
そのため、対照的なオリーブオイルの癖のある青臭い香りに、苦手意識を持つ人が多いのかもしれませんね。
ポリフェノール由来の苦味&ピリッとした辛味
オリーブオイルには、特有の苦味やピリッとした辛味があります。これは、健康成分のポリフェノール由来のものなのですが、苦手な人にとってはとても嫌な味です。
苦味や辛味の強さは、オリーブの育った地域や品種、製法などによって大きく変わります。完熟した実はまろやかな味になるので、未熟な実を絞ったオリーブオイルの方が、辛みや苦味が強いんですよ。
苦手なオリーブオイルを美味しく食べるには?
オリーブオイルが苦手な人もおいしく食べる方法があったらいいですよね。ここでは、苦手な香りや味を抑えて美味しく食べるための2つの方法をご紹介します。
オリーブオイルは加熱して食べよう!
オリーブオイルを加熱する料理に使うと、香りや癖のある味が飛んで苦手な人も食べやすくなります。
青臭い臭いの原因である「ヘキサノール」やクセのある味の原因である「ポリフェノール」はどちらも熱に弱く、加熱により減少します。
一方で、健康効果の高い主成分であるオレイン酸は、加熱しても酸化しにくいため実はオリーブオイルは加熱調理に向いているんですよ。特にフライや唐揚げなどの揚げ物に使うとカラッと美味しく揚げることが出来ます。
ピュアオリーブオイルを選ぶ
日本で売られているオリーブオイルはエキストラバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルの2種類があります。
ピュアオリーブオイルはエキストラバージンオリーブオイルに比べて、香りも味もマイルドでクセが気にならず食べやすいです。
理由は、ピュアオリーブオイルは、匂いも味もない精製したオリーブオイルにバージンオリーブオイルをブレンドしたものだからです。
また、ピュアオリーブオイルなら、エキストラバージンオリーブオイルに比べて、価格も安いものが多く普段の料理に気兼ねなく使えますよ。
苦手な方にもおすすめのオリーブオイル
最近では、たくさんの種類のオリーブオイルが販売されていますのでどれを選べばよいか迷ってしまいますよね。ここでは、苦手な人も美味しく食べられるおすすめのオリーブオイルをご紹介します。
味の素「JOYL オリーブオイル」
鮮度にこだわったオリーブオイルです。スペイン厳選のエキストラバージンオイルとクセのない精油オリーブオイルを空気に触れない状態で輸入し、品質管理が行き届いた日本国内でブレンド後に充填しています。
ほのかに香る程度で苦味や辛味も少ないさらっとしたサラダ油に近い食味です。どんな料理にもとても使いやすいです。
ソル・レオーネ「ピュア・オリーブオイル」
イタリアで収穫されたオリーブを厳選して使った、あっさりとした高品質のオリーブオイルです。苦味や辛味も少なく料理の邪魔をしないシンプルでクセが少ないタイプです。
生はもちろんですが、加熱用にも適しているので、毎日の炒め物や揚げ物など用途を選ばず使えます。ハイクオリティでありながらコスパもよいのでおすすめです。
東洋オリーブ「ピュアオリーブオイル 極み」
オリーブの本場スペインから輸入した最高級品質のエキストラバージンオリーブオイルと精製オリーブオイルを50%ずつブレンドしたピュアオリーブオイルです。
精製オリーブオイルは、日本で唯一の自社オリーブオイル精製工場で丁寧に精製されたものを使用しています。オリーブオイルの香りが苦手な人のために作られたのであっさり食べやすいです。
苦手な人でも食べやすい!オリーブオイルの克服レシピ3選
せっかくの健康に良いオリーブオイルですから、苦手でもおいしく食べられるレシピがあるといいですよね。
ここではオリーブオイルのクセを抑えた食べやすく美味しいレシピをご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
オリーブオイルのジャーマンポテト
ベーコンとニンニクの香りでオリーブオイルのクセが気にならず、ほっくりとしたポテトが美味しいです。
【材料】(2人分)
・ジャガイモ中3個
・玉ねぎ1/2個
・ベーコン50g
・ニンニク1片
・塩、こしょう 少々
・オリーブオイル 大さじ1
【作り方】
1.ジャガイモはくし形に切り、固めに下茹でしておく。
2.フライパンにオリーブオイルと薄切りにしたニンニクを火にかけ香りが出たらニンニクは取り出しておく。
3.2のフライパンにジャガイモと玉ねぎを入れジャガイモの表面がカリっと薄いきつね色になるまで焼き付ける。
4.3のフライパンに、刻んだベーコンを入れ炒め合わせる。
5.最後に塩、こしょうを振り、皿に盛り付けたら最初にとっておいたニンニクを振りかけ出来上がり。
【ポイント】
ベーコンは、できれば厚切りのものを使うと風味豊かにできて食べ応えがあります。
鶏肉のローズマリーソテー
鶏むね肉をオリーブオイルでソテーしますが、ニンニクとローズマリーを加えることで風味豊かに仕上がり、オリーブオイルのクセが感じられません。あっさりしたむね肉の風味豊かなヘルシーソテーです。
【材料】(2人分)
・鶏むね肉(小さめのもの) 2枚
・にんにく 1片
・ローズマリー 2枝
・オリーブオイル 大さじ1
・白ワイン 50cc
・塩、こしょう 少々
・つけ合わせ(ジャガイモ、ズッキーニ、ミニトマトなどお好みで)
【作り方】
1.フライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクの薄切りとローズマリーを加えて火をつけ香りが出るまで加熱する。香りが出たらニンニクとローズマリーは取り出しておく。
2.フライパンに、鶏肉の皮目を下にして皮がぱりっとするまで焼く。
3.鶏肉を裏返して、1で取り出していたニンニクとローズマリーを上に置き。白ワインを加え蓋をして蒸し焼きにする。
4.鶏肉の横で、下茹でしたジャガイモ、ズッキーニ、ミニトマトなどお好みの付け合わせを一緒に焼くと美味しいです。
5.火が通ったら出来上がり。仕上げに塩、こしょうで味を調える。
【ポイント】
・仕上げのこしょうをあらびき黒コショウにするとさらに風味アップで美味しいです。
・ハーブはローズマリーだけでなく、バジルやタイムもおすすめです。
ミラノ風カツレツ
チーズの風味で、苦手な方の多いオリーブオイルのクセを感じにくいカツレツです。細かいパン粉で吸油量が減りあっさりカリカリに仕上がっています。
【材料】(2人分)
・豚肉(とんかつ用)2枚
・塩、こしょう 少々
・卵1個
・粉チーズ 大さじ2
・小麦粉 適量
・パン粉(細かいもの) 適量
・オリーブオイル 適量
【作り方】
1.豚肉は、筋切をしてたたいて薄くのばしておく。
2.卵を溶きほぐし、中に塩、こしょう、粉チーズを入れ混ぜる。
3.豚肉に、小麦粉を薄く付け、2の卵をくぐらせて両面にパン粉を付ける。
4.フライパンにオリーブオイルを高さ1㎝弱ほど入れ、170℃で3の豚肉を両面がこんがり色づくまで揚げる。
【ポイント】
卵を溶きほぐす時に、お好きな香りのドライハーブを少々入れると、オリーブオイルのクセが弱まりさらに食べやすくなります。
まとめ:オリーブオイルが苦手な原因&対処法
苦手な原因の苦味やピリッとした辛味は、ポリフェノールなどの健康成分の味です。特有の青臭い匂いは、オリーブの果実由来のものです。
生では癖が強くて食べられない人も、加熱する料理に使うと香りも味もマイルドになり美味しく食べられますよ。他にも、クセが少ないピュアオリーブオイルを使うことも美味しく食べる秘訣です。
健康成分がたっぷり含まれているオリーブオイルが、苦手で食べられないのはとても残念なことです。健康のためにも、今回ご紹介した方法で、ぜひ美味しくオリーブオイルを食べてくださいね!