そんな疑問にお答えします。
落花生の産地で生まれた味噌ピーナッツは、甘じょっぱい味つけが子供から大人までに愛される食品です。
この記事では、味噌ピーナッツの美味しい食べ方から、オススメの商品、さらには、家庭の味で作ってみたい方向けの簡単レシピまでご紹介します。
目次
給食でも大人気!味噌ピーナッツってこんなお菓子
名前の通り「ピーナッツを味噌」でコーティングしたこの味噌ピーナッツですが、なんと給食のメニューとして出てくる地域もあるご当地食品です。どんな食べ物なのかご紹介していきます。
味噌ピーナッツは千葉・茨城のソウルフード
味噌ピーナッツは、落花生の産地である千葉県・茨城県の郷土料理が発祥と言われています。
今でこそ商品化され、スーパーで市販されていたり、おみやげ物として物産店に並んでいる味噌ピーナッツですが、一昔前までは農家の方の食卓に並ぶ、家庭の味だったそうです。
落花生農家にて、売り物にならない規格外のピーナッツを、味噌で絡めておかずとして食べていたことが始まりです。
廃棄するのは勿体ないからと、日持ちする作り置きお惣菜にしたというお母さんの知恵が、今では郷土土産になってしまいました。
落花生農家のお母さんたちが味噌ピーナッツを作っていたのは、単純に落花生が余っていたからというだけではありません。
落花生の収穫シーズンで作業が忙しい時期に、食事に戻ってきた人たちが、ごはんに乗せてサッと食事を済ませられるようにと味噌ピーナッツを白米に乗せて出していたそうです。
そんな落花生産地の家庭の味は、地域の子どもたちにも人気で、給食でも出てくるというほど。今でも地域の方々に愛される味噌ピーナッツです。
大豆発酵食品×ナッツの健康食品
もともとは地元のお母さんの味として楽しまれていた味噌ピーナッツですが、最近になってヘルシーフードとして見直されています。
それもそのはず、ピーナッツも味噌もどちらも体に良い食材として改めて人気が出てきているからです。
ピーナッツに含まれる脂肪酸は血中資質のバランスを保つと言われていて、さらにビタミンEも豊富な食材です。抗酸化作用を持つため、アンチエイジングや生活習慣病の予防に繋がる食材と言われています。
そんな体に良い油を含むピーナッツをコーティングしている味噌は、日本が誇る大豆発酵食品です。植物性タンパク質が豊富に含まれる大豆を発酵させているので、栄養価が強化されています。
アンチエイジングや美肌効果などの女性に嬉しい効果が期待できるだけでなく、整腸効果もあるのでダイエットや免疫力UPにも繋がる食材です。
味噌ピーナッツは、大豆発酵食品とナッツという現代人が積極的に取り入れたい食材のコンビネーションなんです!
気になる味噌ピーナッツのカロリー
味噌だけでなく砂糖やみりんも加えて甘じょっぱく味付けをする味噌ピーナッツは、ついつい手が伸びてしまいますが、ピーナッツということもあり食べすぎに注意が必要です。
商品にもよって異なるのでざっくりとしたイメージですが、1人前のひとつかみ程度(25g)で80Kcalほどです。
カロリーには注意が必要ですが、ピーナッツや味噌は体に良い食材ですので、ほどほどを意識しながら取り入れていきましょう。
味噌ピーナッツの美味しい食べ方をご提案!
味噌ピーナッツと聞くと、なんとなくナッツ系のお菓子のようなイメージをしてしまいますが、ピーナッツの産地では実はいろいろな食べ方をしています。
ご飯にかけるのが産地の定番
ちょっとびっくりする方もいらっしゃるかもしれませんが、実は味噌ピーナッツの1番美味しい食べ方は「白米に乗せる」方法です。
味噌ピーナッツの発祥の地、千葉県や茨城県の落花生農家では、ご飯に乗せて食べるのが定番!
佃煮のようなイメージで、ご飯に合わせると、濃いめの味噌味とピーナッツのほんのりとした甘みが引き立ちます。ぜひあつあつのご飯にかけて、頬張ってみてください!
炒め物などに混ぜて調味料として
白いご飯にのせたり、箸休めとして食べるのも勿論良いですが、味の濃い味噌ピーナッツは調味料として使うこともできます。
例えば、野菜炒めを作るときに、他の調味料と一緒に味噌ピーナッツを追加することで、カリカリとした歯ごたえが良いアクセントになります。
また、冷ややっこやサラダなどのトッピングとして上から散らすのもオススメです。手軽にピーナッツの栄養素を食卓にプラスすることができるんです!
そのまま食べてお茶やお酒のお供に
もちろん味噌ピーナッツをそのまま食べるのもOKです。甘じょっぱい味がお茶請けにはピッタリですし、砂糖やみりんも入ったほんのりと甘い味付けはお子さまのお菓子にもなります。
さらに、味噌ピーナッツはお酒のおつまみにもピッタリです。味噌が効いている和風味は、焼酎や日本酒などと相性抜群。味噌ピーナッツだけでなく、お酒もぐいっと進むはずです。
お取り寄せしたい!人気の味噌ピーナッツ
…という方も多いのではないのでしょうか。千葉県や茨城県では定番の味噌ピーナッツですが、県外に出るとあまり見かけるチャンスはありません。美味しいと人気のものを厳選してご紹介します。
千葉県産の落花生をつかった「みそピーナツ」
千葉県の誇る落花生を使っている「みそピーナツ」。こだわりのピーナッツがたくさん入った「みそピーナツ」は、たっぷり入った甘辛味噌をしっかりとすくってホカホカの白いご飯にかけたくなります。
200gずつの個包装されているということもあり、お土産処での人気商品です。
大容量が嬉しい老舗味噌専門店の「ピーナツみそ」
東京亀戸にある老舗味噌専門店の「佐野みそ」。味噌専門店が作った「ピーナツみそ」は、特製甘味噌にハチミツも加えてあるため、より甘さが引き立つ味噌ピーナッツに仕上がっています。
ごはんのおかずとしてはもちろんですが、お子さまも気に入ること間違いなしです。味噌ピーナッツが大好きな人はもちろん、家族がたくさんいるご家庭にもオススメしたい500g入りの大容量パックです。
奄美からこだわり味噌を使った「ピーナツみそ」
こだわり味噌の産地である奄美大島にも「ピーナツみそ」があるんです。奄美黄島で作られた米こうじがたっぷり入った味噌を使った味噌ピーナッツ。
こちらは甘さは控えめ、味噌の味が強い商品ですが、だからこそごはんに合うと奄美土産の定番になっています。ミネラルたっぷりの味噌の味を楽しみながら、白いごはんと一緒にお召し上がりください。
自宅で挑戦したい簡単レシピ!味噌ピーナッツの作り方
お取り寄せもいいけれど、自家製で作ってみたい!という方に向けて、簡単レシピを準備しました。
もともとは郷土料理ということもあり、ご家庭ごとに味が違う味噌ピーナッツ。このレシピはあくまでも一例ですが、砂糖や味噌の塩梅をアレンジしながら、お好みの味に挑戦してみてください。
【材料】(2人分)
・ピーナッツ 60g
・サラダ油 小さじ2
★砂糖 60g
★味噌 60g
★みりん 20g
★酒 20g
・白胡麻 小さじ1
【作り方】
1.ピーナッツは薄皮を向いておく
2.フライパンに油をしき、ピーナッツを炒める
3.★をまぜあわせる
4.香りが立ってきたら★をピーナッツに加える
5.水分がなくなるまで煮詰める
6.どろっとして全体がまとまってきたら火からおろす
7.白胡麻を加えたら完成
ピーナッツはこげやすいので、弱火でゆすり続けながら煎るようにしてください。
お好みに合わせて味噌や砂糖の量はアレンジして大丈夫です。また、サラダ油ではなくてバターで炒めると、こってりとした味に仕上がります。
まとめ:食べだしたら手が止まらない味噌ピーナッツ
千葉・茨城のソールフードである味噌ピーナッツは、お菓子として、おつまみとして、全国に広がりつつあります。
もともとは農家の方が売れないピーナッツを美味しく食べる方法を探して生まれた味噌ピーナッツですが、今や体に良い食品として注目されているのだから驚きです。
味噌と砂糖という日本の食卓には定番の味付けとあって、大人はもちろんですが、子どもにも人気の味噌ピーナッツ。体に良いと言われる発酵食品×ナッツの組み合わせは、ぜひとも積極的に食べていきたい食材です。