味噌のアレルギーは「大豆」だけじゃない!気を付けたい味噌とは
味噌でアレルギーが出ることはあるのかな?
アレルギー持ちの場合、どんな味噌に気を付けたらいいんだろう?

そんな疑問に答えます。

「味噌」と聞くと、原材料の「大豆」アレルギーを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんね。

ですが、醤油のように原材料に大豆が含まれていてもアレルギーの心配はあまり必要ないと言われている調味料もあります。味噌の場合はどうなのでしょうか?

この記事では、アレルギーがある人はどのような味噌に気つけた方が良いのかという点や、アレルギーの人も食べられるアレルギー対応商品などについてご説明していきます。

※味噌と同じ大豆食品である「醤油」のアレルギーについてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

味噌はどんなアレルギーに注意が必要なの?

味噌はどんなアレルギーに注意が必要なの?

味噌は大豆発酵食品であるため、大豆アレルギーを持つ人が注意した方が良いのかなという印象があります。ですが、実際のところは大豆以外のアレルギーを持っている人も気を付けなければいけないケースがあります。

ここでは、各種のアレルギーをお持ちの方(気にされている方)が注意した方がよい点などをご紹介していきます。

味噌で注意したいアレルギーは3種類

味噌は比較的アレルギー反応が出にくい食材ではありますが、アレルギー持ちの人は少し心配になることもあるでしょう。どんな味噌に気を付けた方が良いのかを、アレルギー別にご紹介していきます。

大豆アレルギー

納豆や豆腐、きな粉、味噌、醤油、と大豆からできている食べ物は数多くありますが、納豆や味噌などの大豆発酵食品の多くからはアレルゲン(アレルギーの元となる物質)が検出されにくいと言われています。

これは、大豆を長時間発酵させていく過程で大豆の中の成分が分解されることで、アレルゲン物質が溶けていくためです。

特に味噌の場合は、数か月から数年の熟成期間がありますので、大豆アレルギー持ちでも味噌は問題なく食べられるという方も多いようです。

大豆アレルギーの一般的な症状
  • 多く見られるのが蕁麻疹などの皮膚トラブル
  • 喉のかゆみ
  • 呼吸が苦しくなる
  • 嘔吐や下痢などの消化器のトラブル 等

大豆アレルゲンの分解によって、煮豆や豆腐がダメでも、納豆や味噌は大丈夫というケースも見られます。ご自身の体と相談しながら、大豆発酵食品の方も少量から取り入れてみてください。

また、体も小さく、より慎重にアレルギーに注意した方がよい赤ちゃんに味噌を与える場合には注意が必要です。

味噌を離乳食に使い始められる時期などは別の記事で詳しく解説をしていますので、ぜひあわせて参考にしてみてくださいね。

小麦アレルギー

小麦アレルギー持ちの方は、九州地方や中国・四国地方で食べられている麦味噌」には注意をしましょう。

一般的な「味噌」は大豆に米麹を入れて発酵させますが、この「麦味噌」は麦麹を使って味噌を熟成させています。

麦麹に使われるのは大麦のため、小麦とは少し違う食材です。ただし、似たような構造をしたたんぱく質が含まれていることが原因で、小麦アレルギー持ちの方の中には大麦にも反応してしまうケースもあります。

小麦アレルギーの一般的な症状
  • 蕁麻疹やかゆみなどの皮膚トラブル
  • 下痢や腹痛などの胃腸症状
  • ぜんそくや呼吸困難
  • 突然呼吸が出来なくなるアナフィラキシーショック 等

大麦はアレルギー表示対象品目ではないので、ラベルを見ても「大麦」とはっきり書かれていないこともあります。

気づかずに食べてしまって反応が出るリスクがありますので、大麦を使っている食材については事前に知っているか否かが大切となります。

また「合わせ味噌」にも注意が必要です。合わせ味噌とは、米味噌と麦味噌、豆味噌など複数の麹を使った味噌を混ぜ合わせた調味料です。

麦味噌が入っている可能性もあるので、小麦アレルギーが気になる場合は純粋な米味噌を選ぶようにしましょう。

海老などの甲殻アレルギー

海老や蟹などに含まれるアレルゲンに反応する甲殻(こうかく)アレルギーを持っている方は、「だし入りの味噌」に注意が必要です。

一般的にはカツオだしなどの魚ベースの出汁が使われることが多いのですが、海産物ですので、小エビが混じっているということも起こる可能性があります。

甲殻アレルギーの一般的な症状
  • 蕁麻疹
  • まぶたの腫れやむくみ
  • 嘔吐や下痢
  • アナフィラキシーショック 等

甲殻アレルギーは、他の食材と比べてもアナフィラキシーショックを引き起こしやすいと言われています。

突然息が出来なくなったり、血液ががくんと下がり意識が朦朧とするなど、危機的な状況に陥るリスクが高いため、甲殻アレルギーを持つ人は「だし入りの味噌」には注意が必要です。

味噌でアレルギー反応が出た場合の対処法

食品アレルギーは一般的に食べてから2時間以内(主に30分以内)に症状が出始めます。1番怖いアナフィラキシーショックの場合は、一刻も早く病院に行く必要があります。

一方で、蕁麻疹などの皮膚トラブルや、喉がかゆくなるなどの粘膜系の症状が現れた場合は、まず様子を見てみましょう。

何度かアレルギー反応が続いたり、気になる場合は、病院を受診することで、アレルギーかどうかの検査を受けられます。

アレルギー持ちでも安心な『アレルギー対応味噌』

アレルギー持ちでも安心な『アレルギー対応味噌』

アレルギーを持っている人に向けて、安心して食べられる味噌をご紹介していきます。アレルギー対応として作られているものなので、大豆・小麦・甲殻アレルギーのどれをお持ちの方でも大丈夫です。

原材料がシンプルな味噌が安心

味噌を買う時は、アレルギー持ちの方はもちろん、そうでない方も原材料をチェックしましょう。原材料の欄がシンプルであればあるほど、アレルギーのリスクも減りますし、何より食品添加物などの摂取量も下げられます。

体に良い味噌を摂取するのだからこそ、出来るだけ素材にもこだわりたいものです。便利だからと色々と混ぜ合わせた商品も販売されていますが、従来の作り方をしたシンプルな味噌が一番体に良いと言えるでしょう。

お米から作られた「こめのみそクリーミー」

味噌といえば大豆から作られているイメージが強いですが「こめのみそクリーミー」は大豆は全く使わずに、お米と塩だけを使って発酵・熟成された新しい調味料です。

使い方は味噌と同じでOK。ほんのり米の甘さが香るクセのない美味しい味噌風調味料です。シンプルな原材料ゆえに、アレルギー特定原材料25品目は入っておらず、アレルギー持ちの方も安心して召し上がれます。

さらに、保存料や添加物は使っていないので、健康的な食材を積極的に使っていきたい方にもオススメです。

玄米から作られた「大豆をつかわないおみそ調味料」

「大豆をつかわないおみそ調味料」は新潟の味噌屋さんが、アレルギーを持つ方にも美味しい味噌を食べてほしいとの思いで生み出したこだわりの味噌風調味料です。

大豆を原料とするものしか「味噌」と表記できないため「味噌風調味料」と呼ばれています。国産玄米を使って、約3か月間発酵させることで、味噌のような旨味を引き出しています。

玄米のとろっとした甘みが旨みとなり、味に深みが出てきます。お味噌汁などはもちろんですが、野菜用のディップやドレッシングなどにも使える万能調味料です。

まとめ:アレルギーが気になる場合は味噌の原材料を要チェック

まとめ:アレルギーが気になる場合は味噌の原材料を要チェック

味噌は日本が世界に誇るスーパーフードでもある発酵食品です。

原材料の大豆も、発酵食品もどちらも体に良いとあって、できるだけ日々のお料理に取り入れていきたい食材ですが、アレルギー持ちの方は少しだけ注意が必要です。

大豆のアレルゲンは分解されているのでそこまで注意が必要ではありません。しかし、麦味噌は小麦に似た反応が出るリスクがあり、だし入りのものは甲殻類が混ざっている恐れがあるため、原材料をしっかりとチェックする必要があります。

本来の味噌の作り方をしていれば、原材料はとてもシンプルなはず。毎日口にする調味料だからこそ、より良い素材のものを選ぶようにすることが、健康にもアレルギー対策にもなりますよ。

世界中から注目されている味噌の栄養素については、こちらの記事でじっくりとご紹介しています。合わせてご覧ください。

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