岩塩プレートを一度使ったまま、しまい込んでいる人もいるのではないでしょうか。毎年何度もキャンプに行く人や、バーベキューパーティの好きな人以外は何度も岩塩プレートを使う機会が無いですね。
この記事では岩塩プレートを家庭のガスコンロでフライパンを使って使う方法や、アレンジレシピなどをご紹介します。
目次
岩塩プレートをフライパンで使ってみよう
アウトドアやキャンプでのバーベキューや焼き肉に、置くだけで美味しく焼けると評判の岩塩プレート。せっかくなら家でも使いたいですね。
家庭のコンロにフライパンを置いて岩塩プレートを使えたら便利です。おすすめの岩塩プレートやフライパンでの使い方、フライパン以外に使えるかなど詳しく見ていきましょう。
フライパンで使う岩塩プレートのおすすめサイズ
岩塩プレートを家庭のフライパンで使うなら、大きさはどのくらいがいいのでしょうか。
家庭用のフライパンは直径24cm~26cmのものが一般的ですので、長辺が13cm~15cm程度のものが、フライパンの上にも乗りやすくおすすめです。
ちなみに、フライパンの上には岩塩プレートは1枚しか乗らないので、一人用で使う方がいいかもしれません。
フライパンはテフロンのものは空焼きするとフッ素加工が痛んでしまうので、鉄のフライパンをつかいましょう。
使い方は簡単です。フライパンの上に岩塩プレートを置き、火をつけて食材を置くだけです。急に強火で温めると岩塩プレートが割れることがあるので、弱火や中火位から初めてだんだんに火力を上げていきましょう。
ホットプレートでも使える
フライパンと同じように、ホットプレートでも岩塩プレートは使えます。ホットプレートなら大きい岩塩プレートも置けるので、家族みんなで楽しむことができます。
こちらも使い方は簡単。ホットプレートの上に岩塩プレートを乗せて、食べたい食材を岩塩プレートの上に乗せて焼くだけです。
ホットプレートは焼く面積が広いので人数分の小さい岩塩プレートを用意して、それぞれの好みの食材を自由に焼くのも楽しいですね。お子さんは兄弟げんかにならずに済みますよ。
ガスコンロの直火は?IHのコンロでも使える?
岩塩プレートはガスコンロに直接置いて、直火でも使うことができます。直火で使う場合は弱火で10分、中火で10分、強火で10分とだんだんに加熱していきましょう。いきなり強火にかけると割れる場合があります。
岩塩プレートは大きさや厚みで温まるまでの時間が違います。ロゴスなどの一人用サイズの場合は早く温まりますが、大きく厚みのある岩塩プレートは時間がかかるので注意が必要です。
火の通りそのものは、フライパンより直火の方が火が通りやすいようです。ただし脂身の多い食材などは油が周りにはねたり、岩塩プレートがはぜたりするので後片づけが面倒かもしれません。
使い終わった岩塩プレートは非常に熱くなっているので、火を止めた後はしばらく置いてから後始末をしましょう。
また岩塩プレートはほぼ素材が塩で出来ているため、IHのコンロに直接置いて使うことはできません。間にIH用フライパンなどの、電気を通す素材をはさんで使ってください。
岩塩がしょっぱいんじゃないの?
岩塩プレートは食材の水分で溶けて塩味が付きますので、水分の多いものを焼くと塩辛く感じるようです。また薄切りの肉などもしょっぱく感じる場合があります。おすすめの食材は厚めに切った脂身の多い肉です。
塩辛いと感じる場合は間に油の層を入れると塩分が溶けにくくなり、まろやかな味になります。オリーブオイルなどの油を岩塩プレートに塗るか、食材にまぶしてから焼いてみてください。
結局、どの商品を選べばいい?
コスパがよく手に入りやすいものであれば、ロゴス(Logos)かキャプテンスタッグあたりの岩塩プレートが選択肢に入ります。
価格帯はどちらも1,000円弱でほぼ同じ。縦横サイズも若干キャプテンスタッグ製の方が大きいくらいで、ほぼ同じ。一番の違いは「厚み」です。
ロゴス製が1cmに対してキャプテンスタッグ製は2.5cm。重量は約4倍近く変わります。※ロゴス製:220g、キャプテンスタッグ製:870g
筆者はどちらも使ったことがありますが、1cmでも普通に使っていて割れることはまずありませんので、個人的には取り回しのしやすいロゴス製で十分かなぁ…という印象です。
ただ、頻繁に使って洗って使って洗ってを繰り返すかも…!という方は、(そんなに極端にすり減るものではありませんが)キャプテンスタッグ製の方が長く使える利点はあると思います。
【フライパン以外も!】岩塩プレートを家で使うおすすめレシピ
岩塩プレートといえば、キャンプや屋外でバーベキューをする時に使うイメージがあります。せっかく買った岩塩プレート、おうちのご飯にも使ってちょっとおしゃれなワンランク上のメニューを楽しみましょう。
火を通すだけじゃない、塩で出来た岩塩プレートならではの使い方もあります。ここからは岩塩プレートを使ったおすすめのレシピをご紹介します。
ステーキを焼いてみよう
岩塩プレートの王道料理、ステーキです。今回はフライパンの上に岩塩プレートを乗せて焼くスタイルのレシピにしました。コンロに直に岩塩プレートを乗せたり、ホットプレートを使っても手順はほぼ一緒です。
【材料】1人分
・ステーキ用の肉:1枚
・岩塩プレート(厚さ1cm程度のもの):1枚
・フライパン:1個
・胡椒やハーブ(お好みで):適量
【作り方】
1.フライパンの上に岩塩プレートを乗せ、初めは弱火~中火で10分、強火で5分程度岩塩プレートを温めます。
2.岩塩プレートの上に胡椒を振ったステーキ用の肉を乗せます。
3.片面2~3分ずつ焼けば完成です。
【ポイント】
岩塩プレートがしっかり温まってから肉を乗せましょう。乗せた時にジュワっと言わない時はまだ岩塩プレートの温度が低いので、もう5~10分しっかり温めてください。
レアが好きな方は焼き時間を短めに、ウエルダンが好きな人は焼き時間を長めに調節してください。しょっぱいのが苦手な人は、岩塩プレートに油をひいて焼いてください。
煙が出ず焼き鳥を焼ける
岩塩プレートで焼き鳥を焼きましょう。岩塩なので、「シオ」の焼き鳥しか焼けません。「タレ」好きの方はごめんなさい。
【材料】2人分
・鶏もも肉:1枚
・長ネギ:1本
・竹串:5~10本
・フライパン:1個
・岩塩プレート(厚さ1cm程度のもの):1枚
・胡椒:適量
【作り方】
1.フライパンの上に岩塩プレートを乗せ、温めておきます。
2.竹串を水につけておきます。(焦げ付きを防ぐ効果があります)
3.鶏もも肉を食べやすい大きさに切り分けて胡椒を振ります。
4.長ネギを2cm幅に切り分けます。
5.鶏肉、長ネギを交互に竹串に刺します。
6.岩塩プレートが温まったら、鳥串を置き、片面1~2分ずつ焼きます。
【ポイント】
岩塩プレートの上には2~3本ずつしか乗らないので、焼きながら食べるのがおすすめです。テーブルの上にカセットコンロを置いて、ビールや焼酎を飲みつつ焼き鳥が焼けるのを待つのも楽しいですね。
鶏もも肉の代わりに豚バラ肉を使うと、豚串になります。いろいろ工夫すると、バラエティに富んだ焼き鳥が食べられますよ。
刺身の器として使う
岩塩プレートは火を通す料理に使うイメージがありますが、刺身の器に使えば、見た目もおしゃれで醤油いらずの刺身がいただけます。
【材料】
・刺身用の魚:お好みで
・岩塩プレート:1枚
・わさびやかぼす汁:適量
【作り方】
1.お好みの刺身を岩塩プレートの上に並べます。
2.お好みでかぼすを絞ったり、わさびを付けていただきます。
【ポイント】
あまり長い時間岩塩プレートの上に刺身を乗せたままにしておくとしょっぱくなるので、作ったらすぐに食べるのがおすすめです。
わさびの代わりにオリーブオイルとレモン汁で、イタリア風のカルパッチョにアレンジできますよ。
岩塩プレートのトマトのカプレーゼ
トマトのカプレーゼも、岩塩プレートで美味しくおしゃれになりますよ。
【材料】
・トマト:1個
・モッツァレラチーズ:1個
・バジル(生バジルが無ければ乾燥バジルでもOK):適量
・オリーブオイル:大さじ2杯
・レモン汁:小さじ1杯
・胡椒:適量
・岩塩プレート:1枚
【作り方】
1.トマトは半分に切ってヘタをとり、1cm幅に切り分けます。
2.モッツァレラチーズを半分に切り、トマトと同じ枚数になるように切り分けます。
3.岩塩プレートの上にトマト、チーズ、バジルを交互に盛り付けます。
4.オリーブオイル、レモン汁、胡椒をよく混ぜて3.の上にかければ完成です。
【ポイント】
生バジルが無い時は、トマトとチーズを交互に並べた後に乾燥バジルを上から散らしてください。長い時間岩塩プレートの上に乗せておくとしょっぱくなるので、余ったら別な器に移して保管しましょう。
まとめ~岩塩プレートはフライパンでも器としても大活躍
キャンプやアウトドアで使うために購入した岩塩プレートを、そのまま置いておくのはもったいない。おうちでもいろんな料理に使えて、大活躍することが分かりました。
フライパンの上に乗せれば、自宅のガスコンロでも岩塩プレートを楽しむことができます。またおしゃれな器として使えば、調味料としての役割も果たしてくれて醤油いらずのおいしい料理が作れます。
ぜひ岩塩プレートを120%活用して、毎日の食事を楽しんでくださいね。