鼻を抜ける酒粕の風味、クリームチーズのねっとりした食感と甘味、喉の奥をくすぐるようなかすかな酸味。これが酒粕クリームチーズの魅力です。
ただでさえ美味しい酒粕クリームチーズを、もっと美味しく食べる食べ方があるなら試さないわけにはいきません。
今回は、おつまみにもおすすめの酒粕クリームチーズの食べ方を、おすすめのお酒とともにご紹介します。
目次
酒粕にクリームチーズを漬ける!?
酒粕クリームチーズは、酒粕とクリームチーズを混ぜたものと、酒粕にクリームチーズを漬けこんだものがあります。
酒粕に漬けこんだクリームチーズは、酒粕の芳醇な香りとクリームチーズの甘さを感じられる味わいなんですよ。
より強く酒粕の風味を感じたい場合はクリームチーズと混ぜる、ほのかな酒粕の香りを楽しみたい方は漬ける、という風に使い分けてもよいですね。
酒粕に漬けるクリームチーズの基本レシピ
酒粕にクリームチーズを漬けると、ふんわりと上品に酒粕が香る仕上がりになります。1日程度ならふんわり軽く、3日ほど置くとギュッと濃厚な酒粕のコクを感じますよ。
材料(作りやすい分量)
- クリームチーズ…100g
- 酒粕…100g
- みりん…40ml
作り方
1.酒粕にみりんを入れてよく練る
2.ラップに1を塗り、キッチンペーパーを乗せる
3.2の上に適当なサイズにカットしたクリームチーズを乗せる
4.キッチンペーパーを乗せ、上に1を塗る
5.ラップで包む
6.冷蔵庫で1日~3日ほど漬ける
ポイント
- 酒粕が固い場合は軽く温めるとよいでしょう
- キッチンペーパーを挟むことで、クリームチーズに余分な酒粕がつきません
- お好みで酒粕に味噌を加えるとコクが増します
酒粕×クリームチーズでおすすめの食べ方5選
酒粕×クリームチーズだけでも十分美味しいのですが、酒粕クリームチーズをもっと美味しく食べる食べ方をご紹介します。
使う酒粕クリームチーズは酒粕に漬けたクリームチーズでも、酒粕とクリームチーズを混ぜたものでも構いません。お好きな方を使ってくださいね。
酒粕×クリームチーズ×ドライフルーツ
- 白ワイン
- 日本酒
- ウイスキー
70g~100gの酒粕クリームチーズを柔らかくして、レーズンなど刻んだドライフルーツと和え、冷蔵庫で冷やすだけ。
ドライフルーツの旨味が溶けだした、お酒によく合うおつまみの完成です。少し柔らかくなったドライフルーツの食感がアクセントになり、食べ応えもバッチリ。
もうちょっとパンチが欲しい時は、くるみやアーモンドなどのナッツをプラスしてもOK。ハチミツを垂らして贅沢に味わうのもおすすめです。
また、成形して冷凍庫で冷やせば、カッサータも楽しめるから、食後のデザートにもピッタリなんですよ。
酒粕×クリームチーズ×たくあん
- 日本酒(辛口)
- 焼酎
- ビール
酒粕とクリームチーズとたくあん。発酵食品のコラボレーションはキリッと辛口の日本酒に合わせたくなる、そんなおつまみになります。
材料は柔らかく練った酒粕クリームチーズに刻んだたくあん、アクセントに大葉。たったこれだけ。色合いも綺麗で、目でも楽しめますよ。
日本酒だけでなく焼酎やビールにも合い、パパっとできるので急な来客の時にもサッと出せます。「料理上手!」なんて声が聞こえてきそうですね。
酒粕×クリームチーズ×生ハム
- ワイン(ライト~ミディアム)
- 日本酒
- ビール
酒粕クリームチーズを生ハムでくるんで、ピックを刺せばかわいい一口おつまみ、ピンチョスの出来上がり。トマトやオリーブをトッピングしてもいいですね。
クラッカーやバゲットに生ハムと酒粕クリームチーズをトッピング、バジルやブロッコリースプラウトで彩るのも素敵です。
酒粕クリームチーズの優しい甘さと生ハムの塩味で、お酒が進むおつまみになりますよ。パンチが欲しい時はブラックペッパーを振りかけるのもおすすめです。
酒粕×クリームチーズ×りんご
- 白ワイン
- ウイスキー
- ビール
フレッシュなリンゴと酒粕クリームチーズ。意外な組み合わせだけど、おつまみにピッタリなんです。
酒粕の芳醇な香りが鼻を抜けると、次にクリームチーズの甘味を感じ、後に残るのは爽やかなリンゴの酸味。シャリっとした歯ごたえが小気味がよく、食べる手が止まりません。
5ミリ角にカットしたリンゴの甘煮を合わせるのもgood。ギュッと凝縮されたリンゴと酒粕クリームチーズはお酒だけじゃなくお茶請けとしてもおすすめです。
酒粕×クリームチーズ×オレンジ
- ウイスキー
- 白ワイン
- ブランデー
使うのは、オレンジといってもフレッシュオレンジではなくオレンジピールです。オレンジピールを細かく刻んで酒粕クリームチーズと和えましょう。
オレンジピールの爽やかな苦味が、酒粕クリームチーズの風味を引き立ててくれます。オレンジピールの代わりに、マーマレードジャムを垂らすだけでもOK。スイーツとしても楽しめますよ。
バゲットやクラッカーに塗って食べるのがおすすめですが、器にふんわり盛り付ければおしゃれなデザートとしても活躍します。
お取り寄せできる酒粕×クリームチーズ3選
酒粕クリームチーズは手作りしないと手に入らない?答えはいいえです。お取り寄せできるおすすめの酒粕クリームチーズをご紹介します。
酒かすクリームチーズ
珍味の開発を得意とする三原食品が、試行錯誤の末に作り上げた商品が、この『酒かすクリームチーズ』です。
厳選されたクリームチーズと、特製の酒粕の組み合わせはまさに至高。ふんわりとした酒粕の香り、クリームチーズの程よい甘さと酸味、これらが一体となってお口の中に広がります。
日本酒、ビール、ワイン、焼酎。どんなお酒にも合うおつまみなんですよ。そのまま食べてもいいですが、トッピングなどでアレンジするのもおすすめです。
KASCHEE ® café カスチー カフェ
金賞受賞の酒蔵から仕入れた最上級の酒粕に、爽やかなコクを持つクリームチーズを漬け込んだ逸品。
それだけでも美味しいんですが、カスチー カフェは酒粕クリームチーズにコーヒーをブレンド、まるでティラミスのような仕上がりになっています。
お酒のおつまみとしても、ティータイムのお供としても楽しめる極上の味わい。テレビでも紹介され、人気があるため贈り物としても喜ばれますよ。
梵の酒粕に漬けたクリームチーズ(わさび)
福井の銘酒「梵」の純米大吟醸酒粕で作ったわさび漬け。そのわさび漬けで漬け込んだクリームチーズは、鼻を抜ける辛さと甘味の融合がたまりません。
キリッとした辛口の日本酒に合わせたくなる、そんな味わい。野菜などにディップしたり、バゲットに塗ったりと幅広く楽しめますよ。
アルコール度数3%の酒粕を使用しているので、お酒に弱い方は注意してくださいね。
【番外編】広島県産酒粕を使ったバスク風チーズケーキ
レアでもなくベイクドでもない、ねっとりとした食感と真っ黒な焼き目が特徴的なバスクチーズケーキ。
ただでさえ濃厚なバスクチーズケーキに広島産の酒粕を使うことで、よりコク深くオリジナリティのある味わいになっています。
ねっとりと舌に絡みつく食感を味わった後に、追いかけてくる酒粕の芳醇な香り。スイーツとして楽しむだけでなく、白ワインに合わせるとおつまみとしても楽しめます。
酒粕とクリームチーズは美味しい組み合わせ♪
酒粕とクリームチーズ。一見、何の接点もないようで実はお互いを高めあう組み合わせ。ただ漬けるだけでも美味しくなりますが、アレンジも自由自在なのでいろんな味を楽しめます。
お酒のペアリング、ティータイムのお供、食後のデザートなど、用途に合わせてアレンジしてみてください。酒粕クリームチーズから無限の可能性を感じることでしょう。