こんな疑問に答えます。
お餅とバターの組み合わせっておいしいの?と思いますが、秋田県では40年以上前から食べられており、今や秋田県の土産品として売られてることも多いバター餅。
今回はご自宅で手軽に作れるバター餅の簡単レシピやアレンジ方法などをご紹介します。
目次
秋田県の名物「バター餅」ってこんな食べもの
焼かずにそのまま食べることのできるバター餅は、古くから愛されている秋田県の伝統の味の一つです。バター餅には一体どのような魅力があるのでしょうか。
和と洋のコラボ!秋田県名物「バター餅」
日本を代表するお米の産地、秋田県。そんなお米の美味しさを生かして作られたのが「バター餅」です。お餅の中にバターや卵黄、砂糖などを練り込み作られています。
メディアで紹介されたこともあり、今や秋田県だけにとどまらず一気に全国区になりました。通販や自宅で作れるレシピもあり、さまざまな地域でバター餅を楽しむことができるようになっています。
冷凍しても柔らか食感を長く楽しめる!
元々は寒い秋田県で猟をするマタギたちの保存食として作られたと言われています。時間が経つと硬くなりがちなお餅ですが、バターを練り込むことで柔らかさをキープできます。
柔らかくするための添加物も不要で、栄養も摂れることから昔は保存食にぴったりな食品だったのです。冷凍しても、硬くなることなくひんやりとした食感を楽しむことができるのも魅力の一つです。
バター餅の賞味期限と保存方法
バター餅をご自宅で作る場合は、その日のうちに食べてしまいましょう。
バター餅は常温で保存することができますが、お餅はカビが生えやすいので長期保存したい方は冷凍保存をおすすめします。冷凍すると賞味期限は1ヶ月ほどとなります。
ちなみに、市販のバター餅の賞味期限は5日ほど。あまり日持ちしないので、お土産で買う場合は、最終日に買うことをおすすめします。
秋田のバター餅を自宅で!試してみてほしい絶品レシピ3選
「秋田県に行く予定はないけど、バター餅が食べたい」という方、自宅でも作れるバター餅のレシピをご紹介します。
「切り餅」「餅つき機」「ホームベーカリー」それぞれを使ったレシピを掲載しているので、ご自身に合ったレシピで作ってみてくださいね。
餅つき機がなくてもOK!切り餅で作るバター餅
バター餅はご自宅に電子レンジがあれば作れます。まずは切り餅を使って作る簡単なレシピをご紹介します
【用意するもの (2人分)】
・市販の切り餅 3~4個
・バター(無塩がおすすめ) 20g
・水 適量
・砂糖 大さじ2
・塩 ひとつまみ
・卵黄 1個分
・片栗粉 大さじ1
・片栗粉(打ち粉用) 適量
【作り方】
1.お餅にかぶるぐらいの水を耐熱容器にいれ、600wで3分加熱する。
2. 1の水気をきり、砂糖・卵黄・塩・片栗粉を入れよく混ぜる。全て混ざり、なめらかになったらバターを加えさらに混ぜ合わせる。
3. 2を片栗粉を振るったまな板の上にのせ、長方形の方にする。
4. お好みの大きさ、形にカットしたら完成。
【ポイント】
・電子レンジの時間は様子を見ながら調節してください。
・バター餅が切りにくい場合は、少し冷蔵庫で冷やすと切りやすくなります。
・切った断面にも片栗粉をまぶすと扱いやすくなります。
本格的なバター餅は「もち米」から作るのがおすすめ
本格的にバター餅を作りたい方は、ホームベーカリーや餅つき機を使って「もち米」から作る方法がおすすめ。
切り餅から作る場合と異なり、前日からもち米を水に浸しておく手間はありますが、つきたてのお餅で作ったバター餅は美味しいこと間違いなしですね。
【用意するもの(5人分)】
・もち米 5合
・バター(無塩がおすすめ) 80g
・砂糖 1/2カップ(65g)
・小麦粉 1/2カップ(50g)
・卵黄 1個分
・塩 小さじ1/2
・片栗粉(打ち粉用) 適量
【作り方】
1.前日にもち米を洗い、水に浸しておく(6時間以上推奨)。
2.ホームベーカリーや餅つき機で蒸してから、お餅をつく。
2. バターを加え完全に溶けたことが確認できたら、砂糖・小麦粉・塩を入れる。
3. 全て混ぜ合わせたら卵黄を加え、さらにつく。
4. 片栗粉で打ち粉をしたまな板の上にのせ、カットしたら完成。
【ポイント】
・バターの量はお好みに合わせて調節してみてください。もっと風味が欲しい場合は100gぐらい入れても○
・つきたてのお餅が柔らかすぎる場合は、固さが安定するまで時間をおいてください。
・ホームベーカリーは餅つき機の半額程度で購入できますので、手軽に始めたい方はホームベーカリーの方がおすすめです。
「まずい…かも?」と感じる方におすすめのアレンジ法!
ネットでは「バター餅を食べたけど、まずい」という声もあるようです。卵黄やバターが入っているので、焼く前のクッキー生地のようだと感じる人もいるようですね。
そんな方は、バター餅にめんつゆを加えたアレンジがおすすめ。味が足されることで一気に食べやすくなりますよ。
やり方は簡単。めんつゆと水をフライパンで少し煮詰め、そこにバター餅を投入するだけです。お好みでさらにバターを加えても美味しいです。
めんつゆは味がしっかりしているので、バター餅単体では物足りない方にもきっと満足していただける…ハズ!
お取り寄せも大人気!本場秋田の絶品バター餅3選
バター餅はたくさんのお店からお取り寄せとして販売もされています。実際に秋田県でも販売されているバター餅ばかりなので地元の方から愛されるこだわりのバター餅を、全国どこにいても食べることができます。
みうら庵「もちもち三角バター餅」
みうら庵のバター餅は全国ご当地おやつランキングで4位を獲得したこともあるほど人気商品です。秋田県の信頼する農家のお米のみを使って作られているこだわりのバター餅。
バター餅としては珍しい三角の形をしているのが特徴です。
鷹松堂「バター餅」
100年以上の歴史をもつ老舗の菓子店のバター餅です。バター餅を求めて、地元の方も多く利用されているんだとか。
秋田県のバター餅コンテストでは連続で受賞しているほど、実力のあるお店のバター餅です。賞味期限は7日と少し長めなのも嬉しいポイントですね。
蕗月堂「あきたのバターもち」
蕗月堂さんの「あきたのバターもち」は全部で3種類。3,5,6個入りと選ぶことができるので、ほしいサイズのものが見つかるはずです。
なめらかな食感とふんわりとしたバターの風味が自慢のバター餅なんだとか。
まとめ:秋田名物バター餅を自宅でも楽しもう
米どころである秋田県だからこそ生まれた「バター餅」。お餅にバターを混ぜることで、柔らかい食感をキープでき、古くからソウルフードとして愛されてきました。
今回はそんな秋田の味をご自宅でも楽しめるように、「切り餅」「餅つき機」「ホームベーカリー」それぞれで作れるようなレシピをご紹介しました。
賞味期限や保存方法または、バター餅が少し苦手という方向けのおすすめアレンジ方法も載せているので、手軽にも本格的にも作ることができるバター餅をぜひご自宅で作ってみてください。