【必要な分だけ買える!】味噌の量り売りショップは懐かしくて新しい

味噌は日本の毎日の食事に登場する身近な調味料ですね。味噌汁や西京漬けなど、和食には欠かせない食材です。

うちは家族が少ないから、スーパーで味噌のパックを買うといつも余ってしまうの。少量ずつ買えるお店はないかな…?

日本では昭和の半ばころまでは、味噌を量り売りで販売するのが一般的でした。自宅から容器を持参し、必要な分だけ買うスタイルが多かったのです。

 

道路の整備などで流通の便が良くなったことで、パッケージされた大手企業の味噌が全国のお店の棚に並ぶようになり、現在では量り売りされる味噌は珍しくなりました。

 

この記事では味噌の量り売りをしているショップや、ネットで量り売りをしている味噌を紹介します。

味噌の量り売りショップ【東京都内】

味噌の量り売りショップ【東京都内】

日本で「味噌の量り売り」というと、昭和の古いイメージがあるかもしれません。近年欧米の環境先進国と言われるドイツやアメリカなどでは、「バルクショップ」と呼ばれる量り売りの店が定着しています。

 

パッケージなしで欲しいものを必要な分だけ購入できるバルクショップは、日本でも話題となり国内でもナッツやドライフルーツなどの量り売りのお店が少しずつ増えています。

 

ではまず東京都内にある味噌の量り売りのお店を見ていきましょう。

ソイビーンファーム 東京 吉祥寺

「ソイビーンファーム(SOYBEAN FARM)」は、吉祥寺にある味噌料理と味噌の量り売り専門店です。店内には食事のテーブルの他に、全国各地から仕入れた30種類以上の味噌が置いてあります。

2021年5月に吉祥寺大正通りから、現在の中道通り商店会に移転しました。新店舗では味噌売り面積を広くし、飲食のスペースもしっかりと確保しています。

【ソイビーンファーム】

【ソイビーンファーム】

・住所:東京都武蔵野市吉祥寺本庁2-24-9-102

TEL0422-21-0272

・営業時間:11:3019:00(月曜定休日)

郡司味噌漬物店 東京 大東区鳥越

「郡司味噌漬物店」は東京都大東区に1957年(昭和32年)に開店した、味噌と漬物の専門店です。全国各地から味噌と漬物のこだわりの逸品を集めて販売しています。

全国をまわって選んだ味噌は約80種類。各味噌蔵と協力し、オリジナルの味噌も数多くそろえています。

【郡司味噌漬物店】

【郡司味噌漬物店】

・住所:東京都台東区鳥越1丁目14-2

TEL0.-3851-1783

・営業時間:9:0019:00(日曜祝日、第24月曜定休日)

万久味噌店 東京 大東区花川戸

「万久味噌店」は浅草花川戸で1804年(文化元年)に創業した、味噌の専門店です。200年以上続く老舗の店内には数十種類の味噌が置かれ、100gから量り売りしています

味見用のスプーンが用意されているため、自分の舌で確認してから購入できます。選ぶのに悩んだら、自分の出身地をお店の人に伝えると、アドバイスがもらえるそうですよ。

【万久味噌店】

【万久味噌店】

・住所:東京都台東区花川戸2-8-2

TEL03-3841-7116

・営業時間:9:0018:00(日曜、祝日定休日)

佐野みそ 東京 亀戸

「佐野みそ(佐野味噌醤油株式会社)」は江東区亀戸で1934年(昭和9年)に創業した、味噌や発酵食品の専門店です。社内資格の「噌ムリエ」制度によって育てられた味噌のプロが接客しています。

佐野みそでは日本各地のさまざまな味噌を約60種類用意しており、テイスティングしながら選べます。

また奥にイートイン「味苑(あじえん)」があり、厳選した6種類の味噌からお味噌汁に使う味噌を選んでおにぎりやご飯と一緒に食べることができます。

【佐野みそ 亀戸本店】

【佐野みそ 亀戸本店】

・住所:東京都江東区亀戸1-35-8

TEL03-3685-6111

・営業時間:10:0018:00(年始休業)

坂本商店 東京 五反田

「坂本商店」は品川区五反田で1922年(大正11年)に創業した味噌の専門店です。昔ながらの手法で作られた「酵母の生きている味噌」が特徴で、各種味噌を500gから量り売りしています。

日本各地の味噌を30種類以上取り揃えており、用途に応じて組み合わせも自由自在です。五反田本店のほか、中野、大森、太子堂に営業所があります。

【坂本商店 五反田本店】

【坂本商店 五反田本店】

・住所:東京都品川区東五反田1-14-9

TEL03-3443-8611

・営業時間:9:0018:00(日曜、祭日定休日)

東京近郊の量り売りの味噌店

東京近郊の量り売りの味噌店

味噌の量り売りの魅力は、必要な分だけ少量ずつ買えることです。自宅からマイ容器を持参すれば、エコにもつながりますね。

 

パッケージされた味噌よりも量り売りの味噌の方が、お得な値段で買えることが多いのもうれしいポイントです。ここからは東京近郊にある味噌の量り売りのお店を見ていきましょう。

全国の味噌まさきや 神奈川県

「全国の味噌まさきや」は神奈川県座間市にある、日本全国の味噌を取り揃える味噌の専門店です。店内では常時30種類以上の味噌が置かれ、100gから量り売りしています。

醸造元からの蔵出し生味噌にこだわり、だし入り味噌は店頭販売していません。また作りたい料理を伝えると、その料理に合った味噌を提案してくれます。

【全国の味噌まさきや】

【全国の味噌まさきや】

・住所:神奈川県座間市相模が丘5-11-33

TEL042-767-5350

・営業時間:10:3016:30(月曜定休日)

神保栄三久商店【野州吟醸味噌】栃木

神保栄三久商店(野州吟醸味噌)は栃木県日光市で1902年(明治35年)に創業した、味噌や麹、甘酒の製造販売をしている蔵元です。

2015年にリニューアルした店舗は、まるでおしゃれなブティックのようなたたずまいです。空間の多い広々とした店内には、ガラスのショーケースに入ったジェラートのような味噌が並んでおり、量り売りしています。

野州吟醸味噌は田舎づくり(米味噌)、特選 麦味噌など6種類。国産で無添加にこだわって作られた味噌です。公式サイトからも100g単位の量り売りが利用できます。

【神保栄三久商店】

【神保栄三久商店】

・住所:栃木県日光市今市1402

TEL0288-21-0237

・営業時間:8:0018:30(日曜定休日)

全国の量り売りをしている味噌店

全国の量り売りをしている味噌店

味噌は比較的小規模な設備でも作れるのが特徴で、全国各地に小さな味噌蔵があります。それぞれに工夫を凝らした独自の製法で味噌を作っており、これほど地域によって種類の違う調味料は他にはないと言われています。

 

ここからは全国で味噌の量り売りをしているお店を見ていきましょう。

大源味噌 大阪

「大源味噌」は大阪で1623年(文政6年)に創業した、味噌の製造販売を行っているお店です。「天下の台所」大阪で江戸時代から続く味噌は、ミシュランに掲載された多くの有名店に使われています。

店内は木を基調とした落ち着いた作りで、アイスクリームのようにショーケースに入った約10種類の味噌を量り売りしています。

【大源味噌】

【大源味噌】

・住所:大阪府大阪市中央区日本橋2丁目5-6

TEL06-6641-5463

・営業時間:9:0018:00(日曜、祝日定休日)

和田味噌醸造 福岡県

「和田味噌醸造」は福岡県北九州市で1916年(大正5年)に創業した、味噌の製造販売をしている会社です。「ワダの田舎みそ」のブランド名で味噌を販売しています。

蔵のような見た目の白い壁の店舗で、味噌を1kgから量り売りしています。昔ながらの素朴な味を頑固に守り、無添加で自然熟成された味噌です。

【和田味噌醸造】

【和田味噌醸造】

・住所:福岡県北九州市八幡西区香月中央4丁目14-7

TEL093-617-0666

・営業時間:8:0018:00(第135日曜、GW、盆、年末年始定休日)

トモエ味噌醤油本店 札幌

「トモエ醤油味噌本店」は2014年に、福山醸造の直売所としてオープンした味噌や醤油のお店です。「福山醸造」は北海道札幌で1891年(明治24年)に創業した、醤油と味噌の蔵元です。

 

トモエ醤油味噌本店では、工場直送の醤油と、非加熱の生味噌を100gから量り売りしています。味噌は常時5種類を用意し、醤油は数週間ごとに種類が変わる2種類の限定です。

直売所限定商品はトモエ醤油味噌本店または、オンラインショップのみで販売しています。工場見学も可能(要予約)です。

【トモエ味噌醤油本店】

【トモエ味噌醤油本店】

・住所:北海道札幌市東区東苗穂町2丁目4-1

TEL0120-120-280

・営業時間:10:0016:00(土、日曜定休日)

金光味噌 広島県

金光味噌は広島県府中市で1872年(明治5年)に創業した、味噌と味噌加工品の製造販売を行う会社です。江戸時代に建築された歴史ある建物で営業し、店舗では容器を持参することを条件に量り売りをしています。

パッケージされた商品よりも量り売り商品は、少しだけお買い得です。店舗でお買い物をすると、有効期限のないポイントカードを発行してくれます。

【金光味噌】

【金光味噌】

・住所:広島県府中市府中町628

TEL0847-41-2080

・営業時間:8:0017:00(日曜定休日)

ネットで買える量り売り味噌

ネットで買える量り売り味噌

味噌は大豆や塩、米や麦の麹を原材料として作られ、大豆のたんぱく質やミネラル、ビタミンが発酵されることで消化吸収しやすくなったスーパーフードです。

 

ネットではパッケージされていないことで、お得なお値段で買える量り売りの味噌が販売されています。ここからはネットで買える量り売りの味噌を見ていきましょう。

丸新本家【丹波黒豆みそ】

「丸新本家」は1881年(明治14年)に和歌山県で創業した、味噌と醤油製品の製造販売を行っている会社です。

以前は金山寺味噌を専門に作っていましたが、現在は通常の白味噌、赤味噌や黒大豆の味噌なども製造しています。

 

インターネットでは1kg単位で味噌が量り売りされています。パッケージされておらず袋詰めで送られてくるため、お得な価格で購入できます。

 

価格は丹波黒豆味噌が1kg1,848円、白味噌が1kg1,133円、赤味噌が1kg1,254円です。

やまさ味噌こうじ店【米糀味噌】

「やまさ味噌こうじ店」は福島県で1950年(昭和25年)に設立した、味噌と麹の製造販売を行っている会社です。麹の形をそのまま残す手作り製法にこだわり、無添加無着色で発酵止めも不使用の味噌です。

 

インターネットでは注文を受けてから蔵出しで量り売りをしています。1kg単位での注文ができます。米糀味噌は1kg1,280円です。

やまさ味噌こうじ店 米糀味噌 量り売り 1kg
やまさ味噌こうじ店

若松味噌醤油店【相馬田舎味噌】

「若松味噌醤油店」は福島県で江戸時代末期に創業した、味噌や醤油、麹の製造販売を行うお店です。

「相馬田舎味噌」は厳選した国産大豆を使用し、昔ながらの「天然醸造法」で一年をかけてじっくり仕込んで作られています。

 

インターネットでは1kg単位の量り売りをしています。パッケージしていない袋詰めの味噌です。価格は1kg972円です。

量り売りの味噌はエコなシステムだった

日本では少しずつ減りつつある味噌の量り売りですが、海外ではエコなシステムとして広がりを見せています

スーパーでマイバッグを持って買い物をするようになったのですから、もしかしたら将来マイ容器を持って味噌の量り売りをする時代が来るかもしれませんね。

 

昔ながらの味噌の量り売りをしているお店は、プライドを持って全国から選りすぐりの味噌を集めているこだわりの店主さんが多いのも特徴です。

味見を出来る店も多いので、ぜひ一度足を運んで自分好みの味噌を見つけてくださいね。

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