スーパーでよく見かけるような、750gほど入った四角いプラ箱のパッケージのお味噌だと、賞味期限内に使いきれないことってありますよね…。
そんな方に向けて、この記事では一人暮らし用の味噌の選び方やおすすめの味噌をご紹介します。なかなか味噌が減らなくて、いつも困ってしまう、という一人暮らし中の方はぜひ参考にしてみて下さいね!
目次
一人暮らし用の味噌を選ぶ際のポイント
味噌には非常にたくさんの種類があります。一人暮らし用だと、容量の少ないものを買うのが良さそうですが、小さければなんでもいいというわけではありません。
何を重要視するかは人それぞれですので、どんなポイントを大事にしたいのか、自分なりに考えてみましょう。
味噌を使う頻度で選ぶ
一口に一人暮らし用の味噌と言っても、味噌を食する頻度は様々でしょう。毎日お味噌汁を作って飲みたいという人もいれば、たまにしか料理しないという人も多いはずです。
それでは、味噌を使った料理として最もメジャーなお味噌汁を例として、味噌を使う頻度ごとの目安を見てみましょう。
お味噌汁1杯(160cc~200cc)に使う味噌の量を大さじ1(16g)として、1ヶ月の味噌の消費量を考えてみます。
以下の頻度で、1日に1杯のお味噌汁を飲んだ場合
飲む頻度 | 月あたり | 味噌の使用量/月 |
---|---|---|
毎日 | 30杯 | 480g(16g×30杯) |
週3回 | 12杯 | 192g(16g×12杯) |
週1回 | 4杯 | 64g(16g×4杯) |
月2回 | 2杯 | 32g(16g×2杯) |
味噌の賞味期限はおよそ1年ほどとされていますが、開封後は空気に触れることで、だんだんと色味や、味、香りが落ちてきてしまいます。
味噌を使う料理はお味噌汁以外にもたくさんありますので、これだけで味噌の消費量を図るのは少々乱暴ではありますが、自分のライフスタイルだとどのくらいの量なら使い切れそうか、1つの参考にしてみて下さいね。
※味噌の種類/メーカーごとの賞味期限については、こちらの記事にまとめていますので参考にしてみてくださいね。
コスパの良い味噌を選ぶ
一人暮らし用に丁度良いサイズのものって、味噌に限らず、少しコスパが悪いものが多いですよね。
スーパーで売っている味噌の容量は小さいものなら個包装タイプの20gのスティック商品から、大きいものだと750g入りのものまでありますが、当然、大きい方が割安です。
ただ、一人暮らし用だと、大きい味噌を買っても使い切れるか不安だという方も多いと思いますので、節約とのバランスの取れる小・中容量タイプ(300~400g前後)の味噌を選ぶのがおすすめです。
好きな味噌の味で選ぶ
自分の口に合う味噌を選ぶという点も、一人暮らし用の味噌を選ぶ上での重要ポイントになります。サイズが丁度よくても、どんなに安くても、まず口に合わないことには味噌を使い切るのに苦労してしまうためです。
味噌には米味噌、麦味噌、豆味噌などの材料による種類の違いや、赤味噌、白味噌、合わせ味噌などのような製造方法による違いもあり、種類は多岐にわたります。
地域によっても親しまれている味は違いますので、まずは自分好みの味の味噌かどうかを見極めることが大切です。
時短出来る味噌を選ぶ
一人暮らしをしていると、家事を誰かと協力して片づけることが出来ないので、毎日なかなか忙しいものです。
そんな中でも、夕食に温かいお味噌汁が飲めたら、あるいは朝食に炊き立てのお米と一杯のお味噌汁が飲めたら、それだけでも小さな幸せを感じられるのではないでしょうか。
実はそんな理想を叶えてくれる、時短味噌があるんです。だし入りの味噌なら、別途だしをとるというあの面倒な手間をかけなくて済みますし、液状の味噌なら、だし汁に溶かすだけなので、鍋すら必要ありません。
一人暮らし用の味噌を選ぶ際には、そういったポイントも意識してみてくださいね。
一人暮らし用味噌を美味しく長持ちさせるには?
一人暮らし用に味噌を買ったものの、しばらくなくなりそうにないという場合、どうやって保管していますか?ただ冷蔵庫に入れているだけという方に、ぜひおすすめしたい保管方法があります。
ラップで味噌を密閉させる
味噌を長く、美味しく保つために大切なのは、空気に触れさせないことです。
空気に触れると酸化、乾燥の原因になります。また、色が濃くなったり、風味が落ちてしまったりもします。それを防ぐためには味噌を空気に触れさせないよう密封するのが効果的です。
最も一般的な、箱状の容器に入っている味噌であれば、表面を平らにならし、ラップをぴったりと貼り付けると美味しく長持ちしますよ。
袋入りの味噌であれば、ジップロックなどに移し替えて密閉するか、タッパーなどに移し、同じように表面にラップをして保管すると良いでしょう。
味噌の発酵を止めて鮮度を保つ冷凍保存
味噌は冷凍保存することが出来ます。販売時、室温で陳列されていることが多い味噌ですが、自宅での常温保管はあまりおすすめできません。
そもそも発酵させて作られている味噌は、腐敗しにくい食品ではありますが、温度が高いとだんだんと風味や色が変わっていきます。
それを防ぐために大切なのが、低温で保存することなのです。冷蔵でも保存は可能ですが、使う頻度が少ない場合は冷凍庫で保存する方が、発酵が進むのを防ぎ、鮮度を保つことが出来ると言われています。
味噌は、家庭用冷凍庫に入れても凍らないため、使う際は冷蔵保存と同様、すぐに使うことが出来ます。
一人暮らし用のおすすめ味噌4選
これまでの選び方のポイントを踏まえ、筆者も一人暮らし時にお世話になっていた一人暮らし用におすすめの味噌を、手に入りやすい商品から厳選して4つだけご紹介します。
ご自分の好みやライフスタイルに合いそうな味噌がないか、参考にしてみて下さいね。
液体で使いやすいマルコメの液みそ
味噌の大手メーカー、マルコメの人気商品、料亭の味が液状のボトル(430g入り)になりました。料亭の味の特徴である風味豊かな赤系みそをベースに、良質のかつおだし、昆布だしを効かせた液味噌です。
定番のお味噌汁が、温めただし汁にこの液味噌を溶かすだけで簡単に作ることが出来ます。
この液みそシリーズは他にも、白みそ、赤だし、貝だし、減塩等々、非常に種類が豊富で、料理好きな方ならきっと色々集めたくなってしまいますよ。
スーパーに、乾燥タイプのお味噌汁の具が売られているので、それを常備しておけばいつでも簡単に、好きな量のお味噌汁が飲めます。
火も鍋も使わないので、洗い物も少なく済みますし、まさに一人暮らし用にぴったりの味噌です。
使い切りスティックタイプの円熟こうじみそ
業界初の使い切りタイプの味噌(20g×20本入り)です。1回分ずつの個包装なので、いつでも新鮮な味噌が頂けます。
計量も不要で、手間いらずなのが嬉しい味噌です。一人暮らし用にももちろん、持ち運びしやすいので、ランチ用にも便利です。
スティックタイプで一見簡易的にも感じられるので、もしかするとその味に不安を感じる方もいるかもしれません。
しかし、糀の持つ自然な甘味やしっかりとしたうま味を感じられる円熟こうじみそは、どこのスーパーでも取り扱われているメジャーな人気商品で、その味はお墨付きです。
あまり料理する頻度は高くないけど、たまにお味噌汁が飲みたくなる、という方にぜひおすすめしたい商品です。
ハーフサイズが嬉しい西京白みそ
容量が300gで、一人暮らし用に丁度よいサイズ感の白味噌です。スーパーで買えますが、他の味噌と比べるとサイズの割りには若干高いかもしれません。
しかし、少量でしか買わないからこそ、少し高めのものでも買いやすい、という考え方も出来ますね。
たまにしか食べないものこそ、本当に美味しいものを口にしたいという方にはぜひチェックして欲しい、筆者も必ず常備しているお気に入り味噌です。
一般的に、最も使いやすい味噌の種類は合わせ味噌と思われているかと思いますが、白味噌も色んな料理にとても使いやすいです。
この西京白みそは優しい甘みもあり、子どもも食べやすい味です。筆者のお気に入りは豚汁ですが、西京焼きや味噌漬け、野菜スティックなどもおすすめです。
ハナマルキ こだわりのだし入りみそ
毎日忙しい一人暮らし用に便利なのが、だし入りの味噌です。お味噌汁を作る工程で面倒なのが、だしを取るという部分ですが、もともと味噌にだしが入っていれば、お味噌汁作りにかける時間が圧倒的に早くなります。
この味噌の容器は計量しやすいスパウト付パウチです。容量が300gと少なめなのも、一人暮らし用に良いですね。
溶けやすい味噌なので、お味噌汁以外にも、炒め物や隠し味として非常に使い勝手が良いです。
パウチタイプで持ち運びやすいため、キャンプに持って行く方もいるようです。塩分が気になる方には減塩タイプもありますよ。
まとめ:一人暮らし用の味噌を上手に選んで、美味しく使い切ろう
一人暮らし用に適した味噌は、ライフスタイルや好みによって様々です。いつも味噌が使い切れないと悩んでいる方は、自分に合った味噌の選び方や使い方を一度見直してみましょう。
液状の味噌や、だし入り味噌で時短料理を作ることが出来れば、これまでよりも味噌の消費スピードが上がるかもしれません。
あるいは、保管方法を工夫すれば、変色などをせずに、長く美味しく味噌を活用することができるかも知れません。一人暮らしでも、上手に味噌料理を楽しんでくださいね。