そんな疑問に答えます。
登山に水筒は欠かせないアイテムです。選び方に失敗すると登山中にストレスを感じたり、何本も新しい水筒を買う羽目になったりしてしまうことも。
今回は登山用水筒の選び方と、これをチョイスしておけば間違いない、というおすすめな人気商品をご紹介します。ぜひ最後まで見ていってください。
目次
登山用水筒は大きく分けて4タイプ!
登山用水筒は、主に以下の4つのタイプに分けられます。それぞれ素材が違うので、軽さや畳みやすさ、保温保冷効果があるかどうかなどの違いがあります。
また、水筒のタイプごとにメリットデメリットもありますので、ご購入の前にご自身に必要な機能は何かを考えておくといいでしょう。
保温・保冷ができる「ステンレス水筒」
アルミ・ステンレス・チタンなどの材質でできている水筒は、保温・保冷に優れています。夏の暑い中での登山でもしっかり冷えた水を飲むことができます。
他の登山用水筒に比べ、多少重いですが耐久性にも優れているので、長く使うことができるのも魅力の一つです。
また、登山中に軽食を摂りたいときにも、ステンレス水筒であれば長時間の保温効果があるのでカップラーメンやスープなどを作ることもできます。
とにかく軽い「プラスチック水筒」
登山するときには嬉しい軽量タイプの水筒です。材質はプラスチックでも、登山用水筒には耐熱・耐冷のものも売られているようです。
ステンレスに比べ、丈夫さは多少劣りますが、「容器が軽く、ある程度丈夫」なのがプラスチック水筒です。ただし、高い山に登山する場合は気圧の変化によりボトル破損する可能性があるという話も聞きます。
そこまで高山に登る予定のない方には向いていますが、「高山に挑戦しよう」と考えている方にはプラスチック水筒は控えた方がいいでしょう。
折り畳める「ソフトボトル水筒」
折り畳める素材でできているソフトボトル水筒は、少しでも荷物を減らし快適に歩きたい登山に非常に便利です。飲み終わった後に折り畳めばリュックの中でかさばることがありません。
何度も繰り返し使っていると、穴が空いたり亀裂が入ったりしてしまう恐れがあるので、長く使いたいという方にはあまり向きません。
リュックの中で飲み物が漏れていたなんてことがないように、使う前は穴や亀裂がないかしっかり確認したほうが良さそうですね。
ストレスフリーですぐ飲める「ハイドレーション」
やわらかい素材でできたソフトタイプの容器を背中に背負い、チューブで給水できるハイドレーション。
足を止めてリュックから水筒を取り出し、蓋を開けて水を飲むという動作が不要なので、登山中に手軽にすぐ水分補給をすることができます。
ハイドレーションは背中に背負って使用するために、中身の残量が分からず、気づいたら水が全てなくなっていたなんてことが起こる可能性があります。給水ペースが分かっている登山上級者に使っている人が多い水筒です。
登山初心者の方は、残量を確認しやすいものを使うほうが、給水ペースをつかみやすいです。
登山向きの水筒を選ぶポイントは2つ
登山用の水筒には様々なタイプがあることが分かりましたが、種類が多くても迷うことはありません。どういったタイプの水筒を選ぶ場合でも、次の2点を確認するようにしてください。
なるべく軽いものを選ぼう
登山をするときの持ち物で一番の重さを占めるのは水です。どのタイプの登山用水筒を選ぶとしても、なるべく軽いものを選びましょう。
重いイメージのあるステンレス水筒でも登山用として軽量タイプが売られているので、買う際は水筒自体の重さをしっかり確認しておくといいですね。
初心者の方はプラスチック水筒から始めてみるのも○。お値段も比較的安価で手に入り、カラフルなデザインのものも多く、とにかく軽いので、ストレスなく登山ができるはずです。
季節に合わせて選ぼう
真冬・真夏に登山に行く場合は、しっかり保温・保冷効果がある水筒を選びましょう。登山に水分はとても重要です。
寒い時は温かい飲み物を、寒いときには冷えた水を飲めるようにしておくことで、自分の体を気温の変化による不調から守りましょう。
氷点下になることもある山ではプラスチックやソフトボトルの水筒が凍ってしまうこともあるようですので、登山する季節に合わせ、保温保冷効果のある水筒が必要かどうかで選ぶようにするといいです。
初心者~上級者まで!長く使える登山用水筒おすすめ3選
登山アイテムを多く扱う有名ブランドから発売されている水筒は、軽さやデザイン性・機能性に優れているものが多くあります。
登山者に愛用ユーザーが多い以下の商品は、口コミもたくさんあるので事前にチェックしてみてくださいね。
nalgene(ナルゲン)「広口0.5L Tritan」
プラスチックボトル製品で有名なブランドのナルゲンの水筒です。プラスチックなので軽いのが登山時には嬉しいです。
ナルゲンのキャップシステムは高い機密性があるので登山中も中身が漏れる心配もありません。パッキンを不要にすることでお手入れもしやすい作りにこだわっているようです。
プラスチックにもかかわらず、耐熱耐冷温度は100℃~-20℃なのでお湯を入れて持ち歩くことも可能です。
登山中にうっかり蓋を落としてしまったなんてことがないように、本体と蓋が繋がっているのも嬉しいポイントです。
mont-bell(モンベル)「アルパイン サーモボトル」
登山用品を中心にさまざまなアウトドア商品を扱っている「モンベル」の水筒は、登山者に多く愛用者がおり、人気のブランドの一つです。
極寒の環境でも保温効果を発揮する、登山用の軽量なボトルで重量は500mlでわずか265gです。
ボトルに滑り止めがついているのでグローブをつけたままでも開閉が可能で、非常に使いやすい登山用水筒です。長時間たっても保温状態が続くので、登山中にカップラーメンなどの軽食も作ることができます。
THERMOS(サーモス) 「山専用ステンレスボトル」
保温・保冷に優れた魔法瓶の会社「サーモス」からは登山専用の水筒も発売されています。登山用に軽量ボトルになっており重さは500mlで280g。
軽さだけでなく、底にカバーがついていたり、掴んだり回したりしやすいようにグリップがついているので、衝撃から守られ登山でも使いやすい仕様になっています。
洗いやすいような設計にもなっているようなので、中の汚れが気になる、スープやコーヒーなどを入れた場合でもお手入れがしやすいのも嬉しいです。
サーモスの登山用水筒は容量が500ml/750ml/900mlの3種類が販売されていますのでご自身にぴったりな大きさを見つけられます。
まとめ:登山水筒は選び方が重要!自分にぴったりの水筒を見つけよう
登山中にとても大切な水分補給。荷物の割合を大きく占める水筒は快適な登山ライフを送る上で、軽いものを選ぶのがいいです。
登山水筒は素材で大きく4つに分けられます。
それぞれにメリットデメリットがあるので、登山前に、どんな山に登るのか、時期はいつなのかなどをしっかり確認した上で、今回ご紹介した選び方を参考にご自身にぴったりの登山水筒を見つけてみてくださいね。
人気の登山水筒もTwitterでの感想と併せてご紹介しているので、買う際の参考にしてみてください。