…と思ったけれど、いざとなると、数えきれないほどの、たくさんの生姜シロップを目の当たりに。
一体どれを選べばいいの?そんなあなたに、今回は、管理栄養士がおすすめの生姜シロップを選定します!
目次
おすすめの生姜シロップを選ぶ基準は?
生姜シロップの効果と副作用
生姜シロップを毎日続けることで、様々な健康効果が期待できます。
ひとことに「生姜シロップ」といっても、加熱された生姜なのか、生の状態の生姜なのか、など製法の違いや、使われている原料、組み合わせる食材などによって、効果は変わってきます。
これらの効果の違いを知っていただき、ご自分の体質に合った、求めている効果が得られるような商品を選んでいくことが、生姜シロップを購入していく上で、大切になってきます。
生姜シロップに期待できる5つの効果については、管理栄養士がまとめた記事がありますので、ぜひ本記事と併せて参考にしてみてください。
…と、疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。実は、生姜シロップに限ることではありませんが、効果というメリットがあれば、必ずデメリット=副作用が存在します。
副作用は、生姜シロップ自体に問題があるというわけではなく、摂取する方の体調や体質、食べる量などに左右されることが多くなっています。
副作用については以下の記事に詳しくまとめていますので、本記事と併せて参考にしてください。
生姜シロップの口コミも参考に
生姜シロップの効果や副作用については、ご理解できましたか?次は、実際に生姜シロップを摂取した方たちの声である「口コミ」をみてみましょう。
気になる商品の口コミを読むことで、生姜シロップのイメージがより鮮明になってくることも多いと思います。口コミは、読んでいくと、とても参考になるご意見が多い一方で、あまりにも良い内容ばかりだと、少しうさんくさく感じてしまうこともあるのではないでしょうか?
そんな内容に関しては、こちらの記事でその真意を検証していますので、気になる方はご参考にされてください。
生姜シロップを選ぶ時の注意点
生姜シロップの効果や副作用、口コミまでリサーチができれば、以前よりも、上手に生姜シロップを選ぶことができそうですね。
実はここでもう一つ、生姜シロップを選ぶ上で注目すべき点があります。それは、「価格」です。あなたが購入しようとしている生姜シロップ、長く続けられそうな価格ですか?
生姜シロップの効果を最大限に得たいならば、毎日少しずつ、長く続けることが大切です。特別な日に集中して摂取するのではなく、日常生活の一環として、無理なく取り入れられることを意識していく必要があります。
あなたの体質に見合った、毎日摂取できる量を把握し、1日あたりいくらかかるのかを比較・検討してみることもよいかもしれませんね。
生姜シロップを選ぶ基準は?
自分に合っているおすすめの生姜シロップを選ぶ際の基準には3つあります。
・求めている効果が得られるか
・副作用に注意して摂取できるか
・価格がご自身に見合っているか
これらの3点を気にかけてみると、あなたに合った生姜シロップに出会える可能性がグンとアップしそうですね。
では、次項より、どの生姜シロップが、どの効果を得るのに適しているのかを、管理栄養士がご紹介していきたいと思います!
あなたにおすすめの生姜シロップを管理栄養士がご提案!
風邪のひき始めに備えたい方へ
風邪のひき始めは、風邪の菌やウイルスが、喉付近に多く付着しています。そのことにより、喉の違和感や痛み、腫れなどを感じる方も多いのではないでしょうか。
このような症状が現れたときに、すぐに対処できるように、常備しておきたいのは、加熱していない生姜シロップです。
加熱していない、生の状態の生姜には、ジンゲロールという成分が多く含まれます。このジンゲロールによる、強力な殺菌・抗菌・抗炎症作用により、風邪による喉の不調への助けとなるのです。
生姜の、ピリッとした風味が、風邪のひき始めに効果を発揮してくれそうですね。
冷え性にお悩みの方へ
生姜シロップには、身体を温める効果があるということをよく耳にします。では、どの生姜シロップでも、その効果は期待できるのでしょうか?
一時的には、どの生姜シロップでも、身体がポカポカしてくることを実感することができますが、体質改善として身体を深部から温めたい場合は、加熱された生姜シロップの摂取が有効的です。
生姜が加熱されると、ジンゲロンやショウガオールという成分が増えます。これらの作用により、身体を内部から温め、根本的な冷え性の改善へと期待できるのです。
冷え性対策には、生姜を長時間加熱して作られた生姜シロップや、生姜シロップをさらに煮詰めた高濃度ペーストなどもおすすめです。
免疫を高めたい方へ
生姜シロップで免疫を高めたい場合は、加熱された生姜であることと、腸内環境を整える成分が使われているものを選びましょう。
加熱された生姜には、冷え性への効果と同様、ジンゲロンやショウガオールの成分により、身体を深部から温める作用があります。身体が温まり、体温が上昇することで、免疫力はアップすることが分かっています。
また、免疫細胞の約70%は腸に集まっていることから、免疫力は、腸内環境も深く関係しているのです。
わたしたちの腸内には、約100兆個もの腸内細菌が棲んでいます。これらの腸内細菌は、大きく分けて、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種類に分けられます。
腸内に善玉菌を増やすことによって、免疫の活性化を行うことができるのです。この善玉菌は生きているため、善玉菌が生き続けたり、増えていくためには、わたしたち人間と同じように、「エサ」が必要となってきます。
このエサとなるのが、オリゴ糖や食物せんいです。
免疫を高めたい場合は、加熱された生姜シロップの中でも、食物繊維を含む生姜がまるごと入っているものや、オリゴ糖を多く含むはちみつなどを使用したものを選ぶとよいですね。
また特別な製法により、生姜を発酵させることで、オリゴ糖を増やし、その他腸内環境を整える成分を生み出している生姜シロップも、魅力的ですね。
血糖値が気になる方へ
様々な健康効果をもつ生姜シロップですが、最大の難点となるのは、やはり、シロップに含まれる糖質でしょう。
糖質を摂取することで、血糖値が上昇しますが、この血糖値というものは、急激に上がることが身体にとって、最も良くないといわれています。
この、血糖値の上がりやすさを示す指標として、「GI値(ジーアイち)」というものが使われ、これは、値が高くなるほど、血糖値が上がりやすいことを表します。
ジュースや加工品などでもよく使われている、果糖ブドウ糖液糖(ブドウ糖果糖液糖)は、血糖の上昇が急激に訪れます。そのため、GI値はとても高くなっており、その数値はおよそ100を示します。
反対に、GI値の低い糖類は、アカシアはちみつや、アガベシロップとよばれる、オリゴ糖主体で構成されたものとなっています。これらは、GI値が30以下であることが多く、低GI食品とよばれています。
また、同じ砂糖でも、精製された白い砂糖(上白糖)よりも、未精製の茶色い砂糖(黒砂糖やきび砂糖、てんさい糖)を選ぶ方が、GI値は低くなります。
低GI食品を選ぶことで、血糖値の急激な上昇を抑え、糖尿病のリスクを少なくすることができるのです。このように、生姜シロップを選ぶ際には、どのような糖質が使われているかに注意してみましょう。
血糖値が高めと診断された方や、糖尿病治療中の方にとっては、生姜シロップを安心して摂取できない方が、多いのではないかと思います。
なかなか、かかりつけ医や栄養士に相談する機会がないという方は、ぜひこちらを参考にしてみてはいかがでしょうか?
※糖尿病治療中で、服薬中やインスリン治療中の方は、必ずかかりつけ医にご相談ください。
お肌の調子が気になる方へ
お肌のハリや透明感、シミ、そばかすなどにお悩みの方は、ビタミンCが不足していることも原因のひとつである可能性があります。
生姜シロップには、風味付けや色合いをよくするために、カボスなどの酸が使用されているものも多いので、ビタミンCを少しでも多く摂取したい方は、カボス果汁などが入った生姜シロップがおすすめです。
カボスに含まれているビタミンCには、コラーゲンの生成を高めたり、抗酸化力により、肌細胞を若々しく保つ働きがあります。
しかし、これは一度に多量に摂取したとしても、体は、すべてを吸収することができません。過剰となったビタミンCは、尿中から体外へと排泄されるようになっています。
このことから、ビタミンCは、毎日少しずつ、数回に分けて摂取する必要があります。これは、生姜シロップの摂取方法と全く同じなのです。
そのため、生姜シロップにビタミンCが入っていれば、どちらの効果も、効率よく体に取り入れることができますね。
また、カボスよりもさらにビタミンC含有量の高い、スダチを使用した商品もあります。味や風味、価格を見比べてみてはいかがでしょうか。
まとめ:おすすめの生姜シロップを見つけよう!
生姜シロップは、どれも原料や製法にこだわったものばかりでしたね。この中から、あなたにおすすめの一品は見つかりましたか?
効果や副作用をよく理解した上で、あなたの体質や目的に合ったものを、可能な予算の中で探すことが、生姜シロップを選ぶ上でのポイントであることがわかりましたね。ぜひ参考にしてみてください。