そんな疑問にお答えします。
ほんのりと香るゆずの香りと、味噌のコクが美味しい柚子味噌。材料と作り方さえマスターすれば、柚子味噌は自宅で簡単に作れます。色んな料理に活用できるので、いつでも使える常備品にしませんか?
この記事では、柚子味噌の作り方から、活用レシピまでご紹介していきます。
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目次
柚子味噌の基本の作り方&保存のコツ
柚子味噌は、ふろふき大根や田楽、豆腐に付けると美味しい人気の万能調味料。作り方はとても簡単なので、作り置きしておくと便利ですよ。ここでは、基本の柚子味噌の作り方から、保存についてをご紹介していきます。
基本的な柚子味噌の作り方
まずはどんな料理にも使いやすい、基本的な柚子味噌の作り方です。味の好みに合わせて調味料を調整していきましょう。
<材料>
・ゆず:1個
・味噌:150g
・砂糖:大さじ5
・みりん:大さじ2
・酒:大さじ2
<作り方>
1.ゆずはよく洗って、ゆずの皮をすりおろし、皮の白い部分は苦味があるので取り除いていく
2.表面の皮をすりおろした際に出る絞り汁も取っておく
3.鍋に、味噌・砂糖・みりん・酒を入れて焦がさないようにかき混ぜながら、5分程度煮詰める
4.味噌がとろっとしてきたら、火を止めて、すりおろした柚子と絞り汁を入れる
5.あら熱が取れたら、器に移して、完成
<ポイント>
ゴムベラで混ぜながら、弱火で煮詰めていくと焦げにくくなります。また、電子レンジを使うと焦げ付かない作り方ができるのでおすすめです。
最後に柚子を加える事で、酸味を生かした爽やかな風味に仕上がります。絞り汁は味噌がゆるくなりすぎないよう、加減をして入れるようにしましょう。
柚子味噌の作り方に合わせる味噌は、合わせ味噌や麦味噌・豆味噌どれでも使えます。
ただし、味噌によって甘口・辛口などの違いがあるので、好みの味を確認してから作るようにしてくださいね。味噌の種類や味わいの違いに関しては、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
手作り柚子味噌の賞味期限
手作りした柚子味噌は、冷蔵保存で1~2週間持ちます。煮沸消毒またはアルコールを消毒してしっかり水気を切った容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
しっかりと水気を飛ばす作り方をした場合は、1ヶ月ほど長持ちすることもありますよ。
味噌自体は発酵食品ですので、ある程度日持ちするのですが、柚子味噌には柚子が混ざっているため、カビが発生する可能性があります。
できるだけ、柚子の香りや風味がしっかりしている間に使い切るようにしてくださいね。
冷凍保存できる?
冷蔵で1~2週間保存できる柚子味噌は、冷凍すると1年保存できます。ただ、何度も解凍&冷凍を繰り返すと品質が劣化してしまうため、密閉できるジップロックなどの保存袋に、小分けにしておく使い方がおすすめです。
冷凍しても、完全に固まらないので必要な時にさっと使えるので便利ですよ。冷凍保存の場合も、水気をしっかりと飛ばす作り方をすると1年以上長持ちする場合もあります。
ですが、時間が経つにつれて柚子の風味が落ちていくので、早めに使い切るようにしましょう。
【美味しい柚子味噌の作り方】味わいの異なるレシピ4選
基本の柚子味噌の作り方がわかったところで、ここでは、使う味噌や調味料の分量を変えた味わいの異なる柚子味噌の作り方をご紹介していきます。色んなアレンジに挑戦して、好みの柚子味噌を探してみてくださいね。
白味噌を使った柚子味噌の作り方
甘めの白味噌とすっきりとした味わいのゆずが相性がいい、柚子味噌の作り方です。
<材料200g分>
・ゆず:1個
・白味噌:150g
・砂糖:40g
・みりん:大さじ2
<作り方>
1.ゆずの皮をおろし金ですりおろし、残りは半分にカットし果汁を絞る
2.鍋に、白味噌・砂糖・みりんを入れて、弱火にかけながらヘラで混ぜていく
3.ねっとりしてきたら、ゆずの皮と果汁(大さじ1程度)を入れてよく混ぜてから火から下ろす
4.あら熱が取れたら、器に移して完成
<ポイント>
上品な味わいの白味噌を使った柚子味噌の作り方は、豆腐やこんにゃくなどのあっさり系の食材と相性抜群です。
もし、おうちに白味噌が無いという方は、「イヅツの讃岐白味噌」をおすすめします。
米こうじをたっぷり使った甘口の味噌で、優しい味わいが柚子とも相性良く、素材の味を生かしてくれます。ご興味のある方は、ぜひ試してみてくださいね。
赤味噌を使った柚子味噌の作り方
コクがあり香りが高い赤味噌を使った、濃口の柚子味噌の作り方です。
<材料200g分>
・ゆず:1個
・赤味噌:150g
・砂糖:70g
・みりん:大さじ2
<作り方>
1.ゆずの皮をむき、白い部分を削ぎ落として千切りにする
2.1を半分にカットし、果汁を絞る
3.鍋に1と赤味噌・砂糖・みりんを入れて混ぜながら弱火にかける
4.ねっとりしてきたら、ゆず果汁(大さじ1程度)を入れて混ぜ合わせ、火を止める
5.あら熱が取れたら、器に移して完成
<ポイント>
赤味噌を使った柚子味噌の作り方は甘味と塩気のバランスが良く、茄子の田楽や焼きおにぎりにぴったりです。お肉との相性もいいので、炒め物や味噌カツソースとして活用してみましょう。
赤味噌は、東海地方(厳密には八丁味噌)や赤出汁のお味噌が好きなご家庭では常備されているかもしれません。
数ある赤味噌の中でも、国産の大豆や米を使用しているジョウセンの「仙台味噌」は、コクと香りが強く、辛口の柚子味噌を作るのにぴったりです。無添加なので、子供も安心して食べられますよ。
甘さ控えめの柚子味噌の作り方
甘い柚子味噌は苦手!という人におすすめ、甘酸っぱく爽やかな味わいの柚子味噌の作り方です。
<材料60g分>
・ゆず:1個
・白味噌:大さじ2
・砂糖:大さじ1
・みりん:大さじ1
・料理酒:小さじ1
<作り方>
1.ゆずは半分にカットし、絞り器で果汁を絞り、茶漉しでこし種を取り除く
2.鍋に白味噌・砂糖・みりん・料理酒を入れて混ぜ合わせ、中火にかける
3.沸騰直前で弱火にして、滑らかになりとろみがつくまで3分程度煮詰める
4.火を止めて器に移し、1を入れて全体が馴染むように混ぜたら、完成
<ポイント>
柚子を絞った後の皮も、薄くすりおろして混ぜても美味しく仕上がります。甘さ控えめでさっぱりしている作り方なので、煮物や炒め物の調味料、ディップソースなどにおすすめです。
白味噌の中でも、京都の老舗「石野味噌」の西京味噌は、特に甘口でコクがあり、クセのない味わいが柚子の風味や味わいを存分に引き立ててくれますよ。柚子味噌を作る際に、ぜひ一度活用してみてくださいね。
柚子ジャムを使った柚子味噌の作り方
市販の柚子ジャムの甘味と生姜のピリっとした味わいが美味しい柚子味噌の作り方です。
<材料200g>
・白味噌:150g
・柚子ジャム:70g
・生姜:1片
・きび砂糖:大さじ1
・料理酒:大さじ1
<作り方>
1.生姜は皮をむいて千切りにする
2.耐熱ボウルに生姜と全ての材料を入れ、よく混ぜ合わせる
3.ふんわりとラップをかけて、600wの電子レンジで1分加熱する
4.一度取り出して混ぜ合わせ、ラップをせずに再度600wの電子レンジで30秒加熱する
5.よく混ぜ合わせてあら熱が取れたら、器に移して完成
<ポイント>
柚子ジャムを使った作り方は、ジャムの種類によって甘みが異なります。きび砂糖の量はお好みの味わいに調整して入れましょう。電子レンジを使う作り方なので、柚子味噌が焦つく心配がなく時短で出来上がりますよ。
米麹を使った柚子味噌の作り方
味噌を使わず、麹の旨味で作る柚子味噌の作り方です。
<材料>
・ゆず:3〜4個
・米麹:200〜250g
・醤油:300cc
・砂糖:200g
<作り方>
1.柚子は種を取り、皮と袋は細かくみじん切りにする
2.米麹をほぐして、醤油と混ぜておく
3.1と2をボウルに入れて混ぜ合わせ、2〜3日置いて麹を発酵させる。その際、1日1回はかき混ぜておく
4.3を鍋に入れて、弱火で20分程度煮詰め、ゆるめの味噌ぐらいになったら砂糖を入れる
5.砂糖を入れたら、焦げ付かないよう混ぜながら、とろみがついたら火をとめる
6.あら熱が取れたら、器に移して完成
<ポイント>
火を止めた際に、少しゆるめでも冷めると硬くなります。醤油麹が手元にある場合は、1の作業を省いた作り方ができます。
柚子と麹の味わいが上手く絡まるので、鶏肉や魚の焼き物に合わせたり、大根ステーキにかけたりすると、美味しく味わえます。
柚子味噌は、手作りしておくと調味料を調整できるので自分好みの味に仕上げて楽しめますが、時間がない場合は市販にも美味しい柚子味噌が沢山揃っています。
こちらの記事では、柚子味噌のおすすめの市販品をご紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
手作り柚子味噌を味わう!活用レシピの作り方
色んな味の柚子味噌の作り方がマスターできたら、今度は手作りの柚子味噌を生かして料理をしてみましょう。
ここでは、柚子味噌を使った活用レシピの作り方をご紹介していきます。常備で作り置きしておくことで、色んなレシピに活用できるので、料理の幅がさらに広がりますよ。
里芋の柚子味噌田楽
柚子味噌が香ばしく、里芋の食感が美味しいレシピの作り方です。
<材料>
・里芋:4個
・だし昆布:適量
・白だし:適量
・柚子味噌(白味噌使用):適量
<作り方>
1.里芋は八つ頭に皮をむく
2.鍋に、里芋と浸るぐらいの水、だし昆布・白だしを入れる
3.竹串が通るぐらいまで、柔らかく煮る
4.お皿に盛り、柚子味噌をかけたら完成
<ポイント>
素材を生かしたシンプルな食べ方なので、お酒のつまみにもおすすめです。里芋がない場合は、大根で代用した作り方でも美味しく仕上がります。
柚子味噌おでん
柚子の香りと、味に深みのある柚子味噌を付けて味わうおでんの作り方です。
<材料3〜4人分>
・大根:8cm程度
・里芋:5〜6個
・焼き豆腐:1丁
・板こんにゃく:1枚
・卵:3個
・たこ:足3本
・はんぺん:1枚
・煮込みちくわ:1〜2本
・米:大さじ1
・柚子味噌(赤味噌を使用):適量
・だし昆布:150g
・だし鰹:10g
<作り方>
1.大根は厚さ1cmの半月切りにして皮をむき、卵は茹でて皮をむき、
2.はんぺん・焼き豆腐は4等分にカットし、たこは食べやすいよう切り込みを入れる
3.鍋に米を入れたパック・1・2の材料と浸るぐらいの水を入れてる
4.材料に串が通るまで茹でて、ザルに受けて冷まし、串に刺す
5.土鍋またはおでん鍋に、水1500mlとだし昆布を入れて30分浸しておく
6.30分後、強めの中火にかけて沸騰直前に、だし昆布を取り出す
7.だし鰹を入れて、3分ほど煮てアミですくって取り出す
8.大根・こんにゃく・里芋・焼き豆腐を入れて、弱火で20分煮込む
9.ゆで卵・ちくわ・はんぺんを3分煮込み、最後に茹でたこを1分程度煮込んで火を止める
10.お皿に具材を盛り付け、柚子味噌を付けたら完成
<ポイント>
食材に昆布や鰹の旨味が染み込むことで、より柚子味噌との相性が良くなります。茹でたこは茹ですぎると固くなるので、さっと煮汁に煮込みます。
じゃがいものそぼろ炒め
柚子香るじゃがいもの肉味噌炒めの作り方です。
<材料2人分>
・じゃがいも:200g
・合い挽き肉:100g
・サラダ油:小さじ2
・柚子味噌(赤味噌を使用):適量
<作り方>
1.じゃがいもは皮をむいて芽を取り除き、一口大にカットする
2.耐熱ボウルに入れラップし、電子レンジで4分程度火が通るまで加熱する
3.フライパンに油を入れ、合い挽き肉とじゃがいもを入れて弱火で炒める
4.合い挽き肉の色が変わってきたら、柚子味噌を入れ、汁気がなくなるまで炒める
5.お皿に盛り付けたら、完成
<ポイント>
電子レンジでじゃがいもを加熱しておくと、忙しい時でもすぐ作れます。ねぎを上にのせると、彩りがよくなるのでおすすめです。
さわらの柚子味噌焼き
さわらの上品な甘味と柚子味噌の味わいやコクが美味しい作り方です。
<材料2人分>
・さわらの切り身:2切れ
・柚子味噌(白味噌使用):適量
・塩:適量
<作り方>
1.さわらの切り身全体に塩をふって10分間おき、キッチンタオルで水気を拭き取る
2.魚焼きグリルに入れて、両面を中火で焼いていく
3.柚子味噌を皮側に塗り、さらにグリルで焼き色がつくまで焼く
4.お皿に盛り付けたら、完成
<ポイント>
さわらに塗り込むだけなのに、白味噌の甘みや柚子の風味が相性よく、美味しく仕上がります。鯛などの白身魚でもおすすめです。
まとめ:柚子味噌の作り方をマスターして様々な料理に活用しよう!
柚子の香りや、味噌のコクが美味しい柚子味噌は、自宅でも簡単に作れる万能調味料です。
作り方をマスターして常備しておくだけで、色んな料理に活用できますよ。また、味噌や調味料の分量を変えた、味わいの異なる柚子味噌の作り方にも挑戦してみましょう!