そんな疑問に答えます。
豆腐は栄養価が高く、他の具材の味の邪魔もしないので、味噌汁にぴったりの具材ですよね。お値段も手頃なので冷蔵庫に常備し、毎日味噌汁に入れて食べている人も多いのではないでしょうか。
この豆腐の種類、なんとなくで選んでいませんか?絹ごし豆腐と木綿豆腐それぞれの特徴を理解していますか?
この記事では、味噌汁に合う豆腐の種類や、豆腐の美味しさをそのまま活かすための切り方や入れるタイミングについて解説していきます。
目次
味噌汁に合う豆腐の種類は絹ごし豆腐・木綿豆腐どっち?
豆腐の種類は大きく分けて、「絹ごし豆腐」と「木綿豆腐」があります。それぞれの豆腐の食感や味に注目して、味噌汁につかう豆腐の種類を選ぶと、ご家庭の味噌汁がぐっと美味しくなります。
「絹ごし豆腐と木綿豆腐どちらを使おう?」と迷わないように2種類の豆腐の違いを見ていきましょう。
絹ごし豆腐の特徴&相性のいい味噌汁の具
豆乳とにがりを容器に入れて固めて作られたものを、絹ごし豆腐といいます。
水分をたくさん含んでいるので、きめ細かく、なめらかでのどごしが良いのが特徴です。なめこや、わかめなどのやわらかい食材と一緒に味噌汁に入れるのがおすすめです。
するすると食べることができるので、小さなお子様が食べる時場合や、食欲があまりない時にも味噌汁にいれて食べることができます。
また、豆腐そのものの味を味わいたい時は、スープの味が染み込みにくい、絹ごし豆腐の方が適しています。
木綿豆腐の特徴&相性のいい味噌汁の具
一方、木綿豆腐は作る工程で圧力を加え、水分が抜かれているので、絹ごし豆腐と比べてしっかりとした噛みごたえがあります。
大根や里芋、にんじんなどの根菜類が入っている味噌汁によく合います。具沢山でボリュームのある味噌汁を作りたい時には木綿豆腐がぴったりです。
一品のしっかりしたおかずになるので、おかずが少し足りない時に、木綿豆腐の入った味噌汁は満足感を得られます。
木綿豆腐は一度崩したものを固めているので、豆腐内に隙間がたくさんあり、味が染みやすいという特徴を持っています。
火を通すことで豆腐内に味が入っていくので、出汁を味わいたい時や、魚介の旨味がしっかり出ている味噌汁などに使うのもおすすめです。
【豆腐の種類別】味噌汁に豆腐を入れるタイミングと切り方
豆腐の選び方について見ていきましたが、次は実際に味噌汁を作る際のタイミングと切り方を豆腐の種類別に見ていきたいと思います。
美味しい味噌汁を作るためには、火の通し方や、切り方がポイントになってきます。豆腐や味噌を入れた後の注意点も合わせて確認していきましょう。
絹ごし豆腐の場合
絹ごし豆腐は形が崩れやすいので「味噌を入れたあと」に入れるのがいいとされています。
長く加熱してしまうと、せっかくの絹ごし豆腐の特徴のなめらかでぷるぷるとした食感が失われてしまいます。入れた後も、ぐるぐるかき混ぜてしまうと形が崩れてしまうので、優しく混ぜましょう。
切り方は箸で持てるぐらいの大きさで、なめこやわかめなどの他の具材の邪魔をしないような大きさに切ると食べやすくなります。崩れやすいので、味噌汁に豆腐を入れる時はそっと入れましょう。
木綿豆腐の場合
味をしっかり染み込ませたい場合は木綿豆腐を「味噌の前に入れる」という方もいるようです。絹ごし豆腐に比べ、固いのであまり崩れる心配がないからです。
ただし、木綿豆腐も熱を通しすぎると食感が損なわれるので、心配な方は味噌の後に入れるのがよさそうです。切り方は、味が染み込みやすいように、手で一口大にちぎるのがおすすめです。
味噌汁を沸騰させないように注意
豆腐や味噌の種類にかかわらず、味噌や豆腐を入れた後は味噌汁を沸騰させないように注意しましょう。沸騰させてしまうと、豆腐の形が崩れるだけでなく、水分が抜けて食感が変わったり、味が落ちてしまいます。
また、味噌の風味が損なわれる可能性もあります。美味しい味噌汁を作るために、火を止めてから、味噌や豆腐を入れることを覚えておきましょう。
味噌汁を時短で作る【おすすめ豆腐2種類】
味噌汁を作る時、具材を用意して切って、崩さないようにそっと混ぜて・・・と思いの外時間も労力も使うものです。
また、少量を作りたい時に「豆腐一丁を使いきれなくて、残った豆腐の保存に困る」なんてこともあると思います。そんな時に役立つ、おすすめ豆腐を2種類、ご紹介します。
時短で作るなら「乾燥豆腐」がおすすめ
「乾燥豆腐」は時短と量の調節ができる万能アイテムです。豆腐があらかじめ一口サイズにカットされ、乾燥されているので手間なく味噌汁に入れるだけで完了します。
面倒な切る作業を省いたり、使いたい量の調節が簡単にできます。他の具材に乾燥わかめを使えば、包丁とまな板いらずで、味噌汁が一品完成しますね。
賞味期限も長いので、お家に常備しておけば、「豆腐を少量使いたい時」や「豆腐を買い忘れた」なんて時に乾燥豆腐がとても役に立ってくれることでしょう。
アスザックフーズ「フリーズドライ 国産豆腐」
乾燥豆腐は複数のメーカーから様々な種類の商品が販売されていますが、中でもアスザックフーズの乾燥豆腐は「国産」にこだわって作られている点が特徴。
お味噌汁に入れると膨らみ、絹ごし豆腐のようななめらかな食感と大豆の香りが、生の豆腐さながらに感じられます。
50g入りの少量タイプですが、一度に使用するのは3~5g程度ですので、10~15回ほど使えます。「乾燥豆腐をはじめて使う」という方や「素材は国産にこだわりたい」という方におすすめできる商品です。
アミュード「フリーズドライ具材 豆腐」
アミュードは業務用など様々な種類の味噌汁・スープ関連商品を販売しているメーカー。コスパがよいことが最大の特徴で、フリーズドライ具材の豆腐も安価なのに大容量(100g)、と経済的にも助かります。
味や風味も全く悪くなく、豆腐の食感・風味は十分に感じられます。ジップ付きなので保存がしやすいという点もポイント。日常的に味噌汁には乾燥豆腐を使いたい、という方には特におすすめできる商品です。
まとめ:味噌汁の豆腐の種類は「食感と味」で選ぼう
同じ豆腐でも、絹ごし豆腐と木綿豆腐の種類の違いによって食感にも違いがあります。味噌汁を作る時には、「他の具材と食感が合うかどうか」を考えて豆腐を選ぶことをおすすめします。
具沢山の味噌汁を食べたい時は、食感が豊かな木綿豆腐が合いますし、逆に豆腐のぷるぷるとした食感を味わいたい時は、絹ごし豆腐がよく合います。
また、味噌汁に豆腐を入れるタイミングや切り方をすこし意識するだけで、香りも食感も豊かな味噌汁を楽しむことができます。
味噌汁は和食に欠かせないメニューとして、毎日作るというご家庭もあるのではないでしょうか。
例えば、夏はさっぱりと食べられる絹ごし豆腐とわかめの味噌汁。冬は、旬の根菜と木綿豆腐を使って味噌汁を作るなど、季節や気分に合わせて豆腐の種類を使い分けるという楽しみもあります。
毎日同じ味噌汁の具材に飽きてしまったという方は、絹ごし豆腐と木綿豆腐の違いを楽しみながら、気分に合わせて使い分けていただければと思います。