ラードはスーパーで買える?売り場はどこ?おすすめの商品もご紹介
レシピを見ていたらラードが必要なんだけど、スーパーで買えるのかな?
スーパーにラードを買いに行きたいけど、どの売り場に売っているんだろう?

はじめてラードを使う人は、このように思うことがあるのではないかと思います。

一般的な植物油やバターなどに比べてなじみの薄いラードですが、どこを探せば手に入るのでしょうか?

この記事では、ラードを売っている場所やおすすめの市販ラードをご紹介します。

ラードはスーパーで買えるの?どの売り場を探せばいい?

ラードはスーパーで買えるの?どの売り場を探せばいい?

ラードはスーパーに売っているのでしょうか?また、どの売り場に置いてあるのでしょうか?ラードの入手方法をご紹介します。

ラードはどんなパッケージ?値段はどのくらい?

ラードは、あまり使わない人にとってなじみの少ない油脂ですよね。ラードがどのようなパッケージで売っているのかがわからなければ、見逃してしまうことも多いのではないかと思います。

ラードとは豚肉の脂の総称のこと。市販のラードは主に背脂が使われています。豚肉の脂身と同じように常温では白い固形状です。豚の脂身よりも柔らかく、やや固めのペースト状というところでしょうか。

そのため、スーパーで扱っているラードの多くはマヨネーズと同じようなチューブの容器に入っています。

スーパーに売っているラードの容量は200~250g程度。一般的な大きさのマヨネーズ(400~450g入り)よりも、一回り小さめといったところでしょうか。スーパーでの価格は200~300円くらいが一般的です。

スーパーではこの売り場を探そう!

ラードは豚の背脂を精製したものなので、スーパーではサラダ油などが置いてある食用油の売り場に陳列されているケースが多いようです。

ですから、まずオリーブオイルやごま油などを陳列している棚を探してみましょう。

ラードが食用油売り場に売ってない場合、次に可能性がある場所がバターやマーガリンなどが置いてある売り場です。ラードは本来、要冷蔵商品ではありません。

しかし、バターやマーガリンと同じような固形状の脂なので売り場をわかりやすくするために、バターやマーガリンと同じ冷蔵ケースに置いているスーパーも多いようです。

また、ラードは料理の他にお菓子作りやパン作りに利用することも多いため、製菓材料売り場に置かれていることもあります。

食用油売り場やバター売り場に置いていなければ、ホットケーキミックスやゼラチンなどが売っている製菓材料コーナーを探してみるとよいかもしれません。

また、稀に、精肉売り場や中華材料売り場の周辺に置いてあるスーパーもあるようです。

ラードは無料でもらえないの?

よく、スーパーの精肉売り場などに白い脂が置いてあり、「ご自由にお取りください」と無料で持ち帰れるようになっていますよね。あの白い脂はラードではなく牛脂(ヘット)です。

牛脂は牛一頭から取れる量が多いにもかかわらず食用油としての用途が少ないので、商品として売ってもあまり需要が見込まれません。

ですから、スーパーではサービス品として無料で配っているケースが一般的です。

一方、ラードは1頭の豚から取れる量が少ない上、料理や菓子・パンなどへの用途が多く需要も比較的高いので、牛脂のようなサービス品ではなく商品として販売されています。

そのため、ラードがスーパーで無料で配られていることはまずありません

業務スーパーやコストコでも売ってる?肉屋で買える?

一般的な食品スーパー以外でラードを確実に売っている店は業務スーパーです。業務スーパーには、一般的なスーパーと同じような200gのチューブタイプのラードの他、一斗缶に入った15kg入りのラードも売っています。

一方、コストコやカルディにラードは置いていないようです。

では、肉屋ではどうでしょうか?肉屋では、チューブタイプのラードはあまり売っていませんが、豚の背脂なら多くの肉屋で購入できます

チューブタイプのラードが手に入らない場合は、肉屋で背脂を購入して手作りする方法もあるので、うまく活用するとよいですね。

スーパーや通販で購入できるおすすめのラード10選!

スーパーや通販で購入できるおすすめのラード10選!

ラードはスーパーで購入できる他、通販でもさまざまなタイプのラードを購入できます。ここからは、スーパーや通販で購入できるおすすめのラードをご紹介します。

純製ラードと調整ラードの違い

市販のラードは大きく分けると2種類のラードが存在します。

・純製ラード:豚の脂、主に背脂だけを精製したもの

・調整ラード:豚の脂の他に、牛脂やパーム油などの植物油脂がブレンドされているもの

スーパーをはじめ、市販のラードの大半は純製ラードです。調整ラードは純製ラードよりも安価ですが、ラード特有のコクや香りは純製に比べて劣るので、家庭で使う場合は純製ラードを選べば間違いないでしょう。

スーパーで購入できるチューブタイプの純製ラード3選

多くのスーパーではマヨネーズのような容器に入ったチューブタイプの純製ラードを販売しています。手を汚さずに使いたい量だけ使える上、少量タイプなので家庭でも使いやすいことが特徴です。

マリンフード 『ピュアラード』 200g

原材料名:豚脂(国内製造)/酸化防止剤(ビタミンE)、(一部に大豆を含む)

大阪の食品メーカー「マリンフード」が製造している純製ラードです。主に業務スーパーで150円前後で販売されています。厳選した豚の脂を使い、高度精製をしているので風味のあるラードです。

ベル食品 『純製ラード』 200g

原材料名:豚脂、酸化防止剤(ビタミンE)、(原材料の一部に大豆を含む)

北海道の食品メーカー「ベル食品」が販売している純製ラードです。イオンなどで200円前後で販売されています。

製造元はマリンフードで、容量、原材料とも業務スーパーで売っている『ピュアラード』と同じなので、ほぼ同じ商品と考えてよいですね。

https://twitter.com/BAN9972/status/1460540257498136576

雪印メグミルク 『純製ラード』 250g

原材料名:豚脂(国内製造)/酸化防止剤(ビタミンE)

チューブタイプですが、マリンフードやベル食品よりも量が少し多めの250g入りです。

精製された豚の脂で、こちらの商品もマリンフードが製造したもの。イトーヨーカドーなどのスーパーで250円前後で販売されています。

マリンフードの『ピュアラード』やベル食品の『純製ラード』と違う点は、アレルギー物質として大豆の表記がないこと。ですから、大豆アレルギーのある人はこちらの商品がおすすめです。

https://twitter.com/mariko_itoh222/status/1113298819112792069

通販で購入できるおすすめのラード5選

ラードをスーパーで購入する場合はあまり選択肢がありませんが、通販ではいろいろなタイプのラードが販売されています。

スーパーに売っていないような量が多めのラードや、こだわりのラードなどを購入したい場合は、通販を利用すると便利です。

通販で購入できるおすすめのラードを5品ご紹介します。

丸和油脂 『純製ラード』 900g

国産豚の脂を100%使用した純製ラードです。国産豚の脂身は香味成分が豊富なため、独特のコクと風味を感じられます。

チャーハン、餃子、ハンバーグ、トンカツなどいろいろな料理に幅広く使え、素材のおいしさを引き立ててコクのあるジューシーな風味に仕上げられます。

マーガリンのようなカップに入っているので、使いやすいのもうれしいですね。900g入りなので、ラードを頻繁に使う人におすすめです。

丸和油脂 純製ラード 900g
丸和油脂

Romi Smilfood 『カメリアラード』 15kg

オランダ大手加工油脂メーカーの「Romi Smilfood社」が製造するオランダ産のラードです。Romi Smilfood社の最高級ラードで、厳選された豚の脂の旨味に加え、独特の風味や香りを持っています。

ヨーロッパのみならず世界各国の一流レストランで愛用されている高品質のラードで、特に、揚げ物に使用したときのサクサクした食感と香ばしさが出るのが特徴です。

15kgの一斗缶しかないにもかかわらず、通販の売れ筋ランキングでも上位の人気商品。ラードで揚げ物をする人にはおすすめです。

カワカミ 『純製サンラード』 600g

鮮度の良い豚の脂を原料に、添加物を一切使わずに作るこだわりの純製ラードです。原料の豚脂は毎日自社便で仕入れ、鮮度が落ちないうちに平釜でていねいに炊き上げています。

一般的な精製ラードとは違い、平釜で少量ずつ炊き上げるので、ラード本来の香ばしい香りを持っていることが特徴

さらに、炊き上げたラードは濾過機でアクを99.9%取り除くので、混じり気のない真っ白なラードに仕上がっています。

揚げ物や炒め物の他、自家製の香味油などを作る際にもおすすめです。600gのお試しサイズの他、15kg入りの一斗缶サイズもあります。

酒井商事 『炊きラード』 800g

一般的なラードは、高温で煮た豚の脂から不純物を取り除いた精製ラードと呼ばれるものです。

それに対し、酒井商事の『炊きラード』は、直火式の平釜を用いて直火で丹念に炊き上げただけの昔ながらの製法で作っています。

上質な背脂を主原料とした炊きラードは、未精製である分、ラード本来のコクと風味をしっかりと感じられることが特徴です。

炒め物、調味油、揚げ物とどのような料理にも合いますが、未精製のため、揚げ油として使う場合は植物油に混ぜて使う方法がおすすめです。

みそのこ食品 『ピュアラード』 300g

「みそのこ食品」は、豚の背脂を使った油味噌「みそのこ」を作っている沖縄のメーカー。油味噌とは、油で炒めた肉や魚に味噌と砂糖を加えて作った沖縄名産のごはんの友のことです。

「みそのこ」は上質な背脂から余分なラードを取り除いて作った油味噌。そして、「みそのこ」の製造過程で取り除いたラードを精製した純製ラードが『ピュアラード』です。

沖縄県産の豚を100%使っているので、豊かなコクと風味を楽しめます。

製菓・製パンにおすすめのラード2選

お菓子作りやパン作りに使用するラードは、コクが深く香りが豊かな上質のラードがおすすめです。もちろん、通常の料理用としても使用できます。

月島食品工業 『ハイポークラード』 450g

業務用のマーガリンやショートニングのメーカーである「月島食品工業」が製造するラードで、バターのように四角いブロックの形状をしています。

厳選した豚の脂身をスチームで抽出していて、豚の脂身本来の豊かな香りが特徴であるため、パンやお菓子、中華まん等の点心皮などに使用する油脂としておすすめです。

月島食品 ハイポーク ラード 450g
月島食品

ミヨシ油脂 『ハイアント』 2kg

ミヨシ油脂も月島食品工業と同様に、業務用製パン・製菓用の油脂などを製造している会社です。ミヨシ油脂の純製ラード『ハイアント』は、厳選した豚の脂身を精製したラード。

豚脂本来の豊かな旨味とコクがありながら、香りにクセがないため、バターやショートニングの代わりに、パンやお菓子、点心の皮などに使うことができます。

また、旨味とコクが強いのでラーメンのスープにもよく合います。

2kg入りのピロー型で柔らかめのフィルムで包装されているので、そのまま絞りだして使用できます。量が多いので、ラードの使用頻度が高い人におすすめです。

まとめ:ラードはスーパーの油売り場やバター売り場で手に入る!

ラード(豚の脂)は、他の食用油と比べるとなじみの薄い油かもしれませんが、一般的な食品スーパーで比較的簡単に購入できます。

スーパーで探しても見つけられなかったという人も多いようですが、油売り場やバター売り場に陳列されていることが多いので探してみてください。

また、通販を利用すると、スーパーでは手に入りにくい大容量のラードやこだわりのラードを購入できます。

ひと口にラードと言っても、それぞれの商品に特徴があるので、お気に入りのラードを探してみるのもおすすめです。

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