そんな疑問にお答えします。
筆者もヨーグルトをヨーグルトメーカーで自作するほど大好物で、毎日おやつに食べています。ドライフルーツを混ぜると甘くなっておいしいですね。
この記事を読むと、ドライフルーツのヨーグルト漬けの効果や作り方がわかります。
目次
ドライフルーツのヨーグルト漬けってどんな食べ物?
ドライフルーツのヨーグルト漬けは、数年前にテレビ番組で紹介されてから静かなブームが続いています。夜準備すれば朝食で食べられる気軽さと、驚きのおいしさがうけて今でも毎日食べている人がたくさんいるスィーツです。
ではドライフルーツのヨーグルト漬けがどんな食べ物なのかくわしく見ていきましょう。
どんな食べ物?
ヨーグルトのトッピングにドライフルーツを使っている人は多いでしょう。そのままだとすっぱいヨーグルトがドライフルーツの甘みで食べやすくなって、おやつや朝食代わりにぴったりです。
ドライフルーツを入れてすぐ食べると、少し硬くて歯にくっついたり食べにくい時があります。そこでヨーグルトにドライフルーツを漬けて軟らかくしようと考えたのがドライフルーツのヨーグルト漬けです。
数年前にテレビ番組で「家事えもん」こと松橋周太呂さんが紹介して一時流行したもので、今でも簡単でおいしいと続けている人がたくさんいます。
味は?おいしいの?
ドライフルーツをヨーグルトに一晩漬けると、ヨーグルトの水分をドライフルーツが吸ってふっくらとやわらかくなります。ヨーグルトは水分が抜けて、濃厚でクリーミーな味わいに。
混ぜて食べればドライフルーツの甘みでヨーグルトが程よく甘くなっておいしく食べやすくなりますよ。
大きめのドライフルーツをヨーグルトの表面に刺しておくと、ぷるぷるになったドライフルーツと水分が抜けて濃厚になったヨーグルトを別々に楽しむこともできます。
夜寝る前に仕込んでおいて、朝食に出してもいいですね。
栄養はどうなの?
ヨーグルトの上にたまる水分を捨ててしまう人もいるのではないでしょうか。この水分には「乳清(ホエー)」が入っています。
ホエーにはたんぱく質やビタミン、ミネラルなど豊富な栄養素が含まれているので、捨ててしまうのはもったいないですね。ドライフルーツを漬ければホエーもしっかり食べることができて一石二鳥です。
ドライフルーツには食物繊維が同じ重さの生のフルーツの4~5倍入っていると言われています。水溶性と不溶性両方の食物繊維を含むのが特徴で、腸の善玉菌を増やし便秘を改善する働きがあります。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌も善玉菌を増やしますので、ドライフルーツのヨーグルト漬けは相乗効果で腸に効果のあるおいしくて働き者の食べ物です。
またドライフルーツに含まれる食物繊維は食後血糖値の急上昇を抑えると言われています。ただし大量に食べると逆効果。ヨーグルトと混ぜることで少量でも満足感を得られますよ。
ドライフルーツのヨーグルト漬けのレシピ
ドライフルーツをヨーグルトに漬けると味や食感が良くなるだけでなく、健康にも効果があることがわかりました。ドライフルーツのヨーグルト漬けを、毎日の食卓に取り入れたいですね。
ドライフルーツのヨーグルト漬けは自宅で簡単に作ることができます。基本の作り方や簡単にできるアレンジの方法を見ていきましょう。
基本の作り方
ドライフルーツのヨーグルト漬けの作り方です。夜作れば朝起きた時に食べられて便利ですよ。
【材料】
・ドライフルーツ:100g
・プレーンヨーグルト:1パック(450g)
【作り方】
1.大きいフルーツは食べやすい大きさに切ります。
2.ヨーグルトの中にドライフルーツを入れ、軽く混ぜます。
3.一晩冷蔵庫の中に入れておけば完成です。
【ポイント】
ドライフルーツとヨーグルトを別々に食べたい場合は、フルーツを切り分けずに大きいままでヨーグルトの表面に刺します。1週間くらい日持ちしますが、できるだけ早めに食べ切るようにしてください。
アイスドライフルーツヨーグルトの作り方
ひと手間加えて冷たくておいしいデザートを作りましょう。夏にぴったりのスィーツです。
【材料】
・ドライフルーツのヨーグルト漬け:適量
・製氷皿やジッパー付きのビニール袋
【作り方】
1.製氷皿またはビニール袋にドライフルーツのヨーグルト漬けを入れます。
2.冷凍庫に入れて固まったら完成です。
【ポイント】
ビニール袋で作る時は食べやすい大きさに筋をいれておくと、後で割りやすいです。ドライフルーツのヨーグルト漬けを作りすぎて余った時にもどうぞ。
ドライフルーツのヨーグルト漬けにおススメのフルーツ5選
ドライフルーツのヨーグルト漬けはミックスフルーツを使うのが簡単でいろいろなフルーツを一度に楽しめます。けれどどうせ作るなら、使うフルーツには少しこだわりたい人も多いのではないでしょうか。
フルーツによって味も健康効果も違ってきますので、自分に合ったフルーツを見つけてください。ここからはヨーグルト漬けにおすすめのドライフルーツ5種をご紹介します。
マンゴー
ヨーグルト漬けにおすすめと言えば、1番はマンゴーです。小さく切って漬けてもいいですが、大きいままでヨーグルトの表面に刺しておけばぷるぷるの触感でびっくりの味になりますよ。
マンゴーは栄養豊富な果物で、特にビタミンAとβカロテン、葉酸が多く含まれています。
・ビタミンAは夜盲症や視力の低下に効果があります。
・βカロテンは強い抗酸化作用があり、必要があるとビタミンAに変わります。
・葉酸はビタミンB群の一種で、ビタミン12と一緒に血液を作り出します。また細胞の生産や再生を助ける作用もあります。
ドライマンゴーは100gで350kcal程度で、かなりカロリーの高いドライフルーツです。1日3~4切れを目安に食べましょう。
バナナ
ドライバナナはさくさくしておいしいですね。ついつい食べ過ぎてしまってカロリーオーバーになりやすいドライバナナも、ヨーグルトに漬ければ少量で満足感が得られます。
バナナは食物繊維、カリウムやビタミンB群が豊富に含まれています。
・水溶性と不溶性の両方の食物繊維が豊富に含まれており、便秘対策に効果が期待できます。
・カリウムは塩分の排出を助け、むくみを解消する働きがあります。
・ビタミンB群は体を正常に働かせる機能を持ち、不足すると体がだるくなったりやる気が出ないと言った症状が出ます。
ドライバナナは100gで300kcal程度で、やはりカロリーは高め。ひと掴み(30g)くらいを目安に食べましょう。
ブルーベリー
ドライブルーベリーのヨーグルト漬けは色もきれいなブルーになって、独特のブルーベリーの香りも食欲をそそりますね。ブルーベリーとヨーグルトは人気のある組み合わせです。
ブルーベリーにはアントシアニンや鉄分、食物繊維が豊富です。
・アントシアニンには目の疲れを軽減させる効果があります。
・鉄分は赤血球に含まれるヘモグロビンの材料になり、特に女性に必要な栄養素です。
・食物繊維の含有量は果物の中で、ブルーベリーが1位と言われています。特に不溶性食物繊維を多く含みます。
ドライブルーベリーは100gで300kcal程度。ひと掴み(30g)くらいが1日に食べる目安です。
いちじく
いちじくは江戸時代から日本人に食べ続けられている、栄養価の高い果物です。今ではカラフルなフルーツに押され気味ですが、古くから「不老長寿の果物」と言われて大切に食べられてきました。
生のいちじくは夏の間しか食べられませんが、ドライいちじくならいつでも好きな時に食べられますね。いちじくにはペクチンやカルシウム、鉄分が多く含まれています。
・食物繊維の中でも水溶性食物繊維のペクチンは腸の壁を守ったり、便を軟らかくして便秘の改善の効果があります。
・カルシウムは骨の材料で、不足すると骨がもろくなる骨粗しょう症になると言われています。
・鉄分は赤血球の材料になり、貧血を防ぎます。
ドライいちじくは100gで290kcal程度です。1つ15~20gくらいですので、1日2~3個を目安に食べてください。
プルーン
プルーンと聞くと何となく体に良いようなイメージがありますね。毎日食べたいけれど独特の甘ったるさが苦手という人も多いのではないでしょうか。
ドライプルーンはヨーグルトに漬けると、さわやかなさっぱりした味わいになりますよ。プルーンには不溶性と水溶性の食物繊維がバランスよく含まれ、ビタミンA、B群、Kやミネラルも豊富です。
・ビタミンKは骨の形成を促進して、骨粗しょう症を防ぐ効果があります。
・カリウム、マグネシウム、カルシウム、鉄などたくさんの種類のミネラルが含まれています。
ドライプルーンは100gで235kcal程度で、ドライフルーツの中ではカロリーの低い食品です。プルーンは一粒10g程度ですので、1日5粒程度が目安です。
まとめ~ドライフルーツとヨーグルトの相乗効果
ドライフルーツとヨーグルトは美容や健康を気遣う人のおやつとして人気のある食べ物です。
ヨーグルトにドライフルーツを一晩漬けるだけで、味もおいしくなり満腹感もあっておやつだけでなく朝食としてもうれしい一品ですね。
作るのはとても簡単ですし、入れるフルーツの種類を変えればいろいろなバリエーションが楽しめます。健康効果も期待できるドライフルーツのヨーグルト漬けをぜひ一度試してみてください。