そんな疑問に答えます。この記事では、少ない食材でサクッと作れる万能調味料のバター醤油ソースをご紹介します。
材料はいたってシンプルなのに、普段のメニューに添えるだけで、急にレストランのメニューような雰囲気にレベルアップすることができますよ。
バター醤油ソースのレシピを全部で7つご紹介するので、お好きな味を探してみてくださいね。
目次
何にかけても美味しい!バター醤油ソースってどんなもの?
バター醤油ソースはレストランでは定番ですが、ご家庭の味として頻度良く使っている人は少ないかもしれません。
でも、実はすごく簡単に作れて、普段のメニューがレストラン級に格上げできるアイテムなんですよ。
バター醤油ソースは肉、魚、野菜と何にでも合わせることが出来る万能調味料で、アレンジ方法も色々あって楽しめるソースです。
レシピ次第で和風~洋風までいける万能ソース
バター醤油ソースのベースは、名前の通り「バター×醤油」の組み合わせです。こってりとした濃厚なバターの味わいと、日本人の舌に馴染む醤油が合わないワケがありません。
いわゆる洋食屋さんで食べるステーキやハンバーグにかかっている、醤油ベースのソースです。
バターと聞くと洋風なイメージが先行してしまいますが、実は和食にも合う優れもの。さらには丼物としてごはんに合わせるのも美味しいです。醤油のおかげで白いごはんがぐんぐん進みます。
調理後のフライパンでソースを作るのがコツ
レストランのような濃厚なバター醤油ソースを作るポイントは、魚や肉などを焼いた後、そのままのフライパンでソースを作ることです。
肉や魚を焼いた後のフライパンには、食材から出てきた油分や、焼いたときの焦げなどが残っています。それらをソースに加えることで、バターと醤油だけでなく旨味が加わり、ソースの味に深みが増します。
時間にゆとりがある場合には、是非「メインを調理してから、最後にソースを作る」というレストランの方法を取り入れてみてください。
調理の合間にレンジで作れる手軽さが魅力
レストランのように調理後にソースを作るのは少し時間がかかりそう…という場合は、調理の合間にレンジでサクッと完成させることも出来ます。
バター醤油ソースの材料を耐熱容器に入れて、レンジに入れるだけという手軽さです。
バターが20g程度のレシピの場合、600wで30秒ほどが加熱時間の目安です。バターが溶けたらレンジから出し、全体をかき混ぜれば完成です。
熱くなったバターは溢れやすいので、レンジ中は様子を見ながら、必要に応じて早めに止めるようにしてください。
お好きな方はリッチなバターを使うのもおすすめ
より美味しいバター醤油ソースを作ってみたい!という方は、バターにもこだわるのがおすすめです。ソースとして濃いめの味付けに仕上げたいので、バターを選ぶときは「有塩バター」を選びましょう。
北海道産の生乳を練りこんだ「北海道手造りバター」は、ちょっとした特別なディナーの時に使いたい高級・高品質バターです。
瓶入りというのもオシャレで、冷蔵庫にあると気分が上がること間違いなしですよ。
7種の「バター醤油ソース」レシピ&使い方のコツ
バター醤油ソースは、定番のものはもちろんのこと、プラスする材料を変えるだけでアレンジ自在です。
今回は定番からアレンジ編まで全部で7つのソースをご紹介しながら、それぞれのバター醤油ソースを合わせたい食材をご提案します。
どのソースも基本的にはご家庭にある材料で混ぜるだけで作れる簡単なソースを厳選しました。ぜひ、お気に入りのソースを見つけてみてくださいね。
定番バター醤油ソース
まずはシンプルな定番のバター醤油ソースの作り方をマスターしましょう。
ソースと聞くと難しいイメージがあるかもしれませんが、フライパンでバターを溶かしてから、材料を合わせるだけなのでとても簡単です。
【材料】1回分
・バター 20g
・醤油 大さじ1と1/2
・白ワイン 大さじ1
・塩こしょう 少々
【作り方】
1.肉などを焼いたフライパンにバターを入れて火にかける
2.バターが溶けたら醤油、白ワインを加え混ぜる
3.味見をしながら塩こしょうで味を調整したら完成
白ワインを加えることでよりお店の味に近づけることができますが、もし手元にない場合は日本酒や料理酒で代用することも可能です。
白ワインで作る方が洋風、日本酒で作ると和風な仕上がりになります。お好みに応じてアレンジしてみてください。
おすすめの食べ方・アレンジ法
いわゆる洋食屋さんでステーキにかかっているような「定番バター醤油ソース」は、ビーフステーキやチキンステーキなどがっつりとしたお肉に合わせたいソースです。
あつあつのステーキの上に、トロっとしたバター醤油ソースをかけてお楽しみください。
お好みに応じてドライバジルやパセリなどを散らすと、見た目も華やかになって食欲が増すこと間違いなしです。
洋風バター醤油ソース
洋風バター醤油ソースは、定番ソースにオリーブオイルを加えるだけのシンプルアレンジです。オリーブオイルの香りが加わることで、洋風メニューに合うソースに仕上がります。
【材料】1回分
・バター 20g
・醤油 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
・塩コショウ 少々
【作り方】
1.魚などを焼いたフライパンにバターを入れて火にかける
2.バターが溶けたら醤油とオリーブオイルを加える
3.最後に味見をしながら塩コショウで味を調整したら完成
よりリッチな香りのソースに仕上げたい場合は、エキストラバージンオリーブオイルを使うのがおすすめです。
ただしオリーブオイルは火に弱い性質を持っているので注意が必要です。できるだけ加熱時間を短くすることで、香りも栄養価も損なうことなく、香り高い洋風ソースに仕上がります。
おすすめの食べ方・アレンジ法
オリーブオイルを加えて洋風に仕上げた「洋風バター醤油ソース」は魚料理に合わせるのがおすすめの食べ方です。
サーモンのムニエルや鯛のポワレなど、フレンチレストランで出会うようなメニューに挑戦してみるのはいかがでしょうか。フレンチと聞くと難しそうな響きですが、魚は蒸したり焼くだけとシンプル。
そこにこだわりソースと、お好みに応じてレモンやすだちをたっぷりかけると、自宅がフレンチレストランに早変わりします。
バースデーやクリスマスのとっておきメニューとして覚えておくと良いかもしれません。
ガーリックバター醤油ソース
たっぷりバターと醤油だけでも美味しいソースに仕上がりますが、そこにガーリックを加えることでボリュームのある味わいに仕上げられます。
「ガーリックバター醤油ソース」はメイン料理にたっぷりとかけて、さらに白いごはんを合わせて食べたい味です。
【材料】1回分
・バター 20g
・醤油 大さじ2
・みりん 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・にんにく 2カケ
・オリーブオイル 大さじ1
【作り方】
1.にんにくをみじん切りにする
2.肉などを焼いたフライパンににんにくを入れてオリーブオイルで炒める
3.にんにくに焦げ色がついてきたら、バターを加えて溶かす
4.バターが溶けたら、醤油、みりん、砂糖を入れて混ぜる
5.砂糖が溶けてソース上になったら完成
上記レシピでは「にんにく2カケ」と記載しましたが、お好みに応じて増やしても大丈夫です。にんにくの味がソースの中で負けないように、しっかりと色がつくまで炒めるのがポイントです。
ガーリックのカリッとした食感が、食欲を刺激してくれます。食感を残すためにも、このレシピを作るときはチューブ入りのおろしにんにくではなく、生にんにくを使いましょう。
おすすめの食べ方・アレンジ法
ほんのりと甘くて照りのある「ガーリックバター醤油ソース」は、白いごはんに合う系メニューにピッタリです。ポークソテーやグリルチキン、鳥のから揚げなどに合いますよ。
定食屋さんのようにごはん・みそ汁と並べて食べるのも良いですし、大きな丼ぶりに盛りつけて、ごはんとソースが絡むのを楽しむのも絶品です。
丼物にする時は卵黄も乗せると、見た目の色合いもボリュームもUPしますよ。
きのこのバター醤油ソース
バター醤油ソースを使った楽しいアレンジレシピとして、きのこを加えてみるのはいかがでしょうか。
きのこが入ることで、単純なソースが「食べるソース」に格上げできます。しめじやマイタケ、エリンギなどお好みのキノコを使いましょう。
【材料】1回分
・きのこ ひとつかみ
・バター 20g
・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・酒 大さじ1
【作り方】
1.フライパンに油(分量外)をしき、きのこを炒める
2.きのこがしなっとしてきたら、バターを加えて溶かす
3.バターが溶けたら、醤油、みりん、酒を加えてに混ぜる
4.全体が煮詰まってトロっとしたら完成
きのこを使った料理をする時は、複数の種類を合わせることによって、それぞれ異なるうま味成分が絡み合って美味しくなると言われています。
ぜひ2,3種類のきのこを加えて、ボリューム感も旨味もたっぷり詰まったソースにしてみてください。
おすすめの食べ方・アレンジ法
酒やみりんを入れて和風に仕上がっている「きのこのバター醤油ソース」は、豆腐や揚げ出し豆腐に乗せると立派な副菜になります。お好みで上から柚子胡椒や七味をふりかけてください。
また、茹でたスパゲッティに和えると「和風きのこパスタ」が簡単にできてしまいます。
パスタにする場合は、ボリュームが出るようにきのこの量を多めにして、仕上げに上から刻みのりをかけてお召し上がりください。少しさっぱりとした風味を加えたい時は、ポン酢を追加するのもおすすめです。
甘辛和風バター醤油ソース
レストランで食べるハンバーグは、甘いこってりしたソースが効いていて美味しいですよね。
そんな大人も子供も大好きな甘辛和風バター醤油ソースも、実は簡単に作れちゃいます。ご家庭のハンバーグにはケチャップが定番かもしれませんが、たまには本格ソースで食卓をレベルアップしてみませんか。
【材料】1回分
・バター 20g
・醤油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・はちみつ 大さじ1と1/2
【作り方】
1.肉などを焼いたフライパンに、バターを加えて溶かす
2.バターが溶けたら残りの材料をを加え、煮詰めたら完成
このままでも甘くて照りのある甘口ソースで美味しいですが、もう少しボリュームを持たせたい場合には、炒め玉ねぎを加えるのがおすすめです。
玉ねぎを細切りにして、キツネ色になるまで炒めてから、手順1、2と進めるだけです。
玉ねぎはしっかりと炒めることで甘みが増し、甘辛ソースとマッチするので、綺麗なオレンジ色になるまでじっくりと炒めましょう。
炒め玉ねぎを作るのは面倒…という方は、市販のパウチタイプの商品もおすすめです。200gの小分けになっている&開けたあとも冷凍保存できるため、使いたい分量だけ使えるのが便利です。
ソースだけではなくハンバーグやカレーなど活用の幅も広く、1つあると助かりますよ。
おすすめの食べ方・アレンジ法
「甘辛和風バター醤油ソース」はレストランで食べる、お肉にかかった甘いソースそのものです。ポークソテーやハンバーグ、チキンソテーやオムライスなど、いわゆる洋食屋さんメニューにピッタリです。
白いごはんを合わせたり、時にはフランスパンなどを添えてみるのも楽しいですよ。お好みに応じてパセリを散らすと、彩りが加えられて、見た目が良くなります。
マスタード入りバター醤油ソース
バター醤油ソースをよりフレンチ風に格上げするには、粒マスタードを加えてみましょう。
プチプチとした食感と、ほんのりとした酸味が濃厚なバター醤油ソースに合うんです。風味と食感をよくするためにも、使うマスタードはペースト状のものでなく、粒マスタードがマストです。
【材料】1回分
・バター 20g
・オリーブオイル 大さじ1
・醤油 大さじ2
・白ワイン 大さじ2
・みりん 大さじ2
・粒マスタード 小さじ1
【作り方】
1.肉などを焼いたフライパンにバターを入れて溶かす
2.バターが溶けたらオイル、醤油、白ワイン、みりんを入れて混ぜる
3.最後に粒マスタードを溶かし入れたら完成
このレシピは濃厚なとろっとしたソースというよりも、ドレッシングに近いソースに仕上がります。
このままでも美味しいですし、風味を追加したければ、みじん切りにしたエシャロットや玉ねぎを加えるのもおすすめです。シャキシャキとした食感が、食欲を刺激します。
おすすめの食べ方・アレンジ法
フレンチ風のマスタード入りバター醤油ソースは、ごちそうメニューにピッタリです。少し奮発したロブスターやローストビーフなどにかけてみてください。
もう少し普段使いしたいなという方は、具沢山サラダの上にドレッシングとしてかけたり、ローストポテトなどに合わせるのも。
メインにも副菜にも合うソースは、覚えておくと万能です。グリル野菜などのシンプルな料理に合わせる場合は、ケッパーを追加するとより酸味がUPして、アクセントになります。
バルサミコ酢入りバター醤油ソース
イタリア料理の定番バルサミコ酢を使って、バター醤油ソースを洋風アレンジも楽しいですよ。
バルサミコ酢はビネガーの持つ酸味の中にも、濃厚な甘さが含まれているので、ほんのりと甘酸っぱいソースに仕上がります。
【材料】1回分
・バター 20g
・醤油 大さじ1
・バルサミコ酢 大さじ2
・はちみつ 大さじ1と1/2
・おろしにんにく 少々
【作り方】
1.肉などを焼いたフライパンにバターを入れて溶かす
2.バターが溶けたら、醤油、はちみつ、ニンニクを加える
3.最後にバルサミコ酢を加えて、さっくり混ぜたら完成
あまり早い段階でバルサミコ酢を入れてしまうと、加熱時間が長くなってしまいせっかくの酸味が飛んでしまうので注意が必要です。
お好みに応じてバジルやセージなどのハーブを加えると、香りの良いソースに仕上がります。ドライハーブを入れるのは、火を止めてからにしましょう。
おすすめの食べ方・アレンジ法
洋風メニューに合うバルサミコ酢入りバター醤油ソースは、サーモンソテーやぶりのポワレなどの魚料理にも、ローストビーフやステーキなどの赤身の肉にも合います。
使うバルサミコ酢によっても、酸味のバランスが変わってくるので、味見をしながらお好みの甘さ・酸味を見つけてみてください。酸味が足りなければ、レモンやすだちを食べる直前に絞りましょう。
まとめ:バター醤油ソースを使って食卓を華やかにしよう!
おうちごはんをレストラン風に格上げしてくれる「バター醤油ソース」。ソースと聞くと難しいイメージがあるかもしれませんが、一度作ってしまえばとっても簡単です。
アレンジ方法もたくさんあるので、メニューに合わていろいろと試してみたり、好みの食材を入れて特製ソースを追求してみたりと食の楽しみが広がります。
おうちでパーティーやおもてなしの時はもちろん、毎日のごはんがちょっとマンネリしてきたなぁというときに、是非挑戦してみてくださいね。