そんな疑問に答えます。
北海道のお土産物屋さんやスーパーでは定番のバター飴は、素朴な味わいが人気です。
この記事では、いろいろと種類が豊富な中で、これを買えば間違いなし!なバター飴をご紹介します。あわせて、バター飴を楽しくリメイクするレシピも提案します。
北海道で定番のバター飴とは?
北海道で有名な飴菓子、バター飴。お土産物屋や物産展を覗くと、多種多様なバター飴が並んでいます。実際に知り合いから『北海道土産』として頂いたことのあるという方も多いのではないでしょうか。
北海道土産と言えばバター飴
北海道土産の定番のバター飴は、素朴な見た目をした懐かしい香りのする飴です。
もともと北海道八雲町発祥の銘菓として発売されたのが発祥で、昭和初期の北海道ブームの際に、全国的に知られるお菓子となりました。
今でも北海道の様々なメーカーが、こだわりの北海道原産の素材や伝統の作り方を守りながら作り続けていて、令和を迎えた今もなお「北海道といえばバター飴」としてバター飴は支持を集めています。
北海道のバター飴が人気のワケ
北海道の銘菓として人気のバター飴ですが、なぜ長年に渡って多くの人に愛されているのでしょうか。人気の秘密を探ってみましょう。
こだわりの素材
バター飴の原料はとてもシンプルです。砂糖(甜菜糖)、水飴、水、バター、脱脂粉乳と最低限の原料で作られるからこそ、素材の良さが引き立ちます。
北海道の誇る酪農業から生まれるバターと牛乳を使うことで、より濃厚な味わいの飴に仕上がります。
メーカーによってはこだわりの指定農家から届く生乳を使っていたり、ジャージー乳を使っていたり。ふわっと優しい味わいの中にも、メーカーごとに美味しさが異なるのがバター飴の楽しさです。
楽しいパッケージ
北海道のバター飴はそれぞれのメーカーが工夫を凝らしているので見た目も楽しく仕上がっています。
もちろんシンプルに個包装されてビニール袋に入っているタイプもありますが、レトロな雰囲気が可愛い缶に入っているものや、お土産にピッタリな布袋に入ったものまで。
どこか懐かしく、つい手に取りたくなってしまうものばかり。自宅用にも、お土産用にもあれこれ集めたい欲が刺激されるバター飴です。
手ごろな値段
バター飴は、北海道の定番銘菓ではありますが、とてもリーズナブルな値段なのが嬉しいポイントです。
一袋数百円という手軽さから、いくつか違うメーカーのものを買いそろえて食べ比べもしやすいですよ。
ブランドごとのバターの香りの違いを楽しんだり、塩が加えられていたり、期間限定の果物味などのバリエーションも豊富で、飽きることなく楽しめます。
また、手頃な値段から北海道のバラマキ土産としても人気があります。職場の同僚や学校の友人などに配りやすく、ちょっとした贈り物にも最適です。
気になるバター飴のカロリー
バター飴は口に入れた時にフワッと香るバターの香りがやみつきになるお菓子ですが、名前に「バター」と入っていることもあり、カロリーが気になるという方も多いかもしれません。
バター飴のカロリーはメーカーにもよりますが、一粒約20~30Kcal程度。一般的なドロップのような飴が10~20Kcalなので、若干高いかなという印象ではあります。
ただし、濃厚な味わいをしっかりと味わえば、一度に何粒も食べてしまうということはないので、そこまで気にする必要はないと言えるでしょう。
北海道で買いたいバター飴 おすすめ5選
北海道のスーパーやお土産物屋さんへ行くとバター飴がたくさん並んでいるので、どれを買ったらいいのか悩んでしまいます。
ここでは、見た目も美味しさも兼ね揃えたバター飴を厳選して5つだけご紹介していきます。
函館の歴史ある修道院で作られる「トラピストバター飴」
明治29年にフランスから来日した修道士によって作られたトラピスト修道院。いち早く酪農を開始し、乳製品を作り始め、バター飴の製造も始まりました。
バター、砂糖、水飴のみを原料とする昔ながらの製法は、今でも守り続けられています。
口に入れると豊潤なバターの香りはもちろんですが、ふんわりと優しい素朴な味わいがするトラピストバター飴です。
歴史のある銘菓でもあるので、ご年配の方への贈り物にも喜ばれること間違いなしです。
ポップな巾着が可愛い「きつねのバター飴」
「なんかおばあちゃんの家にありそう!」と言いたくなってしまう布袋が目を引く、きつねのバター飴。
昭和の懐かしい香りの漂うイラストの描かれた巾着が可愛いだけでなく、北海道産のバターをたっぷり使ったバター飴は美味しさもバッチリです。
素朴な味わいの中に、ちょっぴり塩気が効いています。人気の巾着は、黄色・緑・赤・ピンクの4色展開。つい集めたくなってしまいますね。
渋いプリントがかっこいい「北海道牛バター飴」
大正7年創業の飴専門店である「飴屋製菓株式会社」が、北海道の小樽にて作り続けている北海道牛バター飴。北海道の甜菜糖と小樽の水を使って飴を作ること100年以上。
パッケージのプリントの渋さからも歴史を感じることが出来ますが、伝統的な作り方と、最低限の原材料にこだわって作られた飴は、今もなお多くの人を魅了しています。
レトロな缶が懐かしい「小熊のプーチャンバター飴」
実家のお母さんの引き出しに入っていそうな、レトロ感漂う缶に入ったバター飴もありますよ。
小熊のプーチャンの書かれた缶がレトロ可愛いだけでなく、中に入ったバター飴は珍しくコロンとした丸い形をしています。
北海道産のフレッシュバターを使っているので、もちろん美味しさもピカイチです。お土産だけでなく、つい自分用にも買って帰りたくなるバター飴です。
こだわりの塩気が効いた「オホーツクの塩バター飴」
比較的素朴な味わいのものが多い北海道のバター飴ですが、このバター飴は一味違います。
オホーツク海の海水から取り出した自然の塩と、北海道の良質なバターを使った塩バター飴。どちらも北海道産の厳選素材を使っている、こだわりの一品です。
塩が入っているので、暑い夏の塩分補給はもちろんのこと、エクササイズやハイキング時の栄養補給にもピッタリです。
北海道のバター飴を楽しくリメイクできるアレンジレシピ
北海道旅行中にバター飴をたくさん買いすぎてしまった場合や、大袋を開けたものの食べきれなくなってしまった…という場合には、美味しくアレンジして食べきりましょう。
バター飴の特徴である濃厚なバターの味わいを生かしたリメイクレシピをご紹介します。
バター飴で濃厚アイス
バター飴の優しい甘さを存分に引き出すリメイクレシピの定番は、アイスクリームにすることです。北海道の農場で食べるアイスをイメージしながら作ってみてくださいね。
【材料】(二人分)
・バター飴 50g
・牛乳 80ml
・生クリーム180ml
【作り方】
1.タッパーにバター飴を砕いて入れて牛乳を加える
2.冷蔵庫で数時間放置し、飴が溶けたのを確認する
3.生クリームを加えて混ぜてから、冷凍庫へ
4.1時間半ほどしたら全体をかき混ぜる
5.再度1時間半ほど冷凍庫で冷やしたら完成
大人も子供も大好きなアイスクリームが、家で簡単にできちゃうレシピ。火を使わない上、混ぜるだけととっても簡単なので、ぜひお子様と一緒に作ってみてくださいね。
工程4番のかき混ぜるところだけは力仕事なので、大人がサポートしてください。
バター飴で簡単大学芋
バター飴の特徴である濃厚なバターの香りを和風に楽しむには、簡単大学芋がおすすめです。このレシピはサツマイモをレンジでチンするだけなので、わざわざ蒸かす必要がなくて手軽に作れます。
【材料】(二人分)
・サツマイモ 1本
・バター飴 5個程
【作り方】
1.サツマイモを綺麗に洗い、濡れたペーパータオルでくるむ
2.600wのレンジで2分加熱し、その後200w(または弱)に下げてから6分ほど加熱
3.さつまいもに竹串が通ったら、レンジから出して5分置いておく
4.その間にバター飴を砕いて耐熱容器に入れる
5.バター飴:水=1:1の重さになるように水を加えて、レンジで2分加熱
6.バター飴が溶けたら、かき混ぜて馴染ませる
7.サツマイモを一口大に切り、フライパンで軽くあぶり水分を飛ばす
8.そこに6の飴ダレを和えたら完成
お好みで黒ゴマを振ると本格的な大学芋の見た目になりますよ。バターの香りと、ゴマの香ばしい味を絡めてお楽しみください。
とくに甘いものが大好き!という方は、バター飴の量を増やし、飴ダレをたっぷりと作るのがおすすめです。
バター飴で甘いプリン
プリンを自宅で作ったことがない方も、この作り方はゼラチンを使うので簡単です。北海道のバター飴を溶かして加えることで、甘さだけでなくバターの優しい香りも簡単につけられます。
【材料】(二人分)
・牛乳 300ml
・バター飴 50gほど
・ゼラチン 10g
【作り方】
1.鍋を弱火にかけて、牛乳を温める
2.ある程度温まったら砕いたバター飴を加えて溶かす
3.沸騰しないように注意しつつかき混ぜ、飴が溶けたら火を止める
4.ゼラチンを加えてかき混ぜる
5.小さな器にプリン液を注いで粗熱を取る
6.冷蔵庫に入れて1時間ほどしたら完成
牛乳は火にかけると沸騰しやすく、吹きこぼれやすいので、常にかき混ぜながらバター飴を溶かしましょう。お好みでシナモンパウダーを加えたり、バニラエッセンスを加えると本格的な仕上がりになりますよ。
まとめ:北海道人気のバター飴はお土産としても自分用にも!
北海道の定番お土産であるバター飴。昭和30年代、「北海道旅行がハイカラ!」ともてはやされた時代から、全国で愛されるようになった素朴な味わいの飴です。
そんな長い歴史を感じずにはいられないレトロなパッケージ、シンプルな味付けのバター飴ですが、北海道の甜菜糖や牛乳を使うなど、素材には徹底にこだわった自慢の銘菓です。
お友達へのちょっとした贈り物にはもちろん、デスクに忍ばせておいてふとした休憩タイムに口に放り込むと、バターの香りと優しい甘さで癒されること間違いなしです。