黒糖まんじゅうのレシピを徹底解説!人気店の味もあわせてご紹介!
簡単に作れる和菓子のレシピはないかなあ?

そんな人におすすめの和菓子が黒糖まんじゅうです。

和菓子を家で作るとなると手間がかかったり難しそうだったりするイメージがあるかもしれませんが、黒糖まんじゅうなら少ない材料、かつ、短い時間で作れてしまいます

この記事では、家で簡単にできる黒糖まんじゅうのレシピや作り方のポイントとともに、全国でおすすめの黒糖まんじゅうも併せてご紹介します。

黒糖まんじゅうの基本のレシピをご紹介!

黒糖まんじゅうの基本のレシピをご紹介!

まずは、オーソドックスな黒糖まんじゅうの材料とレシピをご紹介します。基本となる作り方なので、ぜひ覚えてくださいね。

黒糖まんじゅうの材料

和菓子や洋菓子は、レシピによって使っている材料が異なるものも多いですが、黒糖まんじゅうの場合はいたってシンプル。

インターネット・SNSのレシピや和菓子の本のレシピを見ても、ほとんどのレシピの材料は、黒糖、薄力粉、重曹、こしあん、水のたったこれだけです。

黒糖はどんなものでも大丈夫ですが、沖縄産や奄美産などのこだわりの黒糖を使うと、コクや風味の豊かな黒糖まんじゅうを作れます。こしあんは自分で作ると手間がかかるので、市販品を利用すればOKです。

すべての材料がスーパーで簡単に入手できることも手軽でうれしいポイントですよね。

黒糖まんじゅうの基本の作り方

次に、黒糖まんじゅうの基本のレシピをご紹介します。基本の作り方をマスターすれば、いろいろとアレンジも効くので、ぜひ覚えてみてください。

材料と作り方
黒糖まんじゅうの基本レシピ

【材料】(10個分)

黒糖 70~75g

お湯 30g(大さじ2)

重曹 3g(小さじ1/2強)

水 5g(小さじ1)

薄力粉 100g

こしあん 250g

【下準備】

・クッキングシートを5~6cm四方くらいの大きさに切っておく

・小麦粉は振るっておく

【作り方】

1.こしあんを10等分(25g)にして丸めておく。

2.鍋に黒糖と水を入れ、弱火で加熱して黒糖を溶かす。黒糖が溶けたら冷ましておく

3.重曹に水を加えてよく混ぜる。

4.2の黒糖液に3の重曹を入れてよく混ぜる

5.振るった小麦粉を全量入れて、粉っぽくなくなるまでヘラでさっくりと混ぜ、冷蔵庫で20~30分寝かせておく

6.打ち粉(分量外)をしたまな板などの上に5の生地を落とし、棒状に伸ばして10等分にして軽く丸める。

7.6を手のひらで薄く伸ばしてこしあんを包み、包み口を下にしてクッキングシートに乗せる。

8.蒸し器にキッチンペーパーを2~3枚敷き、その上に間隔を開けて6を入れ、霧吹きで表面に水をかける。

9.沸騰した蒸し器に入れ、中~強火で10~12分くらい蒸す。

【ポイント】

でき上がった黒糖まんじゅうを網の上などで冷ます時は、固く絞った濡れ布巾をかけて、表面が乾かないようにしましょう。

※使う黒糖にもこだわりたい!という方はこちらの記事も参考にしてください。スーパーなどで手軽に購入できるものを中心に、おすすめの黒糖について解説しています。

黒糖まんじゅうのレシピで失敗しないための4つのコツ

黒糖まんじゅうのレシピで失敗しないための4つのコツ

黒糖まんじゅうのレシピはそれほど難しくありませんが、失敗なく作るにはいくつかのポイントがあります。ご紹介したレシピで黒糖まんじゅうを失敗なく作るためのコツを押さえておきましょう。

黒糖を溶かす時は沸騰させないように

基本のレシピの2の工程で黒糖を溶かす時は、鍋に水と黒糖を入れて火にかけますが、この時、黒糖液を沸騰させないように火加減に注意しましょう。

沸騰させると焦げる可能性があるだけではなく、沸騰によって水分が飛んでしまうと、黒糖まんじゅうの生地の硬さに影響してしまいます。

水分の蒸発が気になる場合は火にかける前と後で鍋の重量を計り、もしも水分が蒸発していたら減った分量の水を補充するようにするとよいでしょう。

重曹を混ぜる時は温度に注意!

黒糖まんじゅうを膨らませる役割をするのが重曹です。重曹(炭酸水素ナトリウム)を水に溶かすと化学反応が起きて二酸化炭素(炭酸ガス)が発生し、その二酸化炭素が黒糖まんじゅうの生地を膨らませます。

この化学反応は常温でも少しずつ進み、温度が上がるのにしたがって反応速度が速くなります

重曹を水で溶いて黒糖液に加える際に、溶かす水や黒糖液の温度が高いと、生地を蒸す前に炭酸ガスが発生してしまい、蒸した時に生地が膨らみにくくなってしまいます。

ですから、レシピでもご紹介したように、黒糖液はしっかりと冷ますことが大切です。また、重曹を溶かす水も冷たい水を使うようにしましょう。

生地はあまり捏ねすぎない

レシピの4の工程で水で溶いた重曹を黒糖液に混ぜる時は、ヘラなどでしっかりと混ぜるようにしてください。

この時、混ぜ方が足りないと、重曹が生地にまんべんなく行き渡らずに、黒糖まんじゅうの膨らみ方にムラができてしまう可能性があります。

また、レシピの5の工程で黒糖液に薄力粉を加えた後は、あまり練りすぎないように注意をして、さっくりと混ぜるようにしてください。

この段階で多少生地がベタ付いていても、冷蔵庫で寝かせると生地が締まって落ち着きます。

冷蔵庫で寝かせてもまだ柔らかいようであれば、レシピの6の工程で、打ち粉を生地に付けながら生地を数回折り畳むようにして、硬さを調整するとよいでしょう。

こしあんを包む時は下を薄く

蒸し器で黒糖まんじゅうの生地を蒸す際、まんじゅうの底になる部分が最も火の通りにくい部分です。

そのため、レシピの7の工程でこしあんを包む時は、できるだけ、下になる面の生地を薄くして包むようにしましょう。

もしも、包み終わって生地を閉じた面が分厚くなってしまった場合は、分厚くなった面を上にして蒸すようにしてください。蒸し上がりの目安は、黒糖まんじゅうの底の部分に触ってみて、火が通っていればOKです。

重曹と蒸し器がない場合の黒糖まんじゅうのレシピ

職人の味を味わおう!全国の人気の黒糖まんじゅう5選

ご紹介した黒糖まんじゅうの基本レシピでは、重曹と蒸し器を使っていますが、重曹や蒸し器がない場合でも黒糖まんじゅうを作れます。重曹や蒸し器の代用の方法をご紹介します。

重曹の代わりにベーキングパウダーでもいい?

ベーキングパウダーは、重曹(炭酸水素ナトリウム)に分散剤や酸性剤、コーンスターチなどを加えて、水分で膨らませ、加熱することでさらに膨らませるように調整したものです。

重曹の代わりにベーキングパウダーを使っても黒糖まんじゅうを作れますが、以下の点に注意してください。

ベーキングパウダーで代用する場合

・重曹の2倍の量が必要(基本のレシピの分量で作る場合、ベーキングパウダーの量は6g)

・生地を寝かさずにすぐに丸めてこしあんを包む(加熱する前から炭酸ガスが発生して膨むため)

※その他、ベーキングパウダーの入れすぎにも注意が必要です。この点についてはこちらの記事にまとめていますので、併せて参考にしてみてくださいね。

ホットケーキミックスでも作れる?

薄力粉と重曹の代わりに、ホットケーキミックスを使って黒糖まんじゅうを作ることもできます。

ホットケーキミックスには、薄力粉の他に糖類、ベーキングパウダー、油脂、乳化剤、香料などが含まれています。

ご紹介した黒糖まんじゅうの基本レシピの薄力粉をホットケーキミックスに置き換ると、糖分の量が多くなってしまうため、黒糖やこしあんの量を少し減らすとよいでしょう。

ホットケーキミックスを使った場合の分量

・黒糖 40~50g

・水 30g

・ホットケーキミックス 100g

・こしあん 200~250g

ホットケーキミックスを使って黒糖まんじゅうを作る場合は、ベーキングパウダーを使う時と同じように、混ぜた生地を休ませずにこしあんを包むようにしてください。

蒸し器がなくても作れる?

蒸し器がない場合は、蓋のできるフライパンとお皿を使って黒糖まんじゅうを蒸すことができます。

使用するお皿は、黒糖まんじゅうを並べる大きめのお皿と、台にするためのお皿です。

台にするお皿は、フライパンに水を入れて沸騰させた時に、黒糖まんじゅうを並べるお皿がお湯に漬からないくらいの高さのあるものを選びます。

黒糖まんじゅうを並べるお皿には、基本のレシピと同じようにキッチンペーパーを2~3枚敷いておきましょう。

お湯を張ったフライパンに台にするお皿をひっくり返して置きます。お湯が沸騰したら、黒糖まんじゅうの生地を並べたお皿を上に置いて蓋をして、蒸し器と同じように蒸します。

職人の味を味わおう!全国の人気の黒糖まんじゅう5選

職人の味を味わおう!全国の人気の黒糖まんじゅう5選

家でも簡単に作れる黒糖まんじゅうのレシピをご紹介しましたが、和菓子職人の作る本格派の黒糖まんじゅうも味わってみたいですよね。

ここからは、人気の黒糖まんじゅうのなかから5つをピックアップしてご紹介します。

『黒糖饅頭』 丸屋本店(新潟県)

「丸屋本店」は、1878年(明治11年)に、北前船の寄港地として栄えた新潟湊で創業した老舗の和菓子店。

丸屋本店の『黒糖饅頭』は、新潟のお祭りの屋台で昔から売られていた黒糖風味の蒸し菓子「ぽっぽ焼き」をヒントに、店主がレシピを考案した丸屋本店の代表商品です。

沖縄県波照間島産の純黒糖をたっぷりと使用したもちもちのまんじゅうの皮に、北海道産の小豆と波照間産の純黒糖で炊き上げたこしあんが包んであり、豊かな黒糖の風味を味わえます。

【店舗情報】

丸屋本店 本店

住所 新潟市中央区東堀通6番町1038

電話 025-229-3335

『柏屋薄皮饅頭』 柏屋(福島県)

東京・「塩瀬総本家」の『志ほせまんじゅう』、岡山県・「大手饅頭伊部屋」の『大手まんじゅう』とともに、日本三大まんじゅうに選ばれているまんじゅうです。

柏屋は、1852年(嘉永5年)創業で160年以上の歴史を持つ老舗です。『柏屋薄皮饅頭』は柏屋の創業時のレシピのまま販売され続けている看板商品で、黒糖の薄皮生地で、厳選された小豆で作った自家製のあんを包んでいます

『柏屋薄皮饅頭』には、小豆本来の風味を味わえる甘さ控えめの「つぶあん」と、くちどけが良くなめらかで上品な甘みの「こしあん」の2種類があります。

【店舗情報】

柏屋本店

住所 福島県郡山市中町11-8

電話 024-932-5580

営業時間 10:00~19:00

『柏屋薄皮饅頭』は、通販でも購入できます。

柏屋薄皮饅頭 こしあん8個入
柏屋

『松むら饅頭』 松むら饅頭(群馬県)

日本を代表する温泉地のひとつとして名高い草津温泉の名物といえば、温泉まんじゅう。草津温泉に数ある温泉まんじゅうのなかでも、高い人気を誇っている店のひとつが「松むら饅頭」です。

松むら饅頭の看板商品である『松むら饅頭』は、1945年(昭和20年)の創業以来大切に受け継がれてきた秘伝のレシピが自慢の温泉まんじゅうです。

ふわふわでしっとりと柔らかい黒糖生地の皮に、北海道産の小豆を使用した甘さ控えめのつぶあんが包まれています。

https://twitter.com/23toojsn/status/1312934744003284993

『松むら饅頭』の消費期限は製造日から4日間ですが、数日経っても生地の硬さや風味が変わらずにおいしく食べられると評判です。

【店舗情報】
松むら饅頭 本店
住所 群馬県吾妻郡草津町草津389
電話 0279-88-2042
営業時間 7:00~18:00(売り切れ次第閉店)
定休日 火曜日(水曜不定休)

『箱根のお月さま。』 まんじゅう屋・菜の花(神奈川県)

「まんじゅう屋・菜の花」は、小田原に本社のある和菓子製造会社「株式会社 菜の花」の箱根湯本に店舗を構える直営店。一番人気の『箱根のお月さま。』は、店内の工房で手作りをしている温泉まんじゅうです。

沖縄県波照間産の黒糖をたっぷりと使用した黒糖まんじゅうの皮は、20分間かけてじっくりと蒸し上げる独自のレシピで、「しっとり もっちり」とした食感

波照間産黒糖の他に、沖縄の塩「ぬちまーす」と北海道十勝産の小豆など、素材にこだわっているのが特徴です。

【店舗情報】

住所 神奈川県足柄下郡箱根町湯本705

電話 0460-85-7737

営業時間 平日 8:30〜17:30 土日祝 8:30~18:00

定休日 不定休

『黒粋糖(くろすいとう)』 久留米黒棒本舗(福岡県)

久留米黒棒本舗は、1920年(大正9年)創業の黒糖菓子専門店。代表菓子である『黒棒』の、昔ながらの「手づけ」でひとつひとつていねいに蜜を付けて仕上げられています。

黒糖菓子専門の老舗が作る黒糖まんじゅうが、『黒粋糖』です。黒砂糖本来のおいしさを追及し続けている久留米黒棒本舗の『黒粋糖』のレシピは、『黒棒』の製造技術と黒糖へのこだわりによって生み出されました。

沖縄産の黒糖をはじめ、九州産の小麦や南九州産の本くずなど、原料にこだわり抜いて作られた久留米黒棒本舗の自信作です。『黒粋糖』は、本店と高宮店の2店舗でのみ購入できます。

【店舗情報】

久留米黒棒本舗 本店

住所 福岡県久留米市荒木町白字栗の内1290

電話 0942-27-3096

営業時間 平日 9:00~18:00 土日祝 9:00~17:00

まとめ:黒糖まんじゅうのレシピは意外と簡単!

黒糖まんじゅうのレシピと人気店の黒糖まんじゅうをご紹介しました。

黒糖まんじゅうの材料はたった4つ。スーパーでも手に入るものばかりですし、レシピも材料を混ぜて丸めて蒸すだけです。

ポイントさえ押さえていれば、和菓子作り初心者でも意外と簡単に作れてしまいます。手作りすると好みの甘さに調整することもできるので、ぜひ挑戦してみてください。

そして、機会があれば有名店の黒糖まんじゅうもぜひ味わってみてくださいね。

また、黒糖の栄養効果や他の砂糖との違いについてはこちらの記事でも解説していますので、本記事とあわせて参考にしてみてくださいね。

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