そんな疑問に答えます。
ご飯に生姜を混ぜて食べると美味しいというのはご存知ですか?普段は脇役になりがちな生姜ですが、ご飯と混ぜるだけで主役級の主食に変わります。
この記事では、混ぜるだけの簡単生姜ご飯のレシピから、それに合うおかずまで、詳しくご紹介をしていきます。
目次
生姜と混ぜるだけ!絶品ご飯レシピ3選
混ぜるだけで作れる生姜ご飯には、様々なバリエーションがありますが、その中でも特におすすめをしたいレシピを3つご紹介していきたいと思います!
※生姜の皮の剥き方などについては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
『サバ×生姜』の混ぜるだけシンプルご飯
こちらのレシピは炊き込まず、炊けたご飯に生姜やその他の具材・調味料を混ぜるだけで作れます。生姜がサバ臭さを消してくれますので、お魚が苦手な方やお子さんでも美味しく食べられますよ。
■材料:
炊いたお米:茶碗2杯分(3~400g)
生姜:2かけ
さばの水煮缶:1缶
酒:大さじ1
みりん:大さじ1
醤油:大さじ1
大葉:適量
■作り方:
1.さばの水煮缶をざるにあげて、水気をよく切っておく
2.生姜をみじん切りにする(お好みで千切りやすりおろしにしても良いです)
3.大きめのボウルに炊きたてのお米とその他の材料を全て入れ、よく混ぜる
4.お茶碗に盛り付け、お好みで大葉を散らす
ご飯がべちゃべちゃにならないよう、さば缶の水気をしっかり切る、というポイントに注意しましょう。
さらに生姜をみじん切りにする代わりに生姜チューブを使用すれば、包丁も使わないので洗い物が減りますし、お子様でも作ることが出来る簡単な混ぜご飯になりますよ。薬味に刻んだみょうがを乗せても美味しそうですね。
※生姜の分量(1かけ、2かけ)の量り方については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
旨味の強いタコ×生姜の『たこ飯』
こちらはたこから出るうま味と、生姜の香りが相性抜群の炊き込みご飯です。さらにお好みで大葉やごまなどの薬味も足すと、口の中で色々な風味が感じられてとても美味しいですよ。
■材料:
米:2合
生姜:2かけ
茹でだこ(蒸しだこ):150g
酒:大さじ1
みりん:大さじ1
醤油:大さじ1
大葉:適量
いりごま:適量
■作り方:
1.お米を洗い、ざるにあげておく
2.生姜の皮をむき、千切りにする
3.茹でだこを食べやすい大きさにぶつ切りにする
4.炊飯器にお米、調味料を入れ、2合の目盛りまで水を加えたら全体を軽く混ぜる
5.茹でだこ、生姜を入れて炊く
6.炊けたらお好みでいりごまと、ちぎった大葉をふりかける
おかずがなくてもおかわりしてしまうくらい美味しいですよ!作り方もとても簡単で、材料を混ぜるだけですので、是非一度作ってみてくださいね。
生姜と油揚げの炊き込みご飯
こちらはシンプルな、生姜と油揚げを混ぜるだけの簡単炊き込みご飯です。千切り生姜をしっかりと入れることで、味にインパクトのある美味しいご飯になります。
■材料:
米:2合
生姜:2かけ
油揚げ:1枚
酒:大さじ1
みりん:大さじ1
醤油:大さじ1
顆粒だし:小さじ2
いりごま:適量
■作り方:
1.お米を洗い、ざるにあげておく
2.生姜の皮をむき、千切りにする
3.油揚げを食べやすい大きさに切る
(油が気になる場合は熱湯をかけて油抜きをして下さい)
4.炊飯器にごま以外の材料を全て入れ、2合の目盛りまで水を加える
5.全体を軽く混ぜてご飯を炊く
6.炊けたらお好みでいりごまを入れてかき混ぜる
レシピでは普通の油揚げを使っていますが、相模屋さんの「おだしがしみたきざみあげ」を使うとより簡単に作ることが出来ますよ。
おだしが染み込んでいるため、別途足さなくて良いですし、甘みがあるのでお子様にも喜ばれる味に仕上がります(4か月間常温保存ができる点も便利です)。
混ぜるだけの生姜ご飯の『おすすめ活用術』
レシピが手軽で、ついつい作りすぎてしまうこともある、混ぜるだけの生姜ご飯。ここでは、生姜ご飯と相性のいいおかずや、美味しい食べ方などについてご紹介していきます。
生姜ご飯と相性の良いおかずは?
混ぜるだけの生姜ご飯は、和食から中華まで幅広いおかずに合いますが、中でも、筆者が食べ合わせをしてみて特に美味しいと感じたおかずを4つ、ご紹介します。
中華の王道『餃子』
老若男女に親しまれる餃子ですが、白米ではなく、生姜ご飯と共に食べることで、味の濃い食事の中で爽やかさも味わうことが出来ます。食が進むので、食べ過ぎにだけは注意しましょう。
八宝菜
中華料理と生姜の相性は抜群です。生姜ご飯の上に八宝菜を乗せて中華丼にするのも良いですね。生姜の辛みを残して料理すれば、ピリッとアクセントになって美味しいです。
和食の定番『焼き魚・煮魚』
シンプルな味付けの焼き魚に、しっかりめに味付けした生姜ごはんを合わせるととてもバランスが良く、お魚もお米も大変美味しく味わえます。
太巻きの酢飯にアレンジ!
通常は酢飯で作る太巻きですが、生姜ご飯で作るのも美味しいですよ。節分に限らず、暑い夏の日には生姜を入れることで爽やかな風味になりますし、食も進みます。
おかずというよりは『アレンジレシピ』になってしまいますが、お好きな具材を入れることが出来るので、お魚や野菜、玉子など、一品でたくさん栄養を摂ることが出来ておすすめです。
冷凍保存で時短!お弁当への活用もおすすめ
ご飯も生姜も、冷凍保存が可能な食材ですので、混ぜるだけの生姜ご飯を作ったら一食分ずつ冷凍しておくと楽チンです。
忙しい朝、ご飯を食べている時間がないという社会人の方も多いかと思いますが、冷凍しておいた生姜ご飯を解凍して、お茶漬けにするというのはいかがでしょうか?
朝に温かい汁物と炭水化物を摂ることで、午前中から元気に活動する活力が生まれますよ!生姜混ぜご飯のおにぎりもおすすめです。冷えてもおいしいですよ。
風邪の時や疲労回復に!
風邪を引いたときに必要なことは、身体を温めることと、十分な栄養をとってよく休むことです。そこで活躍してくれるのが混ぜるだけの生姜ご飯です。
加熱した生姜に多く含まれるショウガオールという栄養素には、身体を温めて、代謝を上げる効果があるからです。
加熱する、というところがポイントですので、生姜とお米を一緒に炊いたり、おかゆなどに調理したりして食べることをおすすめします。
そして特に摂取したい栄養素が炭水化物、ビタミン、ミネラルです。お米にはなんと、この全ての栄養素が含まれています。
しかもお米なら、喉が痛い場合でも柔らかく調理して食べることが可能ですし、生姜を加えることで体温を上げる以外にも、食欲を増進してくれる効果も期待できます。
これまで風邪をひいた際に白米だけのおかゆを食べていた方は、今後はぜひ生姜を加えてみて下さいね。
ご飯と混ぜるだけの市販の『生姜商品』も侮れない
混ぜるだけの生姜ご飯は、香りや栄養を重視するなら『生の生姜』を使うのが一番です。ただ、最近では混ぜ込み用の商品も数多く販売されていて、そのクオリティーも年々上がってきていると感じます。
ここでは、筆者が実際に食べてみて美味しかった市販品を、厳選して3つだけご紹介していきますね。
国産生姜だけの生姜ごはんの素
研いだお米に混ぜるだけで生姜の炊き込みご飯を作ることが出来るパック商品です。生姜の生産量が日本一である高知県で採れた生姜を使い、それ以外の具材は使わないというこだわりのもとに作られた商品です。
メーカーさんが想定した食べ方ではないかもしれませんが、炊き立てご飯に佃煮のように乗せて食べるのもおいしかったです。
疲れや暑さで食欲がない、という日にも、生姜の香りが食欲をかきたててくれますよ。たこ飯などへのアレンジとも相性のいい商品です。
福亀堂『梅生姜』
実は、今回一番紹介したかった商品が、この「梅生姜」です。紀州産の梅肉と焼津産のかつお節を使用した、シャキシャキ生姜のご飯のお供です。
適度な梅の酸味と、生姜の風味がホントに美味しい。生姜は辛すぎず、お子様でも食べられるような味付けになっていますので、ご飯に混ぜておにぎりにしたり、お弁当に入れてもいいですね。
混ぜご飯にして食べるのはもちろんおすすめですが、混ぜご飯をお茶漬けにしても美味しいですし、お酒のおつまみにして、ちびちびつまむのもおすすめです。
久世福商店『混ぜご飯の素 生姜きのこ』
全国のショッピングモールに多数の店舗を構える久世福商店で販売されている商品です。少し硬めに炊いたお米に、こちらの混ぜご飯の素を混ぜるだけで、簡単にお酢の効いた生姜きのこご飯が出来上がります。
※混ぜご飯に「お酢」というのが想像できないかもしれませんが、これがベストマッチなんです…。
生姜やきのこ以外にも野菜も入っていて彩りが鮮やかですし、もち米を炊いて混ぜるとおこわにもなりますので、お祝い事がある日など、特別な日のメニューに作ってみるのはいかがでしょうか?
まとめ:生姜混ぜご飯で、いつものご飯をより美味しく!
生姜は多くの場合、薬味として、あるいは肉・魚料理の臭み取り、風味づけとして使われることの多い食材です。
しかし実は、ご飯に混ぜることで、普通の白米が献立のメイン料理にもなり得るほどに優秀な食材になることをお伝えしました。
さっぱりと爽やかな風味が良く、ピリッとした辛さで食欲増進効果もあるため、おかずをより美味しく食べることが出来ます。
体調を崩した際にはもちろん、風邪の予防としても栄養価の高い一品ですので、さっそく今夜の献立に作ってみてはいかがでしょうか?
※生姜を長く使えるようにする保存方法などについては、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。