みなさんは、和風の醤油ドレッシングはお好きですか?健康や美容のため、野菜を十分に摂取するのにサラダは1日に1回は食べたいもの。サラダを飽きずに食べるのに、おいしいドレッシングは欠かせない存在ですよね。
でも、
といった悩みはありませんか?
そこで、家庭にある調味料で作れる基本の醤油ドレッシングと、今日からできるアレンジ法を紹介します。この記事を読めば、毎日のサラダがワンランクアップ間違いなしです!
目次
1:1:2で作る基本の醤油ドレッシングの作り方
まず、3つの素材を混ぜ合わせるだけでできる、基本の醤油ドレッシングの作り方を押さえておきましょう。また、ドレッシングをおいしく作るコツも解説します。
材料(作りやすい分量)
・醤油……大さじ1
・米酢……大さじ1
・サラダ油……大さじ2
作り方
醤油:酢:油を1:1:2でまぜるだけで完成
ドレッシングを美味しく作るコツ
レシピ通りドレッシングを手作りしているのに、いまいち味が決まらないといった経験はありませんか?おいしい手作りドレッシングにするには、混ぜ合わせる順番としっかり混ぜ合わせることが肝心!
まず、ベースとなる調味料(油以外)をしっかり合わせます。それから、油を少しずつ加えながら泡だて器で混ぜてください。そうすると、油と酢がしっかり混ざって乳化という状態になります。
しっかり乳化したドレッシングは、味がまとまり、トロっとして具材に絡みやすくなります。しかし、一気に油を入れてしまうとなかなか乳化せず、水分と油に別れてしまって、おいしいドレッシングにはなりません。
油を少しずつ加え、ミキサーや泡立て器でしっかり混ぜ合わせるとしっかり乳化して、おいしいドレッシングに仕上がりますよ。
基本の醤油ドレッシングを簡単アレンジ
基本の醤油ドレッシングに含まれる、醤油、米酢、サラダ油を他の醤油や酢や油に変えるだけで、とっても簡単にアレンジができますよ。
醤油を変えてアレンジ
醤油の種類を変えるだけでも味わいが変わり、合わせるサラダも変わります。
一般的売られているのは、うすくち醤油、こいくち醤油、たまり醤油、だしを加えてあるだし醤油などでしょうか。どの醤油を使う場合も、基本の醤油ドレッシングと分量も作り方も一緒。
うすくち醤油の醤油ドレッシングは、野菜の甘さを引き立てます。淡白な味のキャベツや、玉ネギ、また海藻のサラダによく合います。
こいくち醤油やたまり醤油の醤油ドレッシングは、醤油の味わいが濃くなります。魚介類や肉類が入ったサラダに合わせるとボリュームのある1品に仕上がり、食事のメインにも。
だし醤油を使うと、うまみがプラスされた醤油ドレッシングになります。温野菜サラダやお豆腐をサラダと合わせるとそれぞれのうまみが引き立ちますよ。
お酢を変えてアレンジ
皆さんのキッチンにはどんなお酢が常備されていますか?
米酢、穀物酢、リンゴ酢、黒酢、白ワインビネガー、赤ワインビネガー、バルサミコ酢、などでしょうか。また、お酢の代わりに酸味の強い柑橘類の果汁でアレンジすることができます。
例えば、レモン、ゆず、ライム、すだち、などです。
お酢を変えるだけでも、かなり醤油ドレッシングのアレンジの幅が広がることが分かりますね。
お酢を変えるときは、酸味の強さによって割合を少し調節しましょう。酸味の強いもの、レモン、ライムなど柑橘系の果汁を使う時は少なめに。果実酢やバルサミコ酢など甘めのお酢を使う時はオイルを少なくしたり、他のお酢と合わせてたりし、甘さを調節します。
油を変えてアレンジ
では、油はどうでしょうか?ほとんどのお宅で、サラダ油、オリーブ油、ごま油はあるのでは?
サラダ油は香りが少ないのでオールマイティですが、オリーブオイル・ごま油は独特の香りがあり、まったく違った醤油ドレッシングに変身します。
酢に加え、これで3倍のアレンジが可能。お酢に合わせて油を変えると、
例えば
・醤油+米酢+ごま油で『中華風』
・醤油+ワインビネガー+サラダ油で『和風フレンチドレッシング』
・醤油+レモン+オリーブ油で『地中海風』
いかがですか?どんな素材に合わせようかワクワクしますね。
健康ドレッシングを作ろう
生活習慣病予防や血液をサラサラにする効果、抗アレルギー効果が期待できるのが、オメガ3系の不飽和脂肪酸。エゴマ油やアマニ油に豊富に含まれます。また、血中の悪玉コレステロールを下げてくれるオメガ9系の不飽和脂肪酸を含むのがオリーブオイルです。
これらの不飽和脂肪酸は安定性が低く、酸化しやすいという特徴があります。そのため、加熱調理には向いていません。加熱しないドレッシングとして食べるのがおすすめ。
エゴマ油はくせがないのでそのまま、サラダ油と置き換えてOK。アマニ油はごま油と合わせて使うと、独特の香りが気にならずに使えます。
手作り醤油ドレッシングで、野菜だけでなく健康に良い油も一緒にとれるなんて一石二鳥ですね。
薬味をプラスしてさらに大人味にアレンジ
家にある薬味や辛味調味料をちょっと出すだけでも、全然違った醤油ドレッシングが楽しめます。辛さを好みに調節できることも、手作りドレッシングのメリットです。
例えば
・大人のわさび醤油ドレッシング…基本の醤油ドレッシング+わさび
・甘口梅醤油ドレッシング…基本の醤油ドレッシング+梅肉+はちみつ
・中華風からし醤油ドレッシング…醤油・米酢・ごま油+からし+いりごま
・さわやか柚子胡椒ドレッシング…醤油・米酢・オリーブオイル+柚子胡椒
といった感じにどれだけでもアレンジが広がります。
他にも、一味唐辛子やすりおろしたニンニクやショウガ。ミョウガやシソを刻んで加えると季節感のある醤油ドレッシングに仕上がります。
1アクセントを加えた醤油ドレッシングのアレンジレシピ
子供でも食べやすいドレッシングを知りたい方、さらに醤油ドレッシングを極めたい方のために、醤油ベースのドレッシングのレシピを4つ紹介します。
玉ねぎドレッシング
材料(作りやすい分量)
・玉ねぎ…1/2個
・砂糖…小さじ2
・塩…小さじ1/2杯
・酒…大さじ2
・醤油…大さじ1
・酢…大さじ3
・サラダ油…大さじ3
作り方
1.酒は耐熱容器に入れ、電子レンジ600Wで20秒加熱しアルコールを飛ばしておく。
2.玉ねぎをすりおろす。
3.すりおろした玉ねぎが入ったボウルにすべての調味料を加え、混ぜ合わせます。
または、玉ねぎとすべての調味料を一緒にミキサーにかけてもOK。
すぐに食べるよりも、一日置いた方が玉ねぎの辛さが和らぎます。どんなサラダにもよく合う万能ドレッシングです。
和風バルサミコ酢ドレッシング
材料(作りやすい分量)
・醤油…小さじ2
・バルサミコ酢…大さじ2
・はちみつ…小さじ1
・黒こしょう…少々
・オリーブオイル…大さじ3
作り方
1.オリーブオイル以外の材料をボウルに入れよく混ぜ合わせる。
2.オリーブオイルを少しずつ加えながら、よく混ぜる。
ちょっとおしゃれなサラダに合わせたいドレッシング。白身魚のカルパッチョのソースにもおすすめ。はちみつとバルサミコ酢の甘みで子供も食べやすい味付けです。
みんな大好きマヨ醤油ドレッシング
材料(作りやすい分量)
・マヨネーズ…大さじ4
・醤油…大さじ3
・酢…大さじ1
・砂糖…小さじ1
作り方
ボールにすべての材料を入れ、混ぜるだけ。マヨネーズを油の代わりに使います。マヨネーズはすでに油が乳化しているので、すぐに他の調味料と混ざってくれます。野菜スティックに付けたり、コールスローサラダにするのがおすすめです。
お酢なし こってりニンニクドレッシング
材料(作りやすい分量)
・醤油…大さじ4
・砂糖…大さじ1
・酒…大さじ2
・鶏ガラスープの素(粉末)…小さじ1
・すりおろしニンニク…1片分
・ごま油…大さじ4
・すりごま…大さじ2
作り方
1.酒は電子レンジにかけて、アルコールを飛ばしておく。
2.ボールに醤油、砂糖、酒、鶏がらスープの素を入れ混ぜ合わせ、すりおろしニンニクも加える。
3.ごま油を少しずつ加えながら、よく混ぜ合わせる。最後にすりごまを加える。
酸っぱいのが苦手な人でもOKなお酢を使わないドレッシングです。
子供がパクパク食べる人参ドレッシング
材料(作りやすい分量)
人参…1本
・ねぎ…1/4個
・醤油…大さじ3
・砂糖…大2
りんご酢…大さじ3
オリーブオイル…大さじ3
作り方
適当な大きさにカットした、人参、玉ネギ、全ての調味料をミキサーやフードプロセッサーに滑らかになるまでかける。1日置いた方が味がなじみ、おいしく食べられます。りんご酢を使うことで、さらにやさしい味に。
まとめ:アレンジ無限大、手作り醤油ドレッシングで健康に
手作りドレッシングは保存料や添加物が入っていないこと。使う分だけ作れるので、飽きないこと。体にいい材料を選んで使えること。好みの味にできること。とメリットがいっぱいです。
また、紹介したように、醤油ベースのドレッシングだけでもアレンジは無限大。早速、今日のサラダからお試しくださいね。