味噌鍋といえば、和風だしや鶏ガラスープに、白菜やきのこ、鶏肉や豚肉などの具材を入れるのが定番ですよね。
オーソドックスな味噌鍋もとてもおいしいのですが、たまにはちょっと変わり種の味噌鍋も食べてみたいと思いませんか?
そこで、この記事では、味噌鍋に変わり種の具材を加えた、いつもとはひと味違うアレンジ味噌鍋をご紹介します。お気に入りが見つかる…かも!?
洋風具材で作る変わり種の味噌鍋3選
最初に、冷蔵庫などに入っている具材を使った、洋風の変わり種味噌鍋を3種類ご紹介します。日本酒やビールよりもワインが合うかもしれませんよ。
チーズとワインのコラボ!丸ごとカマンベール白味噌チーズ鍋
白ワインをベースとしたスープで作る洋風の変わり種味噌鍋です。具材にカマンベールをドーンと入れるのでビジュアルもおしゃれ。鍋パーティーにもおすすめのメニューです。
【材料】(3~4人分)
カマンベールチーズ 2個(200g)
鶏もも肉 2枚
キャベツ 1/4個
玉ねぎ 1個
にんじん 1本
大根 1/4本
しめじ 1パック
水 800cc
コンソメ顆粒 小さじ2
白ワイン 200cc
白味噌 100g
【作り方】
1.鶏もも肉はひと口大に切り、軽く塩・コショウを振っておく
2.玉ねぎはくし切り、大根、にんじんはうす切り、キャベツはざく切り、しめじは石づきを取り小分けにしておく。
3.ブロッコリーは小分けにし、軽く下茹でしておく。
4.鍋に水、白ワイン、コンソメ顆粒、玉ねぎ、にんじん、大根、しめじを入れてを火にかけ、沸騰したら鶏肉を入れる。
5.4に火が通ったらキャベツを入れる。火が通ったらカマンベールチーズとブロッコリーを加えて1~2分加熱し、火を止めて、白味噌を溶かす。
【ポイント】
・大根の代わりにカブを使うのもおすすめです。
・シメはごはんを入れてチーズリゾットにするとよいでしょう。
コーンたっぷり!味噌バターコーン鍋
北海道名物の味噌バターコーンラーメンをイメージした変わり種の味噌鍋です。具材にコーンをたっぷりと入れてコーンの甘味を味わいましょう。
【材料】(3~4人分)
豚薄切り肉 300~400g
キャベツ 1/3個
もやし 1袋
ホールコーン缶 200~300g
☆水 800cc
☆鶏ガラスープの素 大さじ1
☆砂糖 小さじ1
☆酒 大さじ2
味噌 大さじ5(90g)
バター 40g
【作り方】
1.豚肉とキャベツは食べやすい大きさに切る。コーン缶はザルで実と汁に分けておく。
2.鍋に☆とコーン缶の汁を入れて火にかける。沸騰したら、豚バラ肉、キャベツ、もやし、コーンの順に入れて火を通す。
3.火を止めて、味噌を溶かし、最後にバターを加える。
【ポイント】
・キャベツともやしはシャキシャキしている程度がおすすめです。火を通し過ぎないようにしましょう。
・シメはもちろんラーメン(中華麺)がおすすめです。
フレッシュトマトで!ハンバーグとキャベツの味噌トマト鍋
変わり種具材の鍋として人気のトマト鍋を、味噌鍋風にアレンジ。ロールキャベツをイメージして作りました。寒い季節はもちろん、夏でもサッパリと食べられます。
【材料】(3~4人分)
トマト(大)2個
☆合いびき肉(豚ひき肉) 300g
☆玉ねぎみじん切り 小1個分
☆パン粉 大さじ2
☆牛乳 大さじ1
☆マヨネーズ 大さじ1
☆塩・コショウ 少々
にんじん 1/2本
ブロッコリー1/2株
キャベツ1/2個
おろしにんにく 少々
トマトジュース 400g
水 400cc
コンソメ顆粒 小さじ2
味噌 大さじ3
めんつゆ 小さじ2程度
パルメザンチーズ 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
【作り方】
1.☆を粘りがでるまでよく捏ねてハンバーグのタネを作り、ひと口大に丸めておく。
2.トマトは8等分、にんじんはうす切り、キャベツは大きめのザク切り、ブロッコリーは小株に分けて軽くして茹でおく。
3.鍋にオリーブオイルとおろしにんにくを入れて弱火にかけ、香りが立ったらトマトジュースと水、コンソメ顆粒を入れる。
4.沸騰したら、ハンバーグのタネを入れ、ある程度火が通ったら、キャベツとトマトを入れる。
5.キャベツに火が通ったら火を止めて味噌を溶かし、めんつゆで味を調整する。最後にパルメザンチーズをふりかける。
【ポイント】
・ハンバーグはフライパンで焼いてから入れてもOKです。
・シメはパスタかごはんを入れてリゾットにするのがおすすめです。パルメザンチーズを追加するとさらにおいしくなります。
定番以外の具材で作る変わり種の味噌鍋3選
次に、定番の味噌鍋ではあまり使わないような具材を使った、変わり種の味噌鍋を3種類ご紹介します。
冷凍餃子で簡単!ピリ辛餃子味噌鍋
中華風にアレンジした変わり種の味噌鍋です。具材は冷凍餃子を使うから手間いらずで簡単!たっぷりの野菜と共にいただきましょう!
【材料】(3~4人分)
冷凍餃子 16~20個くらい
白菜 1/4個
しいたけ 8個
豆腐 1丁
ニラ 1束
緑豆春雨 35g
☆水 1000cc
☆鶏ガラスープ 小さじ2
☆オイスターソース 小さじ2
ごま油 大さじ1
豆板醤 小さじ2~3
味噌 大さじ3
【作り方】
1.野菜と豆腐は食べやすい大きさに切る。
2.春雨は下茹でしておく。
3.鍋にごま油と豆板醤を入れ、香りが立ってきたら☆を加えて沸騰させる。
4.白菜、しいたけ、春雨、豆腐を入れ、火が通ったら冷凍餃子を凍ったまま投入する。
5.最後にニラを入れ、一煮立ちしたら火を止めて味噌を溶かす。
【ポイント】
・豆板醤の量はお好みで加減してください。
・冷凍餃子は水餃子があれば、そちらの方が望ましいです。チルドの水餃子を使っても構いません。
たっぷりの大根おろしで!白味噌仕立てのみぞれ鍋
大根おろしをたっぷりと使った変わり種の味噌鍋です。甘口の白味噌仕立てなのでマイルドでやさしい味わいを楽しめます。
【材料】(3~4人分)
大根 1本
豚肉薄切り 400g
白菜 1/4個
長ねぎ 1本
にんじん 1/2本
しめじ 1パック
えのき 1袋
豆腐 1丁
春菊 1束
☆だし汁 1000cc
☆酒 大さじ3
☆めんつゆ 大さじ1
白味噌 100g
★ごま油 大さじ1
★おろししょうが 少々
★おろしにんにく 少々
【作り方】
1.白菜はざく切り、にんじんはうす切り、長ねぎは斜め切り、しめじとえのきは根元を落とし小分けにしておく。
2.豚肉、豆腐、春菊は食べやすい大きさに切っておく。大根はすりおろす。
3.鍋に★を入れて弱火で熱し、香りが立ってきたら☆と、にんじん、きのこ類を入れて中火にかける。
4.沸騰したら豚肉と白菜を入れ、火が通ったら豆腐を入れて火を消し、白味噌を溶かす。
5.春菊、おろし大根を入れて蓋をし、1分ほど蒸らす。
【ポイント】
・大根おろしはフードカッターを使うと簡単です。
・シメはうどんがおすすめです。
甘酒でやさしい甘さに!鮭の甘酒入り味噌鍋バター風味
酒粕の代わりに甘酒を使ったやさしい甘さの変わり種味噌鍋です。バターと味噌のコクのある風味が食欲をそそります。
【材料】(3~4人分)
生鮭 400g
酒 大さじ1
白菜 1/4個
長ねぎ 1本
にんじん 1/2本
大根 1/4本
まいたけ 1パック
しいたけ 8枚
春菊 1束
☆だし汁 600cc
☆甘酒 400cc
☆酒 大さじ2
★ごま油 大さじ2
★おろししょうが 少々
味噌 大さじ4
すりごま 大さじ3
バター 40g
【作り方】
1.鮭は食べやすい大きさに切り、酒をふりかけておく。
2.大根、にんじんは薄切り、春菊と白菜はざく切り、長ねぎは斜め切り、まいたけは小分けにしておく。
3.鍋に★を入れて弱火にかけ、香りが立ってきたら☆と大根、にんじん、きのこ類を入れて煮立たせる。
4.煮立ったら鮭、長ねぎ、白菜を入れる。火が通ったら火を止めて、味噌、すりごま、バター、春菊を加え、蓋をして1分ほど蒸らす。
【ポイント】
・シメはうどんがおすすめです。
ご当地味噌鍋の素を使った変わり種具材アレンジ3選
最後に、3種類のご当地味噌鍋スープの素と、その商品を使ったアレンジレシピをご紹介します。市販のご当地味噌鍋の素に具材をプラスして、オリジナル味噌鍋を作りましょう!
名古屋発『赤から鍋スープ』を使ったアレンジ味噌鍋
「赤から」は、看板メニューの「赤から鍋」が人気の味噌鍋専門店。「赤から鍋」とは、赤味噌(豆味噌)のスープに唐辛子はじめ32種類のスパイスをたっぷりと入れたご当地味噌鍋です。
イチビキの『赤から鍋スープ』は「赤から鍋」のスープを忠実に再現した商品で、赤味噌ベースの特製味噌に数種類の唐辛子をブレンドし、辛さの中にある深みのある旨味が特徴です。
辛さに応じて1番・3番・5番の3種類があります。
『赤から鍋スープ』を使ったアレンジレシピ
イチビキの『赤から鍋スープ』を使った海鮮スンドゥブ鍋のレシピをご紹介します。魚介の旨味と野菜の甘さでコクのあるスンドゥブ鍋を味わえます。
【材料】(3~4人分)
ストレート赤から鍋スープ 1袋
豆腐(絹ごし豆腐か充填豆腐) 2丁
あさり 20個ぐらい
殻付きエビ 4尾
タラ 4切
しめじ 1パック
えのき 1袋
白菜 1/8個
長ねぎ 1本
ニラ 1束
粉唐辛子 適宜
【作り方】
1.あさりは砂抜きをしてよく洗っておく。殻付きエビは殻の間から背ワタを取ってよく洗っておく。
2.白菜とニラはざく切り、長ねぎは斜め切り、しめじとえのきは根元を落として小分けにしておく。
3.鍋に『ストレート赤から鍋スープ』を入れて煮立たせ、ニラ以外の野菜と魚介類を入れる。
4.具材にある程度火が通ったら、豆腐を大きいスプーンやおたまですくって入れる。
5.最後にニラを入れて火を止め、蓋をして数分蒸らす。
【ポイント】
・エビとあさりは火を通し過ぎると固くなります。固くなりそうであれば一旦取り出し、最後に戻すようにしてください。
・辛さの微調整をしたい場合は、粉唐辛子で調整してください。
広島発『広島れもん鍋のもと』を使ったアレンジ味噌鍋
広島県は全国シェア62%を誇る日本有数のレモンの産地です。「瀬戸内レモン」の名前で知られていますよね。瀬戸内レモンのPRとして生み出された広島県の新しいご当地鍋が「レモン鍋」です。
『広島れもん鍋のもと』は、地元の老舗味噌メーカー「よしの味噌」がレモン鍋をアレンジして考案した味噌鍋スープの素です。
老舗味噌店のノウハウと生かし、塩麹の旨味とまろやかな甘味に、広島産のレモンのさわやかな風味をプラスしました。
『広島れもん鍋のもと』のアレンジレシピ
よしの味噌の『広島れもん鍋のもと』をアレンジして作る、レモン味噌鍋のレシピをご紹介します。塩麹ベースのレモンスープに白味噌のまろやかさをプラスしました。
【材料】(3~4人分)
広島れもん鍋のもと(180ℊ) 1袋
水 1400cc
白菜 1/4個
豚バラ薄切り肉 400g
しめじ 1パック
水菜 1袋
長ねぎ 1本
ベーコン 50g
白味噌 大さじ4
1.白菜は芯を取り葉をバラバラにする。白菜は交互に向きを変え、間に豚バラ肉を挟んでいく。
2.長ねぎは斜め切り、水菜はざく切り、ベーコンは2cmくらいに切り、しめじは小分けにする。
3.1を5cmくらいの幅でカットして断面を上にして鍋に放射状に並べる。
4.3の上にベーコンとしめじを散らし、『広島れもん鍋のもと』と水を入れて火にかける。
5.具材に火が通ったら火を止め、白味噌を溶かして水菜を入れる。
【ポイント】
・鍋の大きさによっては、白菜と豚肉の量を調節してください。
秋田発 『比内地鶏スープ』を使ったアレンジ味噌鍋
比内地鶏は、秋田県で江戸時代から飼育されていた「比内鶏」を改良して生まれた地鶏で、薩摩地鶏、名古屋コーチンとともに「日本三大美味鶏」のひとつに数えられてます。
比内地鶏から取った鶏ガラスープは、コクと旨味がとても強く、秋田名物の「きりたんぽ鍋」には欠かせないスープです。
「浅利佐助商店」の『比内地鶏スープ』は、比内地鶏の鶏ガラと肉から抽出しただしに本醸造醤油を加えた濃縮タイプのスープ。比内地鶏本来のコクと旨味がたっぷりと詰まっています。
『比内地鶏スープ』を使ったアレンジレシピ
秋田県の郷土料理である「きりたんぽ鍋」は、ごはんをつぶして棒状にした「きりたんぽ」を肉や野菜などの具材とともに、煮込んだ鍋料理。
もともとは、醤油ベースの比内地鶏のスープで具材を煮込みますが、最近は味噌味のきりたんぽ鍋も増えてきているそうです。
今回は、浅利佐助商店の『比内地鶏スープ』に味噌を加えた、味噌きりたんぽ鍋のレシピをご紹介します。
【材料】(3~4人分)
比内地鶏スープ 1袋
水 1200cc
味噌 大さじ2
ごはん 400g
鶏もも肉 2枚
ごぼう 1/2本
まいたけ 1パック
しめじ 1パック
長ねぎ 1本
せり 100g程度
ごま油 大さじ2
【きりたんぽの下準備】
1.すり鉢やボールなどに温かいごはんを入れ、綿棒などで半分ほどつぶす。
2.手に水を付けて4等分して俵型に丸め、割りばしに棒状に巻き付けていく。
3.フライパンで表面に焼き色を付け、冷めたら棒を抜いておく。
【作り方】
1.鶏もも肉はひと口大、ごぼうはささがき、長ねぎは斜め切り、せりはざく切り、きのこ類は小分けにしておく。
2.フライパンにごま油を熱し、鶏もも肉とごぼうを軽く炒める。
3.鍋に『比内地鶏スープ』と水を入れて火にかけ、2ときのこ類と長ねぎを入れて煮る。
4.具材に火が通ったらきりたんぽを入れ、きりたんぽが温まったら火を消して、味噌を溶かし、せりを入れる。
【ポイント】
・せりは、クレソン、水菜、豆苗などで代用してもOKです。
・きりたんぽは煮過ぎると崩れやすいので、気を付けましょう。
まとめ:具材をひと工夫して変わり種の味噌鍋を楽しもう!
味噌鍋はおいしいですが、同じような味噌鍋ばかりだと飽きてしまいませんか?
そういう時は、具材をひと工夫すれば、いろいろな味噌鍋のアレンジを簡単に楽しむことができます。ご紹介した変わり種の味噌鍋は、ふだんよく使う馴染みのある具材ばかりです。
具材の組み合わせを変えることで、グッと違う味わいの変わり種の味噌鍋が楽しめるので、是非作ってみてくださいね。